有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100FGMG
ヤマハ発動機株式会社 研究開発活動 (2018年12月期)
当社グループは、「感動創造企業」を企業目的とし、世界の人々に新たな感動と豊かな生活を提供することを目指しています。その実現のために、「新しく独創性ある発想・発信」「お客様の悦び・信頼感を得る技術」「洗練された躍動感を表現する魅力あるデザイン」「お客様と生涯にわたり結びつく力」を目指す「ヤマハ発動機らしいモノ創り」に挑戦し続け、人間の論理と感性を織り合わせる技術により、個性的かつ高品質な製品・サービスを提供します。
当社グループは、こうした「ヤマハ発動機らしさ」が「ヤマハ」ブランドとして様々なステークホルダーの皆様に認識され、生涯にわたって当社の製品・サービスを選んでいただけるよう、努力を続けることが当社の持続的な成長を実現するとともに中長期的な企業価値を高めるものと考えます。
当社グループは、2030年を見据えた長期ビジョンならびに2019年からの3ヵ年における中期経営計画において、持続的成長と企業価値向上を実現するための施策に取り組んでおります。
具体的には、ロボティクスを基盤技術として進化させながら(Advancing Robotics)、ヤマハらしい社会問題解決(Rethinking Solution)とモビリティの変革(Transforming Mobility)への取組み等に成長戦略投資を実行し、人々の可能性を拡げ、より良い生活と社会の実現(ART for Human Possibilities)に貢献してまいります。
当連結会計年度における当社グループ全体の研究開発費は、1,028億円となりました。セグメントごとの研究開発費及び研究開発活動の成果は次のとおりです。
〔二輪車〕
当連結会計年度の研究開発費は693億円となりました。主な成果は以下のとおりです。
・燃費に貢献する「ストップ&スタートシステム」、可変バルブシステムを搭載した水冷4ストローク「BLUE CORE(ブルーコア)」エンジン、LEDヘッドライト、フルデジタルメーターなどの充実したフィーチャーを特徴とし、インドネシアで拡大するプレミアムスクーター市場におけるエントリーモデルとして投入した125cm3スクーター「LEXi(レキシィ)」「LEXi-S(レキシィエス)」の開発。
・始動用動力と発電を兼ね、静かな始動性を実現するとともに発電ロスを低減する「SMART MOTOR GENERATOR(スマートモータージェネレーター)」、シート開閉の手間を省くフロント給油口、上質感と先進性を合わせもつ液晶メーターなどを特徴とする、インドネシアの二輪車市場の8割以上を占めるスクーター市場において、入門である「ベーシック」から中間の「スタンダード」へとステップアップを図るお父さん世代をターゲットにした、「Free Go (フリーゴー)」の開発。
・中期経営計画で掲げた成長戦略の一つとして「ひろがるモビリティの世界」を推進する中核技術の一つである「LMW(注1)」コミューターで、旋回時の優れた安定感をはじめとする「LMW」の特長と、300cm3エンジンの組み合わせで、スポーティかつ快適な平日のコミューティング、週末のファンライディングを提案する「3CT」の開発。
・停止状態からの発進時に最大約3秒間、スロットル操作に応じてスタータージェネレーターがモーターとして機能し、エンジンのトルクを補助する「HYBRID System(ハイブリッドシステム)」を備える「SMART MOTOR GENERATOR(スマートモータージェネレーター)」の他、先進的な空間を演出するカラーTFT液晶メーターなどを装備した、新型「NOZZA GRANDE(ノザグランデ)」の開発。
注1:「LMW」=Leaning Multi Wheel。モーターサイクルのようにリーン(傾斜)して旋回する3輪以上の車両の総称
〔マリン〕
船外機、ウォータービークル、ボート、プール、漁船・和船等の研究開発を行っており、当連結会計年度の研究開発費は135億円となりました。主な成果は以下のとおりです。
・300馬力船外機のカウンターローテーション(注2)対応モデルで、今後、海外市場のみならず国内市場においても見込まれる船外機搭載艇の大型化、それに伴う高出力船外機の2基掛け需要に対応するための4ストローク船外機、「FL300B」の開発。
・2基の船外機を自動制御してポジションを維持する「FISHPOINT(フィッシュポイント)」、船首を特定方向に維持したまま船を流すことができる「DRIFTPOINT(ドリフトポイント)」、位置と方位を設定し自船位置を維持する「STAYPOINT(ステイポイント)」の3種のモードを有し、幅広い場面に応じて船長の操船をサポートする定点保持機能「SETPOINT(セットポイント)」を装備したスポーツクルーザー 「SR320FB」の開発。
・ジョイスティックによる操船が可能な「HELM MASTER(ヘルムマスター)」、7インチのタッチスクリーンカラーディスプレイ「CL7」に対応し、ケーブルや油圧装置を廃した「内蔵型電動ステアリングシステム」により、軽快なレスポンスを発揮する「電動ステアリング」を初めて導入、高い利便性を提供する当社最大馬力モデル船外機「F425A/FL425A」の開発。
・ウォータービークルとして初の採用となるタッチセンサー付の4.3インチカラー液晶マルチファンクションメーターやダッシュボード周辺の機能をカスタマイズできる「マルチマウントシステム」を装備するなど、走行性能の向上だけでなく、ラグジュアリーモデルにふさわしい快適性、利便性を追求した、「MJ-FX Cruiser SVHO」の開発。
注2:カウンターローテーション= 標準の右回転モデルと合わせて左回転モデルを搭載することにより、操船負荷が
軽減し、安定した走行性能、加速性能が得られます。
〔特機〕
四輪バギー、レクリエーショナル・オフハイウェイ・ビークル(ROV)、ゴルフカー、スノーモビル、発電機、汎用エンジン等の研究開発を行っており、当連結会計年度の研究開発費は103億円となりました。主な成果は以下のとおりです。
・静粛性と低振動、力強い低速トルクと素直なレスポンスなど優れたオフロード走破性を両立した2気筒847cm3エンジン、タイトでテクニカルな走行環境に最適なコンパクトかつ軽量な車体、片手で操作できるテールゲートを備えた大容量のリアベッド(荷台)などを特徴とし、オフロードナビゲーションシステムなどのアクセサリーを「Wolverine(ウルヴァリン)シリーズ」で共有化できるようにした、2人乗りレクリエーショナルROV「Wolverine X2 (ウルヴァリン エックスツー)」の開発。
・同一のプラットフォームに、ガソリンエンジンとバッテリーモーターの2種類の駆動方式と、積載容量200ポンドと400ポンドの2種類の荷台構成を用意し、ゴルフ場やレジャー施設などの施設管理用として幅広く活躍するユーティリティビークル(ランドカー)、「UMAX(ユーマックス)」の開発。
・パワーアップした高性能小型79cm3OHVエンジンに、高効率低ノイズコントローラー、小型高出力発電体を組み合わせて出力性能を大幅に向上し、始動性、操作性、メンテナンス性を向上させるフィーチャーも装備した、持ち運び易さも考慮した斬新なスタイリッシュボディデザインの定格1800Wインバーター発電機「EF1800iS」の開発。
〔産業用機械・ロボット〕
サーフェスマウンター(注3)、産業用ロボット等の研究開発を行っており、当連結会計年度の研究開発費は48億円となりました。主な成果は以下のとおりです。
・新型ヘッドの採用や基板搬送シーケンスの改善、大型基板搬送時の装置内バッファサイズの拡大などにより生産性を向上し、従来比約20%アップとなる90,000CPH(CPH=Chip Per Hour:単位時間当たりで実行可能な搭載部品の総数)の搭載能力を実現した、「Σ-G5SⅡ」の開発。
・自動段取り切り替えやハンダ位置のずれ自動調整、ディスペンサーの塗布検査データの自動変換など、実装設備のフルラインナップメーカーである強みを活かしてマシン間の連携が迅速に行えるようにした、プリント基板に印刷されたクリームハンダの印刷状態を検査する当社初のハンダ印刷検査装置(SPI:Solder Paste Inspection)「YSi-SP」の開発。
・幅広い生産形態に柔軟かつ効率良く対応可能な汎用性と、クラス世界最速95,000CPHの搭載能力を両立した万能型表面実装機の新製品「Z:LEX(ジーレックス) YSM20R」の開発。コストや時間のロスを省きマシン稼働率を更に向上させることも可能とする、専用オプションの無停止パレット交換ATS(Auto Tray Sequencer、トレー自体をダイレクトにマウンターに供給する装置)「sATS30NS」をはじめ、当社他機種でもオプション設定のある独自技術による新型ALF(Auto Loading Feeder、自動補給機能)やノンストップフィーダー一括交換システムも用意。
・最大1,500本のリールの収納ができ、一度に最大33本のリールの一括出し入れが可能なストレージシステムで、IoT/M2M統合システム「INTELLIGENT FACTORY(インテリジェントファクトリー)」による実装ラインとの連携により、補給が必要となる実装部品を最適タイミングで自動的に事前出庫して一括供給することで、作業者の負担を大幅に削減するとともに部品供給遅れによる生産中断を防止できるインテリジェントSMD(Surface Mount Device、表面実装部品)ストレージシステム、「YST15」の開発。
・蛍光イメージングや画像を用いた高度な細胞選択機能を搭載し、従来の細胞塊用専用容器に加えて、種々の市販品細胞容器に対応できるようになり、iPS細胞やトランスフェクション細胞、ゲル中で培養した細胞(塊)のダイレクトピッキングなど、幅広いピッキングアプリケーションを実現した、「CELL HANDLER(セルハンドラー)」の開発と、海外販売活動開始。
注3:サーフェスマウンター= エレクトロニクス製品に組み込まれる電子回路基板に、各種の電子部品を搭載する
生産設備
〔その他〕
電動アシスト自転車、自動車用エンジン、産業用無人ヘリコプター、電動車いす等の研究開発を行っており、当連結会計年度の研究開発費の合計額は48億円となりました。主な成果は以下のとおりです。
・スポーツ自転車に適したドライブユニット「PW-X」「PWseries SE」や、大容量リチウムイオンバッテリー、ディスクブレーキなど、それぞれのモデル特性に合わせた新機能やパーツを採用し、これまでにない新感覚の走り心地を提供する「YPJ」シリーズ4モデル(YPJ-XC/ER/EC/TC)の開発。
・通勤や街乗りなどのシーンで使いやすい上質感のあるデザインを備え、コンパクトモデルでは初となる内装5段変速やオンロードでの走行性を重視したタイヤを採用し、24型モデルでありながら本格的な走行を実現させた、「PAS CITY-V」の開発。
・2019年度からの本格的な事業化を目指すこととなった、産業用無人ヘリコプターを用いた工事用資機材の運搬事業について、九州電力株式会社の協力のもと行った実証実験。
・冒険心をかき立てるオフロードテイストのデザインを採用し、ROVや4輪バギーなどで培った技術やノウハウを凝縮した走破性を実現した、新しい低速モビリティのコンセプトモデル「YNF(Yamaha Next Field)-01」の制作と「第45回 国際福祉機器展 H.C.R.2018」への出展。
当社グループは、こうした「ヤマハ発動機らしさ」が「ヤマハ」ブランドとして様々なステークホルダーの皆様に認識され、生涯にわたって当社の製品・サービスを選んでいただけるよう、努力を続けることが当社の持続的な成長を実現するとともに中長期的な企業価値を高めるものと考えます。
当社グループは、2030年を見据えた長期ビジョンならびに2019年からの3ヵ年における中期経営計画において、持続的成長と企業価値向上を実現するための施策に取り組んでおります。
具体的には、ロボティクスを基盤技術として進化させながら(Advancing Robotics)、ヤマハらしい社会問題解決(Rethinking Solution)とモビリティの変革(Transforming Mobility)への取組み等に成長戦略投資を実行し、人々の可能性を拡げ、より良い生活と社会の実現(ART for Human Possibilities)に貢献してまいります。
当連結会計年度における当社グループ全体の研究開発費は、1,028億円となりました。セグメントごとの研究開発費及び研究開発活動の成果は次のとおりです。
〔二輪車〕
当連結会計年度の研究開発費は693億円となりました。主な成果は以下のとおりです。
・燃費に貢献する「ストップ&スタートシステム」、可変バルブシステムを搭載した水冷4ストローク「BLUE CORE(ブルーコア)」エンジン、LEDヘッドライト、フルデジタルメーターなどの充実したフィーチャーを特徴とし、インドネシアで拡大するプレミアムスクーター市場におけるエントリーモデルとして投入した125cm3スクーター「LEXi(レキシィ)」「LEXi-S(レキシィエス)」の開発。
・始動用動力と発電を兼ね、静かな始動性を実現するとともに発電ロスを低減する「SMART MOTOR GENERATOR(スマートモータージェネレーター)」、シート開閉の手間を省くフロント給油口、上質感と先進性を合わせもつ液晶メーターなどを特徴とする、インドネシアの二輪車市場の8割以上を占めるスクーター市場において、入門である「ベーシック」から中間の「スタンダード」へとステップアップを図るお父さん世代をターゲットにした、「Free Go (フリーゴー)」の開発。
・中期経営計画で掲げた成長戦略の一つとして「ひろがるモビリティの世界」を推進する中核技術の一つである「LMW(注1)」コミューターで、旋回時の優れた安定感をはじめとする「LMW」の特長と、300cm3エンジンの組み合わせで、スポーティかつ快適な平日のコミューティング、週末のファンライディングを提案する「3CT」の開発。
・停止状態からの発進時に最大約3秒間、スロットル操作に応じてスタータージェネレーターがモーターとして機能し、エンジンのトルクを補助する「HYBRID System(ハイブリッドシステム)」を備える「SMART MOTOR GENERATOR(スマートモータージェネレーター)」の他、先進的な空間を演出するカラーTFT液晶メーターなどを装備した、新型「NOZZA GRANDE(ノザグランデ)」の開発。
注1:「LMW」=Leaning Multi Wheel。モーターサイクルのようにリーン(傾斜)して旋回する3輪以上の車両の総称
〔マリン〕
船外機、ウォータービークル、ボート、プール、漁船・和船等の研究開発を行っており、当連結会計年度の研究開発費は135億円となりました。主な成果は以下のとおりです。
・300馬力船外機のカウンターローテーション(注2)対応モデルで、今後、海外市場のみならず国内市場においても見込まれる船外機搭載艇の大型化、それに伴う高出力船外機の2基掛け需要に対応するための4ストローク船外機、「FL300B」の開発。
・2基の船外機を自動制御してポジションを維持する「FISHPOINT(フィッシュポイント)」、船首を特定方向に維持したまま船を流すことができる「DRIFTPOINT(ドリフトポイント)」、位置と方位を設定し自船位置を維持する「STAYPOINT(ステイポイント)」の3種のモードを有し、幅広い場面に応じて船長の操船をサポートする定点保持機能「SETPOINT(セットポイント)」を装備したスポーツクルーザー 「SR320FB」の開発。
・ジョイスティックによる操船が可能な「HELM MASTER(ヘルムマスター)」、7インチのタッチスクリーンカラーディスプレイ「CL7」に対応し、ケーブルや油圧装置を廃した「内蔵型電動ステアリングシステム」により、軽快なレスポンスを発揮する「電動ステアリング」を初めて導入、高い利便性を提供する当社最大馬力モデル船外機「F425A/FL425A」の開発。
・ウォータービークルとして初の採用となるタッチセンサー付の4.3インチカラー液晶マルチファンクションメーターやダッシュボード周辺の機能をカスタマイズできる「マルチマウントシステム」を装備するなど、走行性能の向上だけでなく、ラグジュアリーモデルにふさわしい快適性、利便性を追求した、「MJ-FX Cruiser SVHO」の開発。
注2:カウンターローテーション= 標準の右回転モデルと合わせて左回転モデルを搭載することにより、操船負荷が
軽減し、安定した走行性能、加速性能が得られます。
〔特機〕
四輪バギー、レクリエーショナル・オフハイウェイ・ビークル(ROV)、ゴルフカー、スノーモビル、発電機、汎用エンジン等の研究開発を行っており、当連結会計年度の研究開発費は103億円となりました。主な成果は以下のとおりです。
・静粛性と低振動、力強い低速トルクと素直なレスポンスなど優れたオフロード走破性を両立した2気筒847cm3エンジン、タイトでテクニカルな走行環境に最適なコンパクトかつ軽量な車体、片手で操作できるテールゲートを備えた大容量のリアベッド(荷台)などを特徴とし、オフロードナビゲーションシステムなどのアクセサリーを「Wolverine(ウルヴァリン)シリーズ」で共有化できるようにした、2人乗りレクリエーショナルROV「Wolverine X2 (ウルヴァリン エックスツー)」の開発。
・同一のプラットフォームに、ガソリンエンジンとバッテリーモーターの2種類の駆動方式と、積載容量200ポンドと400ポンドの2種類の荷台構成を用意し、ゴルフ場やレジャー施設などの施設管理用として幅広く活躍するユーティリティビークル(ランドカー)、「UMAX(ユーマックス)」の開発。
・パワーアップした高性能小型79cm3OHVエンジンに、高効率低ノイズコントローラー、小型高出力発電体を組み合わせて出力性能を大幅に向上し、始動性、操作性、メンテナンス性を向上させるフィーチャーも装備した、持ち運び易さも考慮した斬新なスタイリッシュボディデザインの定格1800Wインバーター発電機「EF1800iS」の開発。
〔産業用機械・ロボット〕
サーフェスマウンター(注3)、産業用ロボット等の研究開発を行っており、当連結会計年度の研究開発費は48億円となりました。主な成果は以下のとおりです。
・新型ヘッドの採用や基板搬送シーケンスの改善、大型基板搬送時の装置内バッファサイズの拡大などにより生産性を向上し、従来比約20%アップとなる90,000CPH(CPH=Chip Per Hour:単位時間当たりで実行可能な搭載部品の総数)の搭載能力を実現した、「Σ-G5SⅡ」の開発。
・自動段取り切り替えやハンダ位置のずれ自動調整、ディスペンサーの塗布検査データの自動変換など、実装設備のフルラインナップメーカーである強みを活かしてマシン間の連携が迅速に行えるようにした、プリント基板に印刷されたクリームハンダの印刷状態を検査する当社初のハンダ印刷検査装置(SPI:Solder Paste Inspection)「YSi-SP」の開発。
・幅広い生産形態に柔軟かつ効率良く対応可能な汎用性と、クラス世界最速95,000CPHの搭載能力を両立した万能型表面実装機の新製品「Z:LEX(ジーレックス) YSM20R」の開発。コストや時間のロスを省きマシン稼働率を更に向上させることも可能とする、専用オプションの無停止パレット交換ATS(Auto Tray Sequencer、トレー自体をダイレクトにマウンターに供給する装置)「sATS30NS」をはじめ、当社他機種でもオプション設定のある独自技術による新型ALF(Auto Loading Feeder、自動補給機能)やノンストップフィーダー一括交換システムも用意。
・最大1,500本のリールの収納ができ、一度に最大33本のリールの一括出し入れが可能なストレージシステムで、IoT/M2M統合システム「INTELLIGENT FACTORY(インテリジェントファクトリー)」による実装ラインとの連携により、補給が必要となる実装部品を最適タイミングで自動的に事前出庫して一括供給することで、作業者の負担を大幅に削減するとともに部品供給遅れによる生産中断を防止できるインテリジェントSMD(Surface Mount Device、表面実装部品)ストレージシステム、「YST15」の開発。
・蛍光イメージングや画像を用いた高度な細胞選択機能を搭載し、従来の細胞塊用専用容器に加えて、種々の市販品細胞容器に対応できるようになり、iPS細胞やトランスフェクション細胞、ゲル中で培養した細胞(塊)のダイレクトピッキングなど、幅広いピッキングアプリケーションを実現した、「CELL HANDLER(セルハンドラー)」の開発と、海外販売活動開始。
注3:サーフェスマウンター= エレクトロニクス製品に組み込まれる電子回路基板に、各種の電子部品を搭載する
生産設備
〔その他〕
電動アシスト自転車、自動車用エンジン、産業用無人ヘリコプター、電動車いす等の研究開発を行っており、当連結会計年度の研究開発費の合計額は48億円となりました。主な成果は以下のとおりです。
・スポーツ自転車に適したドライブユニット「PW-X」「PWseries SE」や、大容量リチウムイオンバッテリー、ディスクブレーキなど、それぞれのモデル特性に合わせた新機能やパーツを採用し、これまでにない新感覚の走り心地を提供する「YPJ」シリーズ4モデル(YPJ-XC/ER/EC/TC)の開発。
・通勤や街乗りなどのシーンで使いやすい上質感のあるデザインを備え、コンパクトモデルでは初となる内装5段変速やオンロードでの走行性を重視したタイヤを採用し、24型モデルでありながら本格的な走行を実現させた、「PAS CITY-V」の開発。
・2019年度からの本格的な事業化を目指すこととなった、産業用無人ヘリコプターを用いた工事用資機材の運搬事業について、九州電力株式会社の協力のもと行った実証実験。
・冒険心をかき立てるオフロードテイストのデザインを採用し、ROVや4輪バギーなどで培った技術やノウハウを凝縮した走破性を実現した、新しい低速モビリティのコンセプトモデル「YNF(Yamaha Next Field)-01」の制作と「第45回 国際福祉機器展 H.C.R.2018」への出展。
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このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02168] S100FGMG)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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