アグロ　カネショウ株式会社 研究開発活動 (2017年12月期)

国内開発につきましては、広範囲の作物害虫に対して優れた防虫効果を有する「AKD-1193(開発コード番号)」は、2017年に農薬登録申請を済ませ、国の審査は順調に進んでおり2019年内の登録を見込んでおります。また、野菜類、かんきつ、茶に用いる病害防除剤である「兼商クプロシールド」の登録を2017年11月22日に取得しました。病害防除剤「AKD-5195(開発コード番号)」は2019年の登録申請を目指しておりましたが開発を中止いたしました。
海外開発につきましては、農園芸用ダニ剤「カネマイトフロアブル」は、2016年までに32か国の登録を取得しており、2017年はアルバニア、スロベニア、イランの3か国で新たな登録を取得しました。欧州におきましては、既に登録申請を済ませている英国、スペイン、セルビア、クロアチア、マケドニアの各国で2018年内での登録取得を予定しております。また、農園芸用線虫剤「ネマキック粒剤」は、2016年までに4ケ国の登録を取得しており、2017年はシリアで登録を取得しました。ネマキック剤についてはイラン、イラク、オマーン、エジプト、アルジェリアで既に登録申請を行っており、2018年以降順次登録を取得できる予定です。
当連結会計年度における研究開発費の総額は652,122千円であります。
なお、当連結会計年度より「一般管理費に含まれる研究開発費」に記載の通り、「研究開発費」は、研究開発内容をより適切に表示するため、「委託試験費」と「試験研究費」を合算した金額で表示しております。