有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100LON3 (EDINETへの外部リンク)
油研工業株式会社 研究開発活動 (2021年3月期)
当社における研究開発体制は、油圧技術全般と油圧機器に関しては研究開発部、油圧機器を組み込んだ装置は油圧システム部、また環境関連装置は環境機械部が担当しており、各部門単独又は連携して新製品の開発や、顧客ニーズに対応した応用製品の開発・改良を行っております。
当連結会計年度においては、グローバル展開の柱となる国際標準製品(高圧大容量化、国際規格対応機器)を更に拡充し、リニアサーボ弁を始めとする高付加価値形戦略製品の性能強化を図ることで、競争力のある製品体系の整備を進めてきました。
主な商品開発としては、高応答・高性能で好評頂いている高応答形比例電磁式方向流量制御弁のアンプ搭載モデルに、IoTに対応したデジタル制御モデル、エントリ市場向けにはコストパフォーマンスに優れた主弁フィードバック形モデルを追加しました。また北米市場向けにオープン制御形モデルのシリーズ拡充を図っております。また成形機や試験機、舶用エンジンにご採用頂いているリニアサーボ弁も更なる高応答・大容量化に向けた製品開発を継続しております。モバイル市場向けピストンポンプにおいては欧州への市場投入が始まっていますが、更に制御方式を拡充しアジア市場への展開を進めております。
汎用製品ではグローバル仕様に対応した主要モジュラー弁の市場投入がほぼ完了しました。引き続きパイロット形電磁切換弁や汎用比例弁の高圧化対応の製品開発を継続しております。
生産面においても海外グループ会社とのグローバルサプライチェーンを有効に活用し、モデル統合や品質・規格の統一を積極的に進め、低炭素社会に向けた生産体制を構築し、製品のライフサイクルを考慮した開発を継続していきます。
一方、油圧システム製品では、省エネ対応ユニットとして次期高効率規制に向けた電動機システムを選定し、ポンプ制御の簡素化を図った標準ユニットの開発に取り組んでいます。また並行して顧客密着型量産ユニットの取り組みも継続しています。
環境関連装置では、SDGsの原則を実行する際の効果を高める為に、ペットボトル減容機・廃プラ減容機・切屑圧縮機を中心に、環境の持続可能性確保に協働する環境機器の開発やエンジニアリング、ラインナップの拡充等で幅広く顧客のニーズに応えています。また、海外子会社と協業し切屑圧縮機の海外向け販売に注力しており、新興国の環境・ニーズに合わせたグローバル仕様機を市場投入し、継続して機種の拡充を進めております。
なお、当連結会計年度の研究開発費の総額は329百万円であり、セグメント別としては、日本のみであります。
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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