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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100IUD7 (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 オカダアイヨン株式会社 研究開発活動 (2020年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループの研究開発活動は、油圧ショベルの先端に取付け、土木建設、林業、解体、スクラップ処理、産業廃棄物処理、砕石等の作業に使用する各種建設機械アタッチメント並びに資源リサイクル分野における各種破砕処理機(特に木材破砕機)を2つの柱として、これらの分野における専門メーカーとしての豊富な経験と技術の蓄積をもとに優れた商品を開発することを基本方針としております。
国内、海外の各営業拠点からの顧客ニーズ、市場動向の情報等をもとに、新商品具体化の研究開発を推進すると共に成熟期にある商品群については、その高品位化、高品質化、高付加価値化を目指し、競争力のある商品開発をテーマに取り組んでおります。
当社グループの研究開発活動は、国内セグメント、海外セグメント、南星セグメントに区別せず実施しております。
なお、研究開発は大阪本社と㈱アイヨンテック朝霞工場、㈱南星機械熊本本社の3拠点で行っており、当連結会計年度の研究開発費は181,735千円であります。

(1) TOPシリーズ油圧ブレーカ
当社グループの油圧ブレーカは市場ニーズに応え、世界戦略モデルTOP-Jシリーズのラインナップ化を行っております。現在小型のTOP-11~32までの4機種、TOP-205・1000の6機種がJシリーズとして販売を始めており好評を得ております。2020年度には新モデルTOP-300J・350Jの2機種を追加し、2021年度中には全ラインナップの市場投入を目指し進めているところであります。今後も国内市場におきましては、若干の増加傾向、海外の油圧ブレーカの需要は拡大傾向にあり、世界規模で油圧ブレーカの環境は、まだまだ伸びしろがあると考えております。当社グループといたしましては『MADE IN JAPAN』の油圧ブレーカTOP-Jシリーズの全ラインアップを早期に開発し、全世界に投入してまいります。

(2) サイレントTS-Wクラッシャー・TS-Wカッター
多くのさまざまな解体現場で好評を得ております大割機TS-Wシリーズについては、開閉スピードがアップし、耐久力を向上させた新型機へのモデルチェンジと、顧客ニーズを反映し、より細分化したシリーズ展開を行い超小型機種TS-W250から超大型機種TS-WB2400Vまでの15機種へとシリーズ拡張を行いました。これにより作業効率の向上と顧客ニーズへのきめ細かい対応が実現できました。今後さらに開口幅のアップと各部品の強化を施し、またメンテナンス性能にも優れた構造を持つWDシリーズの開発にも着手しており、先行発売したWD1200Vに引き続きWD950VL・WD1700Vの2機種を2020年4月以降市場投入するべく開発を進めております。
鉄骨カッターのTS-Wカッターシリーズも好評を得ております。昨年度は切断能力とメンテナンス性能を向上させたWBシリーズへのモデルチェンジを積極的に行いTS-WB700CV・TS-WB800CV・TS-WB900CV・TS-WB1150CVの4機種を新たに開発いたしました、今年度には本格的な販売展開が出来るものと考えます。
クロスカッター刃を採用し幅の広い鋼材も切断可能なクロスカッターシリーズも従来のTS-W650XCV・TS-W900XCVに大型新機種のTS-W1400XCVが昨年度加わり解体作業の効率化に寄与いたしております。今年度もクロスカッターシリーズの更なる拡張を計画しております。
鉄筋・鉄骨とコンクリートが混在しているSRC構造の建物解体に適したTSRC-1000V・TSRC-1300Vもシリーズ化拡大の要望に応え、100ton油圧ショベルに取り付け可能な大型機種TSRC-1700V及び、200t~300t超の油圧ショベルに取り付け可能な超大型機種TSRC-2100Vを開発・発売いたしました。

(3) アタッチメント旋回方式 ARTS(アーツ)&電磁切換え式
当社独自の旋回配管が不要なアタッチメント旋回方式ARTS(Advanced Rotating Technical System)を開発後、当社旋回型アタッチメントの多機種に採用し多くのユーザーに高評価を得ております。今回さらに次世代のアタッチメント旋回方式を採用し、ASGシリーズ(旋回式摑み機)6tクラスの作動油圧回路をブレーカ配管回路での旋回、開閉の複合操作を可能にしたグラップルASG60RDF、130RDFを開発後、20tクラスのASG210RDFの開発を行い、シリーズ化をいたしました。更に操作性に優れた㈱南星機械が開発した電磁比例切換えと併用ができるよう開発していきます。


(4) サイレントコワリクン
再生コンクリートプラントや解体現場等の小割作業において国内トップシェアを誇るサイレントコワリクンシリーズに関しては、ユーザーの要望と意見を設計に取り入れ電磁式マグネット付コワリクン12tクラスと20tクラスのマグネット部を稼働アームに取付たモデルの開発を行い、更なるシェアアップを目指します
更に海外向けOSCコワリクンと旋回式コワリクンORCシリーズのモデルチェンジを進めいきます。

(5) サイレントTS-Sカッター
鉄骨カッターTS-Sシリーズとして切断がストレスなく行える新機構のアーク刃を採用したTS-Sカッターに3t~5tのショベルに装着可能なTS-S250Cを追加いたしました。これにより3t~40tクラスのショベル装着可能なシリーズ化となり高評価を得ております。更にTS-S250Cのアーツ旋回、油圧全旋回式の開発をしております。

(6) アイヨンカプラー
油圧ショベルの大型化に伴い、アタッチメント交換は重い取付けピンを抜き差しするため危険を伴う作業で多くの時間が必要となりました。当社では短時間で安全にアタッチメントの交換が行える、20t~200tショベル用のアイヨンカプラーSE200~SE2000の、シリーズ5機種を市場導入し高い評価を頂いております。また、アイヨンカプラーには本体を可動させるための全機種共通のスイッチボックスが付属しておりますが、今年度は海外の厳しい安全基準に対応したスイッチボックスを開発したことで、海外ユーザーへの販売も容易になりました。今後さらに現場環境の改善、安全性の向上と省力化を目指す商品の開発を進めてまいります。

(7) 海外向けアタッチメント
海外では解体アタッチメントとして、ソーティンググラップルの拡販が望める為、新規開発に取り組んでおり12tクラスを早期に開発していきます。更に7tクラスのスクラップシャー開発も進めております。

(8) 林業用グラップル
A45系(12t~15tショベル用)、A25系(7t~10tショベル用)及びA20系(4t~5tショベル用)の林業用グラップルを、旋回速度アップを図り、スウェーデン鋼を一部使用し耐久性をアップしたものを順次シリーズ化してきましたが、20tクラス用の従来機A70系もA80系として能力アップと耐久性アップを図ってモデルチェンジしました。又、A25系のグラップルも爪開閉部を強化するモデルチェンジを行いました。

(9) 地引ウィンチ
15tショベル用の最大直引力が4.6tのNSW-46を開発しましたが、最大直引力3tの従来機PWF-25の直引力アップの要望に応えて、7tショベルにも架装できるNSWシリーズとしてNSW-30を開発しました。最大直引力を3.5tとし満巻時も2tの直引力として、ショベルの近くに木材を引き寄せた時にも力を発揮することができます。

(10) ロングリーチグラップル
15tショベルに搭載する、アームが伸縮し先端にグラップルを搭載して、半径12mの範囲の木材を掴んで集材できるアタッチメントを開発しました。木材用ローダのエプシロンで使用しているブームを、油圧ショベルのアームとしてショベルに取付できるようにしました。

(11) 軌陸車用4.9t吊クレーン
道路と線路上を走行できる軌陸車に、4.9t吊クレーンを搭載してきましたが、トラックのモデルチェンジで搭載位置等が変更になりましたので、これを機会に客先から要望が有ったキャビンの改良、オートフック等を取り入れてモデルチェンジしました。

(12) 竹伐りフェラーバンチャ
近年、全国的に荒廃竹林が増えてきており、竹林の整備が緊急の課題となってきていますが、竹専用のアタッチメントはまだ数が少なく人手に頼ることが多くなっています。そこでミニショベル用の竹伐りフェラーバンチャを開発しました。フェラーバンチャとは立木を伐木する装置です。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01696] S100IUD7)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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