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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100G37L

有価証券報告書抜粋 株式会社ファンケル 研究開発活動 (2019年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当企業集団の研究開発活動は、当社および連結子会社が行っております。㈱アテニアにつきましては、同社の商品企画に基づく研究開発業務を当社が有償で受託しております。
当企業集団は、当社総合研究所において、化粧品、栄養補助食品、発芽米および青汁に係る基盤技術研究ならびに製品開発研究活動を通じて、「安心・安全」を軸とした安全性・機能性研究を推進し、科学的根拠に基づいた製品開発を行っております。また、相談窓口に直接寄せられるお客様の「声」を集積し分析した「ヤッホーシステム」を製品開発に活かすとともに、国内外の多くの研究機関との共同研究や産官学連携事業への参画など、幅広い研究開発活動を行っております。研究者は、農学、薬学、理学など博士号取得者を含む総勢203名体制となっております。また、2016年5月には皮膚科学研究、製剤研究および脳科学研究などの基礎研究に軸足を置いた第二研究所が竣工し、研究設備の増強とともに研究開発体制の強化を図っております。
当連結会計年度における研究開発関連費用の総額は3,464百万円であり、セグメントごとの研究開発活動は次のとおりであります。

(1) 化粧品関連事業

ファンケル化粧品およびアテニア化粧品の製品開発において、皮膚科学に基づく老化メカニズム研究や素材探索などの基礎研究から、安全性や有効性の研究、処方開発、容器開発など広範な領域における研究開発を行っております。
ファンケル化粧品では、創業以来続けてきた安心・安全という価値を実現するために肌にストレスを与える可能性のある成分を排除する「無添加」にこだわり続けてきました。また肌本来が持つ自ら美しくなる力を引き出し素肌美へ導く「無添加アンチストレス サイエンス」を掲げ、ストレスとエイジングの関係について取り組んでおります。
また、2018年6月から順天堂大学大学院医学研究科・環境医学研究所と共同研究講座「抗加齢皮膚医学研究講座」を開設し、加齢に伴う皮膚の老化メカニズムの解明とその対策方法の開発など、研究をさらに深耕させています。
当連結会計年度においては、60代以上のマチュア世代の女性の肌を考えたエイジングケアブランド「ビューティブーケ」に最高峰の美白エイジングケアラインの化粧液として「金のいぶき発芽米発酵液」や美白有効成分などを配合し、一本でエイジングケアと美白ケアが出来る「ビューティブーケ 薬用 発酵美白化粧液」を開発、発売しました。
また、新スキンケアライン「モイストリファイン」、「エンリッチ」を開発、発売しました。「モイストリファイン」は20代から30代の乾燥や毛穴の開き、キメの乱れなどの複合的な肌の悩みをケアし、うるおいに満ちたキメが整った肌に導くスキンケアラインとなります。「エンリッチ」は30代から40代のハリのなさや小じわ、フェイスラインのたるみなどの本格的なエイジングの悩みに着目し、ふっくらとしたハリのある肌へ導くスキンケアラインになります。これらの容器は環境にも配慮し、サトウキビを原料として作られたバイオマスプラスチックの「バイオPET」を採用し、使用する樹脂量を従来より約1/3の量を削減しました。
皮膚科学に基づくエイジング研究により、シワの悩みがある肌は弾力を保つ真皮のタンパク質「エラスチン」の質が低下していることを発見しました。この研究成果を基に「マイオキシノール」を新配合して肌内部の弾力を保ち、塗った瞬間から肌のハリが実感できる美容クリーム「リンクルクリーム」を開発、発売しました。
また、シミのメカニズム研究により、年齢とともに消えにくくなるシミの原因にタンパク質「CXCR4」が関与することを発見し、この研究成果に着目した独自のアプローチでシミの原因を根本から防ぎ、肌の奥までうるおいに満ちた透明感のある肌へ整える美白ケアライン新「ホワイトニングライン」を開発、発売しました。
当事業における研究開発関連費用は1,701百万円であります。


(2) 栄養補助食品関連事業

当社では、栄養補助食品の製剤設計において「体内効率設計」のコンセプトに基づき機能を最大限に発揮させる処方、設計を行っています。成分の量だけでなく、身体の中で効率的に働くための溶け方や、吸収できるよう素材の選定から配合バランス、加工技術に至るまで、こだわった研究開発を行っています。また、従来から科学的根拠に基づいた栄養補助食品の機能性と安全性に関する研究に取り組んでおり、医薬品で義務付けされている臨床試験を自主的に行っています。そのため、2015年に始まった機能性表示食品制度にもいち早く対応し、多くの機能性表示食品を発売しております。今後も確かな機能性と安全性を兼ね備えた機能性表示食品の開発を進めてまいります。
当連結会計年度においては、ひざ関節の動きをサポートし違和感を和らげるサプリメント「楽ひざ(機能性表示食品)」を開発、発売しました。「楽ひざ」は2つの軟骨成分「プロテオグリカン」と「Ⅱ型コラーゲン」を配合し、ひざ関節に違和感を感じる40歳~70歳の方を対象とした臨床試験で「楽ひざ」はひざ関節の違和感を緩和することを確認しました。
また、尿酸値に対する機能を臨床試験で確認した日本初の機能性食品「尿酸サポート」を開発、発売しました。中国で古くから飲用されている藤茶に多く含まれる「アンペロプシン」の尿酸値への機能を発見し、尿酸値が高めの方を対象とした臨床試験でもその効果を確認しました。
さらに、体の内側から透明感のある美しさに導く美容サプリメント「ホワイトフォース」「ホワイトフォースドリンク」を開発、発売しました。特許を取得した「ヒドロキシチロソール」と「L-シスチン」の組合せに加え、美しさに導く「ハス胚芽エキス」を新たに配合し、飲みやすい粒タイプとお出かけ前や速攻ケアにお勧めのドリンクタイプを開発しました。
また、外部機関との共同プロジェクトにも取り組み、ネスレ日本㈱と共同開発した「ネスレ ウェルネス アンバサダー」向けカプセル製品に、新たにカプセル1個に1食分の緑黄色野菜(ケール生葉40g)を使用した「ネスレ ウェルネススムージー ケール&フルーツ」など全6品を追加開発しました。さらにダイドードリンコ㈱と共同開発した「大人のカロリミット茶」に第3弾としてパンやサンドイッチなどの軽食に合う「大人のカロリミット すっきり無糖紅茶」を開発、発売しました。
当事業における研究開発関連費用は1,646百万円であります。

(3) その他関連事業

「毎日の食卓から健康を支える」をコンセプトに、発芽米や青汁を中心においしさと機能性を兼ね備えた商品開発を進めています。当連結会計年度におきましては、「野菜の王様」とも呼ばれるケールを濃縮したピューレ状の冷凍野菜「濃縮野菜 国産ケール100%」を開発、発売しました。いつもの飲み物や料理に混ぜるだけで緑黄色野菜1日分を手軽に補えます。野菜の鮮度に着目し、収穫から冷凍までの時間を短くして鮮度を保つ迅速さにこだわり、また低温で濃縮する独自の新製法「生濃縮製法」を採用し、搾りたての色鮮やかなケールのおいしさを味わえます。
また、粉末タイプの青汁をリニューアル、発売しました。ケールの搾汁液を直接粉末化する新製法を確立し、雑味や粉っぽさを最小限に抑えることに成功し、これまで以上の溶けやすさと飲みやすさを実現しました。
当事業における研究開発関連費用は116百万円であります。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01046] S100G37L)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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