有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100D204
JMACS株式会社 研究開発活動 (2018年2月期)
事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループは、産業用分野、情報通信分野、環境・エネルギー分野において、長年培ってきた電線・ケーブルの製造・加工技術をベースとして、さらなる高機能、高付加価値製品の開発・改良及びその周辺技術を取り込んだ新システムの開発に取り組んでおります。
現在の開発体制は、技術部門を中心に構成し、営業部門、製造部門、品質保証部門の連携のもと、直需指向と提案型営業に注力することで、市場動向・技術動向の情報収集・分析を行い、顧客ニーズに応えたスピーディーな開発活動を推進すると共に、新規のマーケットに対しても積極的なアプローチで業績の拡大に努めております。
この結果、当連結会計年度に係る研究開発費は、電線事業15,669千円、トータルソリューション事業4,387千円、総額20,056千円であります。
セグメント別の研究開発活動の概要は以下のとおりです。
<電線事業>
(1) 産業用分野
ファクトリーオートメーションを主とした産業用ネットワークシステムのオープン化、グローバル化が進む中、多様な顧客ニーズに対応するため、製品群の充実に努めております。
最近の動向としてその普及が加速している産業用イーサネット、マシンビジョンシステム等の分野において、市場ニーズに応えるべく、新材料、新技術の採用により、かつ、顧客と密着した開発体制の中で、製品群の高機能化と付加価値製品の開発に注力しております。
例えば、オートメーション化の益々の進展や高度化に伴い、使用環境の多角化が進み、工作機械や産業用ロボット等の可動配線に使用される高屈曲用ケーブルの需要が拡大しております。また、省配線を目的としたケーブルの複合化や細径化、高耐久性に加え、高解像化・高速伝送化の要求が高まる中、コネクタ・ハーネス加工も含め、顧客のニーズにマッチしたカスタマイズ製品の開発を継続して実現しております。
また、今後は、産業用途で培った高機能化技術のノウハウを医療用機器の分野へ水平展開を図り、用途拡大と販路拡大に取り組んでまいります。
(2) 情報通信分野
当社グループの高強度光ファイバーケーブルは、その特長である強靭性、難燃性、可とう性等の優れた機能を活かし、データセンターや大容量LAN配線システム等で多くの顧客から高い評価を得てまいりました。
情報通信分野においても、益々多様化する顧客ニーズに応えるため、産業用分野と同様に、カスタマイズ製品の開発に注力しており、加工技術を駆使した高難燃化、複合化等に取り組み、顧客から好評を得ております。
最近の市場として、さらなる高難燃化、多芯化に加え、細径化の要求等も多くあり、これら顧客ニーズに即したカスタマイズ製品を充実させることにより、更なる付加価値を高め、産業用分野との垣根を取り払った用途拡大と販路拡大に取り組んでまいります。
(3) 環境・エネルギー分野
再生エネルギー分野向けの計装・制御ケーブルは、顧客ニーズに基づく使用環境に適した独自製品の開発に取り組んでおり、省配線、省工数の実現に注力しております。
<トータルソリューション事業>
トータルソリューション事業では最新のAI・IoT技術を集約・統合し、スマート工場(工場内の設備や人をネットワークで接続し生産性を革新している工場)を実現するシステムの開発に取り組んでおります。現在下記5つのテーマをメインに研究開発活動を行っております。分野別の研究開発活動の概要は以下のとおりです。
(1) AI画像処理システム
IoTのコア技術の一つであるAI(人工知能)を活用した、AI画像処理システム(MAIS:マイズ)の開発を行っております。製造業の検査ラインやインフラ保全等で、目視での画像処理判断が難しい画像判定をAIに学習させることにより、熟練者と同等のレベルで平準化された判定が可能となります。今後顧客のニーズにあわせてAI画像処理システム(MAIS)の導入展開を進めております。
(2) ウェアラブルシステム(スマートグラスを使用した遠隔作業支援)
最近のトレンドであるウェアラブルデバイスの中核に位置するスマートグラスを使用し、工場のスマート化(見える化、効率化)を実現するツールとして遠隔作業支援システム(nvEye's:エヌヴィ)を開発しております。
顧客のニーズの多様化に対応できるよう定期的に最新技術を投入し、新規顧客だけではなく、導入済みの顧客に対してもバージョンアップを展開しております。
(3) FA生産ライン管理システム(LPWAセンサー、マルチ統合プラットフォームによる生産効率化)
従来より工場の見える化、効率化のツールとして活用されてきたアンドン(状態表示板)や生産表示板を大型液晶モニタ化し、さらにLPWAの無線技術を取り入れる事で、更なる作業効率、操作の簡易性、メンテナンス性をUPさせたシステムを開発しております。
また、マルチ統合プラットフォームと連携することで、工場全体の生産設備における稼働状況や見える化を実現し、お客様の要望にお応えするFA生産ライン管理システムを展開しております。
(4) 高精度予知保全センシングシステム
高精度IMU(慣性計測ユニット)と当社製予知保全ソフトウェア及び当社製ケーブルを使用した、高精度予知保全センシングシステム(PICCS)を開発しております。特に昨今製造工場での設備の老朽化とメンテナンスが課題となっており、高精度センサーにより得た劣化状況を解析し、メンテナンス時期、交換時期を特定する予知保全システム(PICCS)の需要が拡大しております。
当社グループではさらにPICCSで得た結果をAIに判定させることで、より精度の高い予知保全システムの開発を進めております。
(5) セキュリティシステム(カメラ+画像処理技術を使用したセキュリティ)
多様化した社会の中でセキュリティの重要性が再認識されておりますが、本格的にセキュリティ対策を行うとかなりのコストがかかります。当社グループでは監視用カメラと画像処理技術を使用した、人や車など動体のみを検知する簡易セキュリティシステム(アクロスライン)を開発しており、低価格で導入できるシステムを開発しております。
また、警備会社とタイアップして開発したカメラシステム、マンション全体の緊急連絡システム等、画像処理技術、センシング技術、ネットワーク技術を統合した様々なセキュリティソリューションを開発しております。
現在の開発体制は、技術部門を中心に構成し、営業部門、製造部門、品質保証部門の連携のもと、直需指向と提案型営業に注力することで、市場動向・技術動向の情報収集・分析を行い、顧客ニーズに応えたスピーディーな開発活動を推進すると共に、新規のマーケットに対しても積極的なアプローチで業績の拡大に努めております。
この結果、当連結会計年度に係る研究開発費は、電線事業15,669千円、トータルソリューション事業4,387千円、総額20,056千円であります。
セグメント別の研究開発活動の概要は以下のとおりです。
<電線事業>
(1) 産業用分野
ファクトリーオートメーションを主とした産業用ネットワークシステムのオープン化、グローバル化が進む中、多様な顧客ニーズに対応するため、製品群の充実に努めております。
最近の動向としてその普及が加速している産業用イーサネット、マシンビジョンシステム等の分野において、市場ニーズに応えるべく、新材料、新技術の採用により、かつ、顧客と密着した開発体制の中で、製品群の高機能化と付加価値製品の開発に注力しております。
例えば、オートメーション化の益々の進展や高度化に伴い、使用環境の多角化が進み、工作機械や産業用ロボット等の可動配線に使用される高屈曲用ケーブルの需要が拡大しております。また、省配線を目的としたケーブルの複合化や細径化、高耐久性に加え、高解像化・高速伝送化の要求が高まる中、コネクタ・ハーネス加工も含め、顧客のニーズにマッチしたカスタマイズ製品の開発を継続して実現しております。
また、今後は、産業用途で培った高機能化技術のノウハウを医療用機器の分野へ水平展開を図り、用途拡大と販路拡大に取り組んでまいります。
(2) 情報通信分野
当社グループの高強度光ファイバーケーブルは、その特長である強靭性、難燃性、可とう性等の優れた機能を活かし、データセンターや大容量LAN配線システム等で多くの顧客から高い評価を得てまいりました。
情報通信分野においても、益々多様化する顧客ニーズに応えるため、産業用分野と同様に、カスタマイズ製品の開発に注力しており、加工技術を駆使した高難燃化、複合化等に取り組み、顧客から好評を得ております。
最近の市場として、さらなる高難燃化、多芯化に加え、細径化の要求等も多くあり、これら顧客ニーズに即したカスタマイズ製品を充実させることにより、更なる付加価値を高め、産業用分野との垣根を取り払った用途拡大と販路拡大に取り組んでまいります。
(3) 環境・エネルギー分野
再生エネルギー分野向けの計装・制御ケーブルは、顧客ニーズに基づく使用環境に適した独自製品の開発に取り組んでおり、省配線、省工数の実現に注力しております。
<トータルソリューション事業>
トータルソリューション事業では最新のAI・IoT技術を集約・統合し、スマート工場(工場内の設備や人をネットワークで接続し生産性を革新している工場)を実現するシステムの開発に取り組んでおります。現在下記5つのテーマをメインに研究開発活動を行っております。分野別の研究開発活動の概要は以下のとおりです。
(1) AI画像処理システム
IoTのコア技術の一つであるAI(人工知能)を活用した、AI画像処理システム(MAIS:マイズ)の開発を行っております。製造業の検査ラインやインフラ保全等で、目視での画像処理判断が難しい画像判定をAIに学習させることにより、熟練者と同等のレベルで平準化された判定が可能となります。今後顧客のニーズにあわせてAI画像処理システム(MAIS)の導入展開を進めております。
(2) ウェアラブルシステム(スマートグラスを使用した遠隔作業支援)
最近のトレンドであるウェアラブルデバイスの中核に位置するスマートグラスを使用し、工場のスマート化(見える化、効率化)を実現するツールとして遠隔作業支援システム(nvEye's:エヌヴィ)を開発しております。
顧客のニーズの多様化に対応できるよう定期的に最新技術を投入し、新規顧客だけではなく、導入済みの顧客に対してもバージョンアップを展開しております。
(3) FA生産ライン管理システム(LPWAセンサー、マルチ統合プラットフォームによる生産効率化)
従来より工場の見える化、効率化のツールとして活用されてきたアンドン(状態表示板)や生産表示板を大型液晶モニタ化し、さらにLPWAの無線技術を取り入れる事で、更なる作業効率、操作の簡易性、メンテナンス性をUPさせたシステムを開発しております。
また、マルチ統合プラットフォームと連携することで、工場全体の生産設備における稼働状況や見える化を実現し、お客様の要望にお応えするFA生産ライン管理システムを展開しております。
(4) 高精度予知保全センシングシステム
高精度IMU(慣性計測ユニット)と当社製予知保全ソフトウェア及び当社製ケーブルを使用した、高精度予知保全センシングシステム(PICCS)を開発しております。特に昨今製造工場での設備の老朽化とメンテナンスが課題となっており、高精度センサーにより得た劣化状況を解析し、メンテナンス時期、交換時期を特定する予知保全システム(PICCS)の需要が拡大しております。
当社グループではさらにPICCSで得た結果をAIに判定させることで、より精度の高い予知保全システムの開発を進めております。
(5) セキュリティシステム(カメラ+画像処理技術を使用したセキュリティ)
多様化した社会の中でセキュリティの重要性が再認識されておりますが、本格的にセキュリティ対策を行うとかなりのコストがかかります。当社グループでは監視用カメラと画像処理技術を使用した、人や車など動体のみを検知する簡易セキュリティシステム(アクロスライン)を開発しており、低価格で導入できるシステムを開発しております。
また、警備会社とタイアップして開発したカメラシステム、マンション全体の緊急連絡システム等、画像処理技術、センシング技術、ネットワーク技術を統合した様々なセキュリティソリューションを開発しております。
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