株式会社大阪チタニウムテクノロジーズ 研究開発活動 (2019年3月期)

当社の研究開発活動は、チタン分野での業界トップクラスの技術開発力をベースに、製品品質の向上、生産性の
向上、製造コストの低減に取り組んでおります。
また、高機能材料分野では、チタンやシリコンに関連した新商品の開発にも注力しております。
当事業年度の研究開発費は466百万円であります。
セグメントごとの研究開発活動は次のとおりです。


当事業年度において、チタン事業の生産技術開発専門の組織を立ち上げ、生産技術開発を加速しております。
具体的には、電解工程での電力消費量の低減、還元分離工程での生産性向上、製造設備の長寿命化や生産能力の
拡大などのための研究開発を行うと共に、大学と共同でチタン製錬に関する基礎研究も行っております。
なお、当事業年度のチタン事業の研究開発費は123百万円であります。


安定生産と製品品質の維持向上などのための研究開発を行ってきましたが、
当社はポリシリコン事業からの撤退を決定いたしましたので、ポリシリコン事業の開発は当事業年度で終了と
なります。
なお、当事業年度のポリシリコン事業の研究開発費は30百万円であります。


高機能材料分野では、高純度チタンの品質改善、歩留まり向上のための研究開発に注力している他、
リチウム二次電池負極材用SiOの性能向上のための研究開発を行っております。
また、近年注目されている3Dプリンタ用途などを主なターゲットとして、TILOP(球状チタン粉末)の
市場を開拓するための研究開発にも力を入れております。
なお、当事業年度の高機能材料事業の研究開発費は312百万円であります。