有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100G8ZX
株式会社大泉製作所 事業の内容 (2019年3月期)
当社グループは、当社及び連結子会社4社により構成されております。主な事業として、熱・温度変化によって電気抵抗値が変化する半導体セラミックスのサーミスタ(※)を利用した各種電子部品(以下「エレメント(※)製品」と称します。)の製造・販売、並びにそれらを使用して、顧客である自動車部品メーカーや空調・家電メーカー等が最終製品に取付けて温度測定や制御に利用出来る温度センサ(以下「センサ製品」と称します。)を製造・販売しております。
当社グループの事業運営における各社の主な業務と役割は以下の通りであります。
製品の特徴
当社グループがセンサ製品及びエレメント製品製造のために使用しているサーミスタは、大別すると、温度が上昇すると抵抗値が下降するNTCサーミスタ及び温度が上昇すると抵抗値が上昇するPTCサーミスタの2種類であります。一般的にサーミスタと呼ばれるものは、NTCサーミスタであります。
上記のような製品特徴に加え、機能別に以下の活用方法があります。
主要な製品分野について
① 自動車部品関連分野
当社の主力分野である自動車部品関連の温度センサ製品は1964年にラジエーター(※)用水温センサの生産開始から始まり、エンジン制御用吸気温度センサ、エンジン冷却用温度センサ、カーエアコン用エバポレータ(※)温度センサなど、自動車の高性能化、省エネ化に伴い自動車用温度センサのあらゆる部分に採用が拡大されてきました。近年は車両電動化の動きに伴い、ハイブリッド車や電気自動車にも電池用温度センサやヒートポンプシステム用温度センサをはじめとして多数の温度センサが搭載されています。
当社の主な自動車用温度センサ製品は以下の図をご参照ください。
② 空調・カスタム部品関連分野
当該分野で特に当社が注力しているエアコンには、室内機には吸込み口温度、吹出し口温度、室内温度の検知のための温度センサをはじめ、室内機-室外機間の熱交換器温度検知及び室内の輻射熱検知用の温度センサなどが使用されています。また、室外機には、外気温検知、コンプレッサ過熱温度検知、コンプレッサ表面温度検知のための温度センサが使われております。エアコンは先進国市場では高性能化が進んでおりますが、新興国市場では普及拡大期に入っており、市場規模は拡大しております。また、近年では、冷蔵庫、ドラム式洗濯乾燥機などに省エネタイプの製品が主流になりつつあり、よりきめ細かい温度検知の必要性から温度センサの需要が拡大しております。今後はオール電化住宅、家庭用自家発電システムの普及により家電、住宅設備向けの温度センサのニーズはますます高まるものと思われます。
③ エレメント製品分野
サーミスタ素体を1次加工して電子部品として使用出来る最小単位に仕上げた製品群であり、温度センサの感知部に使用されるほか、リード線や基板に直付けして温度補償や回路安定のために利用されています。近年は5G光通信半導体レーザー用の需要が増えております。
事業部について
当社グループは、上記の主要3分野にて計5事業部を編成しております。
内訳は自動車部品関連分野で3事業部(自動車部品事業1部、自動車部品事業2部、自動車部品事業3部)、空調・カスタム部品関連分野で1事業部(空調・カスタム部品事業部)、エレメント製品分野で1事業部(エレメント部品事業部)となっております。
※ 用語説明
[事業系統図]
(注)1.資材の他にサーミスタを供給しております。
2.エレメント製品を供給しております。
3.センサ製品を供給しております。
4.センサ製品を販売しております。
5.エレメント製品及びセンサ製品を販売しております。
当社グループの事業運営における各社の主な業務と役割は以下の通りであります。
連結会社名 | 主な業務 | 主な役割 |
当社 | ① 資材調達及び子会社への供給 ② サーミスタの開発、製造、子会社への供給 ③ エレメント製品、センサ製品の開発、設計 ④ エレメント製品、センサ製品の販売 | ・資材調達 ・サーミスタ技術の開発 ・サーミスタの製造 ・エレメント製品・センサ製品の開発、設計 ・営業 ・品質保証 ・グループ各社の統括 |
(連結子会社) | ||
八甲田電子㈱ | エレメント製品の製造 | 製造子会社 |
センサ工業㈱ | センサ製品の製造 | 製造子会社 |
東莞大泉傳感器有限公司 | センサ製品の製造、販売 | 製造・販売子会社 |
OHIZUMI MFG (THAILAND)CO.,LTD. | センサ製品の製造、販売 | 製造・販売子会社 |
製品の特徴
当社グループがセンサ製品及びエレメント製品製造のために使用しているサーミスタは、大別すると、温度が上昇すると抵抗値が下降するNTCサーミスタ及び温度が上昇すると抵抗値が上昇するPTCサーミスタの2種類であります。一般的にサーミスタと呼ばれるものは、NTCサーミスタであります。
上記のような製品特徴に加え、機能別に以下の活用方法があります。
機能 | 主な活用方法 |
温度計測 温度制御 | 生活家電(エアコン、電子レンジ、IHクッキングヒータ、冷蔵庫、エコキュート、洗濯機など) 事務用機器(プリンター、コピーなど) 自動車部品(水温センサ、吸気温センサ、二次電池、モータ、カーエアコン用センサ 他) 医療機器(電子体温計、人工透析器、各種計測機) 工業産業機器(コンプレッサー、インバーター、工作機械など) |
温度補償(※) | 情報産業機器(携帯電話、電池パック、PC、無線機、光通信器など) 事務用機器(プリンター、コピー) AV機器(TV、モニターなど) |
回路安定 | 事務用機器(プリンター、コピー)の電源部分 照明機器 |
過負荷防止 ヒーター | 自動車のパワーウインド制御 電気蚊取り器、電気消臭プラグなど |
主要な製品分野について
① 自動車部品関連分野
当社の主力分野である自動車部品関連の温度センサ製品は1964年にラジエーター(※)用水温センサの生産開始から始まり、エンジン制御用吸気温度センサ、エンジン冷却用温度センサ、カーエアコン用エバポレータ(※)温度センサなど、自動車の高性能化、省エネ化に伴い自動車用温度センサのあらゆる部分に採用が拡大されてきました。近年は車両電動化の動きに伴い、ハイブリッド車や電気自動車にも電池用温度センサやヒートポンプシステム用温度センサをはじめとして多数の温度センサが搭載されています。
当社の主な自動車用温度センサ製品は以下の図をご参照ください。
② 空調・カスタム部品関連分野
当該分野で特に当社が注力しているエアコンには、室内機には吸込み口温度、吹出し口温度、室内温度の検知のための温度センサをはじめ、室内機-室外機間の熱交換器温度検知及び室内の輻射熱検知用の温度センサなどが使用されています。また、室外機には、外気温検知、コンプレッサ過熱温度検知、コンプレッサ表面温度検知のための温度センサが使われております。エアコンは先進国市場では高性能化が進んでおりますが、新興国市場では普及拡大期に入っており、市場規模は拡大しております。また、近年では、冷蔵庫、ドラム式洗濯乾燥機などに省エネタイプの製品が主流になりつつあり、よりきめ細かい温度検知の必要性から温度センサの需要が拡大しております。今後はオール電化住宅、家庭用自家発電システムの普及により家電、住宅設備向けの温度センサのニーズはますます高まるものと思われます。
③ エレメント製品分野
サーミスタ素体を1次加工して電子部品として使用出来る最小単位に仕上げた製品群であり、温度センサの感知部に使用されるほか、リード線や基板に直付けして温度補償や回路安定のために利用されています。近年は5G光通信半導体レーザー用の需要が増えております。
事業部について
当社グループは、上記の主要3分野にて計5事業部を編成しております。
内訳は自動車部品関連分野で3事業部(自動車部品事業1部、自動車部品事業2部、自動車部品事業3部)、空調・カスタム部品関連分野で1事業部(空調・カスタム部品事業部)、エレメント製品分野で1事業部(エレメント部品事業部)となっております。
※ 用語説明
・サーミスタ | : | 「2 沿革」 の脚注をご参照下さい。 |
・エレメント | : | 熱・温度変化によって電気抵抗値が変化する半導体セラミックスのサーミスタを利用した各種電子部品のこと。 |
・温度補償 | 温度変化に依存するパラメータ(水晶の振動数等)に関して、サーミスタを利用して温度変化に対する補正を行うことをいいます。 | |
・バリスタ | ある電圧以上になると急激に電流を流す性質がある電子部品で、雷のような異常電圧に対してバリスタを含んだバイパス回路を通すことにより、本体の回路を守るような用途に使われます。 | |
・ラジエーター | : | 放熱器のこと。エンジンで高熱になった冷却水を放熱させて温度を下げる役割があります。 |
・エバポレータ | : | 減圧することによって固体又は液体を積極的に蒸発させる機能をもつ装置のこと。典型的な例は蒸発による気化熱を利用した冷却・冷房装置があり、エアコン、冷蔵庫などに使用されています。 |
[事業系統図]
(注)1.資材の他にサーミスタを供給しております。
2.エレメント製品を供給しております。
3.センサ製品を供給しております。
4.センサ製品を販売しております。
5.エレメント製品及びセンサ製品を販売しております。
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E26216] S100G8ZX)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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