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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100FGNT

有価証券報告書抜粋 ラクオリア創薬株式会社 研究開発活動 (2018年12月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループの研究開発活動における当連結会計年度の研究開発費は、1,074百万円となりました。なお、当連結会計年度における主な研究開発の概況は、以下のとおりであります。

(1) 自社の研究開発及び共同研究
(探索段階)
炎症性疼痛及び神経障害性疼痛を主たる適応症としたナトリウムチャネル遮断薬のプロジェクトは、リード化合物(*)を見出し、特性評価を継続して実施しております。

製薬企業等との共同研究については以下のとおり実施しております。
会社名開始月内容
インタープロテイン株式会社2013年2月疼痛領域における特定の蛋白質間相互作用を標的とした共同研究

(前臨床開発段階)
① TRPM8遮断薬(RQ-00434739)
神経障害性疼痛(化学療法起因性冷アロディニア)を目標適応症として開発中の本化合物は、特性評価を完了し、次段階である前臨床開発試験に進むにあたって問題となる所見は認められておりません。

② グレリン受容体作動薬(RQ-00433412)
がんに伴う食欲不振/悪液質症候群を目標適応症として開発中の本化合物は、特性評価を完了し、次段階である前臨床開発試験に進むにあたって問題となる所見は認められておりません。

③ モチリン受容体作動薬(RQ-00201894)
胃不全麻痺、機能性胃腸症(*)、術後イレウスを目標適応症として開発中の本化合物は、第Ⅰ相臨床試験実施に必要な前臨床試験(in vivo薬効薬理試験、薬物動態試験、毒性試験(GLP基準)(*)、安全性薬理試験(GLP基準))が終了いたしました。現時点で次の臨床開発段階に進むにあたって問題となる所見は認められておりません。

(臨床開発段階)
① カリウムイオン競合型アシッドブロッカー(RQ-00000004、tegoprazan)
胃食道逆流症(GERD)(*)を目標適応症として開発中の本化合物は、米国並びに日本で第Ⅰ相臨床試験を終了しております。韓国の臨床試験データも活用して、導出活動を進めております。

② 5-HT4部分作動薬(RQ-00000010)
胃不全麻痺、機能性胃腸症(*)、慢性便秘を目標適応症として開発中の本化合物は、共同研究先であるヴァージニア・コモンウェルス大学 パーキンソン病・運動障害疾患センター(米国、Virginia Commonwealth University, Parkinson's and Movement Disorders Center、以下「VCU」)による医師主導治験が2016年8月から開始されております。本試験につきましては、VCUがマイケル・J・フォックス財団パーキンソン病研究機関から研究助成金を受けて、パーキンソン病患者における合併症である胃不全麻痺に対する安全性と有効性の検討を目的とする臨床研究として進められております。

③ 5-HT2B拮抗薬(RQ-00310941)
下痢型過敏性腸症候群(IBS-D)(*)を目標適応症として開発中の本化合物は、英国における第Ⅰ相臨床試験(健康成人及び患者を対象)を終了し、治験総括報告書の作成が完了しております。

(2) 導出先の開発状況
① カリウムイオン競合型アシッドブロッカー(RQ-00000004、tegoprazan)
CJ社(韓国)で開発中の本化合物は、胃食道逆流症(GERD)(*)を適応症として2018年7月に韓国において製造販売承認を取得しました。さらに適応追加のための臨床試験が進められております。また、CJ社(韓国)の中国のライセンス先であるLuoxin社(中国)により、2018年10月に中国における第Ⅲ相臨床試験を開始しました。加えて、CJ社(韓国)は2018年12月にVimedimex Medi-Pharma JSC(ベトナム)との間でサブライセンス契約を締結しました。

② セロトニン5-HT2A及びドパミンD2受容体遮断薬(ziprasidone)
統合失調症治療薬としてMeiji Seikaファルマ社で開発中の本化合物は、日本において第Ⅲ相臨床試験を実施中です。本剤は、Pfizer Inc.(米国)によって79ヶ国で販売されており、米国の治療ガイドラインには第一選択薬として収載されています。

③ EP4拮抗薬(GALLIPRANT®)
ペットの疼痛治療薬として導出先であるアラタナ社(米国)にて開発を行った本化合物は、アラタナ社(米国)及びエランコ社(米国)により2017年1月に米国で販売を開始し、順調に売上を伸ばしております。また、2018年1月には欧州においても製造販売承認を取得し、2019年前半の販売開始を見込んでおります。

④ グレリン受容体作動薬(ENTYCE®)
ペットの食欲不振治療薬としてアラタナ社(米国)にて開発を行った本化合物は、アラタナ社(米国)により2017年10月に販売を開始し、徐々に認知度を高めております。またアラタナ社(米国)では、本剤についてネコを対象とした食欲不振治療薬としても開発を進めており、2018年2月にネコにおける長期毒性試験を終了し、ピボタル試験を実施しております。

⑤ EP4拮抗薬(RQ-00000007、AAT-007、grapiprant)
株式会社AskAt(以下「AskAt社」)のライセンス先であるRMX BioPharma Co., Ltd(中国)が、2018年9月に中国での疼痛を適応症とする臨床試験を開始しました。また、AskAt社の米国のライセンス先であるKyn Therapeutics Inc.(米国)において、2018年10月にがん免疫治療薬としての臨床試験を開始しました。

⑥ シクロオキシゲナーゼ-2(COX-2)阻害薬(RQ-00317076、AAT-076)
AskAt社のライセンス先で臨床試験実施のための準備が進められております。

⑦ 特定のイオンチャネル(*)を標的とした開発候補化合物(*)(化合物コード非開示)
本化合物は、2012年10月から開始したEAファーマ社との共同研究により創出され、2018年3月に一定のマイルストンを達成しました。現在、EAファーマ社が本化合物を有効成分とする消化器領域の治療薬としての開発を進めております。

⑧ 選択的ナトリウムチャネル遮断薬(化合物コード非開示)
本化合物は、2017年12月にマルホ社に導出いたしました。現在、マルホ社が本化合物を有効成分とする治療薬の開発を進めております。

⑨ P2X7受容体拮抗薬(RQ-00466479、AKP-23494954)
本化合物は、旭化成ファーマ社との共同研究により創出され、2018年3月に前臨床段階への移行に伴い導出いたしました。現在、旭化成ファーマ社が本化合物を有効成分とする神経障害性疼痛治療薬としての開発を進めております。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E25269] S100FGNT)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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