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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100G9XG

有価証券報告書抜粋 ユシロ化学工業株式会社 研究開発活動 (2019年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

2018年度は、第18次中期3ヵ年計画の2年目であり、この中期計画終了時点で「グローバル10(世界市場シェア10%、当社調べ)」達成を目標に掲げ、新製品の開発に取り組んでいます。2015年度から「新分野への挑戦」の取り組みを始動し、その成果の1つに切断傷を修復可能な“自己修復性ポリマーゲル「ウィザードゲル」”が挙げられます。2018年6月より、ウィザードゲルの素となる液体製品:①主材、②乾燥防止剤、③硬化剤の3製品からなる「ウィザードパック」の販売を開始しました。これらを混ぜ合わせることにより、ウィザードゲルを様々な形状に作製することができます。また、2019年1月開催の国際展示会nano tech 2019にウィザードゲルを出展し、主催者より「産学連携賞」の表彰を受けました。現在、多岐にわたる分野の顧客で実装に向けた研究開発が進められており、その中でも医師や看護師、救急救命士といった人命に係る専門家が手術や処置の研修・シミュレーションで使用する「医療研修用臓器モデル」への実装が検討されています。もちろん医療分野に限らず、さまざまな用途での実装が期待できる画期的な新素材であることから、近い将来「ウィザードゲル」の特長を生かした各種商品が市場に展開されることを目標に、日々R&D活動を推進しています。
当連結会計年度において、国内で研究開発に携わるスタッフは90名であり、当社従業員の29%に当たります。アメリカ、メキシコ、ブラジル、中国、タイ等の海外グループ各社との連携を密にするため、上記国内スタッフ以外に研究開発部門から10名を出向者として各社へ派遣しております。現在保有する特許は、国内57件、海外21件になります。当期の特許登録数は、国内6件、海外3件を数え、知的財産権の確保及び活用に注力いたしました。当連結会計年度における研究開発費の総額は、1,773百万円であります。


(1) 日本

当社は、個々の顧客ニーズを的確に捉え、要望に合致した仕様に調整した製品を提供する「カスタマーインティマシー戦略」を得意としております。例えば、切削加工分野では急成長を遂げている航空機分野で必要とされる難削材向けに工具寿命延長を謳った新規水溶性切削油剤を開発し、市場展開を行っております。また、塑性加工&鋳造分野では、伸線加工や鍛造用油剤等の高性能化品の開発は勿論の事、特にアルミダイカスト分野において金型へ付着したアルミ離型剤被膜を可視化する技術を2018年度に開催されたダイカスト展示会で発表しました。今まで困難であったアルミ離型剤の付着分布が可視化されたことで、最適なスプレー量調査や付着ムラ解消に有効であると多く需要家から反響を頂いております。ビルメンテナンス関連製品も、他社製品との差別化を意識した新製品開発を行っています。当連結会計年度における研究開発費の金額は、1,185百万円であります。

(2) 南北アメリカ、中国、東南アジア/インド
東南アジア及びインドにおける「カスタマーインティマシー戦略」では、タイにあるアセアンテクニカルセンターが積極的に現地生産拠点のニーズを的確に把握した戦略的製品開発をしております。米国においては、新たに当社グループの一員となった「QualiChem社」と技術交流を開始し、得意分野の技術の融合を図り、新たな画期的製品開発を目指してまいります。当連結会計年度における研究開発費の金額は、588百万円であります。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01080] S100G9XG)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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