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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100G83H

有価証券報告書抜粋 株式会社 コロナ 研究開発活動 (2019年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループは、住宅関連機器事業のみの単一セグメントとなるため、研究開発活動については、製品の種類別区分ごとに記載しております。

当社グループの研究開発活動については、当社技術本部において、暖房機器、空調・家電機器、住宅設備機器の3分野にわたる商品群により、安全・安心で環境にやさしい商品、快適・健康で心豊かな住空間、便利で経済的な生活を創造・実現することによって、お客様の期待に応える商品開発に取り組んでおります。マーケットインに徹した商品開発を通して、「お客様に喜んで買っていただける商品づくり」の具現化を図っております。
なお、商品の種類別の研究開発活動の主な内容は、次のとおりであります。

(1) 暖房機器
主力商品である石油ファンヒーターでは、普及機種G32タイプのモデルチェンジを行い、デザインを一新し丸みのある造形による視覚的な小型化を図ると共に、操作部ではスイッチの大型化、ユニバーサルデザインの採用により、操作性、視認性の向上を図りました。
WZシリーズ、VXシリーズ、STシリーズ、SRシリーズ、VGシリーズには、設定温度を20℃に自動切り替え、最大火力を60%に抑制した状態で体感温度を保ちながら省エネ運転するecoモードに、室温が17℃を下回った際に最大火力は抑制した状態を維持したまま風量のみ自動で上げ、足元から暖める「新ecoモード」を搭載し、省エネ運転時における快適性の更なる向上を図りました。
その他に、コンパクトなミニタイプ、基本機能が充実したGタイプなど合計8シリーズ18機種(本体色相別31種類)を開発しました。
遠赤外線電気暖房機では、ブラックセラミックコーティングを施したステンレスヒーター管を採用し、遠赤外線を豊富に放出するコアヒート、コアヒートスリム、見やすく使いやすい操作パネルと速暖性に優れたスリムカーボン、脱衣所や洗面所などの狭所での設置が可能なコンパクト壁掛け型のウォールヒート、合計4機種を開発しました。
FF式温風石油暖房機では、VGシリーズのモデルチェンジを行い、限られたスペースにも設置しやすいように、幅476mm、高さ570mm、奥行き310mmとコンパクトな本体サイズにし、直線的なラインを基調として、部屋にすっきり納まるデザインを採用すると共に、操作部には白色大型7セグLED採用及びスイッチを大型化し視認性・操作性を向上させました。
また、対流ファンガードの薄型化を図り、給排気筒径φ50mmの採用により、給排気筒施工範囲の拡大を図りました。
なお、当部門に係る研究開発費は132百万円であります。

(2) 空調・家電機器
主力商品であるルームエアコンでは、すばやく快適な涼しさをつくる天井気流制御、選べる再熱&涼除湿、大きなルーバーで気流をコントロールし、足元から部屋全体を床暖房のように暖めるビッグルーバー、運転スイッチを入れてから約2分で温風が吹き出す暖速モード、暖かさが続くノンストップ暖房&パワフル暖房のWシリーズ、使いやすく基本機能が充実したNシリーズ、冷房のみを使用される方のための冷房専用シリーズ、合計3シリーズ17機種を開発しました。
衣類乾燥除湿機では、使用シーンに合せて選べる4つの最適衣類乾燥モード、5段階湿度設定及びサーキュレータモードによる静音運転などを搭載したHシリーズ、しっかり乾かす「速暖モード」と湿度センサーで室内の湿度を検知し、衣類が乾いた頃を見計らって自動停止する「おまかせモード」を搭載した、パーソナルユースの衣類部屋干し乾燥ニーズに最適なスリムな6.3LタイプのSシリーズ、しっかり除湿、水捨て回数が少ないビッグタンクを搭載したコンパクトな6.3LタイプのPシリーズ、冷風、衣類乾燥、除湿の1台3役のどこでもクーラー、合計4シリーズ6機種を開発しました。
なお、当部門に係る研究開発費は133百万円であります。


(3) 住宅設備機器
ヒートポンプ式冷暖房システムでは、冷水冷房機能の追加により、多彩な放熱器8種を接続可能とした、コロナエコ暖クールエアコン8.7を開発し、部屋のレイアウトに合わせて、より自由に放熱器を選べるシステム設計を可能としました。また、従来はメインリモコンと床暖房・端末用リモコンの両方での操作を、新型リモコン1台に機能を集約し、運転状態の見易さを向上させると共に、端末の温度設定やオプション設定を容易にすることで、操作性や利便性を向上させました。
更に、室外ユニット1台で夏はエアコン冷房、冬は床暖房とエアコン暖房の連動運転による速暖性と快適性を両立させたエアコン付ヒートポンプ床暖房「コロナエコ暖クールエアコン」を開発しました。室外ユニットが1台のため省スペースでの設置が可能であり、また大気の熱吸収・熱放出を利用して効率良く冷暖房を行うことで、省エネ法における定格冷房エネルギー消費効率の区分「い」※をクリアし「ZEH」に対応可能となりました。また、ヘッダーを内蔵することで、ヘッダーや熱動弁コントローラーなどのシステム部材を不要とし、イニシャルコストの低減を図ると共に、施工性の向上を図りました。
自然冷媒CO2家庭用ヒートポンプ給湯機エコキュートでは、フルオートタイプ全機種に、入浴事故の予防をサポートするみまもり機能の強化の一環として、「浴室モニター」に入室時刻を表示する機能を追加し、更なる家族の気づきへのサポート強化を図りました。
また、HEMSを導入していない家庭でも、翌日の天気予報が“晴れ”の場合に、手動設定にて夜間運転の一部をセーブし、翌日の昼間に太陽光で発電した電力でエコキュートを運転させることにより、簡易的に発電電力を自家消費できる「ソーラーモード」機能をエコキュート全機種に搭載いたしました。
水道直圧式石油給湯機では、スタンダードモデルSAシリーズにおいて、本体内部の構造を見直し、新規の熱交換器を採用することにより、連続給湯効率を1%向上させ87%となりました。また、リモコンをリニューアルし、灯油を節約する「省エネ&ひかえめ設定」とお湯の使いすぎを抑える「給湯量セレクト」を1つのスイッチからON/OFFできる「ecoモードスイッチ」や、停電復帰時、時計の再設定が不要な「停電時時計保持機能(4時間)」を新たに搭載し、操作性を向上させました。
暖房専用ボイラーでは、ガス化タイプにおいて、屋内設置タイプの暖房配管口を本体の左側面と背面の両方に配置することができる構造に改良し施工性を向上させ、1台で様々な設置環境に対応できる4機種を開発しました。また、節約をかしこくサポートする「ecoガイド機能」などを備えた新型リモコンを採用し、利便性の向上を図りました。
床下専用放熱器において、暖房出力が大きい2.43kWタイプを新たに追加したほか、従来、縦設置、横設置でそれぞれ専用であった設置金具の縦横兼用化を図り、設置の利便性を図りました。
なお、当部門に係る研究開発費は440百万円であります。

この結果、当連結会計年度における研究開発費は706百万円であります。

※ 定格冷房能力の大きさ毎に、機器のエネルギー効率を3段階(「い」「ろ」「は」)に区分したもので、「い」は最も効率が良い区分になります。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01444] S100G83H)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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