有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100DCVV
日油株式会社 研究開発活動 (2018年3月期)
当社グループの事業は、機能化学品、ライフサイエンス、化薬、その他の事業からなり、これらの固有技術の展開を図るとともにグループとしての総合力を発揮して化学産業を取り巻く環境や社会ニーズの変化に対応した研究開発を進めております。成長の期待される先端分野や新規分野では、先端技術研究所を始めとする当社グループの研究部門のみならず、産官学との共同研究や委託研究により研究開発を推進しております。
当連結会計年度は、研究開発費として6,694百万円を投入しました。
以下、各事業セグメントの研究開発活動の概況についてご説明申し上げます。
〔主な研究開発の成果〕
(1)機能化学品事業
脂肪酸誘導体、界面活性剤およびエチレンオキサイド・プロピレンオキサイド誘導体等を中心に高機能・高付加価値製品の開発を進めております。トイレタリー関連では、ノンシリコン処方に対応した髪の毛の滑り性を改善する素材や、幅広い種類のオイルに対して優れた可溶化能を持つ素材の開発を進めております。また、電子情報関連では金属セラミックス材料用のバインダーポリマーやナノ微粒子分散剤の開発を進めております。
有機過酸化物・機能性ポリマーおよび石油化学品では、自動車用材料のパッキンやガスケットに最適な各種エラストマー素材や各種ランプユニットに最適な高耐久性防曇剤の開発を進めております。また、成型樹脂表面に耐汚染性や耐擦傷性を付与する機能性添加剤の開発を進めております。
機能性フィルム関連製品は、主に車載用ディスプレイ向け機能フィルムの性能向上を進めております。また、新規開発品として、ディスプレイ関連やその他用途に向けた粘接着剤の開発を進めております。
特殊防錆処理剤は、低温焼付用処理液の研究を日米欧の各拠点が協力して進めております。また、自動車部品に続く重点分野に建築・インフラ分野を位置づけ、市場の開拓を進めております。
当セグメントに係る研究開発費は3,443百万円であります。
(2)ライフサイエンス事業
食用加工油脂は、硬くなりやすい全粒粉や雑穀を使ったパンに対してもソフトにしっとりさせる効果がある機能性油脂の開発を進めております。また当社固有の油脂コーティング技術により、粉末素材の防湿性などを改善でき、これを利用した健康食品の採用が増えております。
生体適合性素材は、アイケア、生化学、医薬・医療機器関連などの分野に向けたMPCポリマーや新規素材の開発を進めております。
DDS(ドラッグ・デリバリー・システム:薬物送達システム)医薬用製剤原料は、国内外の研究機関と共同で低分子医薬品やタンパク質医薬品用途のDDS用のリン脂質、活性化PEGの開発を進めております。また、新規開発品として、抗体医薬品や核酸医薬品用途の単分散PEG、核酸送達用脂質の開発を進めております。
当セグメントに係る研究開発費は1,173百万円であります。
(3)化薬事業
産業用爆薬類では、コスト低減と安全性の向上を目的に需要家のニーズに応えられる高性能含水爆薬や電気雷管の研究開発および爆薬装填システムの開発を行っております。そのほか、非火薬破砕剤の用途開発も進めております。
宇宙用推進薬は、次期基幹ロケット用推進薬や分離装置の研究開発を進めております。
防衛用発射薬・推進薬は、国の研究開発計画に基づき新しい製品設計や製造技術の確立に向けて取り組んでおります。
当セグメントに係る研究開発費は1,615百万円であります。
(4)コーポレート研究
先端技術研究所では、生体適合性機能材料およびプリンテッドエレクトロニクス材料を主体に次世代の素材や技術の研究に取り組んでおります。
コーポレート研究に係る研究開発費は461百万円であり、各事業セグメントに配分していない全社費用に含まれております。
当連結会計年度は、研究開発費として6,694百万円を投入しました。
以下、各事業セグメントの研究開発活動の概況についてご説明申し上げます。
〔主な研究開発の成果〕
(1)機能化学品事業
脂肪酸誘導体、界面活性剤およびエチレンオキサイド・プロピレンオキサイド誘導体等を中心に高機能・高付加価値製品の開発を進めております。トイレタリー関連では、ノンシリコン処方に対応した髪の毛の滑り性を改善する素材や、幅広い種類のオイルに対して優れた可溶化能を持つ素材の開発を進めております。また、電子情報関連では金属セラミックス材料用のバインダーポリマーやナノ微粒子分散剤の開発を進めております。
有機過酸化物・機能性ポリマーおよび石油化学品では、自動車用材料のパッキンやガスケットに最適な各種エラストマー素材や各種ランプユニットに最適な高耐久性防曇剤の開発を進めております。また、成型樹脂表面に耐汚染性や耐擦傷性を付与する機能性添加剤の開発を進めております。
機能性フィルム関連製品は、主に車載用ディスプレイ向け機能フィルムの性能向上を進めております。また、新規開発品として、ディスプレイ関連やその他用途に向けた粘接着剤の開発を進めております。
特殊防錆処理剤は、低温焼付用処理液の研究を日米欧の各拠点が協力して進めております。また、自動車部品に続く重点分野に建築・インフラ分野を位置づけ、市場の開拓を進めております。
当セグメントに係る研究開発費は3,443百万円であります。
(2)ライフサイエンス事業
食用加工油脂は、硬くなりやすい全粒粉や雑穀を使ったパンに対してもソフトにしっとりさせる効果がある機能性油脂の開発を進めております。また当社固有の油脂コーティング技術により、粉末素材の防湿性などを改善でき、これを利用した健康食品の採用が増えております。
生体適合性素材は、アイケア、生化学、医薬・医療機器関連などの分野に向けたMPCポリマーや新規素材の開発を進めております。
DDS(ドラッグ・デリバリー・システム:薬物送達システム)医薬用製剤原料は、国内外の研究機関と共同で低分子医薬品やタンパク質医薬品用途のDDS用のリン脂質、活性化PEGの開発を進めております。また、新規開発品として、抗体医薬品や核酸医薬品用途の単分散PEG、核酸送達用脂質の開発を進めております。
当セグメントに係る研究開発費は1,173百万円であります。
(3)化薬事業
産業用爆薬類では、コスト低減と安全性の向上を目的に需要家のニーズに応えられる高性能含水爆薬や電気雷管の研究開発および爆薬装填システムの開発を行っております。そのほか、非火薬破砕剤の用途開発も進めております。
宇宙用推進薬は、次期基幹ロケット用推進薬や分離装置の研究開発を進めております。
防衛用発射薬・推進薬は、国の研究開発計画に基づき新しい製品設計や製造技術の確立に向けて取り組んでおります。
当セグメントに係る研究開発費は1,615百万円であります。
(4)コーポレート研究
先端技術研究所では、生体適合性機能材料およびプリンテッドエレクトロニクス材料を主体に次世代の素材や技術の研究に取り組んでおります。
コーポレート研究に係る研究開発費は461百万円であり、各事業セグメントに配分していない全社費用に含まれております。
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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