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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100G2YP

有価証券報告書抜粋 CKD株式会社 研究開発活動 (2019年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等


当社グループは、創造的な知恵と技術で多種多様な流体制御と自動化の技術を活かし、豊かな社会づくりに貢献できる商品の開発をしております。また、市場のタイミングを逃がさないスピードでお客様に満足いただける商品とサービスが提供できるように、開発・生産・販売の各部門が組織的な活動を進めております。
商品開発の基本指針としましては、「グローバル化を推進するための海外商品開発の活動」「環境対応ビジネスを促進するエコ商品の開発活動」「5年10年後を見据えた先端技術開発活動」に取組んでまいりました。
当連結会計年度における各事業部門の研究開発項目は次のとおりであります。なお、当連結会計年度の研究開発費は、3,637百万円であり、各セグメントに配分できない基礎的研究費用409百万円が含まれております。

(1) 自動機械部門

薬品包装部門では、お客様の後発医薬品 (ジェネリック医薬品) の積極的な設備導入に落ち着きが見え始めたものの、FBPシリーズを多数お使いいただいており、既存のお客様の生産性向上に貢献できるⅠoTを活用したサービスやメンテナンスパックを開発、提案し、グループ会社のCKDフィールドエンジニアリング(株)を活用することにより、お客様にご満足いただけるサポートビジネスを展開してまいります。今後も安定的に売上を伸ばすためには、事業の軸を海外にもシフトしていくことが必要であり、中国の薬品包装市場を攻略するため新型機開発をシリーズ化で行い、スピードを上げて取組み、中国市場に投入してまいります。
電池部門では、国内外市場のPHV、EV自動車向けのリチウムイオン電池用高速巻回機の開発で培った技術を基に、今後は新型電池の生産設備を開発してまいります。
はんだ印刷検査部門では、回復兆しのある中国市場や成長市場である車載関係に向け、VPシリーズをよりグローバルに拡大できるようラインアップを増やし、マウンタメーカーとの連携強化で、欧州を攻略しシェアを伸ばしてまいります。
医療食品部門では、当社の強みである加熱、深絞り成形、シールに関するコア技術をさらに蓄積するとともに、発売中のVパックの要素技術や、新素材の成形技術を確立して、新たなビジネスの土台を固めてまいります。
新市場に参入していく活動といたしましては、食品包装機CFFシリーズによるVパックで新たな市場をつくります。専用包装機と使用するVパック用包材をセットで市場に投入する新たなビジネスを今年度も引き続き展開してまいります。
研究開発費の金額は、385百万円であります。

(2) 機器部門

将来を見据え電動事業の強化・拡大とGLOBAL要求に向けた商品開発及び電気製品、自動車、医療機器、食品製造工程から産業機器に至るまであらゆる分野で欠かすことのできない半導体産業、省エネルギー、省スペースなど環境に配慮した環境商品の開発など今後も利用分野が拡大し成長する市場や、ヒューマンアシストなど市場キーワードに対応した「業種対応商品」の開発及び商品力の強化に向けた「基幹商品」の開発に継続的に取組んでまいります。
電動事業につきましては電動アクチュエータ (モータレス) EBS/EKS/EBRシリーズを発売いたしました。EBS-LEシリーズはスライダタイプのスタンダードモデル、EKS-L※シリーズはスライダタイプの高タクト・高剛性モデル、EBR-LEシリーズはガイド内蔵形ロッドタイプとなっており、また、オプションとして二次電池製造工程用P4※シリーズ、食品製造工程用FPシリーズを追加発売しております。また、電動アクチュエータのアジア戦略モデルのモータレスタイプとしましてESA-L※シリーズも発売しております。大口短納期のご要求に対応し中国現地での生産体制を構築しております。
GLOBAL要求に向けた商品としましては上記の電動アクチュエータ、アジア戦略モデルESA-L※シリーズも対象ですが、ロータリクランプシリンダ・シングルガイドタイプRCS2シリーズ (中口径) などもございます。当社タイ法人におきまして、昨年4月にRCS2シリーズの小口径を開発し発売いたしましたが、自動車
Tier1メーカーでは中口径が広く採用されているため、更なる拡販を狙いサイズを拡充いたしました。また、同様にASEAN限定でパワークランプシリンダPWCシリーズも発売いたしました。欧米系の自動車・部品メーカーにて標準採用されているパワークランプシリンダのタイ生産を開始し、ASEAN地域での売上拡大を目指します。
業種対応商品では、半導体産業に向けて薬液用エアオペレイトバルブ (AMD Part3 Rシリーズ) の新たな接続方式として『Nano Link System (ナノリンクシステム) 』をバリエーション追加いたしました。
食品製造工程向けには脱臭フィルタSFC※40-FP2シリーズを発売いたしました。圧縮空気 (ガス) 中の臭いを吸着除去する高性能活性炭フィルタを装着しており、食品の安全対策のために、臭いを除去したクリーンエアー (窒素ガス、炭酸ガス) を提供いたします。また、オイルミストフィルタMシリーズに、エレメント交換時期を段階的 (交換推奨・交換必須時期) にお知らせする差圧スイッチオプションを追加発売いたしました。食品グレード潤滑油 (NSF H1) を使用し食品製造工程に適した予知保全が可能となっております。
環境に配慮した環境対応商品としましてはリニアスライドハンドLSH-HPシリーズを発売いたしました。長寿命、高精度位置決めオプションにて本体交換作業工数短縮を図っております。
ヒューマンアシストに向けた商品といたしましては、パワフルアームPAWシリーズを発売いたしました。欧州安全規格CEマーキングに適合した安全性の高いデザインを実現しております。「働く人のために」をコンセプトとした助力装置で、職場での作業負担軽減と作業者の安全確保に役立つ製品として売上拡大してまいります。
基幹商品といたしましては、設備・装置のIoT化の流れの中、センサ2機種につきまして各種設定変更・異常検出・個体識別等の要望に対応した、IO-Link通信対応オプションを開発いたしました。1つは電磁流量センサWFCシリーズで液温測定機能も追加選択可能となりました。もう1つはデジタル圧力センサPPXシリーズであります。継続してIO-Link通信対応機種を開発してまいります。
研究開発費の金額は、2,843百万円であります。

(注) 上記金額には、消費税等は含まれておりません。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01909] S100G2YP)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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