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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100IMVH (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 富士精工株式会社 研究開発活動 (2020年2月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループにおきましては、お客様の加工現場における切削加工・研削加工上の問題点をニーズとして吸い上げ、これらを解決しうる製品を開発し提供することを研究開発活動の基本方針としております。
直近では「超硬工具や工具保持具(ホルダー)、治具、さらにはこれら周辺装置とのコンビネーションによる加工精度の向上」「加工工程の集約」「慢性不具合の解消」などといったテーマを中心に取り組んでおり、当連結会計年度における研究開発費の総額は88百万円(売上高比率0.4%)であります。
当社グループは生産・販売体制を基礎とした地域別のセグメントから構成されており、研究開発活動は主に当社を中心とした日本セグメントで行なっております。なお、当連結会計年度における主な研究開発の成果は、次のとおりであります。
(1) 汎用機向けクレセントラインバー
ラインバーは主にエンジンブロックのクランク穴加工に使われる工具で、加工穴の直進性を確保するために治具にサポートを設けること、工具を加工位置まで進入できるようにワークリフト機能を設けること、この2点が必要でありますが、設備・治具構成は専用化傾向にあるため、設備投資額低減や生産効率改善が課題でありました。クレセントラインバーはこれらの課題を解決する目的で開発され、以下の製品機能を備えております。
①前工程で加工した穴をサポート基準とし、治具側サポートを不要とした。
②加工穴に進入できる工具デザインとし、ワークリフトを不要とした。
以上により、本製品は「設備投資低減」や「汎用機による多品種生産」というお客様ニーズに大きく寄与しております。
(2) 鋳鉄一発仕上げ加工用GFドリルR6シリーズ
GFドリルはドリル刃とリーマ刃を備えたストレートフルート式の製品で、従来から鋳鉄用の一発仕上げドリルとして販売してまいりました。本事例は「刃具費低減」というお客様ニーズに対し、工具の寿命向上を狙いとした製品開発を行いました。従来品ではリーマ刃が4枚の構成を6枚の構成に変更し、刃当たりの仕事量を低減して寿命延長を図りました。また、高能率切削条件に対応するべく、切削抵抗を低減する刃先諸元の追求や振動に強い工具剛性の設定としています。本事例に代表される一発化製品を使用することで、刃具費改善だけでなく使用電力低減などによる工場環境改善への貢献も目指しております。
(3) 新たな取組み
当社は切削工具の他に、部品把持用のワークチャック、マテハンホルダー、付加価値治具や樹脂製品開発にも力を入れており、お客様の生産ラインにおける全体最適化を目指しております。
近年の多品種少量生産や生産現場の自動化・無人化・省スペース化に柔軟な対応をするため、フレキシブル性の向上や自動化につながる製品開発を目指した取り組みを実施しております。その中で当社が長年培ってきた要素技術と、センサやモーターを活用した新技術、3D積層造形などの新技術を複合化させ、様々なニーズに対して最適提案を行い、効率の良いライン運営をサポートできるように取り組んでおります。
今後も世界各地のお客様の生産性向上につながる製品開発の環境を積極的に整備し、高いレベルの開発品を提供してまいります。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01503] S100IMVH)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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