有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100DBTS
東亜道路工業株式会社 研究開発活動 (2018年3月期)
当社は、技術力の充実を企業戦略上の重要施策の一つとして認識し、社会に貢献する技術・社会のニーズに資する技術の研究開発に努めています。
道路舗装を中心とした新材料・新工法の開発に注力するほか、舗装の総合的な調査・評価システムを開発し、官公庁や民間会社などの顧客に対する技術提案を行っています。また、大学、官公庁、民間企業の研究機関との共同研究を行い、その成果は新材料・新工法の開発や特許の取得などに反映するとともに内外の学術会議で発表するなど情報発信に努めています。
これら研究開発にあたっては、技術部・技術推進部と技術研究所からなる技術本部が中心になり、他の事業部や施工現場と連携をとりながら、環境負荷低減、耐久性の向上、コスト縮減、安全性の向上など社会的要請に応え、顧客に信頼を得ることを目標に取り組んでいます。
当連結会計年度中に支出した研究開発費の総額は288百万円でありますが、当社での研究開発は、建設事業と、建設材料等の製造販売事業の両部門に密接に関連させて研究開発を行っているため、その内容をセグメント別に分類することは困難です。
[主な研究開発]
(1)舗装材料の開発
①高耐久性・高安定性アスファルト混合物「HSアスコン」の開発
当社は、半たわみ性混合物に匹敵する耐久性に優れたアスファルト混合物「HSアスコン」を開発し、さらなる普及に努めています。HS(High Stability)アスコンは、荷重に対する抵抗性が極めて高いため、重交通路線や交差点付近に適用することで長寿命舗装となるほか、コンテナヤードや物流拠点の舗装にも適しています。また耐油性にも優れるためオイル漏れによる舗装の破損を抑制します。
使用している特殊添加剤は、植物油を主原料としており、舗装資材としては初めてのバイオマスマーク商品として一般社団法人日本有機資源協会(http://www.jora.jp/txt/katsudo/bm/)から認定を受けています。
②ポリマー改質アスファルトの開発
ポリマー改質アスファルトのメーカーでもある当社は、ポリマー改質アスファルトⅠ型、Ⅱ型、Ⅲ型の高性能化、低廉化の検討に努め、競争力の向上を図っています。
新たな改質アスファルトとして、既設舗装のひび割れによるリフレクションクラックを抑制する薄層舗装「高耐久クイックコート」用特殊アスファルトを開発し、試験施工による検証を進めています。
このほかにも、舗装材料の多様な要求に対応し、高耐久で低コストの材料の開発、予防的維持や補修工法に適用できる材料の開発を進めています。
③タイヤ付着抑制機能と急速分解性機能を併せ持つタックコートの開発
表層と基層などのアスファルト混合物の層間にはタックコートと呼ばれるアスファルト乳剤を散布します。下層に散布したタックコートの水が蒸発するまで上層の舗設は出来ないため、夜間や寒冷期には養生に長時間を要したり、養生中突然の降雨によりタックコートが流出するなどの問題がありました。
そこで、特殊ディストリビュータによりアスファルト乳剤と分解材を同時に散布し、アスファルト乳剤中のアスファルトと水を強制的に分離(分解)させ、早期に上層の施工を可能とするタックコート「タックファインSQ」を開発しました(NETIS: KT-180007-A)。タイヤ付着抑制機能を有するタックファインSQは従来のタックコートの分解時間を最大1/10程度に短縮するため、舗装工事の効率化を図る生産性向上に寄与するものです。
④常温混合物の開発
当社で開発してVOC(揮発性有機物質)の少ない溶剤タイプの袋詰め常温混合物「コールド・パーミックス」は舗装に空いた小穴の補修や小規模復旧工事など、少量のアスファルト混合物が必要な箇所に使用されており、その性能の良さからホームセンター店頭での販売実績を伸ばしています。
さらに、2015年度には容易に施工可能で耐久性の高い常温硬化型の路面補修材「ファスト・アス」の販売を開始しました。ファスト・アスは特殊骨材とアスファルト乳剤が一つのビニール袋にパッケージされ、使用時には骨材と乳剤を袋の中で混合した材料を開封後流し込むだけで施工を可能とし、そのユニークな特性が評価され2016年度に「グッドデザイン賞2016」を受賞しました。ファスト・アスは小さな段差やくぼみの修正に適した補修材料であり、使用方法が非常に簡単であることから、道路材料に不慣れな方々にも容易に扱える製品です。
⑤景観・体育施設用舗装の開発
当社では自転車競技上のアスファルト舗装の路面をなめらかに仕上げ、紫外線劣化を抑制する表面材料「ウォークトップ」を1964年に青森競輪場で施工して以来50年以上に亘り製造・販売・施工してきました。ウォークトップは米国シェブロン社の舗装用技術を応用し国内用に開発したものですが、50年以上の間には一部海外産の素材が供給中止となったことなどもあり、絶えず我が国の時代に即した材料へと改良を続けてきました。特に発色性に優れた「明色ウォークトップ」は当社オリジナルのものであり、ニーズも広まっているところです。
このような緩まぬ研究開発により、全国44の競技場における表層材のシェア100%を長期間持続しています。
(2)舗装工法の開発
①遮水型排水性舗装(POSMAC:ポスマック)の開発
排水性舗装は、浸透した雨水の影響で下地となる基層面から舗装が早期に破壊することが問題となっています。その対応として、分解剤併用型のアスファルト乳剤散布装置付きアスファルトフィニッシャを用い、アスファルト混合物を敷きならしながら自社開発した高濃度改質アスファルト乳剤と分解剤を同時に散布し、厚みのあるゴムアスファルト層を排水性舗装の下部に形成することにより、排水機能を確保しつつ遮水機能を向上させた表層を低コストで構築する工法「POSMAC工法」を独自開発しました。本工法は、国道や高速道路をはじめ全国の道路の補修に採用され、2016年度末で210万㎡に達しております。
②情報化施工技術の開発およびICTへの取り組み
近年、舗装の施工においても情報化技術(IT)が活用されるようになってきました。当社においては、GNSS(全地球測位システム)や通信技術を利用したトータルステーションなどを利用した3次元マシンコントロール(3D-MC)を導入して管理精度の向上に努めるとともに、顧客への技術提案を行っています。
さらに、2018年度には工務本部に「ICT推進室」を設け、舗装工事にUAV(無人航空機)やTLS(地上型レーザスキャナ)を用いた測量、施工、出来形管理を行うICT舗装工についても技術の習得や普及を推進していきます。
(3)その他の研究開発
①鉄道軌道材料の開発
セメント・アスファルトモルタル(CAモルタル)は鉄道スラブ軌道の緩衝材料として新幹線の建設にも使用されており、現在建設中の北陸、九州及び北海道新幹線の新設軌道工事においても採用されています。この技術は、台湾新幹線や一部の中国新幹線で適用されたほかアメリカ、ブラジル、インド、ベトナムなど海外の高速鉄道で採用も期待されており、性能の高度化を目指しています。
②舗装管理システムの開発
公共工事の予算が減少するなかで、2016年10月に「舗装点検要領」が施行され、より効率的な舗装路面の管理が求められています。
当社では、路面の機能的破損状態を走行しながら自動測定し、これまで解析に最も時間と労力を要したひび割れの判定を自動化した「ひび割れ自動検出システムを備えた路面性状自動測定装置」(NETIS: KT-170103-A)を開発し、路面性状測定業務の省力化を図りました。
また、舗装の構造的耐久力を非破壊で測定する舗装たわみ測定装置(FWD)は、得られたデータから求まる舗装各層の弾力係数が解析者により異なることが普及の課題となっていました。当社では「弾性係数推定システム」をIT企業と共同で開発を進め、精度の高い舗装の構造評価システムの確立を目指しています。
これら舗装のデータをデータベースやマッピングシステムと組合わせることにより総合的な舗装の維持管理をインターネット上で運用するシステム(TOA-PMMS.web)の開発を行っています。
さらに、2017年度には当社で受注している全国7箇所の直轄国道の維持工事において、スマートフォンを用いた簡易な路面調査システムを活用し、効率的な道路維持管理手法について取り組んでいます。本手法は、前述の「舗装点検要領」や近年注目されている道路維持工事における「性能規定発注方式」や「包括管理契約方式」への応用にも期待されるものです。
③走行中非接触給電舗装の開発
環境に優しい電気自動車は、現状1回の充電で最大400km程度しか走行出来ないため、電気自動車の普及促進には充電スタンドの充実のほか、走行中に非接触で給電可能なインフラ整備が大きな鍵になると考えられます。
当社は過去日産自動車との共同開発の中で、車両へ効率的に給電する舗装構造及び材料を開発し走行実験により、その可能性を確認しました。現在も走行中非接触給電舗装の実用化を目指し、高効率で給電可能な舗装材料の開発を大学と共同研究を行っています。
道路舗装を中心とした新材料・新工法の開発に注力するほか、舗装の総合的な調査・評価システムを開発し、官公庁や民間会社などの顧客に対する技術提案を行っています。また、大学、官公庁、民間企業の研究機関との共同研究を行い、その成果は新材料・新工法の開発や特許の取得などに反映するとともに内外の学術会議で発表するなど情報発信に努めています。
これら研究開発にあたっては、技術部・技術推進部と技術研究所からなる技術本部が中心になり、他の事業部や施工現場と連携をとりながら、環境負荷低減、耐久性の向上、コスト縮減、安全性の向上など社会的要請に応え、顧客に信頼を得ることを目標に取り組んでいます。
当連結会計年度中に支出した研究開発費の総額は288百万円でありますが、当社での研究開発は、建設事業と、建設材料等の製造販売事業の両部門に密接に関連させて研究開発を行っているため、その内容をセグメント別に分類することは困難です。
[主な研究開発]
(1)舗装材料の開発
①高耐久性・高安定性アスファルト混合物「HSアスコン」の開発
当社は、半たわみ性混合物に匹敵する耐久性に優れたアスファルト混合物「HSアスコン」を開発し、さらなる普及に努めています。HS(High Stability)アスコンは、荷重に対する抵抗性が極めて高いため、重交通路線や交差点付近に適用することで長寿命舗装となるほか、コンテナヤードや物流拠点の舗装にも適しています。また耐油性にも優れるためオイル漏れによる舗装の破損を抑制します。
使用している特殊添加剤は、植物油を主原料としており、舗装資材としては初めてのバイオマスマーク商品として一般社団法人日本有機資源協会(http://www.jora.jp/txt/katsudo/bm/)から認定を受けています。
②ポリマー改質アスファルトの開発
ポリマー改質アスファルトのメーカーでもある当社は、ポリマー改質アスファルトⅠ型、Ⅱ型、Ⅲ型の高性能化、低廉化の検討に努め、競争力の向上を図っています。
新たな改質アスファルトとして、既設舗装のひび割れによるリフレクションクラックを抑制する薄層舗装「高耐久クイックコート」用特殊アスファルトを開発し、試験施工による検証を進めています。
このほかにも、舗装材料の多様な要求に対応し、高耐久で低コストの材料の開発、予防的維持や補修工法に適用できる材料の開発を進めています。
③タイヤ付着抑制機能と急速分解性機能を併せ持つタックコートの開発
表層と基層などのアスファルト混合物の層間にはタックコートと呼ばれるアスファルト乳剤を散布します。下層に散布したタックコートの水が蒸発するまで上層の舗設は出来ないため、夜間や寒冷期には養生に長時間を要したり、養生中突然の降雨によりタックコートが流出するなどの問題がありました。
そこで、特殊ディストリビュータによりアスファルト乳剤と分解材を同時に散布し、アスファルト乳剤中のアスファルトと水を強制的に分離(分解)させ、早期に上層の施工を可能とするタックコート「タックファインSQ」を開発しました(NETIS: KT-180007-A)。タイヤ付着抑制機能を有するタックファインSQは従来のタックコートの分解時間を最大1/10程度に短縮するため、舗装工事の効率化を図る生産性向上に寄与するものです。
④常温混合物の開発
当社で開発してVOC(揮発性有機物質)の少ない溶剤タイプの袋詰め常温混合物「コールド・パーミックス」は舗装に空いた小穴の補修や小規模復旧工事など、少量のアスファルト混合物が必要な箇所に使用されており、その性能の良さからホームセンター店頭での販売実績を伸ばしています。
さらに、2015年度には容易に施工可能で耐久性の高い常温硬化型の路面補修材「ファスト・アス」の販売を開始しました。ファスト・アスは特殊骨材とアスファルト乳剤が一つのビニール袋にパッケージされ、使用時には骨材と乳剤を袋の中で混合した材料を開封後流し込むだけで施工を可能とし、そのユニークな特性が評価され2016年度に「グッドデザイン賞2016」を受賞しました。ファスト・アスは小さな段差やくぼみの修正に適した補修材料であり、使用方法が非常に簡単であることから、道路材料に不慣れな方々にも容易に扱える製品です。
⑤景観・体育施設用舗装の開発
当社では自転車競技上のアスファルト舗装の路面をなめらかに仕上げ、紫外線劣化を抑制する表面材料「ウォークトップ」を1964年に青森競輪場で施工して以来50年以上に亘り製造・販売・施工してきました。ウォークトップは米国シェブロン社の舗装用技術を応用し国内用に開発したものですが、50年以上の間には一部海外産の素材が供給中止となったことなどもあり、絶えず我が国の時代に即した材料へと改良を続けてきました。特に発色性に優れた「明色ウォークトップ」は当社オリジナルのものであり、ニーズも広まっているところです。
このような緩まぬ研究開発により、全国44の競技場における表層材のシェア100%を長期間持続しています。
(2)舗装工法の開発
①遮水型排水性舗装(POSMAC:ポスマック)の開発
排水性舗装は、浸透した雨水の影響で下地となる基層面から舗装が早期に破壊することが問題となっています。その対応として、分解剤併用型のアスファルト乳剤散布装置付きアスファルトフィニッシャを用い、アスファルト混合物を敷きならしながら自社開発した高濃度改質アスファルト乳剤と分解剤を同時に散布し、厚みのあるゴムアスファルト層を排水性舗装の下部に形成することにより、排水機能を確保しつつ遮水機能を向上させた表層を低コストで構築する工法「POSMAC工法」を独自開発しました。本工法は、国道や高速道路をはじめ全国の道路の補修に採用され、2016年度末で210万㎡に達しております。
②情報化施工技術の開発およびICTへの取り組み
近年、舗装の施工においても情報化技術(IT)が活用されるようになってきました。当社においては、GNSS(全地球測位システム)や通信技術を利用したトータルステーションなどを利用した3次元マシンコントロール(3D-MC)を導入して管理精度の向上に努めるとともに、顧客への技術提案を行っています。
さらに、2018年度には工務本部に「ICT推進室」を設け、舗装工事にUAV(無人航空機)やTLS(地上型レーザスキャナ)を用いた測量、施工、出来形管理を行うICT舗装工についても技術の習得や普及を推進していきます。
(3)その他の研究開発
①鉄道軌道材料の開発
セメント・アスファルトモルタル(CAモルタル)は鉄道スラブ軌道の緩衝材料として新幹線の建設にも使用されており、現在建設中の北陸、九州及び北海道新幹線の新設軌道工事においても採用されています。この技術は、台湾新幹線や一部の中国新幹線で適用されたほかアメリカ、ブラジル、インド、ベトナムなど海外の高速鉄道で採用も期待されており、性能の高度化を目指しています。
②舗装管理システムの開発
公共工事の予算が減少するなかで、2016年10月に「舗装点検要領」が施行され、より効率的な舗装路面の管理が求められています。
当社では、路面の機能的破損状態を走行しながら自動測定し、これまで解析に最も時間と労力を要したひび割れの判定を自動化した「ひび割れ自動検出システムを備えた路面性状自動測定装置」(NETIS: KT-170103-A)を開発し、路面性状測定業務の省力化を図りました。
また、舗装の構造的耐久力を非破壊で測定する舗装たわみ測定装置(FWD)は、得られたデータから求まる舗装各層の弾力係数が解析者により異なることが普及の課題となっていました。当社では「弾性係数推定システム」をIT企業と共同で開発を進め、精度の高い舗装の構造評価システムの確立を目指しています。
これら舗装のデータをデータベースやマッピングシステムと組合わせることにより総合的な舗装の維持管理をインターネット上で運用するシステム(TOA-PMMS.web)の開発を行っています。
さらに、2017年度には当社で受注している全国7箇所の直轄国道の維持工事において、スマートフォンを用いた簡易な路面調査システムを活用し、効率的な道路維持管理手法について取り組んでいます。本手法は、前述の「舗装点検要領」や近年注目されている道路維持工事における「性能規定発注方式」や「包括管理契約方式」への応用にも期待されるものです。
③走行中非接触給電舗装の開発
環境に優しい電気自動車は、現状1回の充電で最大400km程度しか走行出来ないため、電気自動車の普及促進には充電スタンドの充実のほか、走行中に非接触で給電可能なインフラ整備が大きな鍵になると考えられます。
当社は過去日産自動車との共同開発の中で、車両へ効率的に給電する舗装構造及び材料を開発し走行実験により、その可能性を確認しました。現在も走行中非接触給電舗装の実用化を目指し、高効率で給電可能な舗装材料の開発を大学と共同研究を行っています。
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このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00066] S100DBTS)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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