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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100FHYO

有価証券報告書抜粋 アース製薬株式会社 研究開発活動 (2018年12月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等


当社グループは「生命と暮らしに寄り添い、地球との共生を実現する」を経営理念に、めまぐるしく変わる国内外の市場環境や消費者志向に対応すべく、常に「お客様目線」に立ってニーズを発掘する姿勢、提供のタイミングを逃さない開発スピードを念頭におき、クオリティの高い安全な高付加価値製品を創造しております。
当連結会計年度における当社グループの研究開発費は29億円でありました。
報告セグメント別の研究開発活動は以下のとおりであります。

(1) 家庭用品事業

① 基本方針
当事業では、お客様の生活空間の質の向上を目的に、基礎的な研究を充実させ、お客様目線を第一に、独創的で高品質な製品を他社に先駆けて、提供することを目指しております。
この方針のもと、お客様や小売店様からの要望、国内外の市場動向、技術動向などに関する情報の入手・調査・分析を行い、スピーディに、新製品開発および既存製品の改良に取り組んでおります。

② 虫ケア用品にかかる研究
ハエ・蚊・ゴキブリ・ダニ・ノミ・マダニ・シラミなど健康被害を及ぼす衛生害虫や、アリ・ハチ・ムカデなどの不快害虫の駆除あるいは忌避を目的とした虫ケア用品の研究開発を行っております。近年の傾向として、対象害虫や使用場面に特化した駆除剤、忌避・予防製品、あるいは殺虫成分を含まない製品、さらには使用時の不快感を取り除くため、香りを重視した製品の需要が高まっており、これらのお客様ニーズの多様化にも応えるべく取り組んでおります。
当連結会計年度の主な研究成果は以下のとおりであります。
ハエ・蚊用では、従来品の5倍の噴射力である新技術のパワフルワンショットを用いた『おすだけノーマットプロプレミアム』を発売いたしました。
そして、昨今のナチュラル志向の高まりから、合成殺虫成分を使用していない商品を『ナチュラス』ブランドに統一し、『アース 天然ハーブのゴキブリよけ広い収納空間用』、『アース ボタニカルスプレー』など、お客様が選択しやすい製品の拡充をしております。
また、引き続き、デング熱などの感染症を媒介する恐れのあるヤブ蚊の対策製品の強化を進め、『ヤブ蚊ジェットプロプレミアム』を発売いたしました。
さらに、ヤブ蚊からお客様を守る『サラテクト』シリーズに化粧水のような使用感の『アースサラテクト&moist』を追加し、お客様のニーズに合わせた製品の提供もしております。

③ 日用品にかかる研究

お客様の健康や、居間・浴室・トイレ・キッチンなどの居住空間の質の向上に役立つ製品の提供を目指し、口腔衛生用品、入浴剤、消臭芳香剤、防虫剤、住居関連用品、ネズミ用駆除剤、脱臭・消臭剤、育毛剤などの研究開発を行っております。
当連結会計年度の主な研究成果は以下のとおりであります。
入浴剤分野では、ロングセラーの粉末入浴剤バスロマンの全面リニューアルを行い、香り立ちをアップさせるなどの中身の改良と、環境にも配慮したコンパクトな紙容器にして、お客様にとって、より使いやすい商品へと進化させました。本件の商品開発は、㈱バスクリンとの共同開発によるグループシナジーによるものです。
また、口腔衛生用品では、歯の着色よごれを気にしているお客様の悩みにこたえ、日本で唯一シャイニングホワイト成分を配合し、ホワイトニングに特化した液体ハミガキの『モンダミン ホワイトニング』を発売いたしました。
㈱バスクリンからは、30~40代で健康・美容志向が高く、自分に合うものを常に探し求めている女性を対象に、ネパール国立トリブバン大学アーユルヴェーダ校監修ハーブを配合し、ゆったりとした気分に浸りつつ、健やかな毎日をサポートするバスソルト『アーユルタイム』を発売いたしました。また、素材にこだわり、自然由来の原料だけを使用した薬用入浴剤『バスクリンマルシェ』を発売し、ナチュラル志向の高まりにお応えする製品の拡充をしております。
白元アース㈱からは、ご好評いただいている『アイスノン』シリーズで、使用感によりこだわり、やわらかくフィットした形状で大人からお子様まで使用できる『アイスノン やわらかフィット』を発売し、ラインナップを強化しました。

また、マスク製品では、『快適ガード のど潤い ぬれマスク子供用ぶどうの香り』を発売し、お子様に人気のブドウの香りとマスク本体のかわいい星デザインで、お子様のマスクの着用を楽しく演出する製品を提供いたしました。

④ 園芸用品にかかる研究
虫ケア用品で培ってきた技術やノウハウを活かし、“より安心に”、“より安全に”、“よりわかりやすく”、“より使いやすい”を基本理念に、園芸愛好家の方から初心者の方まで幅広くご使用いただける園芸用品の研究開発を行っております。
当連結会計年度の主な研究成果は以下のとおりであります。
農薬では、園芸初心者の方にも安心してご使用いただけるように、約300種の作物に使える『土にまくだけ害虫退治オールスター』のラインナップを強化いたしました。
除草剤では、食品成分で作られた『おうちの草コロリ』シリーズとして、『おうちの草コロリ 虫よけ成分プラス』、『おうちの草コロリ コケ取りシャワー』を追加しました。さらに、非農耕地用であった従来品に加え、菜園や花だんで使える『おうちの草コロリ菜園・花だん用』を発売し、ナチュラル志向のお客様の様々なニーズにお応えするラインナップとなりました。
また、速効駆除し寄せ付けなくするスプレー『シロアリ・羽アリ撃滅』と、シロアリの生態を研究して開発した毒餌剤『シロアリの巣撃滅』を発売し、園芸シーンにおける悩みのひとつであるシロアリ対策品を拡充しております。

当連結会計年度における家庭用品事業の研究開発費は26億98百万円となりました。

(2) 総合環境衛生事業

① 検査・検定にかかる研究

当事業では、契約先からの各種検査・分析や異物検定要請に正確かつ迅速に対処するために、彩都総合研究所 分析センター(大阪府茨木市)と分析センター東日本(千葉県鎌ケ谷市)を設置しております。
それぞれの分析センターでは、契約先の製造環境(施設・設備、機械・器具、空調、使用水、作業員)や原料・製品などの微生物検査、DNAを利用した同定、昆虫・毛髪・微生物など有機物及び石やガラスなどの無機物の異物検定、塵埃や水質などの環境測定を行い、検査・分析機関として各種検査手法の精度アップ及びカタラーゼ代替法の検査手法、DNAを用いた異物検査、新しい検査方法の研究、迅速な検査技法に関する研究を主として行っております。

② 調査・施工等にかかる研究
調査技術・調査機器・施工技術などの研究開発は、彩都総合研究所(研究開発センター、研修センター、分析センター)、学術部、技術部が相互に連携を取りながら行っております。LEDを用いた捕虫、殺虫、調査装置の新技術を開発、ホルマリン代替法として各種除染システムの技術構築に取り組んでおります。また、効果的・効率的な危害物質の制御の施工に関する技術につきましては、可能な限り化学合成薬剤の使用量を控えることを目的とした独自開発に加え、公的機関及び大学、民間企業との共同研究開発も含めて取り組んでおります。

③ 今後の方針
異物混入に関する事件・事故が相次ぎ、検査同定依頼や対策に対するニーズが増しております。契約先の顧客満足度を向上させるためには、検査精度の充実及び危害物質による汚染や異物混入を防止するための技術開発が重要となります。ISO17025(試験所及び校正機関の能力に関する一般要求事項を規定した国際標準規格)の維持と更なる精度管理の強化、産官学との連携の強化、及び分析機器や社内システムのレベルアップについて更なる推進を図ってまいります。
また、「彩都総合研究所」にて、ニュービジネスの確立、新しい技術の確立、科学的根拠に繋がる基礎データの蓄積と解析評価を実現し、時代毎に求められる教育研修支援のニーズにも応え、他にない研修サービスを拡充してまいります。

当連結会計年度における総合環境衛生事業の研究開発費は2億1百万円でありました。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01015] S100FHYO)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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