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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100DG8O

有価証券報告書抜粋 ユシロ化学工業株式会社 研究開発活動 (2018年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー株式の総数等

2017年度は、第18次中期3ヵ年計画の初年度であり、この中期計画終了時点で「グローバル10(世界市場シェア10%、当社調べ)」達成を目標に掲げ、新製品の開発に取り組んでいます。以前から重要テーマとして取り組んできた「新分野への挑戦」のうち、大学や公的機関との共同研究が成果を挙げています。そのひとつが、“自己修復性ポリマーゲル「ウィザードゲル®」”です。これは、大阪大学で開発された技術を応用した製品で、従来の自己修復性材料では成し得なかった「切断傷」を修復する特徴を有しています。応用例として、医師や看護師、救急救命士といった人命に係る専門家が手術や処置の研修・シミュレーションで使用する「医療研修用臓器モデル」への適用が挙げられます。医療研修用臓器モデルは、心臓、肝臓をはじめ、さまざまな種類の臓器があります。現用の臓器モデルは、非常に高価なうえ、切開、縫合訓練を数回の使用で交換する必要があり、普及が進んでいない現状にあります。これに「ウィザードゲル®」を用いることで、自己修復性の効果で耐用回数が格段に増し、更には質感も本物に近づけることができるため、今後、多くの研修の場面での普及が期待されています。さらに、「ウィザードゲル®」は、医療分野に限らず、さまざまな用途での実装に向けて検討されています。近い将来「ウィザードゲル®」の特徴を生かした画期的な各種商品が、市場に展開されることを期待して日々研究活動を行っています。
当連結会計年度において、国内で研究開発に携わるスタッフは90名であり、当社従業員の29%に当たります。アメリカ、メキシコ、ブラジル、中国、タイ等の海外グループ各社との連携を密にするため、上記国内スタッフ以外に研究開発部門から13名を出向者として各社へ派遣しております。現在保有する特許は、国内60件、海外20件になります。当期の特許登録数は、国内5件を数え、知的財産権の確保及び活用に注力いたしました。当連結会計年度における研究開発費の総額は、1,632百万円であります。

(1) 日本

当社は、個々の顧客ニーズを的確に捉え、要望に合致した仕様に調整した製品を提供する「カスタマーインティマシー戦略」を得意としております。例えば、自動車産業分野を主眼に置いたグローバル展開を指向した高性能環境対応型水溶性切削油剤を開発し、国内と同時に海外展開を図る戦略を取っております。また、2015年に子会社化した日本シー・ビー・ケミカル㈱との協業として、冷間鍛造用の高性能「ノンボンデ潤滑剤」を開発しました。塑性加工&鋳造分野では、伸線加工や鍛造用油剤、ダイカスト用離型剤等の高性能化品を開発し、市場展開しています。ビルメンテナンス関連製品も、他社製品との差別化を意識した新製品開発を行っています。当連結会計年度における研究開発費の金額は、1,099百万円であります。

(2) 南北アメリカ、中国、東南アジア/インド
海外における「カスタマーインティマシー戦略」では、アジアにおけるアセアンテクニカルセンターを始めとして、海外各子会社の研究開発部門が、現地生産拠点のニーズを的確に把握した戦略的製品群を新たに構築し、ユーザー展開を積極的に進めていくことを目指してまいります。当連結会計年度における研究開発費の金額は、532百万円であります。

経営上の重要な契約等株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01080] S100DG8O)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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