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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100G240

有価証券報告書抜粋 株式会社日本トリム 研究開発活動 (2019年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等


当社グループは、水を電気分解して得られる、「抗酸化性」を持つ水素を豊富に含んだ「電解水素水」の研究及びそれを生成する「整水器」等の機器開発を行っております。また、先進医療分野である再生医療関連事業におきましても、さい帯血由来の幹細胞を利用した新しい医療の実現を目指し臨床試験等を実施しております。

(1) ウォーターヘルスケア事業

① 飲用分野
電解水素水は、医療効果の認証を得ている「胃腸症状の改善」だけでなく、溶存する水素の抗酸化作用による様々な効果が期待されており、産学共同研究により、新たな機能の解明、実証に取り組んでおります。国立研究開発法人理化学研究所との共同研究では、「電解水素水の効果の機序解明」を目的に、基礎研究試験、動物試験、臨床試験を総合的に推進しております。その成果の一部として、本年5月に開催された第15回日本疲労学会総会・学術集会で電解水素水飲用による疲労抑制効果について2演題が発表されました。東北大学大学院医学系研究科との糖尿病患者への電解水素水飲用臨床試験は、その成果を国際学術誌に論文投稿中です。東京大学大学院工学研究科との電解水素水の物性解明に向けた研究も論文投稿に向けて順調に進捗しております。高知県須崎市でのメタボ対象者・予備軍に対する飲用臨床試験は、200世帯での飲用が終了し、解析に入っております。今後、さらに300世帯に参加いただき、電解水素水飲用による健診データや医療費に関する疫学調査を実施してまいります。昨年4月に開始した早稲田大学人間科学学術院との共同研究ではインパクトの大きな中間報告を得ており、今後の研究の進展を大いに期待しております。その他、電解水素水の用途拡大、普及促進を目的とした新規分野での研究にも精力的に取り組んでまいります。

② 農業・畜産分野
農業分野では、農作物の栽培に電解水素水を応用することにより、生産効率向上、抗酸化性や糖度の高い機能性作物生産への寄与、「還元野菜®」のブランド化など高品質・高付加価値農業の実現に向けて取り組んでおります。今後、国内のみならず世界にも目を向け、農業分野事業拡大に向けて精力的に研究開発に取り組んでまいります。
畜産分野では、帯広畜産大学との共同研究により、サラブレッドへの電解水素水飲用による胃潰瘍発症予防効果や食欲低下の予防効果が確認されたことを受け、山口大学共同獣医学部とさらなる効果の検証を進めております。

(2) 医療関連事業

① 電解水透析分野
電解水透析事業では、昨年1月の、英国科学誌「Scientific Reports」での東北大学との共同論文発表を機に、電解水透析の導入を多数の施設に検討いただいており、今後、データの取得も更に加速してまいります。国内のみならず海外への展開も視野に、更なるデータの蓄積ならびに機器の改良、開発にも取り組みます。

② 再生医療分野
株式会社ステムセル研究所では、難治性血液疾患に対する移植治療、近い将来に期待される再生医療・細胞治療のためのさい帯血の分離・保管及び幹細胞関連の研究開発に取り組んでおります。自己さい帯血治療の実用化に向けた臨床試験では、高知大学医学部における小児脳性麻痺などの脳障害に対する第Ⅰ相試験(PhaseⅠ)が順調に終了しております。また、新たに自閉症スペクトラム障害(ASD)に関する臨床研究(PhaseⅠ)が本年中に開始される予定です。一方、将来の業容の拡大を目的に、国内初となる自己さい帯保管サービスおよび臨床応用の実現を目指し、東京大学医科学研究所附属病院と共同研究を進めております。今後も、さい帯血由来の幹細胞を利用した新しい医療の実現に向け、各大学等と連携し、臨床研究を進めてまいります。

(3) 製品開発

上記の様々な研究成果を反映し、家庭用、業務用、医療用、農業用の電解水素水整水器の改良及び新製品の開発を進めております。今後も、水の質をより高めるための機能向上は勿論、使い易さ、デザイン、サイズ、コスト等、あらゆる面で、これまでの概念に囚われることなく、製品の開発、改良に注力してまいります。

このように、当社グループでは、電解水素水の機能の解明、普及促進への後押しとなるエビデンスの取得、並びに農業分野、電解水透析分野、再生医療分野等での新たな事業軸の構築に向け、研究開発及びより高機能な製品開発に注力し、更なる企業価値向上に取り組んでおります。
以上の結果、ウォーターヘルスケア事業における研究開発費は215百万円、医療関連事業における研究開発費は15百万円となりました。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02333] S100G240)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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