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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100G9RS

有価証券報告書抜粋 東北特殊鋼株式会社 研究開発活動 (2019年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループの研究開発活動は、東北大学とその附置研究所をはじめ、全国の国公立研究機関並びにユーザーとの密接な協力体制の下に推進しております。
当連結会計年度における研究開発活動をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

(1)特殊鋼事業
①特殊鋼分野
IoT・AI技術の発展により産業、社会のスマート化が急速に進みつつあり、当社といたしましては、強みである機能性材料のコア技術を活かして、エネルギー、輸送・産業機器、医療などの分野で、お客様と共にスマート社会の発展に貢献することを目指しています。
電磁ステンレス鋼は、自動車や各種産業機器で活躍してまいりましたが、近年自動車分野で進展するEVシフトにおいて欠かせない省エネ技術に関連するニーズも高まっており、それらにマッチした品質向上と高機能化に努めてまいります。また、水素インフラの普及に備えた材料開発、メッキ工程不要の環境にやさしい高硬度鋼の普及にも努めてまいります。
一昨年東北大学と共同で開発に成功した磁歪クラッド鋼板(キリンマグパワー)は、非常に高価なレアメタル合金の超磁歪材料によってのみ従来可能であった大出力振動アクチュエータ及び振動発電を可能にしたことから、自動車、各種産業機器、インフラ、福祉、農業など様々な分野の企業、大学及び公的研究機関と連携したオープンイノベーションによる応用開発を活発に進めております。
医療分野では、小ロット、特殊形状ニーズに対応した高品質なインプラント用骨材の量産工程を確立し、高齢化社会のニーズにお応えする体制づくりをしています。
今後も、特徴ある機能性材料の開発で、産業界に貢献してまいります。

②熱処理加工分野
熱圧着/拡散接合技術は、金属間同士の拡散現象を利用した接合方法であり、近年多くの皆様から注目されている技術となっております。特に高い精度が求められる微細加工が必要となる構造品への適用が増加基調になりつつあり、当社の強みでございます接合品質(寸法精度、接合性等)と量産性の高さを活かし、電機・電子部品、各種熱交換器、飲料・食品用フィルター、及び半導体製造治具等、多種多様な分野でご好評を頂いております。
昨年度は一昨年に続き『第2回 接着・接合EXPO』にも出展し、非鉄金属、並びに異種金属間における接合を中心に多くのお客様からお引合いを頂戴しました。現在多種多様な案件におきまして、量産化へ向けての開発に着手したところでございます。
今後は、熱圧着事業の更なる拡大へ、生産能力の増強、生産性改善活動、及び品質保証体制の確立等に力を注いでまいります。
表面処理事業におきましては、競合他社との差別化戦略として市場リリースしたPVD硬質皮膜『TM3(ティーエムキューブ)シリーズ』(大同特殊鋼株式会社と共同特許出願中)をベースとして、更なる耐久性向上を目的とした新膜種の開発を推進しており、今期中には市場リリースさせて頂く見込みとなっております。今後とも顧客の皆様のニーズに応えるべく、各種開発に積極的に取り組んでまいります。

当連結会計年度における研究開発費は162,885千円であります。
(2)不動産賃貸事業
研究開発活動は行っておりません。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01245] S100G9RS)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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