有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100DF6K
株式会社ピエトロ 研究開発活動 (2018年3月期)
当社グループ(当社及び連結子会社)は、創業以来、パスタレストランとドレッシングを始めとする食品の製造販売を事業の柱としております。研究開発は一貫して『美味しいもの作り』と『楽しい食べ方の提案』の訴求をテーマとし、主として開発担当者8名を中心に各事業のスタッフを含めた体制で、食品事業向けの新製品開発とレストラン事業向けの新メニュー開発に中長期的な取り組みを行っております。
当連結会計年度におけるセグメントの研究開発活動は次のとおりであります。なお、研究開発費は販売費及び一般管理費に含まれており、その総額60百万円は各セグメントに配分できない全社的な研究費用であります。
(1) 食品事業
食品事業では、お客様の健康志向に応えるべく健康食材を使った高品質商品の開発に継続的に取り組むと共に、ご家庭の料理をより楽しく、また手軽においしく調理頂ける商品の開発をいたしました。流通商品として、ドレッシングの新商品6種類(容量変更品・パッケージ変更品を含む)、トッピング調味料2種類、ソース2種類を開発いたしました。また、家庭でレストランの味を手軽に楽しめる「洋麺屋ピエトロ」のレトルトパスタソースに新しい味を1種類投入、さらに、ボトル入りパスタソースのスパドレをリブランディングし、『おうちパスタ』として5種類を開発いたしました。
2017年度の流通向け新商品は、まず2017年9月に、秋の新商品として新テイストの1品の開発に伴い、パッケージリニューアルしたBOSCO®シリーズ3品を発売いたしました。「たまねぎフレンチ」(新テイスト)、「バルサミコ®」「イタリアン」は、いずれも『BOSCO®』のエキストラバージンオリーブオイルを使用した健康性の高いドレッシングです。新テイストの「たまねぎフレンチ」は、他のピエトロドレッシング同様、原材料に100%国産のたまねぎを使用し、自社工場ですりおろすなど手作業の工程を多く残して丁寧に作っています。
また、同じく2017年秋の新商品として、お客様の食卓を楽しく彩る、新カテゴリー「PATFUTTE(パットフッテ)」シリーズを立ち上げ、「PATFUTTEフライドオニオン」「同フライドオニオン&ナッツ」の2品を開発・発売いたしました。サラダはもちろんカレーライスやスープ、玉子かけごはんや冷奴など“パッとひとふり”するだけでいつもの料理がグレードアップするトッピング調味料です。
2018年3月からの春の新商品提案では、ドレッシング・カテゴリーを大幅に見直しました。2017年3月に180ml入りボトルで発売し、好評を博していたドレッシング「レモンとたまねぎ」を280mlに増量し、定番の280mlのドレッシング「和風しょうゆ(オレンジキャップ)」「グリーン」「ライトタイプ」「焙煎香りごま」と共に、『レストラン生まれの定番ドレッシングシリーズ』として訴求しました。一方、2016年3月発売の「ノンオイル和風しょうゆ&レモン」(280ml)は180mlに少量化し、既存ノンオイルシリーズの「バルサミコしょうゆ」と共に『和風ノンオイルシリーズ』として、商品名とパッケージをリニューアルし「和風ノンオイル バルサミコ」「同レモン」の2品のラインアップと致しました。同じく、既存ノンオイルシリーズの「梅しそ」は、ドレッシング「クリーミィ」と共にレシピを見直し、新カテゴリ―『非加熱製法 生ソース』としてそれぞれ『生ソース うめ』『生ソース クリーミー』として開発・新発売しました。
パスタソースも見直しを図り、2000年に発売を開始し幾度かのリニューアルをしてきたボトル入りパスタソース「スパドレ」を2018年3月からリブランディングして新発売いたしました。商品名・ラベル・レシピ・賞味期限をリニューアルし、「スパドレ」という商品名では使い方がわかりにくかったため「おうちパスタ」に変更し、味の名称はそのままで「ごま醤油ガーリック」「ペペロンチーノ」「ジェノベーゼ」「たらこマヨネーズ」の4品に、新テイストの「ナポリタン」を加え計5品の品揃えといたしました。パッケージはそれぞれの味に合わせたカラーリングで“おうち”を連想させる屋根のイメージの図形を、商品名の上にレイアウトしたデザインです。それぞれレシピを見直した結果、賞味期限を製造日から3カ月であったものを、同4カ月に延ばすことができ、流通店舗での配荷数増に貢献しました。
2016年9月に赤いパッケージに変更、「洋麺屋ピエトロ」の店名などを入れたリニューアル後、順調に売上を伸ばしているレトルトパスタソースには「たこのプッタネスカ」を新商品として投入いたしました。
通信販売の新商品では、原材料と調理方法にこだわったプレミアムブランド『PIETROFARMERS』(ピエトロファーマーズ)シリーズのパスタソースの夏季限定商品として、濃厚なうにの旨味を冷製パスタで味わえる「冷製うにのクリームソース」(2017年7月発売)と、これまで使用していたオマール海老の出汁を見直し、さらに味のグレードアップを図った「オマール海老のクリームソース ビスク仕立て」(2017年9月発売)の2品を開発いたしました。同シリーズのスープでは、夏季限定商品「宮崎産枝豆と豆乳の冷製ポタージュ」(2017年6月発売)と前述のパスタソース同様、オマール海老の出汁を見直してリニューアルした「オマール海老のビスクスープ」(2017年9月発売)、さらに冬季限定商品として「国産牛すじと4種豆のシチュー デミグラス仕立て」(2017年12月発売)をそれぞれ開発しました。
女性の社会進出や少子高齢化を視野に入れ、自宅でレンジ調理だけで食べられる冷凍食品の開発にも注力いたしました。既存の冷凍シリーズにドリア2種(「マロンと海老のドリア」:2018年9月発売・秋季限定、「牛ほほ肉のドリア~赤ワイン仕込み~」:2017年11月発売、数量及び冬季限定)、ピザ2種(「黒胡椒ビーフとあめ色たまねぎ」「あさりとイカのマリナーラ」:共に2017年9月発売)、ラザニア2種(「黒毛和牛と黒豚の粗挽きボロネーゼのラザニア」「国産紅ずわい蟹のラザニア」:共に2018年1月発売、数量及び冬季限定)を開発いたしました。
2018年1月からは、プレミアム冷凍食品シリーズ『シェフの休日』を展開し、パスタレストラン発祥のブランドであることのイメージの牽引役として打ち出しました。まずは冷凍パスタの開発から着手し「シェフの休日 鹿児島産黒豚のボロネーゼ」「同 絶望スパゲティ~鰯と香味野菜のペペロンチーノ」「同 蟹と蟹みそのトマトソース」「同 濃厚うにクリームソース」の4品(2018年1月発売)を開発いたしました。
その他、通信販売限定の新商品としてレトルトカレー「国産牛すじカレー ピエトロ風」他2品と、カレーに合わせる「サフランライスの素」や、健康への意識の高いお客様や糖質制限をしているお客様に、自社レストランメニューで先行導入しご好評を頂いた「糖質オフパスタ(乾麺)」(2017年11月発売)を商品化いたしました。
なお、通信販売のリピート顧客に向けて、これまで季節ごとに毎回200セット限定で製造してきた「村田厨房直送便」につきましては、創業者・村田邦彦が他界したため、2017年6月発売の「6月便り」を開発し、これを以ちまして開発及び販売を終了いたしました。
(2) レストラン事業
① パスタレストラン業態
季節ごとの「フェア」として、「冷製パスタフェア」や「カルボナーラフェア」等を実施いたしました。また、冬季に「あつあつフェア」として開発してきたフェアを、旬の食材にスポットを当て、新たな冬季フェアとして「CRAB Festival~旬の蟹づくし」、また2018年春には、食材の春らしい色味(ピンク、オレンジ等)に着目した、初めての「春のたらこ&明太子フェア」のメニューを開発いたしました。
2017年7月に実施したグランドメニューのリニューアルでは、創業当時、福岡ではピエトロでしか提供していなかった“ソースと具材を選べるパスタ”を『カスタマイズ』として再提案。これまでの4種のソースに、バジルソースを開発して加え、5種類の“選べるソース”といたしました。また、これも創業の原点である“和と伊(イタリアン)”を具現化するメニューとして、ルッコラ・ピスタチオ・オリーブなど女性に人気のトレンド食材を使ったメニューや、健康志向に応えるべく、一品で野菜・たんぱく質・フルーツを摂ることができる「パワーサラダ」や、糖質オフパスタを使った「フレッシュ野菜の冷製パスタ」など、計29品の新メニューを開発いたしました。
春季(2017年3月1日~4月27日)は、「春のごちそうフェア」にて、春の食材を使った「菜の花と生ハム、半熟たまごのペペロンチーノ」等パスタ3種、「桜海老と菜の花、たけのこのイタリアンブレッドピザ」及びデザート「いちごのパルフェ」を開発いたしました。
夏季(4月28日~8月31日)は、「冷製パスタフェアPart1」「同Part2」にて、「冷製 たらことイカのヴィシソワーズ仕立て〔カッペリーニ〕」や「冷製 うにと枝豆のコンソメジュレ添え〔カッペリーニ〕」等6種のパスタを開発いたしました。
秋季(10月2日~11月30日)は「カルボナーラフェア」にて、初の試みとして、3種類のチーズからお好みを選んでいただける“カスタム・カルボナーラ”を開発。他に秋の食材を使った「海老とマロンのバジルカルボナーラ」等パスタ5種を開発いたしました。
クリスマスセット(12月1日~25日)として、グランドメニューやフェアメニューで人気の高いパスタ3品にランチではサラダ、ディナーではクリスマス限定のアンティパスト(オードブル:ミラノ風カツレツ・クスクスのサラダ仕立て他2品)とドルチェ・ミスト(デザート盛り合わせ:ラズベリーとクリームチーズのブリュレ他2品)をセットしたメニューを開発いたしました。
続く冬季(2017年12月28日~2月28日)には、新たな冬季フェアとして「CRAB Festival~旬の蟹づくし」にて、冬の代表的な味覚である蟹のおいしさを存分に生かした「たらば蟹のカニボナーラ」等パスタ3品、「紅ずわい蟹のクリームドリア」「ソフトシェルクラブのサラダ」を開発いたしました。旬の食材に着目した初めてのフェアはお客様に大変お喜びいただき、売上にも貢献いたしました。
2018年春季(3月1日~4月20日)には、冬季に続いて旬の食材に着目し、その春らしい色味(ピンク、オレンジ等)をメニューに取り入れた、初めての「春のたらこ&明太子フェア」を開催。「たらことパクチー」や「辛子明太子とからすみのアーリオ・オーリオ」等のパスタ4種と、「春のポテトサラダ」、デザートの「いちごミルクシェイク」を開発いたしました。
ディナータイムの集客を図る目的で、2017年9月からKITTE博多のPREMIOピエトロにて試験的に提供を始め、その後直営店でも提供を始めた「Otumami(おつまみ)メニュー」では、「アランチーニ(ライスコロッケ)」や「海老とマッシュルームのアヒージョ」など14種類を開発。さらに、筑紫通り店限定メニューとして、夜限定でサラダや肉料理、ハーフサイズのパスタなどで構成する「パスタ定食」メニューを開発いたしました。
② ファストフード業態
パスタ専門ファストフードの「ミオミオ」では、おいしさとヘルシーさの両方を兼ね備えたサラダパスタや、季節メニューの開発を行いました。
サラダパスタの新メニューとして、レストランの人気メニューをイメージした「高菜とひき肉のしょうが風味サラダパスタ」等10種類の新メニュー、過去の人気メニューのレシピを見直し、ブラッシュアップした復活メニュー「バンバンチキンのサラダパスタ」等3種類のリニューアルメニュー、さらに健康を気遣う女性を主なターゲットに、糖質オフパスタと自家製レモンソースを使用した「糖質オフサラダパスタ:えびとアボカド」(2017年6月発売)、たんぱく質も入ったバランスの良い「サラダボウル:さくさくチキンと十穀のシーザーサラダパスタ」(2018年3月発売)等、健康性の高いメニューを開発いたしました。
温製の新メニューとしては「ホットパスタ:ソーセージとお星さまポテトのナポリタン」(2017年12月発売)、「牛ひき肉とシャキシャキレタスのスープ」(2017年11月発売)、さらに定番のホットパスタのリニューアルメニュー「チーズハンバーグのミートパスタ」「ベーコンとほうれん草となすのクリームパスタ」(共に2017年12月発売)を開発いたしました。
③ テイクアウトショップ「ピエトロデリ」
本店レストラン併設のピエトロデリ天神店では、テイクアウト商品として焼成パン「バジルチェダーフランス」等26種類、ホットパスタ「ナポリタン」を開発・商品化いたしました。
④ 百貨店テナント「PIETRO DRESSING(ピエトロドレッシング)岩田屋店」
福岡・天神の百貨店「岩田屋」本店地下2階食料品フロアにある同店では、近隣の会社勤めの女性をターゲットに食べ応えのある食事系のサラダ“パワーサラダ”「厚切りベーコンのシーザー風パワーサラダ」(2017年10月発売)「ローストビーフとマンゴーのグレインズパワーサラダ」(2017年11月発売)の2品、“OBENT(おべんと)”の商品名でかぼちゃのペンネやミートボールの濃厚トマトソース等、女性に人気の主菜・副菜を組み合わせたランチボックス2品(2017年6月・11月発売)等を開発いたしました。また「ごはんの素 トマト&サルシッチャ」(2017年6月発売)など、ご家庭の食事をシェフの味に仕上げる調味料も開発いたしました。
さらに百貨店の季節催事に合わせて、2017年12月に「クリスマスオードブル」、2018年2月には、昨年に続き「ピエトロ恵方巻き」を開発・販売いたしました。
⑤ ミスタードーナツでのパスタメニューのパスタソース
株式会社ダスキンが運営する「ミスタードーナツ」は、2018年2月16日から、食事メニューとして4種類のパスタの販売を始めました。このパスタに使用するパスタソースをピエトロが開発し、店舗での提供方法などを監修しております。2018年2月16日~5月17日に販売のパスタメニューは『濃厚なナポリタン』『4種チーズのカルボナーラ』『チキンと舞茸のペペロンチーノ』『和風たらこクリーム』の4品です。
当連結会計年度におけるセグメントの研究開発活動は次のとおりであります。なお、研究開発費は販売費及び一般管理費に含まれており、その総額60百万円は各セグメントに配分できない全社的な研究費用であります。
(1) 食品事業
食品事業では、お客様の健康志向に応えるべく健康食材を使った高品質商品の開発に継続的に取り組むと共に、ご家庭の料理をより楽しく、また手軽においしく調理頂ける商品の開発をいたしました。流通商品として、ドレッシングの新商品6種類(容量変更品・パッケージ変更品を含む)、トッピング調味料2種類、ソース2種類を開発いたしました。また、家庭でレストランの味を手軽に楽しめる「洋麺屋ピエトロ」のレトルトパスタソースに新しい味を1種類投入、さらに、ボトル入りパスタソースのスパドレをリブランディングし、『おうちパスタ』として5種類を開発いたしました。
2017年度の流通向け新商品は、まず2017年9月に、秋の新商品として新テイストの1品の開発に伴い、パッケージリニューアルしたBOSCO®シリーズ3品を発売いたしました。「たまねぎフレンチ」(新テイスト)、「バルサミコ®」「イタリアン」は、いずれも『BOSCO®』のエキストラバージンオリーブオイルを使用した健康性の高いドレッシングです。新テイストの「たまねぎフレンチ」は、他のピエトロドレッシング同様、原材料に100%国産のたまねぎを使用し、自社工場ですりおろすなど手作業の工程を多く残して丁寧に作っています。
また、同じく2017年秋の新商品として、お客様の食卓を楽しく彩る、新カテゴリー「PATFUTTE(パットフッテ)」シリーズを立ち上げ、「PATFUTTEフライドオニオン」「同フライドオニオン&ナッツ」の2品を開発・発売いたしました。サラダはもちろんカレーライスやスープ、玉子かけごはんや冷奴など“パッとひとふり”するだけでいつもの料理がグレードアップするトッピング調味料です。
2018年3月からの春の新商品提案では、ドレッシング・カテゴリーを大幅に見直しました。2017年3月に180ml入りボトルで発売し、好評を博していたドレッシング「レモンとたまねぎ」を280mlに増量し、定番の280mlのドレッシング「和風しょうゆ(オレンジキャップ)」「グリーン」「ライトタイプ」「焙煎香りごま」と共に、『レストラン生まれの定番ドレッシングシリーズ』として訴求しました。一方、2016年3月発売の「ノンオイル和風しょうゆ&レモン」(280ml)は180mlに少量化し、既存ノンオイルシリーズの「バルサミコしょうゆ」と共に『和風ノンオイルシリーズ』として、商品名とパッケージをリニューアルし「和風ノンオイル バルサミコ」「同レモン」の2品のラインアップと致しました。同じく、既存ノンオイルシリーズの「梅しそ」は、ドレッシング「クリーミィ」と共にレシピを見直し、新カテゴリ―『非加熱製法 生ソース』としてそれぞれ『生ソース うめ』『生ソース クリーミー』として開発・新発売しました。
パスタソースも見直しを図り、2000年に発売を開始し幾度かのリニューアルをしてきたボトル入りパスタソース「スパドレ」を2018年3月からリブランディングして新発売いたしました。商品名・ラベル・レシピ・賞味期限をリニューアルし、「スパドレ」という商品名では使い方がわかりにくかったため「おうちパスタ」に変更し、味の名称はそのままで「ごま醤油ガーリック」「ペペロンチーノ」「ジェノベーゼ」「たらこマヨネーズ」の4品に、新テイストの「ナポリタン」を加え計5品の品揃えといたしました。パッケージはそれぞれの味に合わせたカラーリングで“おうち”を連想させる屋根のイメージの図形を、商品名の上にレイアウトしたデザインです。それぞれレシピを見直した結果、賞味期限を製造日から3カ月であったものを、同4カ月に延ばすことができ、流通店舗での配荷数増に貢献しました。
2016年9月に赤いパッケージに変更、「洋麺屋ピエトロ」の店名などを入れたリニューアル後、順調に売上を伸ばしているレトルトパスタソースには「たこのプッタネスカ」を新商品として投入いたしました。
通信販売の新商品では、原材料と調理方法にこだわったプレミアムブランド『PIETROFARMERS』(ピエトロファーマーズ)シリーズのパスタソースの夏季限定商品として、濃厚なうにの旨味を冷製パスタで味わえる「冷製うにのクリームソース」(2017年7月発売)と、これまで使用していたオマール海老の出汁を見直し、さらに味のグレードアップを図った「オマール海老のクリームソース ビスク仕立て」(2017年9月発売)の2品を開発いたしました。同シリーズのスープでは、夏季限定商品「宮崎産枝豆と豆乳の冷製ポタージュ」(2017年6月発売)と前述のパスタソース同様、オマール海老の出汁を見直してリニューアルした「オマール海老のビスクスープ」(2017年9月発売)、さらに冬季限定商品として「国産牛すじと4種豆のシチュー デミグラス仕立て」(2017年12月発売)をそれぞれ開発しました。
女性の社会進出や少子高齢化を視野に入れ、自宅でレンジ調理だけで食べられる冷凍食品の開発にも注力いたしました。既存の冷凍シリーズにドリア2種(「マロンと海老のドリア」:2018年9月発売・秋季限定、「牛ほほ肉のドリア~赤ワイン仕込み~」:2017年11月発売、数量及び冬季限定)、ピザ2種(「黒胡椒ビーフとあめ色たまねぎ」「あさりとイカのマリナーラ」:共に2017年9月発売)、ラザニア2種(「黒毛和牛と黒豚の粗挽きボロネーゼのラザニア」「国産紅ずわい蟹のラザニア」:共に2018年1月発売、数量及び冬季限定)を開発いたしました。
2018年1月からは、プレミアム冷凍食品シリーズ『シェフの休日』を展開し、パスタレストラン発祥のブランドであることのイメージの牽引役として打ち出しました。まずは冷凍パスタの開発から着手し「シェフの休日 鹿児島産黒豚のボロネーゼ」「同 絶望スパゲティ~鰯と香味野菜のペペロンチーノ」「同 蟹と蟹みそのトマトソース」「同 濃厚うにクリームソース」の4品(2018年1月発売)を開発いたしました。
その他、通信販売限定の新商品としてレトルトカレー「国産牛すじカレー ピエトロ風」他2品と、カレーに合わせる「サフランライスの素」や、健康への意識の高いお客様や糖質制限をしているお客様に、自社レストランメニューで先行導入しご好評を頂いた「糖質オフパスタ(乾麺)」(2017年11月発売)を商品化いたしました。
なお、通信販売のリピート顧客に向けて、これまで季節ごとに毎回200セット限定で製造してきた「村田厨房直送便」につきましては、創業者・村田邦彦が他界したため、2017年6月発売の「6月便り」を開発し、これを以ちまして開発及び販売を終了いたしました。
(2) レストラン事業
① パスタレストラン業態
季節ごとの「フェア」として、「冷製パスタフェア」や「カルボナーラフェア」等を実施いたしました。また、冬季に「あつあつフェア」として開発してきたフェアを、旬の食材にスポットを当て、新たな冬季フェアとして「CRAB Festival~旬の蟹づくし」、また2018年春には、食材の春らしい色味(ピンク、オレンジ等)に着目した、初めての「春のたらこ&明太子フェア」のメニューを開発いたしました。
2017年7月に実施したグランドメニューのリニューアルでは、創業当時、福岡ではピエトロでしか提供していなかった“ソースと具材を選べるパスタ”を『カスタマイズ』として再提案。これまでの4種のソースに、バジルソースを開発して加え、5種類の“選べるソース”といたしました。また、これも創業の原点である“和と伊(イタリアン)”を具現化するメニューとして、ルッコラ・ピスタチオ・オリーブなど女性に人気のトレンド食材を使ったメニューや、健康志向に応えるべく、一品で野菜・たんぱく質・フルーツを摂ることができる「パワーサラダ」や、糖質オフパスタを使った「フレッシュ野菜の冷製パスタ」など、計29品の新メニューを開発いたしました。
春季(2017年3月1日~4月27日)は、「春のごちそうフェア」にて、春の食材を使った「菜の花と生ハム、半熟たまごのペペロンチーノ」等パスタ3種、「桜海老と菜の花、たけのこのイタリアンブレッドピザ」及びデザート「いちごのパルフェ」を開発いたしました。
夏季(4月28日~8月31日)は、「冷製パスタフェアPart1」「同Part2」にて、「冷製 たらことイカのヴィシソワーズ仕立て〔カッペリーニ〕」や「冷製 うにと枝豆のコンソメジュレ添え〔カッペリーニ〕」等6種のパスタを開発いたしました。
秋季(10月2日~11月30日)は「カルボナーラフェア」にて、初の試みとして、3種類のチーズからお好みを選んでいただける“カスタム・カルボナーラ”を開発。他に秋の食材を使った「海老とマロンのバジルカルボナーラ」等パスタ5種を開発いたしました。
クリスマスセット(12月1日~25日)として、グランドメニューやフェアメニューで人気の高いパスタ3品にランチではサラダ、ディナーではクリスマス限定のアンティパスト(オードブル:ミラノ風カツレツ・クスクスのサラダ仕立て他2品)とドルチェ・ミスト(デザート盛り合わせ:ラズベリーとクリームチーズのブリュレ他2品)をセットしたメニューを開発いたしました。
続く冬季(2017年12月28日~2月28日)には、新たな冬季フェアとして「CRAB Festival~旬の蟹づくし」にて、冬の代表的な味覚である蟹のおいしさを存分に生かした「たらば蟹のカニボナーラ」等パスタ3品、「紅ずわい蟹のクリームドリア」「ソフトシェルクラブのサラダ」を開発いたしました。旬の食材に着目した初めてのフェアはお客様に大変お喜びいただき、売上にも貢献いたしました。
2018年春季(3月1日~4月20日)には、冬季に続いて旬の食材に着目し、その春らしい色味(ピンク、オレンジ等)をメニューに取り入れた、初めての「春のたらこ&明太子フェア」を開催。「たらことパクチー」や「辛子明太子とからすみのアーリオ・オーリオ」等のパスタ4種と、「春のポテトサラダ」、デザートの「いちごミルクシェイク」を開発いたしました。
ディナータイムの集客を図る目的で、2017年9月からKITTE博多のPREMIOピエトロにて試験的に提供を始め、その後直営店でも提供を始めた「Otumami(おつまみ)メニュー」では、「アランチーニ(ライスコロッケ)」や「海老とマッシュルームのアヒージョ」など14種類を開発。さらに、筑紫通り店限定メニューとして、夜限定でサラダや肉料理、ハーフサイズのパスタなどで構成する「パスタ定食」メニューを開発いたしました。
② ファストフード業態
パスタ専門ファストフードの「ミオミオ」では、おいしさとヘルシーさの両方を兼ね備えたサラダパスタや、季節メニューの開発を行いました。
サラダパスタの新メニューとして、レストランの人気メニューをイメージした「高菜とひき肉のしょうが風味サラダパスタ」等10種類の新メニュー、過去の人気メニューのレシピを見直し、ブラッシュアップした復活メニュー「バンバンチキンのサラダパスタ」等3種類のリニューアルメニュー、さらに健康を気遣う女性を主なターゲットに、糖質オフパスタと自家製レモンソースを使用した「糖質オフサラダパスタ:えびとアボカド」(2017年6月発売)、たんぱく質も入ったバランスの良い「サラダボウル:さくさくチキンと十穀のシーザーサラダパスタ」(2018年3月発売)等、健康性の高いメニューを開発いたしました。
温製の新メニューとしては「ホットパスタ:ソーセージとお星さまポテトのナポリタン」(2017年12月発売)、「牛ひき肉とシャキシャキレタスのスープ」(2017年11月発売)、さらに定番のホットパスタのリニューアルメニュー「チーズハンバーグのミートパスタ」「ベーコンとほうれん草となすのクリームパスタ」(共に2017年12月発売)を開発いたしました。
③ テイクアウトショップ「ピエトロデリ」
本店レストラン併設のピエトロデリ天神店では、テイクアウト商品として焼成パン「バジルチェダーフランス」等26種類、ホットパスタ「ナポリタン」を開発・商品化いたしました。
④ 百貨店テナント「PIETRO DRESSING(ピエトロドレッシング)岩田屋店」
福岡・天神の百貨店「岩田屋」本店地下2階食料品フロアにある同店では、近隣の会社勤めの女性をターゲットに食べ応えのある食事系のサラダ“パワーサラダ”「厚切りベーコンのシーザー風パワーサラダ」(2017年10月発売)「ローストビーフとマンゴーのグレインズパワーサラダ」(2017年11月発売)の2品、“OBENT(おべんと)”の商品名でかぼちゃのペンネやミートボールの濃厚トマトソース等、女性に人気の主菜・副菜を組み合わせたランチボックス2品(2017年6月・11月発売)等を開発いたしました。また「ごはんの素 トマト&サルシッチャ」(2017年6月発売)など、ご家庭の食事をシェフの味に仕上げる調味料も開発いたしました。
さらに百貨店の季節催事に合わせて、2017年12月に「クリスマスオードブル」、2018年2月には、昨年に続き「ピエトロ恵方巻き」を開発・販売いたしました。
⑤ ミスタードーナツでのパスタメニューのパスタソース
株式会社ダスキンが運営する「ミスタードーナツ」は、2018年2月16日から、食事メニューとして4種類のパスタの販売を始めました。このパスタに使用するパスタソースをピエトロが開発し、店舗での提供方法などを監修しております。2018年2月16日~5月17日に販売のパスタメニューは『濃厚なナポリタン』『4種チーズのカルボナーラ』『チキンと舞茸のペペロンチーノ』『和風たらこクリーム』の4品です。
- 有価証券報告書 抜粋メニュー
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