有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100G9S6
株式会社ライドオンエクスプレスホールディングス 事業の内容 (2019年3月期)
当社グループは、当社、連結子会社4社、及び非連結子会社2社で構成されております。なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。
当社グループは、「ご家庭での生活を『もっと美味しく、もっと便利に』」をテーマに、寿司や釜飯などの調理済食材を中心とした宅配事業として、宅配寿司「銀のさら」/宅配御膳「釜寅」/宅配寿司「すし上等!」を直営及びフランチャイズにてチェーン展開しており、提携レストランの宅配代行サービス「ファインダイン」を、直営にて展開しております。
直営店舗(「ファインダイン」以外)においては、仕入先より食材等を仕入れて店舗で調理を行い、調理済食材をお客様に宅配しております。「ファインダイン」においては、提携レストランの料理をお客様に宅配代行しております。またフランチャイズ店舗においては、加盟企業に対してフランチャイズ契約に基づき、商標及び運営ノウハウの提供、食材等の販売を行い、対価としてロイヤルティ収入、加盟金収入、食材販売収入等を受領しております。
当社グループの宅配事業は外食産業のようにお客様の来店を想定しておらず、宅配拠点の立地優位性を追求する必要がないため、物件確保が容易で、物件取得費、設備投資が抑えられるといった利点があります。また、店舗面積や席数といった制限がないため繁忙期には、アルバイト、配達車両の調整を行い、積極的に販売促進活動をすることによって売上の極大化を図ることが可能な事業であります。
お客様からの注文においては、電話及びWEBサイトより受け付けますが、その際、配達のためにお客様のお名前、ご住所等を受注システムに登録する必要がある為、顧客情報や注文履歴といった顧客データベース(ビッグデータ(※1))を保有することができます。これらの情報を連動することにより、お客様ごとの嗜好性や店舗状況を逐次把握・分析することが可能となっております。
このような特性を生かして、当社グループは、ひとつの拠点に複数の店舗(※2)を出店するという「複合化戦略」を促進しております。「複合化戦略」とは、例えば、宅配寿司「銀のさら」が出店されている拠点に、宅配御膳「釜寅」など別の店舗を出店するといった、1つの拠点で複数の店舗を運営する出店戦略となります。この戦略により、1拠点における売上の拡大、出店設備投資の抑制、物件・設備の共有、顧客データの店舗間での相互活用が可能となるため、設備費、人件費、販促費を抑えております。
また、これまで長年に亘って培った宅配事業ノウハウと顧客データベースによって、宅配メニューやチラシ等の効率的な配布や、ダイレクトメール、メールマガジン送信、公式アプリからのプッシュ通知等、お客様のお誕生日やイベントに合わせたアプローチといった、One to Oneマーケティング活動等、費用対効果の高い販売促進活動を実施しております。
※1 巨大で複雑なデジタルデータの集積のこと。
※2 拠点と店舗について
当社グループのチェーンでは、商品を宅配するための事業所を全国に配置しており、これを「拠点」と呼んでおります。また、消費者に提供するメニューの種類ごとに設置される設備(宅配寿司「銀のさら」や宅配御膳「釜寅」等)、及び「ファインダイン」における消費者が選ぶことのできる提携レストランのラインナップ(メニュー)毎の配送機能を「店舗」と呼び、一つの「拠点」に複数の「店舗」を設置することがあります。
各ブランドの特徴は以下のとおりであります。
①宅配寿司「銀のさら」
宅配寿司「銀のさら」では、「おいしいお寿司をもっと身近に」をコンセプトに、クオリティにこだわった商品をお手ごろな価格で提供しております。食材におきましては、350を超える店舗にて使用する食材の一括仕入れにより、鮮度の良い品質にこだわったネタを安定的に安価に調達することに努めております。また、冷凍食材の使用においては、宅配寿司業界では当社のみ独占的に使用可能な(※)高電場解凍機を用いることによって、解凍時にうまみ成分が流れ出るのを抑えております。このように冷凍魚を鮮魚に近い状態に解凍することによって、短時間で高品質な状態のお寿司をお届けすることができます。
また、商品の品質を一定に保つために、調理技術の教育機関である研修センターにおいて、技術の向上に努めております。
※銀のさらチェーンに導入することを前提条件として、宅配寿司業界における独占的利用の権利を得ております。
②宅配御膳「釜寅」
宅配御膳「釜寅」では、釜飯形式の炊き込みご飯を薬味・だし汁・漬物と一緒に御膳形式で提供しております。また、薬味を添えたり、お茶漬けにして食べるなど従来の釜飯の概念とは異なる「新しい食べ方の提案」により差別化を図っております。全自動釜めし炊飯器の使用により調理工程を簡略化し、また、蒸らしの工程を配達時間に行うため、小スペース・少人数で店舗を運営することができます。宅配御膳「釜寅」を宅配寿司「銀のさら」と複合化することにより、経営資源の有効活用を図りながら、特別な日のお食事から普段のお食事まで、消費者のより広範囲なニーズに応えております。
③宅配寿司「すし上等!」
宅配寿司「すし上等!」は、既存ブランドである宅配寿司「銀のさら」よりも低価格な商品を提供するとともに、手巻き寿司や丼といったバラエティに富んだメニューの提供により、「銀のさら」との差別化を図りつつ、日常的なご利用をさらに促進することを目的とした、宅配寿司の第2ブランドとなります。「銀のさら」の同一拠点内に複合化して出店することにより、食材、経営資源を有効に活用し、「銀のさら」のネタのクオリティはそのままに、盛り合わせるネタの種類や大きさを工夫することで、品質の高いお寿司をお値打ち価格で提供しております。④提携レストランの宅配代行サービス「ファインダイン」
提携レストランの宅配代行サービス「ファインダイン」では、自社ブランド運営において培ったデリバリー及び販売促進のノウハウを生かし、提携レストランの宅配代行を行う店舗を展開しております。「ファインダイン」は、提携レストラン及びお客様の双方に向けたサービスを提供しております。提携レストラン向けには、宅配機能を持たないレストランに代わって、お客様より注文を受け、料理をお届けするサービスであり、また、紙・WEB媒体における効果的な情報発信を消費者全般に向けて行うことによるレストランの広告宣伝機能も担っております。
お客様にとっては、通常ご家庭で食することのない当社グループが厳選した様々なジャンルのレストランの料理を、ご家庭にいながら楽しんでいただくためのサービスとなります。お客様の気分にあわせてレストランや料理をご紹介するなどきめ細やかな対応で、ワンランク上の日常のお食事からパーティー利用まで様々な場面でご利用いただいております。
「ファインダイン」の収入は、提携レストランからのシステム利用料、注文毎の代行手数料、及びお客様からの配達手数料からなっております。
[ファインダイン 手数料等の流れ]
店舗数は、以下のとおりであります。
[ブランド別 店舗数] [地域別 店舗数]
ブランド名 | 店舗数 (2019年3月31日) | 地域名 | 店舗数 (2019年3月31日) | |||||
直営店 | FC店 | 合計 | 直営店 | FC店 | 合計 | |||
銀のさら | 95 | 264 | 359 | 北海道・東北 | 19 | 30 | 49 | |
釜寅 | 70 | 121 | 191 | 関東 | 170 | 291 | 461 | |
すし上等! | 67 | 83 | 150 | 中部 | 56 | 36 | 92 | |
ファインダイン | 44 | - | 44 | 近畿 | 2 | 61 | 63 | |
合 計 | 276 | 468 | 744 | 中国・四国 | 10 | 24 | 34 | |
九州・沖縄 | 19 | 26 | 45 | |||||
合 計 | 276 | 468 | 744 |
[地域別 ブランド別店舗数]
地域名 | ブランド別店舗数 (2019年3月31日) | ||||
銀のさら | 釜寅 | すし上等! | ファイン ダイン | 合計 | |
北海道・東北 | 24 | 15 | 10 | - | 49 |
関東(東京都除く) | 110 | 72 | 62 | 7 | 251 |
東京都 | 76 | 59 | 38 | 37 | 210 |
中部 | 50 | 20 | 22 | - | 92 |
近畿 | 54 | 6 | 3 | - | 63 |
中国・四国 | 22 | 5 | 7 | - | 34 |
九州・沖縄 | 23 | 14 | 8 | - | 45 |
合 計 | 359 | 191 | 150 | 44 | 744 |
拠点数は、以下のとおりであります。
[地域別 拠点数]
地域名 | 拠点数 (2019年3月31日) | ||
直営店 | FC店 | 合計 | |
北海道・東北 | 7 | 17 | 24 |
関東 | 57 | 139 | 196 |
中部 | 26 | 24 | 50 |
近畿 | 1 | 53 | 54 |
中国・四国 | 4 | 18 | 22 |
九州・沖縄 | 9 | 14 | 23 |
合 計 | 104 | 265 | 369 |
※店舗数が拠点数を上回るのは、当社グループではひとつの拠点に複数の店舗を出店している場合があるためです。
過年度における店舗数・拠点数は、以下のとおりであります。
[過年度 店舗数/拠点数]
店舗/拠点 | 2015年 3月期 | 2016年 3月期 | 2017年 3月期 | 2018年 3月期 | 2019年 3月期 | |
店舗数 | 直営店 | 172 | 215 | 223 | 253 | 276 |
FC店 | 417 | 509 | 500 | 482 | 468 | |
合 計 | 589 | 724 | 723 | 735 | 744 | |
拠点数 | 直営店 | 90 | 86 | 94 | 101 | 104 |
FC店 | 283 | 285 | 277 | 270 | 265 | |
合 計 | 373 | 371 | 371 | 371 | 369 |
事業の系統図は以下のとおりであります。
[事業系統図]
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E30065] S100G9S6)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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