有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100FDAH
株式会社ヴィンクス 事業の内容 (2018年12月期)
(当社の設立経緯等について)
当社は、株式会社マイカル(現 イオンリテール株式会社)の情報システム部を前身とし、1991年2月の分社化により株式会社マイカルシステムズとして設立されております。その後、マイカルグループ企業を事業基盤としつつ、同グループ企業以外に対しても事業展開を進め、ユーザー系情報サービス企業として、流通・サービス業のシステム分野における経験、技術、ノウハウの蓄積を図ってまいりました。
しかしながら、株式会社マイカル(現 イオンリテール株式会社)は、2001年9月、経営破綻により民事再生法適用を申請(同年11月に民事再生手続き中止及びイオン株式会社をスポンサーとした会社更生法適用を申請)しており、同社の更生過程において、2002年3月に当社全株式が富士ソフトエービーシ株式会社(現 富士ソフト株式会社)に譲渡されております。当社は、同社の子会社となったことを契機として商号をヴィンキュラム ジャパン株式会社に変更いたしました。
さらに、当社は、流通・サービス業を取り巻く現在の厳しい環境において、顧客のニーズを的確に掴み、新たな価値を提供する商品やサービスを創出することが必要不可欠であるとともに、グローバル市場に重点をおいたスピーディな事業展開を行うことが何よりも重要であると考え、2013年4月1日、同じ富士ソフト株式会社の連結子会社であり情報システム会社として流通・サービス業を事業ドメインに展開している株式会社ヴィクサスを吸収合併し、商号を株式会社ヴィンクスに変更いたしました。
現在は、当社が保有する顧客基盤、技術力・ノウハウを効率的且つ有効活用することにより付加価値の高い総合ITサービス事業を提供し、一層の事業成長と安定的な収益の両立を目指しております。
(当社グループの事業内容について)
当社グループは、当社(株式会社ヴィンクス)、国内連結子会社2社(株式会社4U Applications、株式会社エリア)、海外連結子会社4社(維傑思科技(杭州)有限公司、Vinx Malaysia Sdn.Bhd.、VINX VIETNAM COMPANY LIMITED、VINX SYSTEM SERVICE (Thailand) Co.,Ltd.)で構成されており、当社及びこれら子会社は、主として流通・サービス業向けに事業展開を行っております。
なお、当社グループは、情報関連サービス事業を単一セグメントとしておりますが、参考といたしまして、当社グループの事業を4つの分野に分類し、以下のとおりご説明いたします。
(1)アウトソーシング分野
顧客企業の情報システムインフラの効率的且つ安定的運用を実現するため、以下の業務をアウトソーシングとして受託し、各種サービスを提供しております。当社は、当該サービスを継続的に提供することにより、重点顧客の囲い込み及び安定収益の確保を図っております。イ.システム運用・管理サービス
流通・サービス業の販売管理、商品管理及び物流管理等の基幹システム、クレジットカードシステム、人事給与・会計システム及びWebシステム等、顧客が保有する業務システムやイントラネットなどの各種ネットワーク等を24時間365日運用・管理するサービスを行っております。ロ.ソフトウエア保守サービス
業務システムのソフトウエアに関する保守サービスを行っております。ハ.ヘルプデスクサービス
流通・サービス業の店舗で使用するPOSシステム等に関する問い合わせやトラブル等に対応するサービスを行っております。ニ.ASP(注1)サービス
自社開発のシステム又はソフトウエアを期間利用(レンタル)の形態で提供するサービスを行っております。(2)ソリューション分野
流通・サービス業における顧客企業ニーズへの対応として、各種業務システムの企画及び開発を行っております。当分野においては、ユーザーである顧客企業よりシステム開発を直接受託しておりますが、一部のクレジットカードシステムについては協業関係にある他のシステム開発業者を経由して受託しております。イ.流通・サービス業向け基幹システムソリューション
販売管理、商品管理、物流管理等、流通・サービス業の基幹となる業務システム等を提供しております。
ロ.クレジットカードシステムソリューション
クレジットカードシステムの基幹システム(クレジットカードなどハウスカードシステム)を提供しております。
ハ.ネットビジネスソリューション
EC構築を中心に、スマートフォンやソーシャルメディアを活用したWebソリューションを提供しております。
(3)プロダクト分野
当社が有する流通・サービス業システムに関する技術やノウハウをベースにして、パッケージソフトウエアの開発及び販売を行っております。また、顧客システム等に応じたソフトウエアのカスタマイズも実施しております。当分野においては、現在、ハードウエアメーカーやシステム開発業者等を経由した販売及び当社における直接販売を行っております。主要なパッケージソフトウエアは以下のとおりであります。イ.オープンPOSパッケージ 『ANY-CUBEⓇ』シリーズ
OLE-POS仕様(注2)に準拠し、様々なハードウエアメーカーのPOS機器上で稼働するPOSパッケージソフトウエア。当社の主力製品であり、専門店、量販店からファーストフードまで、多種多様な業種・業態向け製品を販売しております。ロ.流通・サービス業向けCRMパッケージ 『SatisfaⓇ』
顧客管理、ポイント管理、顧客分析などの機能を有するCRMパッケージソフトウエア。『ANY-CUBEⓇ』やWebシステムと連携して、当社独自のシステム体系CTCP(注3)を提供しております。ハ.流通業向けMD基幹システム 『MDwareⓇ』
小売チェーンストアの店舗~本部~取引先をシームレスに結ぶMDパッケージソフトウエア。商品マスタ管理から発注そして在庫管理までトータルな業務運用を実現いたします。ニ.次世代統合運用ソリューション 『Hybrid』シリーズ
IBMi搭載PowerSystems対応、国内累計出荷数2,500ライセンス以上の実績がある次世代統合運用プロダクト群であります。ホ.ギフト承りシステム 『Smart-GiftⓇ』
お中元やお歳暮などのギフト販売において、接客から承り内容を登録し、配達管理までできるシステム。店舗におけるお客様の受付の不満を解消し、小売業様にはギフト販売における顧客管理、商品管理、物流管理をトータルで実現いたします。ヘ.統合運用監視ツール 『Integrated Viewer forZabbix』
Windows・Linux・UNIX・IBMi・仮想環境・クラウド環境・統合サーバなど、あらゆる環境を一元監視するサーバ運用監視ツールであります。(4)その他IT関連分野
ソリューション分野及びプロダクト分野におけるシステム構築の一環として、ハードウエア販売を行っております。また、チェーンストア各店舗にPOSシステム、発注システム等の店舗システム機器の導入、教育及び移設などの店舗システム導入展開サービスを行っております。(注1)ASP(Application Service Provider)
インターネットを通じ業務システムのソフトウエアをレンタルするサービスであり、顧客はPC上のWebブラウザから事業者のサーバー上にあるソフトウエアを利用する仕組みであります。顧客にとっては初期投資や運用コストを大幅に削減できるのが特徴であります。
(注2)OLE-POS仕様
マイクロソフト社がPOS技術共通化のために提唱したPOSソフトウエアの標準化仕様のことをいい、当該仕様に基づいて開発されたPOSソフトウエアであれば、理論的には複数のハードウエアベンダーのPOS機器上で稼動するものとされております。
(注3)CTCP(Consumer Transaction & Communication Platform)
POSシステム、CRMシステム、Webシステムを連携して、顧客データベースを中核に店舗とインターネットを結び顧客取引、顧客管理、販促システムを統合するシステム体系であります。店舗やインターネットから得た購買履歴をもとに顧客特性に応じた情報をPOSレシートやインターネットを介して顧客に提供することにより効率的でタイムリーな販売促進と顧客満足度の向上が可能になります。
当社グループの事業系統図は、次のとおりであります。
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このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05540] S100FDAH)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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