有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100IXO9 (EDINETへの外部リンク)
株式会社カワタ 研究開発活動 (2020年3月期)
当社グループは「業界トップ技術」のカワタグループとして、「高機能かつ操作性に優れた」プラスチック加工合理化機器の独自製品の研究開発を進めるとともに、長期成長の基盤となるべき新技術の基礎的研究と新規分野製品の開発に取り組んでおります。
当連結会計年度における研究開発費の総額は212,983千円であり、主として日本及び中国(東アジア)において研究開発活動を行っております。その主な内容は、次のとおりであります。
(1) 日本
当該セグメントにおける研究開発費の金額は189,831千円であり、主な内容は次のとおりであります。① 新型乾燥機を開発いたしました。タッチパネルを標準搭載し、操作性の向上とともに、成形機その他の周辺機器と通信でき(オプション)、成形工場のスマート化に貢献できます。また、設置スペースが従来機より小さく、メンテナンス性も向上することができました。
② 赤外線乾燥機を開発いたしました。樹脂の乾燥時間を熱風乾燥機より最大7割短縮することができ、乾燥ドラムを簡単に取り外して水洗することができます。また常に乾燥対象樹脂を均一に撹拌しながら乾燥するため、樹脂同士の粘着・ブリッジが発生しません。
③ 新型低速粉砕機をシリーズ化いたしました。従来機の清掃性を維持しながら、安定性と信頼性を大幅に向上させる事ができました。翌連結会計年度下期に発売する予定です。
④ 紙袋樹脂材料を容易に原料タンクに投入できるように、専用リフターを開発いたしました。昇降スイッチを押すだけで材料投入でき、操作は簡単です。充電式であるため電源またはエアの常時接続は不要であり、工場内を自由に移動できます。
⑤ 集塵機のフィルタ洗浄用洗浄機を開発いたしました。フィルタの装置内への入れ出しは簡単であり、また、各社異なるサイズのフィルタにも対応できます。完全密閉の状態で洗浄・粉体回収ができますので、清掃時作業環境を汚すことがありません。
⑥ IoT対応の一環として「Kawata-Smart-Link」を推進し、成形機との通信手段の開発を行いました。MODBUS方式に加え、OPC-UA方式やこれをベースにしたEUROMAP規格にも対応できるようになっています。今後の成形工場の自動化、無人化の実現や生産性の向上に貢献できます。
⑦ 「電極活物質への無機材料の薄膜コート技術の実用化研究開発」に着手いたしました。本研究開発は2019年度NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)公募事業で採択されたテーマであり、翌連結会計年度も研究開発を継続いたします。
⑧ 空冷式小型チラーKCAⅢ-05fza、高温水循環装置KCTⅡ-10018HHDNa/BC-180℃の開発を完了しました。また、高温水循環装置については、180℃の大流量タイプ(100L/min)を新たにラインナップしました。
(2) 東アジア
当該セグメントにおける研究開発費の金額は23,151千円であり、主な内容は次のとおりであります。① 新型計量機MWH-600-KSを開発いたしました。本計量機は新開発のKMS M01コントローラーを採用することにより、IoT機能を備えています。また、高精度、省スペースとコストパフォーマンスも高く、複数の特許も取得しております。
② 高温金型温調機TCH-200SS-KSを開発いたしました。最高温度は200℃で、高い温度制御精度、IoT機能、インテリジェント機能を備えています。また、間接加熱及び間接冷却技術を利用することで、製品性能の安定性を確保しています。なお、更に製品力を高めるため、研究開発を継続中です。
③ 超低温チラーCALH-03/05-KSを開発いたしました。最小温度制御は-25℃で、高い温度制御精度とIoT機能、インテリジェント機能を備えています。また、省エネを目的とし、周波数可変技術を採用しています。なお、更に製品力を高めるため、研究開発を継続中です。
④ 新型コントローラーKMS G02を開発いたしました。多様な通信機能を持ち、成形機とお客様のMESシステムとの接続を実現でき、K-CLOUDクラウドプラットフォームとも接続できます。また、インテリジェント製品開発の基盤となるマルチチャンネルアナログ入力機能も備えています。その他、統合化、高コストパフォーマンスといった特徴を持つ本コントローラーは、既に開発は完了し、次世代の製品に使用されます。
なお、上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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