有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100DGCD
明治ホールディングス株式会社 研究開発活動 (2018年3月期)
当連結会計年度の研究開発費の総額は265億7百万円であります。
当連結会計年度における研究開発活動に関し、新たに取り組んだ事項及び変更事項は次のとおりであります。
(1) 食品
当連結会計年度における研究開発活動の金額は、132億13百万円であります。
① 発酵デイリー
牛乳類市場トップシェアである「明治おいしい牛乳」ブランドにて、もっと「新鮮な生乳のおいしさ、そのまま」を目指して従来のナチュラルテイスト製法をさらに進化させ、「明治おいしい牛乳900ml」(容器:おいしいパック)をリニューアル。
明治プロビオシリーズにおいて、R-1、LG21、PA-3商品群のリニューアル並びに新商品を発売。
「R-1」より、「明治プロビオヨーグルトR-1(112g)」、「明治プロビオヨーグルトR-1低脂肪(112g)」、「明治プロビオヨーグルトR-1砂糖0(112g)」、「明治プロビオヨーグルトR-1ブルーベリー脂肪0(112g)」のリニューアル、「明治プロビオヨーグルトR-1宅配用(100g)」、「明治プロビオヨーグルトR-1ドリンクタイプ レッドフルーツミックス(112ml)」、「明治プロビオヨーグルトR-1グレープフルーツ&アロエ(112g)」の発売。
「LG21」より、「明治プロビオヨーグルトLG21(112g)」、「明治プロビオヨーグルトLG21低脂肪(112g)」、「明治プロビオヨーグルトLG21砂糖0(112g)」、「明治プロビオヨーグルトLG21アロエ脂肪0(112g)」、「明治プロビオヨーグルトLG21ドリンクタイプ(112ml)」、「明治プロビオヨーグルトLG21ドリンクタイプ低糖・低カロリー(112ml)」のリニューアル、「明治プロビオヨーグルトLG21まろやかプレーン(112g)」、「明治プロビオヨーグルトLG21ドリンクタイプりんご&蜂蜜(112ml)」の発売。
「PA-3」より「明治プロビオヨーグルトPA-3(112g)」、「明治プロビオヨーグルトPA-3ドリンクタイプ(112ml)」のリニューアル。
ギリシャヨーグルトとして、濃厚なおいしさに加え、乳たんぱくや脂肪0等の栄養価値が得られる濃縮ヨーグルト「明治THE GREEK YOGURTプレーン(100g)」、「明治THE GREEK YOGURT砂糖0(100g)」、「明治THE GREEK YOGURT 5つの果実(100g)」を発売。
ブルガリアシリーズとして、本場ブルガリアの素焼のツボで作ったヨーグルトをモチーフにして蜂蜜でおいしく仕上げた「明治ブルガリアヨーグルト本場手作りスタイル(320g)」を発売。
蜂蜜をそのままカップに詰めたような、まったりとした口どけを特長とする新感覚デザート「明治禁断の食べるはちみつ」を発売。
固形タイプのヨーグルトにおいて、従来にない口どけが良くなめらかな食感と、濃密でクリーミーな食感が得られる独自製法を確立し、「明治ブルガリアヨーグルトLB81プレーン贅沢クリーミー生乳100」などの製造に活用。
② 加工食品
ナチュラルチーズを独自製法で新食感を実現した「明治ホロカ」「明治ホロカ 7種のベリーミックス」を発売。
好評の「明治エッセルスイーツ」シリーズから第二弾「明治 エッセルスーパーカップ Sweet's ティラミス」を発売。
バターをメインにクリームチーズ、なたね油、塩の4つの素材だけで作った新機軸スプレッド「明治スプレッタブル」を発売。
明治リゾットシリーズより、かきまぜて薫り立つリゾット「明治 芳醇ポルチーニクリームリゾット」を発売。
本格洋食店風のカレーとしてお馴染みの「銀座シリーズ」より、香り立つスパイシーな味わいが楽しめる「銀座チキンカリー」を発売。
チョコレートのこだわった「明治 GOLD LINE」シリーズを刷新、チョコレートの本格感をより楽しめる「明治 GOLD LINE CACAO36% バニラ」、「明治 GOLD LINE CACAO65% チョコレート」を発売。
③ 菓子
カカオ豆、発酵、焙煎、ブレンド、すべてにこだわったBean to Bar「明治ザ・チョコレート」シリーズを発売。iTQi(International Taste & Quality Institute:国際味覚審査機構)で三ツ星を受賞。ICA(International Chocolate Awards)、AOC(Academy Of Chocolate)、GTA(Grate Taste Awards)などにおいても受賞。また、チョコレート界で最も高い権威をもつフランスのチョコ愛好家クラブ “le Club des Croqueurs de Chocolat(クラブ・デ・クロークル・ド・ショコラ)からDesign Awardを与えられた。
健康志向チョコレートのチョコレート効果にカカオニブを加え、素材の美味しさをプラスした「チョコレート効果」に新ラインナップを発売。
噛み応えがあるのに口どけがいい、リズムある、心地よい食感のチョコレート「ガルボ」に、保管や持ち歩きに適し、食べたい量の調整、密閉できる清潔感といった「利便性」「安心感」を高めたチャック付パウチタイプを発売。
コラーゲンペプチド入りジュレを、果物の爽やかな味わいが楽しめるグミで包み、まわりにビタミンC入りパウダーをまぶした大人の女性のためのグミ「果汁グミ とろけるふたつの果実」を発売。オレンジ&レモンとグレープ&マスカットの2つの味を発売。
業務用チョコレート「Green Cacao」が、iTQi(国際味覚審査機構)で優秀味覚賞三ツ星受賞。
④ 栄養
プロテイン愛好者の不満要素の一つである「風味」を改良し、水で溶かしてもしっかり濃厚でおいしく飲める「ザバス ホエイプロテイン100 リッチショコラ」、「ザバス ホエイプロテイン100 香るミルク」(いずれも、50食分(1050g)、18食分(378g)) を発売。
プロテイン初心者でも手軽にそのまま飲める直飲み顆粒の「ザバス アミノパワープロテイン」シリーズの新味「ザバス アミノパワープロテイン レモン風味」を追加。さらに、独自素材であるパワーペプチドの風味を改善し、既存品である「ザバス アミノパワープロテイン パイナップル風味」、「ザバス アミノパワープロテイン カフェオレ風味」についても、より飲みやすく改良。いずれも、1包(4.2g)×11本。
同じくプロテイン初心者でも手軽にそのまま飲めるゼリータイプのプロテインとして、「ザバス ホエイプロテインゼリー ヨーグルト風味」、「ザバス ホエイプロテインゼリー グレープフルーツ風味」を発売。1個(180g)当たり、50kcal、たんぱく質5.5g、V.B2・V.B6・ナイアシン配合。
栄養が手軽に摂れるカップタイプの栄養飲料「メイバランスMiniカップ」シリーズに、甘みの苦手なお客様にむけ、甘くないヨーグルト風味で、かつミルク由来のたんぱく質のなかでもより利用性が高いホエイたんぱく質を100%使用した「メイバランスMiniカップ ヨーグルトテイスト」(白桃ヨーグルト風味、ブルーベリーヨーグルト風味、いちごヨーグルト風味、マスカットヨーグルト風味)シリーズを発売。いずれも、1本(125ml)当たり、200kcal、たんぱく質:7.5g、11種のビタミン、10種のミネラル。
主に病院・施設向けに、手軽においしく栄養が摂れるカップ入りゼリー飲料「メイバランス カップゼリー」シリーズ(ストロベリー味、バナナ味、ぶどう味)を発売。いずれも、1個(58g)当たり、80kcal、たんぱく質:4g、11種のビタミン、12種のミネラル。従来からのスパウト付アルミパウチタイプ「メイバランス ソフトJelly」、紙パックタイプ「メイバランス ブリックゼリー」に続き、カップタイプの総合栄養ゼリーを発売することで、患者様の様々な状態に合わせた栄養ゼリーを提供。
(2) 医薬品
医薬品事業におきましては、医療用医薬品における感染症、中枢神経系領域でのスペシャリティファルマを目指すとともに、ジェネリック医薬品、農薬、動物薬等にも注力し、積極的な研究開発活動を行っております。当事業に係る研究開発費として132億93百万円を投入いたしました。
医療用医薬品における具体的な開発品目の進捗状況は、以下のとおりです。
抗うつ薬「デプロメール®錠」は、2017年7月に小児の強迫性障害治療に対する承認を取得しました。パーキンソン病治療薬「サフィナミド(ME2125)」は、国内臨床第二/三相試験において主要評価項目を達成しました。2016年5月に発売した統合失調症治療薬「シクレスト®舌下錠」については、医療への科学的側面からの貢献を目指して、メディカルサイエンス推進室を中心に、抗精神病薬の適正使用に関するエビデンス創出に取り組んでいます。統合失調症治療薬「ジプラシドン(ME2112)」は、引き続き国内臨床第三相試験を実施しております。爪真菌症治療薬「ME1111」は、国内臨床第二相試験を開始しました。β-ラクタマーゼ阻害薬「OP0595」は、国内臨床第一相試験を終了しました。
生物産業分野におきましては、農薬事業では、新規農業用殺虫剤「ME5343(Afidopyropen)」を導出先のBASF社(ドイツ)と、新規農業用殺菌剤「ME5223(Fenpicoxamid)」を導出先のダウデュポン社(アメリカ)と、海外を中心に2018年の上市を目標にそれぞれ共同開発を進めております。日本化薬株式会社と共同開発した新規農業用殺虫剤「ファインセーブ(Flometoquin)」は、2018年3月に国内の農薬登録を取得しました。新規農業用殺虫剤「ME5382(Flupyrimin)」につきましては、国内の農薬登録の審査中であり、インドの水稲分野ではアリスタライフサイエンス株式会社とライセンス契約を締結しました。さらにアジア各国において申請に向けた試験を行っております。また、主力のいもち病防除剤「オリゼメート」につきましては、国内における新たな水稲栽培技術である密播・密苗栽培および側条処理への対応を進めています。動物薬事業では、牛用抗菌剤「ME4136」が農水省での審査過程にあり、牛用抗菌剤「ME4129」については2018年2月に申請を完了、牛豚用抗菌剤「ME4137」は臨床試験を継続中です。また、豚用ワクチン「ME4624」は2018年3月に治験を終了し、2018年度第1四半期の申請を予定しています。
なお、研究所については以下の4研究所体制となっております。
医薬研究所 :合成創薬のためのリード化合物の探索とその最適化、合成法検討、機器分析による構造解析並びに分子設計を中心とした創薬研究、感染症領域を中心とした創薬研究、ゲノム研究、ライフサイクルマネジメントのための研究、薬物の薬理評価・動態評価・安全性評価、導入薬評価
CMC研究所 :新薬・LCM・ジェネリック開発における原薬の合成プロセス確立と製剤の設計・改良検討および製剤製法確立、原薬・製剤の物性、安定性評価と規格試験法確立、治験薬(原薬、製剤)製造と製法スケールアップ・技術移管、製剤の包装設計と原価低減
バイオサイエンス研究所 :生産品目・次期生産導入品目の生産菌株育種及び培養・精製技術の確立、抗体医薬を中心とした創薬研究、バイオ後続品の研究開発、品質向上・コスト低減による工場支援並びにバイオ資源を活用した医薬品・農動薬・酵素・ジェネリック原料の新製品創出
生物産業研究所 :新規農薬・動物薬の創出と新製剤開発、既存品評価、販売支援業務
当連結会計年度における研究開発活動に関し、新たに取り組んだ事項及び変更事項は次のとおりであります。
(1) 食品
当連結会計年度における研究開発活動の金額は、132億13百万円であります。
① 発酵デイリー
牛乳類市場トップシェアである「明治おいしい牛乳」ブランドにて、もっと「新鮮な生乳のおいしさ、そのまま」を目指して従来のナチュラルテイスト製法をさらに進化させ、「明治おいしい牛乳900ml」(容器:おいしいパック)をリニューアル。
明治プロビオシリーズにおいて、R-1、LG21、PA-3商品群のリニューアル並びに新商品を発売。
「R-1」より、「明治プロビオヨーグルトR-1(112g)」、「明治プロビオヨーグルトR-1低脂肪(112g)」、「明治プロビオヨーグルトR-1砂糖0(112g)」、「明治プロビオヨーグルトR-1ブルーベリー脂肪0(112g)」のリニューアル、「明治プロビオヨーグルトR-1宅配用(100g)」、「明治プロビオヨーグルトR-1ドリンクタイプ レッドフルーツミックス(112ml)」、「明治プロビオヨーグルトR-1グレープフルーツ&アロエ(112g)」の発売。
「LG21」より、「明治プロビオヨーグルトLG21(112g)」、「明治プロビオヨーグルトLG21低脂肪(112g)」、「明治プロビオヨーグルトLG21砂糖0(112g)」、「明治プロビオヨーグルトLG21アロエ脂肪0(112g)」、「明治プロビオヨーグルトLG21ドリンクタイプ(112ml)」、「明治プロビオヨーグルトLG21ドリンクタイプ低糖・低カロリー(112ml)」のリニューアル、「明治プロビオヨーグルトLG21まろやかプレーン(112g)」、「明治プロビオヨーグルトLG21ドリンクタイプりんご&蜂蜜(112ml)」の発売。
「PA-3」より「明治プロビオヨーグルトPA-3(112g)」、「明治プロビオヨーグルトPA-3ドリンクタイプ(112ml)」のリニューアル。
ギリシャヨーグルトとして、濃厚なおいしさに加え、乳たんぱくや脂肪0等の栄養価値が得られる濃縮ヨーグルト「明治THE GREEK YOGURTプレーン(100g)」、「明治THE GREEK YOGURT砂糖0(100g)」、「明治THE GREEK YOGURT 5つの果実(100g)」を発売。
ブルガリアシリーズとして、本場ブルガリアの素焼のツボで作ったヨーグルトをモチーフにして蜂蜜でおいしく仕上げた「明治ブルガリアヨーグルト本場手作りスタイル(320g)」を発売。
蜂蜜をそのままカップに詰めたような、まったりとした口どけを特長とする新感覚デザート「明治禁断の食べるはちみつ」を発売。
固形タイプのヨーグルトにおいて、従来にない口どけが良くなめらかな食感と、濃密でクリーミーな食感が得られる独自製法を確立し、「明治ブルガリアヨーグルトLB81プレーン贅沢クリーミー生乳100」などの製造に活用。
② 加工食品
ナチュラルチーズを独自製法で新食感を実現した「明治ホロカ」「明治ホロカ 7種のベリーミックス」を発売。
好評の「明治エッセルスイーツ」シリーズから第二弾「明治 エッセルスーパーカップ Sweet's ティラミス」を発売。
バターをメインにクリームチーズ、なたね油、塩の4つの素材だけで作った新機軸スプレッド「明治スプレッタブル」を発売。
明治リゾットシリーズより、かきまぜて薫り立つリゾット「明治 芳醇ポルチーニクリームリゾット」を発売。
本格洋食店風のカレーとしてお馴染みの「銀座シリーズ」より、香り立つスパイシーな味わいが楽しめる「銀座チキンカリー」を発売。
チョコレートのこだわった「明治 GOLD LINE」シリーズを刷新、チョコレートの本格感をより楽しめる「明治 GOLD LINE CACAO36% バニラ」、「明治 GOLD LINE CACAO65% チョコレート」を発売。
③ 菓子
カカオ豆、発酵、焙煎、ブレンド、すべてにこだわったBean to Bar「明治ザ・チョコレート」シリーズを発売。iTQi(International Taste & Quality Institute:国際味覚審査機構)で三ツ星を受賞。ICA(International Chocolate Awards)、AOC(Academy Of Chocolate)、GTA(Grate Taste Awards)などにおいても受賞。また、チョコレート界で最も高い権威をもつフランスのチョコ愛好家クラブ “le Club des Croqueurs de Chocolat(クラブ・デ・クロークル・ド・ショコラ)からDesign Awardを与えられた。
健康志向チョコレートのチョコレート効果にカカオニブを加え、素材の美味しさをプラスした「チョコレート効果」に新ラインナップを発売。
噛み応えがあるのに口どけがいい、リズムある、心地よい食感のチョコレート「ガルボ」に、保管や持ち歩きに適し、食べたい量の調整、密閉できる清潔感といった「利便性」「安心感」を高めたチャック付パウチタイプを発売。
コラーゲンペプチド入りジュレを、果物の爽やかな味わいが楽しめるグミで包み、まわりにビタミンC入りパウダーをまぶした大人の女性のためのグミ「果汁グミ とろけるふたつの果実」を発売。オレンジ&レモンとグレープ&マスカットの2つの味を発売。
業務用チョコレート「Green Cacao」が、iTQi(国際味覚審査機構)で優秀味覚賞三ツ星受賞。
④ 栄養
プロテイン愛好者の不満要素の一つである「風味」を改良し、水で溶かしてもしっかり濃厚でおいしく飲める「ザバス ホエイプロテイン100 リッチショコラ」、「ザバス ホエイプロテイン100 香るミルク」(いずれも、50食分(1050g)、18食分(378g)) を発売。
プロテイン初心者でも手軽にそのまま飲める直飲み顆粒の「ザバス アミノパワープロテイン」シリーズの新味「ザバス アミノパワープロテイン レモン風味」を追加。さらに、独自素材であるパワーペプチドの風味を改善し、既存品である「ザバス アミノパワープロテイン パイナップル風味」、「ザバス アミノパワープロテイン カフェオレ風味」についても、より飲みやすく改良。いずれも、1包(4.2g)×11本。
同じくプロテイン初心者でも手軽にそのまま飲めるゼリータイプのプロテインとして、「ザバス ホエイプロテインゼリー ヨーグルト風味」、「ザバス ホエイプロテインゼリー グレープフルーツ風味」を発売。1個(180g)当たり、50kcal、たんぱく質5.5g、V.B2・V.B6・ナイアシン配合。
栄養が手軽に摂れるカップタイプの栄養飲料「メイバランスMiniカップ」シリーズに、甘みの苦手なお客様にむけ、甘くないヨーグルト風味で、かつミルク由来のたんぱく質のなかでもより利用性が高いホエイたんぱく質を100%使用した「メイバランスMiniカップ ヨーグルトテイスト」(白桃ヨーグルト風味、ブルーベリーヨーグルト風味、いちごヨーグルト風味、マスカットヨーグルト風味)シリーズを発売。いずれも、1本(125ml)当たり、200kcal、たんぱく質:7.5g、11種のビタミン、10種のミネラル。
主に病院・施設向けに、手軽においしく栄養が摂れるカップ入りゼリー飲料「メイバランス カップゼリー」シリーズ(ストロベリー味、バナナ味、ぶどう味)を発売。いずれも、1個(58g)当たり、80kcal、たんぱく質:4g、11種のビタミン、12種のミネラル。従来からのスパウト付アルミパウチタイプ「メイバランス ソフトJelly」、紙パックタイプ「メイバランス ブリックゼリー」に続き、カップタイプの総合栄養ゼリーを発売することで、患者様の様々な状態に合わせた栄養ゼリーを提供。
(2) 医薬品
医薬品事業におきましては、医療用医薬品における感染症、中枢神経系領域でのスペシャリティファルマを目指すとともに、ジェネリック医薬品、農薬、動物薬等にも注力し、積極的な研究開発活動を行っております。当事業に係る研究開発費として132億93百万円を投入いたしました。
医療用医薬品における具体的な開発品目の進捗状況は、以下のとおりです。
抗うつ薬「デプロメール®錠」は、2017年7月に小児の強迫性障害治療に対する承認を取得しました。パーキンソン病治療薬「サフィナミド(ME2125)」は、国内臨床第二/三相試験において主要評価項目を達成しました。2016年5月に発売した統合失調症治療薬「シクレスト®舌下錠」については、医療への科学的側面からの貢献を目指して、メディカルサイエンス推進室を中心に、抗精神病薬の適正使用に関するエビデンス創出に取り組んでいます。統合失調症治療薬「ジプラシドン(ME2112)」は、引き続き国内臨床第三相試験を実施しております。爪真菌症治療薬「ME1111」は、国内臨床第二相試験を開始しました。β-ラクタマーゼ阻害薬「OP0595」は、国内臨床第一相試験を終了しました。
生物産業分野におきましては、農薬事業では、新規農業用殺虫剤「ME5343(Afidopyropen)」を導出先のBASF社(ドイツ)と、新規農業用殺菌剤「ME5223(Fenpicoxamid)」を導出先のダウデュポン社(アメリカ)と、海外を中心に2018年の上市を目標にそれぞれ共同開発を進めております。日本化薬株式会社と共同開発した新規農業用殺虫剤「ファインセーブ(Flometoquin)」は、2018年3月に国内の農薬登録を取得しました。新規農業用殺虫剤「ME5382(Flupyrimin)」につきましては、国内の農薬登録の審査中であり、インドの水稲分野ではアリスタライフサイエンス株式会社とライセンス契約を締結しました。さらにアジア各国において申請に向けた試験を行っております。また、主力のいもち病防除剤「オリゼメート」につきましては、国内における新たな水稲栽培技術である密播・密苗栽培および側条処理への対応を進めています。動物薬事業では、牛用抗菌剤「ME4136」が農水省での審査過程にあり、牛用抗菌剤「ME4129」については2018年2月に申請を完了、牛豚用抗菌剤「ME4137」は臨床試験を継続中です。また、豚用ワクチン「ME4624」は2018年3月に治験を終了し、2018年度第1四半期の申請を予定しています。
なお、研究所については以下の4研究所体制となっております。
医薬研究所 :合成創薬のためのリード化合物の探索とその最適化、合成法検討、機器分析による構造解析並びに分子設計を中心とした創薬研究、感染症領域を中心とした創薬研究、ゲノム研究、ライフサイクルマネジメントのための研究、薬物の薬理評価・動態評価・安全性評価、導入薬評価
CMC研究所 :新薬・LCM・ジェネリック開発における原薬の合成プロセス確立と製剤の設計・改良検討および製剤製法確立、原薬・製剤の物性、安定性評価と規格試験法確立、治験薬(原薬、製剤)製造と製法スケールアップ・技術移管、製剤の包装設計と原価低減
バイオサイエンス研究所 :生産品目・次期生産導入品目の生産菌株育種及び培養・精製技術の確立、抗体医薬を中心とした創薬研究、バイオ後続品の研究開発、品質向上・コスト低減による工場支援並びにバイオ資源を活用した医薬品・農動薬・酵素・ジェネリック原料の新製品創出
生物産業研究所 :新規農薬・動物薬の創出と新製剤開発、既存品評価、販売支援業務
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このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E21902] S100DGCD)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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