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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100G2A5

有価証券報告書抜粋 フクビ化学工業株式会社 研究開発活動 (2019年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等


当社グループにおいて、研究開発活動は主に当社が行っております。
なお、当社グループの研究開発活動は、以下のとおりであります。
当社グループの研究開発は、既存事業分野で急務となっている研究課題はもとより、中期経営戦略に基づく新規事業分野への進出、さらには長期的成長の基盤となる基礎研究にも努めております。当社のコアビジネスである住宅・建材分野では、社会が要請する「安全・安心」や「快適さ」などを踏まえ、当社独自の新技術と商品開発力を最大限活用し、研究開発活動を推進しております。
当連結会計年度の研究開発費用として960百万円投入しました。左記の額を事業のセグメントに区分することは困難でありますので、省略しております。
当連結会計年度における主要課題及び研究成果は、次のとおりであります。
①建築資材事業での取り組み
当年度は、成長分野である「リフォーム」「組織需要家(ハウスメーカーやホームセンター等)」「非住宅」関連を中心に、樹脂成形技術とコート技術を融合させることによる新しい機能性商品の開発等に注力しました。
「リフォーム」関連では、浴室リフォーム周辺の強化商材として「鏡面アルパレージ」を上市致しました。異形押出成形板にインクジェット印刷で生産していた現行品のアルパレージの表面に、独自に開発した液剤とコート成形技術により、鮮やかで深みのある鏡面性壁材を造り上げました。鏡面になってもカッターのみで切断でき、両面テープと接着による簡単施工が可能で、工務店様からも好評頂いております。また、市場のニーズにあった浴室リフォーム向け商材の新柄として、床材「あんからプラス」や天井材「バスパネルブラック」も追加しています。
「組織需要家」関連では、防汚コートを施した床材を開発し納入を開始しています。三方工場における塗布発泡成形技術にコート成形技術を組み合わせたことにより、防汚性の高い床材シートを完成させました。また、気密性と施工性を考慮した集合住宅用パイプスペースや壁点検口、防蟻処理用の水抜きキャップや遮音性能向上のための巾木など、個別ユーザー様の困りごとを解決できる商品開発に努めました。
「非住宅」関連では、名古屋大学、東レ他のメンバーと2017年より取り組んでいる次世代橋梁部材事業化研究会において、福井県工業技術センターの敷地内で小型橋梁の試作に取り組み、弊社が開発したCFRP(炭素繊維強化プラスチック)引抜部材の施工に関する課題の抽出を行っています。CFRPの加工の容易さ・作業性の高さが長所であることが確認され、切断時の集塵や接合検証の課題を把握できました。来期以降も実用化に向けて開発を継続してまいります。
今後も市場トレンド・ニーズを掴みながら、オンリーワン・ナンバーワンによる競争優位の獲得を目指した開発推進にチャレンジしてまいります。

②産業資材事業での取り組み
当事業の取り組みの一つとして、光学コーティング技術の開発により「視認性」・「安全性」の向上など経済的付加価値を創出し、社会の発展に貢献する製品開発を行っております。
車載を中心に表示パネルの液晶化の流れを受け、低反射性、防眩性、防汚性、耐傷性に優れた光学薄膜ニーズに応えるため、技術開発に取り組んでいます。
「車載用途」では、表示機器のフル液晶化が進んでおり、一方では安全性のための視認性向上に向けて、AR(アンチリフレクション:反射防止)製品や高精細AG(アンチグレア)AR製品の要求が高まっています。また、タッチパネル仕様が増えてきており、表示パネル素材を樹脂だけではなくガラスを採用する動きも見られます。弊社では、これまでのコート技術を応用し、あらゆる素材に対応した製品を市場供給するために開発に注力しております。
「非車載用途」では、反射防止機能が要求されるレンズカバー(スマホやパソコン)以外に、セキュリティー用途向けに赤外線域での透過率を高めた製品等、高付加価値製品の開発に注力しております
なお、光学コーティング技術事業の更なる拡大を目指し、2019年秋には新工場が完成し、同製品の増産体制が整います。
また、光学透明押出成形においては、光ガイディングバーの用途に応じた開発に努めました。家電・車輛・インフラなど多用途への検討・採用が進む中、屈曲部における輝度確保や高輝度品・耐候性など性能向上を推し進めています。押出多層成形技術によりLED1灯で長い線材として光らせることが出来る優位性をもとに、意匠性・安全性向上という需要をベースに開発を継続してまいります。
今後も、これら新規開発製品の性能向上や市場が求める商品の開発に取り組んでまいります。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00829] S100G2A5)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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