有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100FYEQ
日本酸素ホールディングス株式会社 研究開発活動 (2019年3月期)
当社グループ(当社及び連結子会社)では、「進取と共創。ガスで未来を拓く。」を企業理念として、The Gas Professionalsをスローガンに、グローバルでの産業ガス事業の拡大を進め、持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。
研究開発においては、当社独自のガステクノロジーを基盤として、エネルギー、環境、ガス分離精製、医療・ライフサイエンス、エレクトロニクス、ガスアプリケーション、ファインマテリアル等の新素材、先端技術分野に向けた新商品・新技術の開発に重点的に取組むことで、収益拡大に貢献しております。さらに、オープンイノベーションを活用し、新規事業創出に向けた技術開発も積極的に取り組んでおります。また、知的財産の有効活用と特許出願についても鋭意推進しており、2018年12月末時点において当社が保有する特許の件数は774件となっております。
当連結会計年度に支出した研究開発費の総額は3,494百万円であり、その内訳は「国内ガス事業」に2,846百万円、「米国ガス事業」に614百万円、「サーモス事業」に34百万円となっております。主な研究開発活動の概要は次のとおりです。
〔国内ガス事業〕
国内ガス事業においては、鉄鋼、化学工業、自動車産業、半導体メーカー、医療・ライフサイエンス等、様々な産業で当社の技術を利用いただいています。当連結会計年度末現在、つくば研究所、山梨研究所、SIイノベーションセンター、及び京浜事業所の4拠点が連携して研究開発を実施しております。
エネルギー分野では、低コストかつコンパクトな水素ステーションの開発を進め、移動式の「Hydro ShuttleⓇ」、定置式の「Hydro CityⓇ」を商品化しました。商用水素ステーションは当連結会計年度末現在で25箇所稼働しています。
超電導電力機器を-200℃以下まで冷却することができるネオンガス冷凍機「NeoKelvinⓇ-Turbo」を商品化し、2kW級に続き10kW級も販売を開始しています。韓国での商用高温超電導ケーブル向け、モスクワ市電力公社の超電導限流器向けに納入を完了し、世界での高温超電導電力機器の普及促進へ大きな役割を担っています。
環境分野においては、排ガス処理装置を中心とした技術開発を行い、燃焼式、プラズマ式、吸着式など多様な排ガス処理装置技術により、多様化する半導体製造プロセスに対応しています。温暖化係数の高いガスの高効率処理等、新型排ガス処理装置も商品化し、多くの納入実績を上げています。
また、電炉での製鋼プロセス向けに省電力貢献している酸素燃焼用バーナ・ランス「SCOPE-JetⓇ」に加え、酸素富化燃焼バーナシステム「Innova-JetⓇ」は振動火炎による排ガスの超低NOx化を提案しています。
ガス深冷空気分離装置に関する技術では、装置のコンパクト化と低コスト化を実現しました。また、従来比で動力を10%削減した酸素製造装置の開発を完了しました。
半導体産業向け等の窒素製造装置は、空気中に微量に含まれる一酸化二窒素の除去能力が高い高性能吸着剤を開発し、深冷式空気分離装置の高度化、差異化を図っています。
また、当社PSA式窒素ガス発生装置「NitrocubeⓇ」の遠隔監視サービスは実運用を開始し、顧客に安心感を与え好評を得ています。今後、ブラッシュアップを進め、更にきめ細かなサービス機能を充実していきます。
医療・ライフサイエンス分野では、理化学研究所より技術導入したタンパク質合成キット「無細胞くん」の販売展開に加えて、大学発ベンチャーであるSAILテクノロジーズ株式会社を買収し、同社の持つ独創的なタンパク質解析技術(SAIL法)と高度な有機合成化学を獲得し、NMR分野を牽引できる開発・製造体制を強化しました。
全自動凍結保存システム「クライオライブラリーⓇ」は、多様化する運用に対応できるよう商品拡充を進めています。本年度は、これまでのバイアルに加えて凍結バッグの収納に対応できる装置を開発しました。新たな小型の試料搬送容器「CryoHandyⓇ」を製品化し、販売を開始しました。
エレクトロニクス分野では、近年の半導体製造設備大型化、生産性の向上によって、特殊材料ガスの使用量が急激に増えております。当社では積極的に特殊材料ガスの大量供給技術開発に取り組んでおり、国内でトップシェアを維持しております。さらにアジア地区においては、新規開発した合成法による特殊材料ガス生産設備を導入するなど、電子材料ガス生産能力増強に取組んでいます。
3D-NANDに代表される新しいデバイス構造やSiGe/Geなど金属元素の多様化による半導体製造工程からの要求に対応したプロセス材料の開発にも取り組んでいます。主に、低温SiN成膜材料を始めとするALDプロセス向けプリカーサー、酸化剤や窒化剤の供給技術、半導体材料ガスの精製技術、CVD装置などのチャンバ部材クリーニング技術について、商品化開発を進めています。
化合物半導体製造装置の開発においては、GaN系素子は、パワーデバイス等の電子デバイス用途としても注目されてきており、国内トップシェアを誇る高性能MOCVD装置を核として、顧客への対応力を強化します。GaN-MOCVD装置は、深紫外LEDやGaN基板上のLEDの生産も本格化しつつあり、高温処理対応の中型MOCVD「SR4000HT」を商品化、国内外との共同研究を推進して当社装置の優位性をさらに高めていきます。
新素材分野としては、当社の高配向カーボンナノチューブ「CNT-uni(シーエヌティーユニ)」を使用した高機能フッ素樹脂の販売が、半導体製造装置向けに堅調に推移しています。また、当社の独自技術により合成した銅ナノ粒子を用いた導電性ペーストの開発に成功し、プリンテッドエレクトロニクス向けに、サンプル販売を開始しました。
ガスアプリケーションとしては、火炎をスイングさせることにより、広い範囲を効率良く均一加熱できる自励振動現象バーナのラインナップに電炉向けの「SCOPE-JetⓇ Swing」、ガラス溶融炉のフォアハース向けの「Innova-JetⓇ Swing.F.H」を追加し販売を開始しています。低温機器では、液体窒素の流れの中で原料液体を流下させ粒状に凍結させることで、液体凍結物のハンドリングを大きく向上させることが可能な粒状凍結機の開発を進めております。
AM(アディティブ・マニュファクチャリング)事業向け高品質ガス供給やコントロール機器等で実績が上がってきておりAM事業開発は着実な進捗が見られます。AM技術に特化した開発プロジェクトを新規に立ち上げ、米国Sintavia LLC社との共同研究を中心にIndustry Revolution 4.0への対応に注力しています。
〔米国ガス事業〕
米国ガス事業においては、コロラド州ロングモント研究所を拠点にエレクトロニクス分野における高純度材料ガスの製造、精製、分析技術の開発を行っております。グローバル市場において、めまぐるしく変化する顧客のニーズをいち早く捉えるため、グループ会社間でマーケティング活動の共有化、製造、物流を含めたサプライチェーンの最適化に取り組み、高品質、高付加価値製品の開発に活かしております。当連結会計年度は、アジア量産工場におけるフッ素系エッチングガス製造開始に貢献するとともに、半導体製造プロセス用ガス分析技術の対象範囲拡大に取り組んできました。
ガスアプリケーション分野においては、ニュージャージー州を拠点として、食品産業分野の顧客を中心にガス利用提案を行っております。当連結会計年度は、これまで開発した液体窒素を大量に使用する食品冷凍装置に加え、食品包装ガス混合装置の受注に注力し、新規顧客を獲得いたしました。また、山梨研究所で開発されたガス精製装置を米国で受注するなど、当社技術を活用した米国市場の開拓が着実に進んでおります。
外部リソースとの積極的な協業を推進するオープンイノベーション施策においては、米国ベンチャー企業のSulfaTrap LLCと連携し、天然ガス精製関連の顧客へ超微量硫黄分を除去可能な精製剤を販売するとともに、AM関連の米国装置メーカーと連携しガス供給装置を販売するなど、ガス事業とのシナジー創造を推進しております。
〔サーモス事業〕
サーモス株式会社は、「人と社会に快適で環境にもやさしいライフスタイルを提案します」という企業理念に従い、断熱技術を利用することで省エネルギーに貢献するとともに、快適なライフスタイルを実現すべく、積極的な商品開発を推進しております。
ケータイマグのモーションカテゴリーでは、これまでの軽量・コンパクトに加え、お客様がより簡単に洗いやすく、かつ快適にお使いいただけるようにシンプルなスクリュー栓と口当たりの良いシリコーンゴム製の飲み口を設けた新商品を開発いたしました。
屋内用途のホームカテゴリーでは、ここ数年真空断熱タンブラーを積極的に市場投入し、ガラス製コップから真空断熱タンブラーへの置き換えを図って参りましたが、更に陶器製コップの置き換えを図った新商品を開発いたしました。
真空保温調理器シャトルシェフ中心のキッチンウェアカテゴリーでは、新たな商品としてフライパンを開発いたしました。取っ手着脱式・固定式の2タイプを開発し、豊富な品揃えを図るとともに、取っ手着脱式タイプは保温カバーを用いることで温かさを1時間程度保持でき、おいしさを長持ちできるようにしました。また、フライパンのコーティングは硬質フィラーを配合した耐久性デュラブルコートにより耐摩耗性を向上させ、焦げ付きにくくしました。
スポーツカテゴリーでは、商品レンジ拡大のためにアウトドアシリーズとして真空断熱を中心とした魔法瓶、タンブラー、缶クーラー、食器、保温調理器、ソフトクーラーを開発いたしました。
新規市場の音響関連のVECLOSブランドでは、デジタルオーディオシステムとしてハイレゾ再生及びBluetooth対応のプレミアムデスクトップスピーカーを開発いたしました。また、真空断熱構造により優れた定位と音場感を再現するインナーイヤーヘッドホンとオーバーイヤーヘッドホンも開発いたしました。
これら数多くの商品投入を図った結果、当連結会計年度に投入した新商品は88機種となりました。
このように積極的な新商品投入を続けることにより、サーモスブランドは「環境に配慮するとともに新しいライフスタイルやそれを可能にする商品を提案するブランド」として、市場やエンドユーザーから高い評価を受けています。
(注) 上記の金額に、消費税等は含まれておりません。
研究開発においては、当社独自のガステクノロジーを基盤として、エネルギー、環境、ガス分離精製、医療・ライフサイエンス、エレクトロニクス、ガスアプリケーション、ファインマテリアル等の新素材、先端技術分野に向けた新商品・新技術の開発に重点的に取組むことで、収益拡大に貢献しております。さらに、オープンイノベーションを活用し、新規事業創出に向けた技術開発も積極的に取り組んでおります。また、知的財産の有効活用と特許出願についても鋭意推進しており、2018年12月末時点において当社が保有する特許の件数は774件となっております。
当連結会計年度に支出した研究開発費の総額は3,494百万円であり、その内訳は「国内ガス事業」に2,846百万円、「米国ガス事業」に614百万円、「サーモス事業」に34百万円となっております。主な研究開発活動の概要は次のとおりです。
〔国内ガス事業〕
国内ガス事業においては、鉄鋼、化学工業、自動車産業、半導体メーカー、医療・ライフサイエンス等、様々な産業で当社の技術を利用いただいています。当連結会計年度末現在、つくば研究所、山梨研究所、SIイノベーションセンター、及び京浜事業所の4拠点が連携して研究開発を実施しております。
エネルギー分野では、低コストかつコンパクトな水素ステーションの開発を進め、移動式の「Hydro ShuttleⓇ」、定置式の「Hydro CityⓇ」を商品化しました。商用水素ステーションは当連結会計年度末現在で25箇所稼働しています。
超電導電力機器を-200℃以下まで冷却することができるネオンガス冷凍機「NeoKelvinⓇ-Turbo」を商品化し、2kW級に続き10kW級も販売を開始しています。韓国での商用高温超電導ケーブル向け、モスクワ市電力公社の超電導限流器向けに納入を完了し、世界での高温超電導電力機器の普及促進へ大きな役割を担っています。
環境分野においては、排ガス処理装置を中心とした技術開発を行い、燃焼式、プラズマ式、吸着式など多様な排ガス処理装置技術により、多様化する半導体製造プロセスに対応しています。温暖化係数の高いガスの高効率処理等、新型排ガス処理装置も商品化し、多くの納入実績を上げています。
また、電炉での製鋼プロセス向けに省電力貢献している酸素燃焼用バーナ・ランス「SCOPE-JetⓇ」に加え、酸素富化燃焼バーナシステム「Innova-JetⓇ」は振動火炎による排ガスの超低NOx化を提案しています。
ガス深冷空気分離装置に関する技術では、装置のコンパクト化と低コスト化を実現しました。また、従来比で動力を10%削減した酸素製造装置の開発を完了しました。
半導体産業向け等の窒素製造装置は、空気中に微量に含まれる一酸化二窒素の除去能力が高い高性能吸着剤を開発し、深冷式空気分離装置の高度化、差異化を図っています。
また、当社PSA式窒素ガス発生装置「NitrocubeⓇ」の遠隔監視サービスは実運用を開始し、顧客に安心感を与え好評を得ています。今後、ブラッシュアップを進め、更にきめ細かなサービス機能を充実していきます。
医療・ライフサイエンス分野では、理化学研究所より技術導入したタンパク質合成キット「無細胞くん」の販売展開に加えて、大学発ベンチャーであるSAILテクノロジーズ株式会社を買収し、同社の持つ独創的なタンパク質解析技術(SAIL法)と高度な有機合成化学を獲得し、NMR分野を牽引できる開発・製造体制を強化しました。
全自動凍結保存システム「クライオライブラリーⓇ」は、多様化する運用に対応できるよう商品拡充を進めています。本年度は、これまでのバイアルに加えて凍結バッグの収納に対応できる装置を開発しました。新たな小型の試料搬送容器「CryoHandyⓇ」を製品化し、販売を開始しました。
エレクトロニクス分野では、近年の半導体製造設備大型化、生産性の向上によって、特殊材料ガスの使用量が急激に増えております。当社では積極的に特殊材料ガスの大量供給技術開発に取り組んでおり、国内でトップシェアを維持しております。さらにアジア地区においては、新規開発した合成法による特殊材料ガス生産設備を導入するなど、電子材料ガス生産能力増強に取組んでいます。
3D-NANDに代表される新しいデバイス構造やSiGe/Geなど金属元素の多様化による半導体製造工程からの要求に対応したプロセス材料の開発にも取り組んでいます。主に、低温SiN成膜材料を始めとするALDプロセス向けプリカーサー、酸化剤や窒化剤の供給技術、半導体材料ガスの精製技術、CVD装置などのチャンバ部材クリーニング技術について、商品化開発を進めています。
化合物半導体製造装置の開発においては、GaN系素子は、パワーデバイス等の電子デバイス用途としても注目されてきており、国内トップシェアを誇る高性能MOCVD装置を核として、顧客への対応力を強化します。GaN-MOCVD装置は、深紫外LEDやGaN基板上のLEDの生産も本格化しつつあり、高温処理対応の中型MOCVD「SR4000HT」を商品化、国内外との共同研究を推進して当社装置の優位性をさらに高めていきます。
新素材分野としては、当社の高配向カーボンナノチューブ「CNT-uni(シーエヌティーユニ)」を使用した高機能フッ素樹脂の販売が、半導体製造装置向けに堅調に推移しています。また、当社の独自技術により合成した銅ナノ粒子を用いた導電性ペーストの開発に成功し、プリンテッドエレクトロニクス向けに、サンプル販売を開始しました。
ガスアプリケーションとしては、火炎をスイングさせることにより、広い範囲を効率良く均一加熱できる自励振動現象バーナのラインナップに電炉向けの「SCOPE-JetⓇ Swing」、ガラス溶融炉のフォアハース向けの「Innova-JetⓇ Swing.F.H」を追加し販売を開始しています。低温機器では、液体窒素の流れの中で原料液体を流下させ粒状に凍結させることで、液体凍結物のハンドリングを大きく向上させることが可能な粒状凍結機の開発を進めております。
AM(アディティブ・マニュファクチャリング)事業向け高品質ガス供給やコントロール機器等で実績が上がってきておりAM事業開発は着実な進捗が見られます。AM技術に特化した開発プロジェクトを新規に立ち上げ、米国Sintavia LLC社との共同研究を中心にIndustry Revolution 4.0への対応に注力しています。
〔米国ガス事業〕
米国ガス事業においては、コロラド州ロングモント研究所を拠点にエレクトロニクス分野における高純度材料ガスの製造、精製、分析技術の開発を行っております。グローバル市場において、めまぐるしく変化する顧客のニーズをいち早く捉えるため、グループ会社間でマーケティング活動の共有化、製造、物流を含めたサプライチェーンの最適化に取り組み、高品質、高付加価値製品の開発に活かしております。当連結会計年度は、アジア量産工場におけるフッ素系エッチングガス製造開始に貢献するとともに、半導体製造プロセス用ガス分析技術の対象範囲拡大に取り組んできました。
ガスアプリケーション分野においては、ニュージャージー州を拠点として、食品産業分野の顧客を中心にガス利用提案を行っております。当連結会計年度は、これまで開発した液体窒素を大量に使用する食品冷凍装置に加え、食品包装ガス混合装置の受注に注力し、新規顧客を獲得いたしました。また、山梨研究所で開発されたガス精製装置を米国で受注するなど、当社技術を活用した米国市場の開拓が着実に進んでおります。
外部リソースとの積極的な協業を推進するオープンイノベーション施策においては、米国ベンチャー企業のSulfaTrap LLCと連携し、天然ガス精製関連の顧客へ超微量硫黄分を除去可能な精製剤を販売するとともに、AM関連の米国装置メーカーと連携しガス供給装置を販売するなど、ガス事業とのシナジー創造を推進しております。
〔サーモス事業〕
サーモス株式会社は、「人と社会に快適で環境にもやさしいライフスタイルを提案します」という企業理念に従い、断熱技術を利用することで省エネルギーに貢献するとともに、快適なライフスタイルを実現すべく、積極的な商品開発を推進しております。
ケータイマグのモーションカテゴリーでは、これまでの軽量・コンパクトに加え、お客様がより簡単に洗いやすく、かつ快適にお使いいただけるようにシンプルなスクリュー栓と口当たりの良いシリコーンゴム製の飲み口を設けた新商品を開発いたしました。
屋内用途のホームカテゴリーでは、ここ数年真空断熱タンブラーを積極的に市場投入し、ガラス製コップから真空断熱タンブラーへの置き換えを図って参りましたが、更に陶器製コップの置き換えを図った新商品を開発いたしました。
真空保温調理器シャトルシェフ中心のキッチンウェアカテゴリーでは、新たな商品としてフライパンを開発いたしました。取っ手着脱式・固定式の2タイプを開発し、豊富な品揃えを図るとともに、取っ手着脱式タイプは保温カバーを用いることで温かさを1時間程度保持でき、おいしさを長持ちできるようにしました。また、フライパンのコーティングは硬質フィラーを配合した耐久性デュラブルコートにより耐摩耗性を向上させ、焦げ付きにくくしました。
スポーツカテゴリーでは、商品レンジ拡大のためにアウトドアシリーズとして真空断熱を中心とした魔法瓶、タンブラー、缶クーラー、食器、保温調理器、ソフトクーラーを開発いたしました。
新規市場の音響関連のVECLOSブランドでは、デジタルオーディオシステムとしてハイレゾ再生及びBluetooth対応のプレミアムデスクトップスピーカーを開発いたしました。また、真空断熱構造により優れた定位と音場感を再現するインナーイヤーヘッドホンとオーバーイヤーヘッドホンも開発いたしました。
これら数多くの商品投入を図った結果、当連結会計年度に投入した新商品は88機種となりました。
このように積極的な新商品投入を続けることにより、サーモスブランドは「環境に配慮するとともに新しいライフスタイルやそれを可能にする商品を提案するブランド」として、市場やエンドユーザーから高い評価を受けています。
(注) 上記の金額に、消費税等は含まれておりません。
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00783] S100FYEQ)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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