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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100DBGZ

有価証券報告書抜粋 ロート製薬株式会社 研究開発活動 (2018年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー株式の総数等

当社グループは、少子高齢化の時代を迎える国内において、より多くの人々が、快適に暮らすことのできる社会の実現を目指し、健康と美に関するあらゆるソリューションを提供することで、健康寿命の延伸に挑戦しております。研究開発活動としましては、アイケア関連、スキンケア関連、内服・食品関連の既存領域ではさらに高度な技術の研究開発に注力することで、独創的かつ高機能製品の開発を進めるとともに、健康の維持増進に欠かせない食への取組を精力的に進めております。また、幹細胞を用いた再生医療による新規治療薬の研究開発を強化し、難治性疾患へのアプローチを開始いたしました。当連結会計年度において、国内外の大学をはじめとした外部機関との連携による技術導入をさらに推進し、医薬品をはじめ機能性化粧品や高機能性食品の領域に、高い技術力に裏打ちされた実効性のある独自性の高い新製品を投入することによって、引き続き事業基盤の強化を図っております。
当連結会計年度の研究開発費総額は65億7千8百万円(セグメント間の取引消去後)であり、セグメントごとの研究開発活動は、次のとおりであります。


アイケア関連におきましては、自社技術開発のさらなる強化とともに、外部研究機関との共同開発を積極的に行って、競争優位性の維持強化を進めております。また、幹細胞を用いた再生医療技術をはじめとする先端技術や製剤化技術の活用により、治療効果のさらなる増強とともに、持続性や快適性の向上等、幅広い消費者ニーズに対応した製品の研究開発を積極的に進めております。
当連結会計年度における主な成果としまして、シニア層の方々が年齢をあきらめず、よりアクティブな日々を過ごすことができるように、眼疲労時に低下する視覚機能の再活性化処方として、涙の成分であるムチンの分泌を促すビタミンAと、瞳細胞に活力を与えて活性化するタウリンを配合した高機能眼科用薬「Vロートアクティブプレミアム」を開発いたしました。
スキンケア関連におきましては、医薬品、医薬部外品及び化粧品等の分野を中心として、様々な皮膚疾患や肌の健康・美容に対する研究開発を積極的に進め、製薬企業としての技術基盤に基づく、高い機能性を有した製品の開発により競争優位性を確保することを重点課題として、研究開発活動を行っております。また、継続して外部研究機関との連携を強化し、新規技術の確保と新規領域への拡大に注力しております。
当連結会計年度における主な成果としまして、外気温や呼気中の水分まで取り込んで潤い続けるモイストバンク技術を搭載し、体温でとろける、口どけ高保湿のリップクリーム「メンソレータムメルティクリームリップ」を開発いたしました。また、肌の健康維持に重要なセラミドの研究成果を応用し、肌のバリア機能に大切なうるおいを補う「ケアセラAP」シリーズを開発いたしました。また、加齢に伴う女性の体臭変化に関して研究を行い、年齢とともに変化する大人女性のニオイケアに対応した新発想のボディ用洗浄剤「デオコ薬用ボディクレンズ」を開発いたしました。「オバジC」シリーズでは、ビタミンC誘導体を高濃度配合して有害物から肌を守り、日やけ止め機能、美容液、乳液、化粧下地として1本4役の効果を発揮する「オバジCマルチプロテクトUV乳液」を開発いたしました。さらに、世界的に大気汚染が社会問題となっている中、自動車排気ガス、PM2.5、黄砂など大気有害物質の皮膚への影響に関する研究に取り組み、大気有害物質の種類によって皮膚への影響が異なることを発見し、国際学会で発表いたしました。地域や環境に適した新しいスキンケアの提案へとつなげることが期待できます。
内服・食品関連におきましては、現代人の胃の悩みに応える胃腸薬として、日本で初めて胃粘膜修復成分テプレノンと銅クロロフィリンナトリウムを配合し、弱った胃を守る胃腸薬「パンシロンソフトベール」を開発いたしました。テプレノンが胃粘液の分泌を促進し、銅クロロフィリンナトリウムが荒れた胃粘膜の修復機能を高めます。また、中年期以降の物忘れの改善という新効能の医薬品として生薬オンジから抽出したエキスを配合した内服薬「キオグッド顆粒」を開発いたしました。いきいきとアクティブで前向きな毎日を応援する商品です。さらに、花粉シーズンの副鼻腔炎に着目し、日本で初めて生薬成分シンイエキスと抗アレルギー作用のあるメキタジンを組み合わせた「ロートアルガード鼻炎内服薬ゴールドZ」を開発いたしました。6つの有効成分を配合し、アレルギー性鼻炎だけでなく、副鼻腔炎による様々な鼻症状にも効果を発揮いたします。また、シークヮーサーの生産地である沖縄県大宜味村が、長寿の村で知られていることから、シークヮーサーに含まれるノビレチンに着目して独自に研究開発を進め、その成果を応用し、青魚などに含まれる成分DHA(ドコサヘキサエン酸)と組み合わせたサプリメント「ノビリンクEX」を開発いたしました。
当連結会計年度における研究開発費の金額は、57億4千8百万円であります。



競合他社品との競争優位性を図ることを重点課題として、製薬メーカーとしての技術基盤に基づいた技術の応用により、より一層の安全性、有効性、さらに機能性を向上させ、消費者の快適性を実現する製品の開発を進め、積極的に新規分野の拡大を目指しております。アイケア関連では、従来のドラックストアの医薬品売場以外の新しい市場を切り開くため「ROHTO JOLT」、「ROHTO BEAUTY SECRET」を開発・発売いたしました。スキンケア関連では「OXY VOLCANIC ASH FACE WASH」、「OXY OVERNIGHT ACNE REDUCING PATCH」などを開発・発売いたしました。
当連結会計年度における研究開発費の金額は、3億5千1百万円であります。


競合他社品との競争優位性を図ることを重点課題として、製薬メーカーとしての技術基盤に基づいた技術の応用により、より一層の安全性、有効性、さらに機能性を向上させ、消費者の快適性を実現する製品の開発を進め、関連会社との連携を強化し、積極的に新規分野の拡大を目指しております。新商品としては、当社で処方開発した「Hada Labo Tokyo」の技術を東欧にて導入・発売したほか、新規の消炎鎮痛剤などの開発を進めました。
当連結会計年度における研究開発費の金額は、1億5千8百万円であります。


スキンケア関連を中心に、競合他社品との競争優位性を図ることを重点課題として、製薬メーカーとしての技術基盤に基づいた技術の応用により、より一層の安全性、有効性、さらに機能性を向上させ、消費者の快適性を実現する製品の開発を進め、積極的に新規分野の拡大を目指しております。中国におきましては、スキンケア関連においてリップ、日やけ止め、男性用化粧品などを開発したほか、肌ラボでは技術導入等による開発も進め、数多くの新商品を発売いたしました。
当連結会計年度における研究開発費の金額は、3億2千万円であります。

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このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00942] S100DBGZ)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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