有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100IYMH (EDINETへの外部リンク)
株式会社 コロナ 研究開発活動 (2020年3月期)
当社グループは、住宅関連機器事業のみの単一セグメントとなるため、研究開発活動については、製品の種類別区分ごとに記載しております。
当社グループの研究開発活動については、当社技術本部において、暖房機器、空調・家電機器、住宅設備機器の3分野にわたる商品群により、安全・安心で環境にやさしい商品、快適・健康で心豊かな住空間、便利で経済的な生活を創造・実現することによって、お客様の期待に応える商品開発に取り組んでおります。マーケットインに徹した商品開発を通して、「お客様に喜んで買っていただける商品づくり」の具現化を図っております。
なお、商品の種類別の研究開発活動の主な内容は、次のとおりであります。
(1) 暖房機器
主力商品である石油ファンヒーターでは、消火時にできるだけ火力を下げ最適制御を行うことで、ニオイを低減する新機能「NEWクリーン消火」、ニオイの元となるノズル先端の灯油を吸引し残さない「ニオイカットメカ」、わずかに残った未燃ガスを浄化する「においとり触媒」で構成される「プレミアム消臭「極」」をWZシリーズ、VXシリーズ、VGタイプに搭載し、消臭性能を向上させました。フラグシップモデルWZシリーズには「ぴたっと消臭 気流ルーバー」「光触媒除菌・脱臭フィルター」も採用し、「プレミアム消臭「極」」との相乗効果により、消火時のニオイをスタンダードモデル比で約70%低減させると共に、灯油残量がわかるタンクモニターを搭載し利便性を向上させました。その他の機種では、灯油切れまでの燃焼時間が分かるカウントダウン表示を追加して使いやすさを向上させるなど、合計8シリーズ18機種(本体色別31機種)を開発しました。
暖房商品の新規事業としてオイルヒーター等の輻射・対流形電気暖房分野にて、オイルレスヒーターの自然対流形電気暖房機「NOILHEAT(ノイルヒート)」を商品化しました。ノイルヒートには、新たに開発しました、放熱ロスがなく熱伝導率が高く効率良く暖房できる高密着アルミダイキャスト式「FIXAL(フィクサル)ヒーター」を採用しました。また、シンプルな操作で設定できる多彩なタイマー機能のほか、ワンタッチで電気代を約25%抑えた省エネ運転が可能となるecoモードを搭載した操作パネルを採用し操作性や視認性を高めると共に、機器表面温度を平均約54℃と直接触れてもやけどしにくく、万が一、地震等で本体が倒れてしまった時は確実に運転を停止し、警告音でお知らせするなど、安全性も高めております。
なお、当部門に係る研究開発費は101百万円であります。
(2) 空調・家電機器
主力商品であるルームエアコンでは、オープンパネルを開けずに機器底面からダストボックスをワンタッチで取り出せ、簡単に外して手入れできるユニット構造のフィルター自動お掃除機能、人感センサーによる不在時のオートセーブ・オフ機能、ダブルルーバーでの15mロング気流による部屋全体をムラなく冷房する快適冷房、約55℃の高温吹き出しにより足元を暖かく、除霜時も暖房を継続させるパワフル&ノンストップ暖房等、省エネ性・快適性・利便性を兼ね備えたSシリーズを新たに開発しました。なお、Sシリーズは、省エネ法における定格冷房エネルギー消費効率の区分「い」※1をクリアし、「ZEH」に対応しました。
他には、ビックルーバーと天井気流制御による冷房、再熱除湿と涼除湿が選べる2WAY除湿、低温暖房能力を高めたパワフル暖房等で快適性を追及したWシリーズ、使いやすく冷暖房の基本機能を重視したNシリーズ、冷房のみを使用される方のための冷房専用シリーズの合計4シリーズ27機種を開発しました。
衣類乾燥除湿機では、使用シーンに合せて選べる4つの最適衣類乾燥モード、5段階湿度設定及びサーキュレータモードなどを搭載した選べるモードとたっぷり衣類乾燥できるファミリータイプのHシリーズ、しっかり乾かす「速乾モード」と湿度センサーで室内の湿度を検知し、衣類が乾いた頃を見計らって自動停止する「おまかせモード」を搭載した、コンパクトでもしっかり衣類乾燥できるパーソナルユースに最適でスリムな6.3LタイプのSシリーズ、しっかり除湿、水捨て回数が少ないビッグタンクを搭載したコンパクトな6.3LタイプのPシリーズ、冷風、衣類乾燥、除湿の1台3役のどこでもクーラー、合計4シリーズ6機種を開発しました。
なお、当部門に係る研究開発費は158百万円であります。
(3) 住宅設備機器
ヒートポンプ式温水暖房システムでは、適応畳数最大24畳(5地域※2以南の場合)で、リビングダイニングの床暖房に特化したコロナエコ暖フロアシリーズに3.9kWタイプを新たに開発しました。新型水加熱用熱交換器の搭載により省エネ性能を示す定格COPは4.38と省エネ性能を向上させ、除霜運転に入る前に温水配管にあらかじめ熱を蓄え、除霜時も暖房を継続する新除霜システム「ホットチャージ」を採用することにより、ヒートポンプの課題であった除霜時の暖房感低下を防ぎ、快適性も向上させました。また、内部構造を見直し夜間運転にも配慮した運転音44dBと静音性を高めました。リモコンでは、バックライト付フルドット液晶を採用し、機能を直感的にイメージしやすいアイコンイラストと、多彩な機能を自在に操作できる十字キーの採用にて視認性・操作性を向上させました。
自然冷媒CO2家庭用ヒートポンプ給湯機エコキュートでは、無線LAN対応インターホンリモコン及び専用のスマートフォンアプリ「コロナ快適ホームアプリ」を開発し、外出先からお湯はり操作などの遠隔操作を可能とすると共に、実家などの遠隔地にあるエコキュートの使用状況を、「コロナ快適ホームアプリ」の「お湯使用通知」や「長湯お知らせ」機能にて確認できるため、離れて暮らす家族のみまもりが出来るようになりました。また、小さな子供を対象とした、ワンボタンで浴室の音声を聞くことができる「音声モニター」機能の搭載による入浴のみまもり、ふろ自動運転中の保温追いだきを一時停止する「ふろ自動一時停止」機能による熱いお湯が体にあたる心配の解消など、みまもり・安心サポート機能を更に強化しました。
電気温水器では、缶体や配管部の漏水を検知すると、ただちに給水を止める「エマージェンシーストップ機能」を搭載、狭い場所に設置された商品の入れ替えを容易にする分割脚の採用により、安全性・施工性を向上させた追いだきフルオートタイプ4機種を開発しました。また、オートタイプ及び給湯専用タイプに、分かりやすい表示と使いやすい操作が特長のスマートナビリモコンを採用し、利便性を向上させました。
石油温水暖房専用ボイラーでは、高効率タイプの「エコフィール」の全6機種と新たに屋内設置17.4kWクラスのガス化タイプ1機種を開発しました。軽量・スリム化によるコンパクト設計及び温水暖房配管口の左側面と背面の両方に設ける構造への改良により、施工性を向上させました。また、オフシーズン等で電源コンセントを抜いても10年間現在時刻や温度設定等を記憶させ、再び暖房を使い始める際の再設定が不要な10年バックアップタイマーを搭載し、利便性も向上させました。
多機能加湿装置「ナノフィール」では、機器内部の給水経路に銀イオン水を作り出し、銀イオンの除菌効果により、機器内部に取り込んだ菌や、臭いや汚れのもととなる菌を抑制する「銀イオン発生ユニット」を搭載した据置型2機種、移動型2機種を開発しました。
なお、当部門に係る研究開発費は429百万円であります。
この結果、当連結会計年度における研究開発費は689百万円であります。
※1 定格冷房能力の大きさ毎に、機器のエネルギー効率を3段階(「い」「ろ」「は」)に区分したもので、「い」は最も効率が良い区分になります。
※2 次世代省エネルギー基準では、地域ごとに要求される建物の外皮性能基準が異なり、1地域から8地域に細分化され、5地域の代表的な地域は、北関東の一部と南関東の一部になります。
当社グループの研究開発活動については、当社技術本部において、暖房機器、空調・家電機器、住宅設備機器の3分野にわたる商品群により、安全・安心で環境にやさしい商品、快適・健康で心豊かな住空間、便利で経済的な生活を創造・実現することによって、お客様の期待に応える商品開発に取り組んでおります。マーケットインに徹した商品開発を通して、「お客様に喜んで買っていただける商品づくり」の具現化を図っております。
なお、商品の種類別の研究開発活動の主な内容は、次のとおりであります。
(1) 暖房機器
主力商品である石油ファンヒーターでは、消火時にできるだけ火力を下げ最適制御を行うことで、ニオイを低減する新機能「NEWクリーン消火」、ニオイの元となるノズル先端の灯油を吸引し残さない「ニオイカットメカ」、わずかに残った未燃ガスを浄化する「においとり触媒」で構成される「プレミアム消臭「極」」をWZシリーズ、VXシリーズ、VGタイプに搭載し、消臭性能を向上させました。フラグシップモデルWZシリーズには「ぴたっと消臭 気流ルーバー」「光触媒除菌・脱臭フィルター」も採用し、「プレミアム消臭「極」」との相乗効果により、消火時のニオイをスタンダードモデル比で約70%低減させると共に、灯油残量がわかるタンクモニターを搭載し利便性を向上させました。その他の機種では、灯油切れまでの燃焼時間が分かるカウントダウン表示を追加して使いやすさを向上させるなど、合計8シリーズ18機種(本体色別31機種)を開発しました。
暖房商品の新規事業としてオイルヒーター等の輻射・対流形電気暖房分野にて、オイルレスヒーターの自然対流形電気暖房機「NOILHEAT(ノイルヒート)」を商品化しました。ノイルヒートには、新たに開発しました、放熱ロスがなく熱伝導率が高く効率良く暖房できる高密着アルミダイキャスト式「FIXAL(フィクサル)ヒーター」を採用しました。また、シンプルな操作で設定できる多彩なタイマー機能のほか、ワンタッチで電気代を約25%抑えた省エネ運転が可能となるecoモードを搭載した操作パネルを採用し操作性や視認性を高めると共に、機器表面温度を平均約54℃と直接触れてもやけどしにくく、万が一、地震等で本体が倒れてしまった時は確実に運転を停止し、警告音でお知らせするなど、安全性も高めております。
なお、当部門に係る研究開発費は101百万円であります。
(2) 空調・家電機器
主力商品であるルームエアコンでは、オープンパネルを開けずに機器底面からダストボックスをワンタッチで取り出せ、簡単に外して手入れできるユニット構造のフィルター自動お掃除機能、人感センサーによる不在時のオートセーブ・オフ機能、ダブルルーバーでの15mロング気流による部屋全体をムラなく冷房する快適冷房、約55℃の高温吹き出しにより足元を暖かく、除霜時も暖房を継続させるパワフル&ノンストップ暖房等、省エネ性・快適性・利便性を兼ね備えたSシリーズを新たに開発しました。なお、Sシリーズは、省エネ法における定格冷房エネルギー消費効率の区分「い」※1をクリアし、「ZEH」に対応しました。
他には、ビックルーバーと天井気流制御による冷房、再熱除湿と涼除湿が選べる2WAY除湿、低温暖房能力を高めたパワフル暖房等で快適性を追及したWシリーズ、使いやすく冷暖房の基本機能を重視したNシリーズ、冷房のみを使用される方のための冷房専用シリーズの合計4シリーズ27機種を開発しました。
衣類乾燥除湿機では、使用シーンに合せて選べる4つの最適衣類乾燥モード、5段階湿度設定及びサーキュレータモードなどを搭載した選べるモードとたっぷり衣類乾燥できるファミリータイプのHシリーズ、しっかり乾かす「速乾モード」と湿度センサーで室内の湿度を検知し、衣類が乾いた頃を見計らって自動停止する「おまかせモード」を搭載した、コンパクトでもしっかり衣類乾燥できるパーソナルユースに最適でスリムな6.3LタイプのSシリーズ、しっかり除湿、水捨て回数が少ないビッグタンクを搭載したコンパクトな6.3LタイプのPシリーズ、冷風、衣類乾燥、除湿の1台3役のどこでもクーラー、合計4シリーズ6機種を開発しました。
なお、当部門に係る研究開発費は158百万円であります。
(3) 住宅設備機器
ヒートポンプ式温水暖房システムでは、適応畳数最大24畳(5地域※2以南の場合)で、リビングダイニングの床暖房に特化したコロナエコ暖フロアシリーズに3.9kWタイプを新たに開発しました。新型水加熱用熱交換器の搭載により省エネ性能を示す定格COPは4.38と省エネ性能を向上させ、除霜運転に入る前に温水配管にあらかじめ熱を蓄え、除霜時も暖房を継続する新除霜システム「ホットチャージ」を採用することにより、ヒートポンプの課題であった除霜時の暖房感低下を防ぎ、快適性も向上させました。また、内部構造を見直し夜間運転にも配慮した運転音44dBと静音性を高めました。リモコンでは、バックライト付フルドット液晶を採用し、機能を直感的にイメージしやすいアイコンイラストと、多彩な機能を自在に操作できる十字キーの採用にて視認性・操作性を向上させました。
自然冷媒CO2家庭用ヒートポンプ給湯機エコキュートでは、無線LAN対応インターホンリモコン及び専用のスマートフォンアプリ「コロナ快適ホームアプリ」を開発し、外出先からお湯はり操作などの遠隔操作を可能とすると共に、実家などの遠隔地にあるエコキュートの使用状況を、「コロナ快適ホームアプリ」の「お湯使用通知」や「長湯お知らせ」機能にて確認できるため、離れて暮らす家族のみまもりが出来るようになりました。また、小さな子供を対象とした、ワンボタンで浴室の音声を聞くことができる「音声モニター」機能の搭載による入浴のみまもり、ふろ自動運転中の保温追いだきを一時停止する「ふろ自動一時停止」機能による熱いお湯が体にあたる心配の解消など、みまもり・安心サポート機能を更に強化しました。
電気温水器では、缶体や配管部の漏水を検知すると、ただちに給水を止める「エマージェンシーストップ機能」を搭載、狭い場所に設置された商品の入れ替えを容易にする分割脚の採用により、安全性・施工性を向上させた追いだきフルオートタイプ4機種を開発しました。また、オートタイプ及び給湯専用タイプに、分かりやすい表示と使いやすい操作が特長のスマートナビリモコンを採用し、利便性を向上させました。
石油温水暖房専用ボイラーでは、高効率タイプの「エコフィール」の全6機種と新たに屋内設置17.4kWクラスのガス化タイプ1機種を開発しました。軽量・スリム化によるコンパクト設計及び温水暖房配管口の左側面と背面の両方に設ける構造への改良により、施工性を向上させました。また、オフシーズン等で電源コンセントを抜いても10年間現在時刻や温度設定等を記憶させ、再び暖房を使い始める際の再設定が不要な10年バックアップタイマーを搭載し、利便性も向上させました。
多機能加湿装置「ナノフィール」では、機器内部の給水経路に銀イオン水を作り出し、銀イオンの除菌効果により、機器内部に取り込んだ菌や、臭いや汚れのもととなる菌を抑制する「銀イオン発生ユニット」を搭載した据置型2機種、移動型2機種を開発しました。
なお、当部門に係る研究開発費は429百万円であります。
この結果、当連結会計年度における研究開発費は689百万円であります。
※1 定格冷房能力の大きさ毎に、機器のエネルギー効率を3段階(「い」「ろ」「は」)に区分したもので、「い」は最も効率が良い区分になります。
※2 次世代省エネルギー基準では、地域ごとに要求される建物の外皮性能基準が異なり、1地域から8地域に細分化され、5地域の代表的な地域は、北関東の一部と南関東の一部になります。
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01444] S100IYMH)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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