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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100G2JR

有価証券報告書抜粋 KOA株式会社 研究開発活動 (2019年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループでは、高精度・高信頼性が求められる自動車や産業機器分野に引き続き注力すると共に、IoT社会の実現により大きく変化していくであろう将来を見据え、新製品開発およびセンサ素子やセンサモジュール製品の開発に取り組んでいます。
「超スマート社会(Society5.0)」の実現や「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成により、人々が安心・安全で暮らしやすく幸せな生活が持続できる新たな社会を目指し、近年さまざまな技術革新が起きています。例えば自動車分野では、化石燃料を使用しない電気自動車の普及、大気汚染削減のための厳しい排ガス規制をクリアできる内燃機関搭載車の実現、交通事故による死亡者ゼロ実現のためのADAS(先進運転支援システム)や自動運転技術など、さまざまな技術革新が進んでいます。また、工場で使われる製造設備では生産に支障が起きる前に故障の兆候を見つける技術や、橋・トンネル・建築物などの劣化による事故を未然に防ぐ技術など事前予防の技術革新が進んでいます。さらに、次世代通信5Gの実用化により、自動車・医療・産業インフラ・エンターテイメントなどいろいろな分野での技術革新が起きていきます。これらの技術革新にはさまざまなセンサが必要であり、新たなセンサの実用化が期待されています。
このような背景から、当社グループはセンサ素子やセンサモジュール製品の開発に力を入れています。当社グループが得意とする白金薄膜温度センサでは、自動車の熱式流速センサ向けに小型で特性の良い製品や、排ガスの温度を測定することができる1,100℃耐熱品、そしてパワーモジュールの温度制御用にワイヤーボンディング対応温度センサなど、将来に向けた新製品の開発を進めています。また、温度センサ以外でも、これまでの抵抗器事業で培った基盤技術を活かし、新事業創出のためにセンサ素子やセンサモジュール製品の開発を積極的に進めています。酸素センサ・傾斜センサ・ひずみセンサなど開発中のセンサ素子は、展示会などでアピールしながらマーケティング活動を推進し、新たな社会に向けお客様と共創する取り組みを進めています。センサモジュール製品の開発では、人員の増強・開発用設備の導入・マーケティング活動のためのしくみづくりなど、先行投資の実施と共に早期に市場投入を目指し価値ある製品づくりを進めています。
センサを使用したセンシング回路では、周辺の温度変化に対する抵抗値変化が小さく、また長期間使用しても抵抗値変化が小さい高精度薄膜チップ抵抗器が使用され、高精度なセンシングを実現しています。将来の環境対応車では、市場の要求を実現するためにセンシング回路のさらなる高精度化の要求があり、より高精度な薄膜チップ抵抗器や高電圧を精度よく検出できる高電圧分圧薄膜抵抗器などラインアップ拡充に向けた新製品開発を進めています。そして、技術革新に伴ったセンサ市場の拡大による高精度薄膜チップ抵抗器の需要拡大に対応するために新工場を建設し増産体制を整えており、2025年には2017年度比約2倍の生産能力を確保する予定です。
産・学・官の連携では、将来必要とされる新材料や新技術の開発に積極的に取り組んでいます。国内だけでなく海外の大学や研究機関とも共同研究を行い、未来の新事業創出に向けた研究開発に注力し、将来お客様の要求にタイムリーに新製品を提供できるよう、先行投資を積極的に行っていきます。
なお、当連結会計年度の研究開発費は2,187百万円となりました。
また、当社グループの研究開発活動は、セグメント区分における「日本」にて行われております。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01902] S100G2JR)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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