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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100IXHF (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 三和ホールディングス株式会社 研究開発活動 (2020年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当連結会計年度における研究開発活動は、用途別市場に対する品揃えとプラットフォーム化推進、商品・部材・部品の整理統合を図り、かつ、品質、安全、施工性の向上及びコストダウンを推し進めながら、新製品の開発及び既存製品の改良に取り組みました。なお、研究開発費の総額は4,728百万円となっております。
セグメント別の研究開発活動は以下のとおりであります。

(1) 日本
主にシャッター製品、ドア製品の開発に注力しており、シャッター製品の物流倉庫、工場、空港向けでは、近年の大型台風に対する防災・減災商品として、大開口でも高い耐風圧強度を備えた高強度シャッター「耐風ガード」を発売しました。「耐風ガード」は高強度フック及び溶接レスの一体化形鋼ガイドレールの開発により、安定品質の確保、工場の生産性向上に加え、使用材料低減によるCO2削減にも貢献します。さらに、手動式シャッターや停電時のBCP対応として電動式シャッターの開放が容易にできるシャッター開放用電源供給システム「Eコネクト」を発売しました。特に手動式防火・防煙シャッターを多数設置している大型施設などでは、手動による開放作業を電動化することで、作業効率を大幅に改善できる業界初のシステムとなっています。
商業・一般ビル向けには、限られた天井内スペースでも設置可能なスモールヘッドシャッター「微空間ネオ」を商品化しました。「微空間ネオ」は各部構造、納まりを見直すことで従来より55㎜(角ケースの場合45㎜)スリム化を実現し、アトリウムやエスカレータ廻り等の意匠を損なうことなく設置することができます。
住宅用窓シャッター商品では、手動シャッターを電動シャッターに短時間で取り替えられる「マドモアチェンジ」に近年多発する大型台風や突発的な集中豪雨に対し、外出先からスマートフォンやタブレット端末でシャッターをいち早く操作できるIoT機能の充実を図り、スマートフォンからの操作や生活スタイルに合わせた新設定やタイマー設定、AIスピーカーからの操作を可能としました。「マドモアシリーズ」としては、パナソニック製ホームナビゲーションとの連携機能にLINEアプリによる外出先での状態確認や開閉操作、スマートフォンの位置情報や天気情報を用いて窓シャッターを動作させることができる機能を追加しました。さらに、有線式だったタイマーコントローラをリモコン化し、より便利にご利用頂けるようになりました。
ドア製品のマンション市場向けでは、不在時の配達物を住戸内で受け取りが可能なマンションドア宅配ロッカー付き仕様「トレドール るす楽」を開発しました。業界初の宅配ロッカーとマンションドアが一体構造で、玄関ドアを開けずに、配達物を住戸内にある扉から取り出すことができます。宅配ロッカーは最大高さを約160センチ確保しているので、大きい荷物の受け取りにも対応可能です。また、商業・一般ビル向けにおいては、火災時の円滑な避難や消防活動に貢献する開放力軽減機構付鋼製ドア「エアローテ」を発売しました。加圧排煙装置(火災時に給気による圧力で煙の進入を防止するシステム)の影響による室内外の圧力差で扉の開放に非常に大きな力が必要となる場合があります。「エアローテ」は通常時には一般的な開き戸として利用できますが、火災時には火報信号と連動し、扉中央部に隙間を生じさせて圧力差を解消することで、軽い力で開放することができます。さらに、特定防火設備「ファイヤードSシリーズ」には遮煙性能を加え、国土交通大臣認定を取得した耐熱合わせガラス入り複合防火設備「ファイヤードS-CAS」を発売しました。ファイヤードSの防火性能、安全性能は、そのままで遮煙性能を付加した製品で、エレベータシャフトの防火区画に使用できます。
間仕切関連商品の工場・倉庫向け市場では、耐火間仕切パネル「マジカルタイカプラス」を発売しました。差込み方式を採用することにより施工性・意匠性・強度の向上を図りました。また「マジカルタイカプラス」と同じ耐火パネルを採用したBOX型パーティション「マジカルBOX」を発売しました。耐火パネルと防火設備同等性能を有した建具で構成し、工場内の事務所や休憩所などの独立した空間で火災発生時の延焼の抑制や倒壊の防止、避難安全の確保に貢献します。トイレブースでは、開閉がスムーズに行えるR形状のスライドドア「Rブース TR40 シリーズ」の追加バリエーションとして「Rブース TR40 常開仕様」を発売しました。自動で開き、手動で閉める半自動式なので、トイレブースが空いているときは開放状態を保つため、使用状況をすぐに判断することができます。また、トイレブースの使用状況を離れた位置にある表示板や表示ランプに表示させる「在室表示システム」を追加し、トイレブースの利便性を向上させ、商品力の強化を図りました。
環境関連製品の防水商品では、シャッタータイプの「ウォーターガード 防水シャッター」で浸水高さ設計範囲を拡大し最大W6mまで浸水高さ3mに対応させ、ドアタイプでは「ウォーターガード Sタイトドア」の浸水高さを1mから2mの高水位まで対応を可能にしました。また、防水板では下枠無しで点字ブロックに対応可能な「ウォーターガード 脱着式アルミ軽量防水板」を商品化しました。
なお、当セグメントに係る研究開発費は、1,938百万円であります。


(2) 北米
主に住宅用・商業用開閉機の開発に注力しており、商業用開閉機については、高速開閉可能な冷蔵冷凍倉庫向けのシートシャッターの開発・販売を行い、また、住宅用開閉機については、Wi-Fi接続商品の開発やホームセンター向けの商品拡充に努めました。
なお、当セグメントに係る研究開発費は、2,173百万円であります。

(3) 欧州
主に産業用ドア・ヒンジドア・ガレージドアの開発に注力しており、産業用ドアについては、製品施工性の向上と高断熱製品などの開発を行い、また、ヒンジドアについては、欧州各地域のニーズに応えた製品ラインナップ拡充に注力し、ガレージドアについては、断熱性能の向上と主要IoT家電との連携を可能にする商品開発に注力しました。
なお、当セグメントに係る研究開発費は、528百万円であります。

(4) アジア
主にシャッター製品・ドア製品等を開発・改良に注力しています。
なお、当セグメントに係る研究開発費は、88百万円であります。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01385] S100IXHF)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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