有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100DDCB
株式会社スターフライヤー 事業の内容 (2018年3月期)
当社は、既存の航空会社にはない、高品質・高付加価値サービスを提供する「感動のある航空会社」を目指して設立された新規航空会社であります。2018年3月31日現在、当社グループは、当社および非連結子会社1社(株式会社スターフライヤービジネスサービス)により構成されており、航空運送事業並びにそれに付随する附帯事業を営んでおります。当社事業の概要並びに特徴は以下のとおりであります。
なお、当社は、航空運送事業を主な事業とする単一業種の事業活動を営んでおり、また、経営資源の配分の決定や業績評価は、当社全体で行っております。したがって、事業セグメントは単一であるため、セグメント情報との関連は記載しておりません。
(1)当社事業の概要
① 航空運送事業
当社の航空運送事業は、航空機による旅客・貨物運送事業の総称であり、その概要は以下のとおりであります。
なお、北九州-那覇線は1日当たり1往復2便の国内定期便として、2017年7月4日から10月10日の夏季限定で運航しておりましたが、2018年2月8日から5月7日および7月13日から10月27日(2018年7月からは1日当たり2往復4便)の運航も決定しております。
② 附帯事業
当社の附帯事業は、①航空運送事業に付随する業務を総称しており、その概要は以下のとおりであります。
(2)当社事業の特徴
当社事業の主な特徴は以下のとおりであります。
① 高品質の顧客サービス
当社は、「最上級のホスピタリティ」を提供できる航空会社をめざし、以下のような顧客サービスを提供しております。
・全ての座席を革張りのシートとし、使用機体の座席数を最大座席数(180席仕様)から約2割減らすことで座席の前後間隔を広くとり、お客様が搭乗中快適に過ごせる仕様にしております。
・電源コンセント、コートフックなどビジネスユーザーを意識した機内装備としております。
・全座席にタッチパネル式液晶モニターを設置し、音楽・動画配信によるエンターテイメントをお楽しみいただけます。
・全座席にヘッドレストやフットレストを装備し、お客様が搭乗中ゆっくりとくつろげるように工夫しております。
・当社客室乗務員が選び抜いたドリンクサービスを無料で行っております。
・当社便ご利用のお客様を対象に、空港アクセスサービスとして、一部空港にて定額での乗合タクシーによる送迎サービスを提供しております。
・機材及び機内の外観は、当社コーポレートカラーのひとつである黒を基調とした独自性の高いデザインとなっております。また、制服から機内用品に至るまで当社独自のデザインでコーディネートされ、他の航空会社とは差別化されたブランドの確立を目指しております。
② 運航コストの削減と運航の効率化
当社では、使用する機材並びにエンジンを1種類に限定することで、整備部品在庫並びに整備要員等のコストを削減することに努めております。またこれに伴い整備に係る作業を平準化することで、整備時間の短縮化も図ることができるため、1機あたりの飛行回数の増加による収益性の向上に寄与しております。更に1機種に限定することは、安全運航の面から整備要員の機材整備技量の向上、運航乗務員の運航技量の向上、運航・整備・運送にかかわるスタッフ業務の平準化などにおいても寄与しております。
また、機材の導入にあたっても、中古機ではなく新造機を調達することを基本としており、その結果として機材年齢を抑え、故障等の経年に伴うトラブル発生の極小化を図っております。
こうしたコスト削減並びに効率化によって、低廉な旅客運賃と上記①に記載の顧客サービスの充実の両立を図っております。
③ 高いビジネスユースが見込める路線への就航
定期旅客運送事業においては、年間を通じて安定的なご利用が見込めるビジネスユースが期待できる路線への運航を行うことを方針としております。そのため、主に東京国際空港(羽田)との間で定期便を運航していることが特徴として挙げられます。特に当社主力路線である北九州-羽田線については、国内大手メーカーの工場等が集積した北九州工業地帯と各メーカーの本社機能を有する首都を結ぶ路線であることからビジネスにおけるニーズが高いと考えております。当該路線については、北九州空港が24時間運用されていることを活用し、早朝5時台の出発から24時台の到着まで、幅広い時間帯での運航を実現しており、ビジネスユースにおける利便性を充実させております。
また、不定期旅客運送事業については、主に北九州空港からの近距離国際線を中心としたチャーター便の運航を行っております。
④ 他社との提携
当社では、定期旅客運送事業の国内6路線において、全日本空輸株式会社との共同運航(コードシェア)を行っております。共同運航は、当社座席の一定割合を全日本空輸株式会社に卸売りするものであり、当社営業収入の安定化に寄与するものと考えております。またこれに加えて、当社は、同社の予約販売システムを用いて定期旅客運送事業における航空券の販売を行っております。これにより、全日本空輸株式会社の代理店網を活用した航空券販売が可能となっております。当社の営業未収入金のうち当該事業の販売額は、別途契約のある一部の販売代理店や法人顧客向けのものを除き、全日本空輸株式会社より回収することとなっております。
また、定期旅客運送事業以外にも、貨物運送事業において全日本空輸株式会社との共同運航を行っております。
[事業系統図]
※1 航空運送事業並びに附帯事業の内容は(1)当社事業の概要に記載のとおりであります。
※2 航空運送事業のうち、株式会社スターフライヤービジネスサービスは主として当社便の予約受付等のコールセンター業務を行っております。
⑤ 安全への取り組み
当社は、安全・安心を提供する航空会社として、日々安全運航に努めております。
安全運航の基本方針をはじめ、安全管理体制など、安全への取り組みをまとめた安全報告書を毎年作成しており、当社のホームページからご覧いただけます。
なお、当社は、航空運送事業を主な事業とする単一業種の事業活動を営んでおり、また、経営資源の配分の決定や業績評価は、当社全体で行っております。したがって、事業セグメントは単一であるため、セグメント情報との関連は記載しておりません。
(1)当社事業の概要
① 航空運送事業
当社の航空運送事業は、航空機による旅客・貨物運送事業の総称であり、その概要は以下のとおりであります。
なお、北九州-那覇線は1日当たり1往復2便の国内定期便として、2017年7月4日から10月10日の夏季限定で運航しておりましたが、2018年2月8日から5月7日および7月13日から10月27日(2018年7月からは1日当たり2往復4便)の運航も決定しております。
事業 | 概要 | |
旅客運送事業 | 定期旅客運送事業 | 国内定期便として、以下の路線を運航しております。 北九州-羽田線(1日11往復) 関西-羽田線(1日5往復) 福岡-羽田線(1日8往復) 福岡-中部線(1日3往復) 山口宇部-羽田線(1日3往復) 北九州-那覇線(1日1往復) (2018年3月31日現在) |
不定期旅客運送事業 | 北九州空港を中心に国内外への不定期旅客(チャーター)便を運航しております。 | |
貨物運送事業 | 定期旅客便の一部を活用して、航空貨物運送を行っております。 |
② 附帯事業
当社の附帯事業は、①航空運送事業に付随する業務を総称しており、その概要は以下のとおりであります。
業務 | 概要 |
空港ハンドリング業務の受託 | 国内外航空会社より、航空機運航に必要なハンドリング業務全般(旅客ハンドリング業務、グランドハンドリング業務)を受託しております。 |
広告宣伝業務 | 当社の運航する航空機の機体並びに機内のタッチパネル式液晶モニター、機内誌等を活用した広告枠の販売を行っております。 |
商品販売業務 | 主に、機内にて当社グッズ等を販売しております。 |
(2)当社事業の特徴
当社事業の主な特徴は以下のとおりであります。
① 高品質の顧客サービス
当社は、「最上級のホスピタリティ」を提供できる航空会社をめざし、以下のような顧客サービスを提供しております。
・全ての座席を革張りのシートとし、使用機体の座席数を最大座席数(180席仕様)から約2割減らすことで座席の前後間隔を広くとり、お客様が搭乗中快適に過ごせる仕様にしております。
・電源コンセント、コートフックなどビジネスユーザーを意識した機内装備としております。
・全座席にタッチパネル式液晶モニターを設置し、音楽・動画配信によるエンターテイメントをお楽しみいただけます。
・全座席にヘッドレストやフットレストを装備し、お客様が搭乗中ゆっくりとくつろげるように工夫しております。
・当社客室乗務員が選び抜いたドリンクサービスを無料で行っております。
・当社便ご利用のお客様を対象に、空港アクセスサービスとして、一部空港にて定額での乗合タクシーによる送迎サービスを提供しております。
・機材及び機内の外観は、当社コーポレートカラーのひとつである黒を基調とした独自性の高いデザインとなっております。また、制服から機内用品に至るまで当社独自のデザインでコーディネートされ、他の航空会社とは差別化されたブランドの確立を目指しております。
② 運航コストの削減と運航の効率化
当社では、使用する機材並びにエンジンを1種類に限定することで、整備部品在庫並びに整備要員等のコストを削減することに努めております。またこれに伴い整備に係る作業を平準化することで、整備時間の短縮化も図ることができるため、1機あたりの飛行回数の増加による収益性の向上に寄与しております。更に1機種に限定することは、安全運航の面から整備要員の機材整備技量の向上、運航乗務員の運航技量の向上、運航・整備・運送にかかわるスタッフ業務の平準化などにおいても寄与しております。
また、機材の導入にあたっても、中古機ではなく新造機を調達することを基本としており、その結果として機材年齢を抑え、故障等の経年に伴うトラブル発生の極小化を図っております。
こうしたコスト削減並びに効率化によって、低廉な旅客運賃と上記①に記載の顧客サービスの充実の両立を図っております。
③ 高いビジネスユースが見込める路線への就航
定期旅客運送事業においては、年間を通じて安定的なご利用が見込めるビジネスユースが期待できる路線への運航を行うことを方針としております。そのため、主に東京国際空港(羽田)との間で定期便を運航していることが特徴として挙げられます。特に当社主力路線である北九州-羽田線については、国内大手メーカーの工場等が集積した北九州工業地帯と各メーカーの本社機能を有する首都を結ぶ路線であることからビジネスにおけるニーズが高いと考えております。当該路線については、北九州空港が24時間運用されていることを活用し、早朝5時台の出発から24時台の到着まで、幅広い時間帯での運航を実現しており、ビジネスユースにおける利便性を充実させております。
また、不定期旅客運送事業については、主に北九州空港からの近距離国際線を中心としたチャーター便の運航を行っております。
④ 他社との提携
当社では、定期旅客運送事業の国内6路線において、全日本空輸株式会社との共同運航(コードシェア)を行っております。共同運航は、当社座席の一定割合を全日本空輸株式会社に卸売りするものであり、当社営業収入の安定化に寄与するものと考えております。またこれに加えて、当社は、同社の予約販売システムを用いて定期旅客運送事業における航空券の販売を行っております。これにより、全日本空輸株式会社の代理店網を活用した航空券販売が可能となっております。当社の営業未収入金のうち当該事業の販売額は、別途契約のある一部の販売代理店や法人顧客向けのものを除き、全日本空輸株式会社より回収することとなっております。
また、定期旅客運送事業以外にも、貨物運送事業において全日本空輸株式会社との共同運航を行っております。
[事業系統図]
※1 航空運送事業並びに附帯事業の内容は(1)当社事業の概要に記載のとおりであります。
※2 航空運送事業のうち、株式会社スターフライヤービジネスサービスは主として当社便の予約受付等のコールセンター業務を行っております。
⑤ 安全への取り組み
当社は、安全・安心を提供する航空会社として、日々安全運航に努めております。
安全運航の基本方針をはじめ、安全管理体制など、安全への取り組みをまとめた安全報告書を毎年作成しており、当社のホームページからご覧いただけます。
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このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E26084] S100DDCB)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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