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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100G5X3

有価証券報告書抜粋 株式会社エンバイオ・ホールディングス 研究開発活動 (2019年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループは、土壌汚染対策事業の競争力の源泉である原位置浄化技術の強化を目的として研究開発を行っております。
当連結会計年度における研究開発は以下のとおりであります。
①原位置熱脱着(ISTD)の技術導入及び実用化
米国テラサーモ社より実施権を取得した原位置熱脱着(ISTD)の日本国内での実用化に向けた開発を行っております。ISTDは高濃度汚染、汚染深度の深い汚染、粘性地盤が汚染されている等の既存の原位置浄化では困難又は非効率な現場を効率良く浄化することのできる原位置浄化技術です。米国で実用化され、近年、施工実績が増えてきております。前連結会計年度までに設計手法や設備仕様、施工方法等に関する技術導入を行い、適用可能性試験方法の確立、現場の井戸配置や熱量、ガス量、処理水量計算等の浄化設計、処理設備の設計製作等を実施しました。当連結会計年度は、前連結会計年度に引き続き実際の汚染現場での本施工を通して、施工技術、運転管理技術の確立と工場を図りました。

②塩素化エチレンの高分解能細菌を用いたバイオオーグメンテーションの開発
バイオレメディエーションを適用して浄化した塩素化エチレンの汚染現場より採取した高分解能微生物群集から高分解能細菌を分離獲得(デハロコッコイデス属UCH-ATV1株)しました。前連結会計年度に本細菌の同定と遺伝子配列の解析を実施した独立行政法人製品評価技術基盤機構並びに国立大学法人東京農工大学より本細菌の商業利用に関する利用許諾を取得し、またこの細菌で構成される微生物群を用いた土壌浄化方法に関する特許権の譲渡を東京農工大学より受けました。この細菌を大量に培養して汚染現場に注入することにより短期間に効率よく塩素化エチレンを無害なエチレンにまで分解する技術(バイオオーグメンテーション)の開発を進めております。2017年4月に難分解性のクロロエチレンが特定有害物質に追加された揮発性有機塩素化合物の汚染の浄化に威力を発揮する技術として期待しております。
当連結会計年度は、ブラウンフィールド活用事業で当社グループが取得した揮発性有機塩素化合物で汚染された土地において現場実証試験を行いました。また、経済産業省及び環境省が所管する「微生物によるバイオレメディエーション利用指針」への適合性確認審査を申請するためのデータ取得を目的とした実験室スケールでの性能評価試験及び安全性確認試験を実施いたしました。

当連結会計年度の研究開発費は、90,009千円であります。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E30445] S100G5X3)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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