有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100G0VZ
井村屋グループ株式会社 研究開発活動 (2019年3月期)
当連結会計年度の研究開発活動は、「おいしい!の笑顔をつくる」の社会的使命のもと、高い技術と新鮮な時代感覚をもち、夢のある商品とすぐれたサービスを通じて豊かな生活を提供できるよう、菓子及び食品とその関連分野における活動を行っております。
すなわち、基礎研究や外部研究機関との共同研究の継続及び事業展開上急務な研究課題に取り組み、お客様の食の安全と安心を提供できるよう、新素材の開発とその応用、製品の改善・改良・品質の向上、生産技術・生産設備の開発などに努めております。
現在の研究開発は、各事業会社の商品開発部門及び研究・開発部門などにより推進されております。なお、研究開発活動を担当している期中平均人員は75名であり、当連結会計年度における当社グループが支出した研究開発費の総額は5億30百万円であります。
セグメントの研究開発活動を示すと次のとおりであります。
(1) 流通事業
(基礎研究)
三重県内の大学や公設研究機関と連携し、当社のコア原料である「あずき」をテーマとした、ポリフェノールの機能性・発酵食品・養液栽培等の基礎研究を行っています。同時に、研究成果を販売促進や特色ある商品、新規事業につなげるための活動も行っています。
(菓子商品)
小豆の健康性を意識した「煮小豆ようかん」「煮小豆どら焼」シリーズ商品が好調に推移しました。また、主力のお歳暮商品「彩」を、商品パーツの見直しを行いデザイン性もよりバラエティ豊かに表現した「和菓子の彩」へリニューアルしました。その他、お客様のご要望を頂き作る「オリジナル招福羊羹」の取り組みキャンペーンを実施し、ご好評をいただくことができました。今後も、時代の変化に対応した商品づくりを行ってまいります。
(食品商品)
お客様の健康に寄与できる商品として、小豆を煮汁ごと炊きあげ、小豆の栄養を閉じ込めた「煮小豆」に続き、本年度は、使い勝手の良いチューブタイプで好評いただいているつぶあんトッピングシリーズの新フレーバー「きなこトッピング」を発売しました。また、仕事や子育てに忙しい働く女性がリラックスできる商品として、素材本来の味・効果が手軽に楽しめる香料・着色料不使用の本格的なシロップの「ゆず蜜S」「しょうが蜜S」を発売いたしました。引き続き、好評を得ている定番の「ゆであずき」「お赤飯の素」とともに、お客様に喜んでいただける商品開発に取り組んでまいります。
(デイリーチルド商品)
健康的に、美味しく少量でカロリーを摂取頂ける「高カロリー豆腐」は低栄養の方のケアに利用いただいています。スマイルケア食の「健康維持上栄養補給が必要な人向けの食品」に表示可能な『青』マークを表記することで顧客へ訴求し、販売し好評をいただいています。また、定番の「美し豆腐」「有機にがり豆腐」も、好評をいただき販売が広がっています。
チルド用の肉まん・あんまんは、特色である熟成発酵生地を使用した「ゴールドシリーズ」を中心にご好評いただいています。2019年度は更なる付加価値のある商品開発を行ってまいります。
(冷菓商品)
主力商品である「あずきバーシリーズ」は2017年度に引き続き好評いただき、年間売上本数2億75百万本達成しました。新しい試みとして、有機原料(小豆、砂糖)を使った「オーガニックあずきバー」を発売し、まだまだ市場は小さいですが、今後増える見込みの有機食品市場への参入を図りました。「やわもちアイス」ブランドでは、新シリーズとしてフルーツを使った「やわもちアイスFruits」を投入し、好評いただいています。また、定番アイテムを大きくリニューアルしたことに加え、新フレーバーの「黒ごま」や手頃なサイズ感のファミリーパックを開発しました。このファミリーパックは、新しく建てたAZUKI・FACTORYにて作っています。今後は和風の更なる拡売を目指した開発、そして和洋折衷にも挑戦してまいります。
(点心・デリ商品)
CVSを中心に商品提案及び供給を行っています。特色である熟成発酵生地を使用した「ゴールドパックシリーズ」は、個包装化する事で袋のままレンジ調理ができ、手軽に調理が出来ると、ご好評いただいています。また井村屋の技術である「包む」「醗酵」「蒸す」に、さらに「焼く」を融合させる事で、新しい美味しさを提供できる「ベイクド・デリシリーズ」の新商品も発売いたしました。2019年度は更なる付加価値のある商品開発を行ってまいります。
(冷凍菓子商品)
長年培った「小豆加工技術」、「もち加工技術」、「包あん技術」、「冷凍技術」を応用し、自然解凍するだけで作りたてのような美味しさを味わえる冷凍和菓子を展開しています。今年は、食べ切りサイズで取り扱い易い一般冷凍食品向けの和菓子シリーズ(もっちり杵つき大福(つぶあん)、風味豊かなきなこおはぎ(つぶあん))、ふんわりどら焼(つぶあん)を発売しました。自然解凍だけではなく、お急ぎの場合はレンジ解凍でも美味しく召し上がれます。今後は、和菓子の中に洋の要素を取り入れた和洋折衷菓子にも力を入れ、多くのお客様にお喜びいただける商品開発を進めてまいります。
当連結会計年度における研究開発費の金額は4億82百万円であります。
(2) 調味料事業
2018年度は、前年度に新商品として立ち上げました小豆の薫りを高めることに特化した「アズキ薫るパウダー」を、市場へ浸透させていく段階となりました。そのため、お客様に商品特性をご理解していただく工夫として、飲料への添加効果やフィリングへの添加効果を明らかにするアプリケーション開発に取り組みました。その結果、飲料や菓子の分野で徐々に採用が始まりました。また同時に「井村屋こしあんパウダー」もシリーズ素材商品として紹介し、それぞれの特性を比較していただき拡販を進めています。
今後の新規素材開発につきましては、マーケティング思考を高め、顧客が期待とする素材開発や提案商品開発(ODM)を強化し、新顧客および新市場の創出を進めて行きます。
上記調味料事業を担当する七根サイトの活動に加え、食品加工事業の中原サイト(旧日本フード株式会社)にも開発専属メンバーを配置しました。両サイトの技術交流で、より迅速なOEM対応とともに提案開発商品(ODM)の開発に着手できる体制としました。
当連結会計年度における研究開発費の金額は48百万円であります。
(3) その他の事業
特記事項はありません。
すなわち、基礎研究や外部研究機関との共同研究の継続及び事業展開上急務な研究課題に取り組み、お客様の食の安全と安心を提供できるよう、新素材の開発とその応用、製品の改善・改良・品質の向上、生産技術・生産設備の開発などに努めております。
現在の研究開発は、各事業会社の商品開発部門及び研究・開発部門などにより推進されております。なお、研究開発活動を担当している期中平均人員は75名であり、当連結会計年度における当社グループが支出した研究開発費の総額は5億30百万円であります。
セグメントの研究開発活動を示すと次のとおりであります。
(1) 流通事業
(基礎研究)
三重県内の大学や公設研究機関と連携し、当社のコア原料である「あずき」をテーマとした、ポリフェノールの機能性・発酵食品・養液栽培等の基礎研究を行っています。同時に、研究成果を販売促進や特色ある商品、新規事業につなげるための活動も行っています。
(菓子商品)
小豆の健康性を意識した「煮小豆ようかん」「煮小豆どら焼」シリーズ商品が好調に推移しました。また、主力のお歳暮商品「彩」を、商品パーツの見直しを行いデザイン性もよりバラエティ豊かに表現した「和菓子の彩」へリニューアルしました。その他、お客様のご要望を頂き作る「オリジナル招福羊羹」の取り組みキャンペーンを実施し、ご好評をいただくことができました。今後も、時代の変化に対応した商品づくりを行ってまいります。
(食品商品)
お客様の健康に寄与できる商品として、小豆を煮汁ごと炊きあげ、小豆の栄養を閉じ込めた「煮小豆」に続き、本年度は、使い勝手の良いチューブタイプで好評いただいているつぶあんトッピングシリーズの新フレーバー「きなこトッピング」を発売しました。また、仕事や子育てに忙しい働く女性がリラックスできる商品として、素材本来の味・効果が手軽に楽しめる香料・着色料不使用の本格的なシロップの「ゆず蜜S」「しょうが蜜S」を発売いたしました。引き続き、好評を得ている定番の「ゆであずき」「お赤飯の素」とともに、お客様に喜んでいただける商品開発に取り組んでまいります。
(デイリーチルド商品)
健康的に、美味しく少量でカロリーを摂取頂ける「高カロリー豆腐」は低栄養の方のケアに利用いただいています。スマイルケア食の「健康維持上栄養補給が必要な人向けの食品」に表示可能な『青』マークを表記することで顧客へ訴求し、販売し好評をいただいています。また、定番の「美し豆腐」「有機にがり豆腐」も、好評をいただき販売が広がっています。
チルド用の肉まん・あんまんは、特色である熟成発酵生地を使用した「ゴールドシリーズ」を中心にご好評いただいています。2019年度は更なる付加価値のある商品開発を行ってまいります。
(冷菓商品)
主力商品である「あずきバーシリーズ」は2017年度に引き続き好評いただき、年間売上本数2億75百万本達成しました。新しい試みとして、有機原料(小豆、砂糖)を使った「オーガニックあずきバー」を発売し、まだまだ市場は小さいですが、今後増える見込みの有機食品市場への参入を図りました。「やわもちアイス」ブランドでは、新シリーズとしてフルーツを使った「やわもちアイスFruits」を投入し、好評いただいています。また、定番アイテムを大きくリニューアルしたことに加え、新フレーバーの「黒ごま」や手頃なサイズ感のファミリーパックを開発しました。このファミリーパックは、新しく建てたAZUKI・FACTORYにて作っています。今後は和風の更なる拡売を目指した開発、そして和洋折衷にも挑戦してまいります。
(点心・デリ商品)
CVSを中心に商品提案及び供給を行っています。特色である熟成発酵生地を使用した「ゴールドパックシリーズ」は、個包装化する事で袋のままレンジ調理ができ、手軽に調理が出来ると、ご好評いただいています。また井村屋の技術である「包む」「醗酵」「蒸す」に、さらに「焼く」を融合させる事で、新しい美味しさを提供できる「ベイクド・デリシリーズ」の新商品も発売いたしました。2019年度は更なる付加価値のある商品開発を行ってまいります。
(冷凍菓子商品)
長年培った「小豆加工技術」、「もち加工技術」、「包あん技術」、「冷凍技術」を応用し、自然解凍するだけで作りたてのような美味しさを味わえる冷凍和菓子を展開しています。今年は、食べ切りサイズで取り扱い易い一般冷凍食品向けの和菓子シリーズ(もっちり杵つき大福(つぶあん)、風味豊かなきなこおはぎ(つぶあん))、ふんわりどら焼(つぶあん)を発売しました。自然解凍だけではなく、お急ぎの場合はレンジ解凍でも美味しく召し上がれます。今後は、和菓子の中に洋の要素を取り入れた和洋折衷菓子にも力を入れ、多くのお客様にお喜びいただける商品開発を進めてまいります。
当連結会計年度における研究開発費の金額は4億82百万円であります。
(2) 調味料事業
2018年度は、前年度に新商品として立ち上げました小豆の薫りを高めることに特化した「アズキ薫るパウダー」を、市場へ浸透させていく段階となりました。そのため、お客様に商品特性をご理解していただく工夫として、飲料への添加効果やフィリングへの添加効果を明らかにするアプリケーション開発に取り組みました。その結果、飲料や菓子の分野で徐々に採用が始まりました。また同時に「井村屋こしあんパウダー」もシリーズ素材商品として紹介し、それぞれの特性を比較していただき拡販を進めています。
今後の新規素材開発につきましては、マーケティング思考を高め、顧客が期待とする素材開発や提案商品開発(ODM)を強化し、新顧客および新市場の創出を進めて行きます。
上記調味料事業を担当する七根サイトの活動に加え、食品加工事業の中原サイト(旧日本フード株式会社)にも開発専属メンバーを配置しました。両サイトの技術交流で、より迅速なOEM対応とともに提案開発商品(ODM)の開発に着手できる体制としました。
当連結会計年度における研究開発費の金額は48百万円であります。
(3) その他の事業
特記事項はありません。
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00371] S100G0VZ)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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