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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100LV9Q (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 株式会社加藤製作所 研究開発活動 (2021年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等


当社グループは、建設用クレーン、油圧ショベル等及びその他の製品の新技術、新製品の開発と新規分野開拓のための研究に重点をおき、積極的に研究開発活動を推進しております。
研究開発活動の中心課題は、電子・制御工学ならびに新素材等の最先端技術の導入による製品の効率化、多機能化、環境保全及び安全性の向上であります。当連結会計年度における研究開発費は総額1,655百万円であります。
研究開発活動は主として日本セグメントで行っており、次のとおりであります。

(1) 建設用クレーン

国内向けオールテレーンクレーンでは、130t吊の「KA-1300R」モデルチェンジ機を開発しました。従来機に対して、キャリヤ用エンジンを電子制御燃料噴射システムを採用したクリーンで低燃費・高出力の新型エンジンに換装しました。キャリヤキャブは外観デザインを刷新した他、取扱いが容易な仮眠用格納式ベッドやエンジンメンテナンス用ハッチを新たに装備しました。安全機能面では、クレーン作業時のアウトリガ反力を常時検出して、クレーン運転室内のディスプレイとキャリヤ部のアウトリガコントロールパネルに反力値を表示することができるシステムを装備しました。その他のキャリヤ装備品では、アウトリガ操作用ラジコンや走行時左後方確認カメラ、タイヤ空気圧モニタリングシステム等を標準またはオプションで設定しております。クレーン装置は、従来機継承の最長52mの6段フルパワーブームと最長26.6mのスーパーラフィングジブを装備しています。カウンタウエイトは最大24tで、キャリヤ部にカウンタウエイトを載せたままクレーン作業が行えるなど、多彩な組合せによる性能が設定されております。スペースに制限がありながら、高い能力を求められる荷役作業現場において威力を発揮するオールテレーンクレーンです。
国内向けラフテレーンクレーンの装備では、12.1インチ大画面タッチモニタを装備したサラウンドビューシステムや人検知支援システム、車両直近の障害物を検知するクリアランスソナーやタイヤ空気圧モニタリングシステム等の安全機能を順次搭載致しました。
輸出向けラフテレーンクレーンでは、30t吊の「SR-300LX」を開発しました。従来機に対して、国内向けラフテレーンクレーンと同様にLED式ヘッドライトを装備して夜間走行時の視認性を向上させています。クレーン装置は、最長30.5mのメインブームと最長13mのジブを装備し、油圧パイロット方式のジョイスティックレバーにより容易に操作が可能です。
ラチスブ-ム型クロ-ラクレ-ン新シリ-ズの開発における構想設計に着手しました。
性能の追究、輸送性、分解性などユ-ザ視線を念頭に置き、2024年から順次市場導入できるように検討しております。
なお、今後も各シリーズのラインアップ拡充を図るべく、研究開発を進めてまいります。


(2) 油圧ショベル等

国内向けとして25tクラスの「HD1025-7」を開発しました。欧州排出ガス規制(StageⅤ)にも対応している最新型エンジンを搭載しております。あわせて、新型の油圧機器を採用し作業性能を向上させることで、低燃費、低騒音化による環境負荷の軽減を図っております。引続き欧州地域への販路拡大の対応も進めております。
各機種に展開を進めている「サラウンドビューシステム」は、14tクラス、23tクラスへの設定を完了致しました。
3tクラスの国内向け超小旋回機、海外機向けショ-トテ-ル機の開発を進めております。
後方小旋回機「V5シリ-ズ」のコンセプトである「低重心による安定度で1クラス上の仕事ができる車の実現」をターゲットとし、使い易いミニショベルを目指して開発を進めております。2021年の市場導入計画で開発を進めております。
1.9tクラスのミニショベルの開発を進めております。
特徴としては、クロ-ラ幅可変脚機構を標準装備し、狭い現場にも進入することができます。また、本機はキャノピ仕様とキャブ仕様を選択できるよう計画しております。
運転スペ-スを広く設計し、快適な作業性を提供致します。タ-ゲットは北欧諸国、中国、北米がメインとなります。2021年の市場導入計画で開発を進めております。
中国排出ガス規制(GB4)に対応したモデルチェンジ機は、グローバル対応の基本モデルとして位置付け、日本国内仕様に準じた大幅なスペックアップと競争力向上を目指し鋭意開発を進めております。
今後も最新の排出ガス規制に対応した機械の市場投入を順次進め、二酸化炭素(CO2)排出量削減のための取り組みとして、電動化にも積極的に取り組んでまいります。

(3) その他の製品

万能吸引車MVシリーズでは、米国向けに不整地運搬車「IC75」に架装した「IC75MV」のホッパや洗浄用水タンクを設計変更し、4方弁を追加し吸引物の圧送を可能にした国内向け「IC75MV」を市場投入しました。
また、最新型シャシに架装した小型路面清掃車「HS-400W」に、ダンプトラックに回収物を載せ換え可能なリフトダンプ仕様車「HS-400WL」を開発しました。
クローラキャリアでは、7.5tおよび10t積載のクロ-ラキャリアの開発を進めております。
特徴としては、電子制御コントロ-ルシステムの採用でスム-ズな操作性と燃費改善を実現し、また低重心化、安定性向上を見直し安心感、安全性を追求しております。
3.7t積載のクロ-ラキャリアのモデルチェンジ開発も進めております。
クローラキャリアでは、国内、北米の排出ガス規制をクリアしているとともに、欧州排出ガス規制(StageⅤ)に対応したエンジンを搭載しグロ-バル展開を致します。
また、このクラスでは初の電子制御コントロ-ルを採用し、将来的にはIOT対応に繋げてまいります。
今後とも、市場要求に積極的かつ迅速に対応してまいります。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01583] S100LV9Q)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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