有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100G50Y
シャープ株式会社 研究開発活動 (2019年3月期)
当社グループは、独自技術の開発を経営理念に掲げ、製品はもとより新材料や生産技術の開発に至るまで、積極的な研究開発活動を行っております。
研究開発体制として、基礎・応用研究開発を担う研究開発事業本部、全事業本部の設備開発を統轄する先進設備開発本部、カンパニー/事業本部傘下の研究開発組織には、目的別開発センター、具体的な製品設計を担当する事業部技術部を設置するとともに、全社横断的な技術・商品開発を推進するプロジェクト体制で推進しております。また、海外の優秀な人材の活用と海外現地のインフラやニーズに対応した開発を行う目的で、英国、米国、中国他に研究開発拠点を設け、グローバルな開発体制の下、密接な連携・協力関係を保ち、先進技術の研究開発を効率的に進めております。
「8KとAIoTで世界を変える」という事業ビジョンの実現に向け、2018年度には、研究開発事業本部を中心とするプロジェクト体制で「SHARP 8K Lab」を立上げ、8Kエコシステムの拡大と8K関連事業の早期拡大に向けた活動を開始、また、AIoT対応製品と連携して顧客価値を高める『COCORO+』サービスを実現する各種技術開発をスマートホームグループを中心に推進し、さらなるサービス・ソリューションの充実に取り組んでおります。
当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は108,545百万円であります。この内、スマートホームに係る研究開発費は28,029百万円、スマートビジネスソリューションに係る研究開発費は14,971百万円、IoTエレクトロデバイスに係る研究開発費は18,035百万円、アドバンスディスプレイシステムに係る研究開発費は40,931百万円、全社(共通)に係る研究開発費は6,578百万円であります。
なお、セグメントごとの主な研究成果は、次のとおりであります。
(1) スマートホーム
通信事業においては、世界で初めて動画用と静止画用2つのアウトカメラを搭載し、動画と静止画を同時に撮影できるスマートフォン、自社で開発・製造した有機ELディスプレイを搭載するとともに、世界最軽量を実現した、新たにお留守番機能を搭載し、家電連携・プログラミングなど多彩な機能が充実したモバイル型ロボット等、様々なシーンでの利便性や快適性を追求した商品を創出しました。さらに、㈱NTTドコモと共同で、第5世代移動通信方式(5G)による高精細8Kの映像コンテンツをライブ伝送することに成功するなど、8K映像技術や伝送技術を核に幅広い分野で、8Kエコシステムの構築・拡大を推進しました。
IoT HE事業においては、耳にかけることで自分の噛み方を測定できるを法人向けに発売。また、猫の尿量や体重を計測し、独自の異変検知アルゴリズム(AI)より解析することで健康管理をサポートするを発売するなど、人とペットの健やかで快適な生活環境づくりを提案しました。さらに、業界で初めて当社独自の空気浄化技術であるプラズマクラスター技術が、ペット皮膚病原因菌に抑制効果を発揮することを実証しました。
エネルギーソリューション事業においては、急速充電に対応し、満充電にかかる時間を従来機比の半分に短縮した住宅用等、最先端の創エネ、省エネ商品を創出しました。
2018年10月の東芝クライアントソリューション㈱(2019年1月にDynabook㈱へ社名変更)の株式取得により加わったパソコンおよびシステムソリューション事業においては、軽量かつ堅牢なボディを実現し、駆動時間、拡張性、セキュリティ性能のすべてを追求したモバイルノートPC「dynabook G」シリーズを商品化しました。
(2) スマートビジネスソリューション
POSターミナルのディスプレイ部に透明なNFC(近距離無線通信)アンテナを搭載し、スマートフォンやICカードをかざすことで簡単に決済できるを開発しました。また、汎用性の高いAndroid OSを搭載したコントローラー内蔵により、“パソコンレス”でデジタルサイネージの運用が可能なを発売しました。設置環境や店舗の営業形態などに応じた、画面輝度500cd/m2のと350cd/m2のを取り揃え、外光の差し込む場所でも鮮明な表示を実現しました。
(3) IoTエレクトロデバイス
デバイス事業においては、フルハイビジョン映像の32倍※の大容量データの高速演算処理が可能で、8Kコンテンツの美しい表示はもちろん、2Kや4Kの映像を高品位な8K映像に変換する、動画と静止画を同時に撮影することができるスマートフォンAQUOS R2に搭載した、当社従来モデルの約4.3倍にあたる業界最高の光出力130mWを実現したの量産化などにより、様々な製品の魅力度アップに大きく貢献しました。
先進設備開発事業においては、200~1,200万画素の高画素カメラをラインアップし、様々な撮影条件・設置環境に対応した等、幅広いシーンで活躍するセキュリティソリューションを提案しました。また、工場で生産する製品の微細なキズ汚れ、欠陥などを高速で検知する、生産工程で油やワックス汚れが付着した金属部品等を洗浄から乾燥まで一貫して行う等、業務自動化および省人化による生産性向上とコスト削減に貢献する商品を創出しました。
※フルハイビジョン(1,920×1,080画素,60Hz)に対し、解像度16倍、表示フレーム数2倍。
(4) アドバンスディスプレイシステム
世界で初めて新4K8K衛星放送の受信に対応したおよび8Kチューナー内蔵液晶テレビ、AQUOS 8Kと組み合せ、8K放送の立体音響を楽しめる、新4K8K衛星放送の録画に対応した、新4K衛星放送の受信が可能な、4K高画質のまま視聴・録画できる等、新4K8K衛星放送に合わせた商品の拡充を図りました。
また、テレビやスマートフォンの音声を耳元で楽しめる軽量タイプと、迫力の重低音と振動による臨場感を実現した高音質タイプの2機種を揃えたウェアラブルネックスピーカーを発売、時代のニーズに合ったライフスタイルを実現する商品を創出しました。さらに、を国内で量産化するとともに、スマートフォンやICカードを画面にかざすことで容易に通信が行えるを開発するなど、ディスプレイ技術の革新及び新たな用途提案を通じた事業拡大を進めました。
研究開発体制として、基礎・応用研究開発を担う研究開発事業本部、全事業本部の設備開発を統轄する先進設備開発本部、カンパニー/事業本部傘下の研究開発組織には、目的別開発センター、具体的な製品設計を担当する事業部技術部を設置するとともに、全社横断的な技術・商品開発を推進するプロジェクト体制で推進しております。また、海外の優秀な人材の活用と海外現地のインフラやニーズに対応した開発を行う目的で、英国、米国、中国他に研究開発拠点を設け、グローバルな開発体制の下、密接な連携・協力関係を保ち、先進技術の研究開発を効率的に進めております。
「8KとAIoTで世界を変える」という事業ビジョンの実現に向け、2018年度には、研究開発事業本部を中心とするプロジェクト体制で「SHARP 8K Lab」を立上げ、8Kエコシステムの拡大と8K関連事業の早期拡大に向けた活動を開始、また、AIoT対応製品と連携して顧客価値を高める『COCORO+』サービスを実現する各種技術開発をスマートホームグループを中心に推進し、さらなるサービス・ソリューションの充実に取り組んでおります。
当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は108,545百万円であります。この内、スマートホームに係る研究開発費は28,029百万円、スマートビジネスソリューションに係る研究開発費は14,971百万円、IoTエレクトロデバイスに係る研究開発費は18,035百万円、アドバンスディスプレイシステムに係る研究開発費は40,931百万円、全社(共通)に係る研究開発費は6,578百万円であります。
なお、セグメントごとの主な研究成果は、次のとおりであります。
(1) スマートホーム
通信事業においては、世界で初めて動画用と静止画用2つのアウトカメラを搭載し、動画と静止画を同時に撮影できるスマートフォン、自社で開発・製造した有機ELディスプレイを搭載するとともに、世界最軽量を実現した、新たにお留守番機能を搭載し、家電連携・プログラミングなど多彩な機能が充実したモバイル型ロボット等、様々なシーンでの利便性や快適性を追求した商品を創出しました。さらに、㈱NTTドコモと共同で、第5世代移動通信方式(5G)による高精細8Kの映像コンテンツをライブ伝送することに成功するなど、8K映像技術や伝送技術を核に幅広い分野で、8Kエコシステムの構築・拡大を推進しました。
IoT HE事業においては、耳にかけることで自分の噛み方を測定できるを法人向けに発売。また、猫の尿量や体重を計測し、独自の異変検知アルゴリズム(AI)より解析することで健康管理をサポートするを発売するなど、人とペットの健やかで快適な生活環境づくりを提案しました。さらに、業界で初めて当社独自の空気浄化技術であるプラズマクラスター技術が、ペット皮膚病原因菌に抑制効果を発揮することを実証しました。
エネルギーソリューション事業においては、急速充電に対応し、満充電にかかる時間を従来機比の半分に短縮した住宅用等、最先端の創エネ、省エネ商品を創出しました。
2018年10月の東芝クライアントソリューション㈱(2019年1月にDynabook㈱へ社名変更)の株式取得により加わったパソコンおよびシステムソリューション事業においては、軽量かつ堅牢なボディを実現し、駆動時間、拡張性、セキュリティ性能のすべてを追求したモバイルノートPC「dynabook G」シリーズを商品化しました。
(2) スマートビジネスソリューション
POSターミナルのディスプレイ部に透明なNFC(近距離無線通信)アンテナを搭載し、スマートフォンやICカードをかざすことで簡単に決済できるを開発しました。また、汎用性の高いAndroid OSを搭載したコントローラー内蔵により、“パソコンレス”でデジタルサイネージの運用が可能なを発売しました。設置環境や店舗の営業形態などに応じた、画面輝度500cd/m2のと350cd/m2のを取り揃え、外光の差し込む場所でも鮮明な表示を実現しました。
(3) IoTエレクトロデバイス
デバイス事業においては、フルハイビジョン映像の32倍※の大容量データの高速演算処理が可能で、8Kコンテンツの美しい表示はもちろん、2Kや4Kの映像を高品位な8K映像に変換する、動画と静止画を同時に撮影することができるスマートフォンAQUOS R2に搭載した、当社従来モデルの約4.3倍にあたる業界最高の光出力130mWを実現したの量産化などにより、様々な製品の魅力度アップに大きく貢献しました。
先進設備開発事業においては、200~1,200万画素の高画素カメラをラインアップし、様々な撮影条件・設置環境に対応した等、幅広いシーンで活躍するセキュリティソリューションを提案しました。また、工場で生産する製品の微細なキズ汚れ、欠陥などを高速で検知する、生産工程で油やワックス汚れが付着した金属部品等を洗浄から乾燥まで一貫して行う等、業務自動化および省人化による生産性向上とコスト削減に貢献する商品を創出しました。
※フルハイビジョン(1,920×1,080画素,60Hz)に対し、解像度16倍、表示フレーム数2倍。
(4) アドバンスディスプレイシステム
世界で初めて新4K8K衛星放送の受信に対応したおよび8Kチューナー内蔵液晶テレビ、AQUOS 8Kと組み合せ、8K放送の立体音響を楽しめる、新4K8K衛星放送の録画に対応した、新4K衛星放送の受信が可能な、4K高画質のまま視聴・録画できる等、新4K8K衛星放送に合わせた商品の拡充を図りました。
また、テレビやスマートフォンの音声を耳元で楽しめる軽量タイプと、迫力の重低音と振動による臨場感を実現した高音質タイプの2機種を揃えたウェアラブルネックスピーカーを発売、時代のニーズに合ったライフスタイルを実現する商品を創出しました。さらに、を国内で量産化するとともに、スマートフォンやICカードを画面にかざすことで容易に通信が行えるを開発するなど、ディスプレイ技術の革新及び新たな用途提案を通じた事業拡大を進めました。
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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