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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100G8QV

有価証券報告書抜粋 双葉電子工業株式会社 研究開発活動 (2019年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループ(当社および連結子会社)における研究開発費は、2,017百万円となりました。当社グループは、企業哲学である「本質之直視」を研究開発活動に展開し、物事を原理まで突き詰めることを常に意識しながら、各事業センターおよび国内外の子会社が一体となり研究開発を推進しています。研究開発体制については、新事業の創出と既存事業の拡大・強化を目的とし、当社コア技術・製品の強みを更に発展させる研究開発を主体とするコア技術開発センター、および社外の新規技術も積極的に組込み融合することにより早期に製品開発を行い事業化することを目的としたメカトロ製品開発センターの2つの開発センター体制で研究開発テーマの事業化を促進しています。各事業センターでは所管事業に関する新製品の開発を主体に、相互に連携をとりながら、研究開発活動を行っています。また、グループ全体の技術力向上と高付加価値製品の開発に寄与する知的財産の蓄積をはかるとともに、大学・外部研究機関との共同研究にも積極的に取り組んでいます。

(1) 電子デバイス関連
電子デバイス関連については、蛍光表示管および有機ELディスプレイを中心とする電子ディスプレイ、投影型静電容量方式のタッチパネルおよびそのモジュール、各種のラジコン・UAV機器やサーボモーターなどの製品をいち早く市場に投入すべく研究開発を行っています。
蛍光表示管については、顧客視点に立ちお客様の電源開発の負担を低減するとともに待機時の低消費電力化に対応した新フィラメント構造、および新駆動IC搭載製品開発を完了し拡販を進めています。
有機ELディスプレイについては、車載製品の顧客要求が強い高輝度化、および曲面配置に対応したフィルム製品の低コスト化開発を進め販売拡大を目指しています。高い透過率が特徴の透明有機EL製品は本年度より生産を開始します。更に、有機ELを利用した光学向けデバイスの生産を行っており、用途拡大へ向けた要素技術開発と製品開発にも取り組んでいます。
有機ELデバイス用塗布型乾燥剤については、高い捕水性能を有する無機化合物系塗布型乾燥剤のラインナップを拡充し、顧客プロセスに適合した製品の生産を開始しました。また、更なる補水能力向上に向けた技術開発にも取り組んでいます。
投影型静電容量方式タッチパネルについては、ガラスセンサーに加えフィルムセンサーの開発を推進し、これまで開発してきた自由形状・曲面化技術と組み合わせ、小型から大型、平面から曲面に至るまで、広範囲な要求仕様に対応できる製品開発を進めています。さらに、車載インテリアデザインの多様化に伴い価値観を増すセンターコンソール用ガラスカバーなど周辺部品の内製化も検討し、常に変化する市場要求に沿って、柔軟な対応を可能とする様々な新技術開発に取り組む計画です。
当社製品は特に車載市場を中心に、米国、欧州、アジア市場など、グローバルに展開していますが、今後は、車載市場にとどまらず、産業、建機、マリン市場へも提案し市場拡大を図ってまいります。また、タッチセンサーデバイスの単体ビジネスだけではなく、制御ICを含めたワンストップソリューションの対応を目指し、引き続き、お客様の多様なニーズに応えてまいります。
複合モジュールについては、多言語・可変フォント・簡易動画機能などを搭載したコマンド式TFT-LCDモジュールの標準品ラインナップの開発を完了し市場投入しました。さらに、お客様の幅広いニーズにお応え出来るよう製品開発を進めていきます。
ホビー用ラジコン機器については、空用ハイエンドクラスの18チャンネルプロポ、ヘリコプター用ジャイロ 一体型8チャンネル受信機、車用ハイエンドクラスの7チャンネルプロポ2機種、車用ミドルクラス4チャンネルプロポ、車用モータコントローラ、マルチコプター用の超小型受信機2機種などを開発し市場投入しました。
産業用ラジコン機器については、農業、建築、物流、インフラ市場に向け、免許不要な周波数帯を利用したテレコンおよびデータ通信用組み込み無線モジュールを開発し市場投入しました。また、920MHz帯IoTゲートウェイと周辺端末の開発を行っており、今後はシステムインテグレータと協業し、IoT市場への展開をはかっていきます。画像伝送システムについては、5GHz帯でFull-HDの画像を高画質のまま低遅延で伝送可能な屋外仕様の製品開発を行っています。
アクチュエータ関連については、シリーズ最小(体積比60%)のロボット用のコマンド方式サーボを市場投入しました。また、驚異のスピード・パワー・低消費電力のホビー用のハイパフォーマンスブラシレスサーボを市場投入しました。
UAV関連については、機体やプロポのカスタム対応に加え、1台のドローンを2台の送信機(操縦者)で受け渡しを可能にするS.BUS切替えアダプターを市場投入しました。
エンジン製品については、競技カー用製品のOEM受注を推進し、性能は国内外で高く評価され、シェア No.1を維持しています。無人機用途への動力源として、電子制御燃料噴射と高効率出力安定化回路付き発電システムを装備した4サイクル2気筒エンジン等のドローン専用動力源の開発を進め、農業、搬送、空撮、計測、調査等を主体とする国内外企業への販売展開を進めています。
以上を含め、当事業における研究開発費は、1,794百万円となりました。
(2) 生産器材
生産器材については、金型基礎器材から成形技術までのトータルサプライヤーとして、成形現場の支援につながる成形合理化製品やソフトウェアの開発を進めました。また、基礎器材は、モールドベース・ダイセット・プレート等の短納期化ならびに原価低減を進めました。
成形合理化製品では、プレス関連において、材料送り装置オートリールの高速化対応をはかり、より広い用途で使える製品開発を行い市場投入しました。射出成形関連においては、成形サイクルタイム短縮や樹脂量削減につながるホットランナシステムの開発を進め、高機能樹脂への対応を進めました。また、金型内の「見える化」を実現するモールドマーシャリングシステムでは、従来の圧力・樹脂温度・金型温度・樹脂流速に加え、射出成形時に金型の開き量を計測するセンサを新たに追加し、射出成形時に発生するより多くの情報を一元管理できるようにしました。
ソフトウェア開発では、モールドマーシャリングシステムに、取得した情報を分析する仕組みのシステム化を進めています。また、お客様の計測したデータを当社で分析するサービスも進めています。
基礎器材では、寸法指定プレート生産用自社開発設備のさらなる改良・改善や、お客様の図面により生産するモールドベース・ダイセットの生産準備を短時間化する専用CAD/CAMの開発を継続しています。
国内関連会社の株式会社カブクと連携し、基礎器材の合理的な生産方法の開発等を進めていきます。
以上を含め、当事業における研究開発費は、222百万円となりました。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01841] S100G8QV)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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