シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100FI5E

有価証券報告書抜粋 三菱鉛筆株式会社 研究開発活動 (2018年12月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループの研究開発活動は、「最高の品質こそ 最大のサービス」という社是のもと、筆記具及びその周辺商品等における新製品開発と品質向上、安全性の確保、環境問題への対応を目的としております。また筆記具以外の分野にもこれらの技術を広く応用展開することにも積極的に取り組んでおります。
なお、当連結会計年度における研究開発費は29億86百万円でした。このうち29億42百万円は筆記具及び筆記具周辺商品事業に係るものであります。以下は筆記具及び筆記具周辺商品の主な研究開発活動及び成果であります。
(1) 筆記具事業
① ゲルインクボールペンでは、「熱消去性インク」を搭載した消せるボールペン『ユニボール R:E(アールイー)』シリーズ初の3色ボールペン『ユニボール R:E 3(アールイー スリー)』を発売しました。
通常、多色ボールペンは複数色のリフィルを搭載するために単色ボールペンと比べてペン本体が太くなりますが、新たに開発した「回転セレクトノック機構」を採用するとともに金属製リフィルを搭載することにより、スリムで握りやすくデザイン性に優れた形状を実現しています。
「回転セレクトノック機構」とは、グリップ部分を回転させて使用したい色を選択した上でノックすることにより、ペン先を繰り出す新しい機構です。従来のように使う色のノックを探さなくても、最も使用頻度の高い色をあらかじめセットしておけば、ノックするだけで使用することができます。
また、金属製リフィルを採用することにより、当社における同サイズの樹脂製リフィルと比較すると約2倍のインクを搭載することができ、軸径12.7mmというスリムなペン軸でも豊富な筆記量を実現することができました。
② 油性ボールペンでは、『ジェットストリーム プライム 回転繰り出し式シングル』を発売しました。
回転繰り出し式の単色ボールペンは、高価格帯の筆記具市場の中核をなしており、同タイプでなめらかな書き味の「ジェットストリームインク」を使用したい、とのお客様からのお声を受けて発売いたしました。
デザインは『ジェットストリーム プライム』シリーズの高級感を活かしながら、ペン本体が先端に向かって緩やかに細くなる形状を取り入れ、また回転繰り出し式ならではのエレガントさと優美さを持ち合わせたデザインを追及しました。
また、国際規格に準拠した金属製の新リフィルを搭載しており、金属ならではの質感が高級感をさりげなく演出します。
③ シャープペンシルでは、消しゴムできれいに消すことができる『ユニ ナノダイヤ カラー』芯を内蔵し、カラー芯も折れにくい新開発の多色用シャープリフィルを搭載した、3色カラーシャープ『ユニカラー3』を発売しました。
『ユニカラー3』は、多色ボールペンのように1本に3色のカラー芯を入れることができ、ペンを持ち替えることなく複数色のカラー芯をお使い頂くことができ、筆箱の中でもかさばりません。
内蔵されている新開発のカラー芯用リフィルは、一般的な多機能ペン用シャープリフィルと比較して、非筆記時の芯への負担を軽減した構造を用いており、芯が折れにくくなっています。
これらの構造を採用することによって、カラー芯を複数色搭載することができる多色シャープ『ユニカラー3』を実現することができました。
(2) 筆記具周辺商品事業
① 化粧品部門
筆記具のインク流出機構設計を応用し、お客様の使い勝手の良い化粧品容器、及び、医療向け周辺容器の開発を行っております。アイライナー、ネイル、リップ、染毛料や化粧鉛筆については、筆記具で培った超微粒子顔料分散技術、インク配合技術や鉛筆製造技術を応用することにより国内・海外の化粧品業界から高い評価を受けております。
② カーボン事業
シャープ芯の研究から生まれた当社独自のカーボン製造技術であるPFCT(Plastic Formed Carbon Technology)による機能性炭素材は広い分野で高い評価を得ております。
超音波エコー用整合層、高性能スピーカー用振動板などの実績をはじめ、その他電気製品のパーツとしての展開で、更なる成長に大きな期待がもたれております。
③ その他
筆記具用インクの顔料分散技術を用いて、その他応用分野への展開も積極的に進めています。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02366] S100FI5E)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。