有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100IWCN (EDINETへの外部リンク)
油研工業株式会社 研究開発活動 (2020年3月期)
当社における研究開発体制は、油圧技術全般と油圧機器に関しては研究開発部、油圧機器を組み込んだ装置に関しては油圧システム部が、また、環境関連装置に関しては環境機械部が担当しており、それぞれ新製品開発及び顧客ニーズに対応した開発・改良を行なっております。
当連結会計年度においては中期経営計画のもと、グローバル展開の柱となる国際標準製品(高圧大容量化、国際規格対応機器)を更に拡充することで、競争力のある製品体系の整備を進め、またアライアンス先との相互補完を取り入れて未参入業界・地域やボリュームゾーン向けの製品の開発、また永年築き上げた独自技術にて顧客密着型製品の開発も継続して進めております。
主な商品開発としては、高応答・高性能で好評頂いている高応答形比例電磁式方向流量制御弁のアンプ搭載モデルに、故障診断機能を備えたIoT対応デジタルモデルや、エントリ市場向けにコストパフォーマンスに優れた主弁フィードバック形モデル、オープン制御形モデルの更新などシリーズの拡充を図っております。またモバイル市場向けピストンポンプにおいては欧州への市場投入が始まっていますが、更に制御方式を拡充することでアジア市場への展開を進めてまいります。
一方、汎用製品においてはグローバル仕様に対応した主要モジュラー弁の市場投入が順次開始されていますが、引き続きパイロット形電磁切換弁や汎用比例弁の高圧化対応も進めております。
今後も海外グループ会社とのグローバルサプライチェーンを有効に活用し、モデル統合や品質・規格の統一を図ることで、高品質、低価格化を目指した最適な生産体制を構築し、製品開発においても海外連携を強化していきます。
油圧システム製品では、小型標準ユニットの高効率規制対応を含めたデザイン更新が完了し、市場投入が開始されます。また省エネ対応ユニットとして次期高効率規制に向けた電動機システムを選定し、ポンプ制御の簡素化を図った標準ユニットの開発にも取り組んでいます。また並行して顧客密着型量産ユニットの採用に向けた取り組みも継続していきます。
環境関連装置では、容器包装リサイクルに係わるペットボトル減容機・廃プラ減容機を中心に、処理施設一式のエンジニアリングを含め、周辺装置の開発、ラインナップの拡充等で幅広く顧客のニーズに応えています。また、弊社海外子会社と共に切屑圧縮機の海外向け販売に注力しており、新興国の環境・ニーズに合わせたグローバル仕様機を市場投入し、継続して機種の拡充に取り組んでおります。
なお、当連結会計年度の研究開発費の総額は362百万円であり、セグメント別としては、日本のみであります。
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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