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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100CNZ6

有価証券報告書抜粋 日本精蝋株式会社 研究開発活動 (2017年12月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

わが国唯一のワックス専業メーカーとして、ワックスの有する撥水・防湿・ガスバリア・熱応答・潤滑性等々の多彩な特性を生かした多岐に亘る用途にて、高機能・高付加価値商品の開発に取組んでおります。
当社の研究開発体制は、素材開発およびその素材を使った応用研究・工程研究を担当するグループ、水分散物の開発に特化したグループ、ゴム老化防止用ワックスの開発に特化したグループの3グループで構成されており、「自社開発・高機能製品による成長分野向け製品群の更なる充実」を中期経営計画の方針に据え、顧客密着型の研究開発活動を推進しております。
また、複数の大学への委託研究、お客様と共同研究及び技術交流等、次世代の成長・育成に努めると共に、研究開発活動の活性化・高度化も図りました。

(1) 高度精製品
蒸留や溶剤処理等のワックス製造工程を組み合わせることにより、顧客の高い要求を満足する高性能・高機能化ワックスの開発に努めております。特に、分子蒸留装置の増設により、成長分野であるトナーやインクジェット・熱転写といったイメージング材料分野、二次電池部品やホットメルト接着剤・エンジニアリングプラスチックといった樹脂添加剤分野、サーモキネティック分野に注力し、石油ワックスや合成ワックスのみならず、天然油脂類の分留・精製にも取り組んでおります。

(2) 化成品
アルコール化やエステル化、ウレタン化等の反応を組み合わせることで、本来は無極性であるワックスに極性を付与し、各種樹脂との相溶性改善や分散剤としての機能性付与、他素材との反応性向上等に取り組んでおります。特に、無水マレイン酸変性ワックスであるMAWシリーズは、カーボンブラック等の分散効果に優れ、インキ・塗料分野への展開を図っております。

(3) 水性化ワックス
VOC排出規制を背景としたインキ・塗料分野における水性化ニーズに応えるべく、各種ワックスを乳化・可溶・分散した水性化ワックスの開発に取り組んでおります。また、脱フッ素を背景としたワックス系撥水剤、水の沸点以上の融点を持つワックスの乳化(加圧乳化)、ワックス系消泡剤、ウレタンボード離型剤、農薬展着剤等々、多岐に亘る用途への展開も図っております。

(4) 配合品
ゴム老化防止用ワックスでは、アジアを中心とした新興タイヤメーカーに向けての継続的な取り組みと併行し、次世代製品の開発に注力しました。その結果、植物蝋の高度な加工により、タイヤの外観を大幅に向上させる手法などを見出しつつあります。その一方で希少な天然蝋代替品の開発にも取り組み、キャンデリラワックスの代替品として製品化に至っております。

当連結会計年度における研究開発費は149百万円であります。


事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01005] S100CNZ6)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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