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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100FZJC

有価証券報告書抜粋 群栄化学工業株式会社 研究開発活動 (2019年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等


当社グループは、主力製品であるフェノール樹脂及び澱粉糖製品分野でのコア技術の深耕及び蓄積を継続するとともに、従来の素材開発中心から技術集約型である川下材料分野への用途展開を図り、それに必要な材料設計技術を新規コア技術として位置づけ、その獲得及び応用展開を目指しております。
また、同時に今後成長が見込まれる環境低負荷材料、高付加価値材料及び機能性食品関連材料の新製品開発に注力しております。
現在、当社においてはこれまでの開発及び営業の連携とともに開発チーム内の連携を一層強化した体制をとり、よりタイムリーな顧客ニーズの取り込み及びシーズの開発を推進しております。当期売上高に対する新製品売上比率は22%(当連結会計年度末現在、上市後5年以内の製品)でした。
当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は1,293百万円であり、セグメントごとの研究開発活動を示すと次のとおりであります。

[化学品事業]

電子材料、鋳物材料、機能性材料、複合材料及び環境対応材料等の材料開発に鋭意取組んでおり、材料設計技術としての高分子構造設計、アロイ、ブレンド、成形加工及び実用性評価技術に注力し、半導体、電気・電子、自動車及び工業材料分野への新製品上市を進めております。
当連結会計年度では、電子材料分野においては、FPD及び半導体分野に使用されるレジスト材料について、国際競争力のある製品開発及び生産技術に注力しております。今後伸長が期待される有機EL向け絶縁膜材料及び半導体向けハードマスク材料開発は、高性能化、高品質化を加速し、次世代材料開発を鋭意強化しております。
また、2020年実用化に向けた新技術として、4K及び8K放送、自動運転(ミリ波レーダー等のセンシング技術)、ネットワーク分野での5Gがあります。電子機器に求められる特性として電気信号の超高速、高密度大容量、低遅延高信頼があり、これらを実現するために材料に求められる低誘電、高耐熱、低弾性等の性能向上に応える高機能樹脂の開発にも注力しております。
一方で、現在環境配慮型製品の開発、顧客提案が工業材料各用途で進行しています。摩擦材(ブレーキ用途)用樹脂では特殊フェノール樹脂「ミレックス」を軸に、さらに環境対応型樹脂の開発や顧客提案を進めております。また、これまで培ってきた化学品と糖に関する技術を融合した糖ケミカル製品の開発にも力を注いでおり、一例として断熱材料用バインダの実用化に成功しております。
鋳物材料としては産官学国家プロジェクトにおける砂型積層用3Dプリンタ材料のバインダ及び砂材料開発に成功し、当社は、国立研究機関や共同開発企業と共に「超高速砂型積層造形装置」で第48回日本産業技術大賞「審査委員会特別賞」を受賞いたしました。現在、構築した技術を背景に、砂材料の事業化を進めております。
カイノール繊維については、製造技術、炭化技術及び賦活技術の向上に努め、さらなる材料開発を進めております。
当連結会計年度に係る研究開発費は1,113百万円であります。
[食品事業]
現在、穀物糖化機能食品材料の川下分野への材料開発を行っており、酵素応用技術、糖化パイロットプラント及び高度な分析技術等を駆使して技術集約型の新製品開発を進めております。
当連結会計年度では、新製品マルトトリオース(商品名ピュアトース)について用途開発を継続しており、機能解析、レシピ提案に引き続き注力しております。さらには応用製品である冷凍用もちソースを開発、上市しました。冷凍下でもちもちした食感をお楽しみ頂ける商品となっております。また、各種機能性シロップとして大麦β-グルカン液状品等を開発しており、大学等の機関と連携し機能性発現に関する詳細な研究を行っています。
当連結会計年度に係る研究開発費は179百万円であります。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00448] S100FZJC)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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