有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100J4CM (EDINETへの外部リンク)
シャープ株式会社 研究開発活動 (2020年3月期)
当社グループは、独自技術の開発を経営理念に掲げ、製品はもとより新材料や生産技術の開発に至るまで、積極的な研究開発活動を行っております。
研究開発体制として、基礎・応用研究開発を担う研究開発事業本部、カンパニー/事業本部傘下の研究開発組織には目的別開発センター、具体的な製品設計を担当する事業部技術部を設置するとともに、全社横断的な技術・商品開発を推進するプロジェクト体制で推進しております。また、海外の優秀な人材の活用と海外現地のインフラやニーズに対応した開発を行う目的で、英国、米国、中国他に研究開発拠点を設けております。
当社が掲げる事業ビジョン「8KとAIoTで世界を変える」のもと、「8K+5G Ecosystem」
「AIoT World」などの実現を目指し、グローバルな開発体制でOne SHARPの密接な連携・協力関係により、コアとなる技術力を高め、卓越したサービス/ソリューションを創出し、お客様に提供する価値の最大化に取り組んでおります。
当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は100,591百万円であります。この内、スマートライフに係る研究開発費は22,768百万円、8Kエコシステムに係る研究開発費は49,713百万円、ICTに係る研究開発費は20,944百万円、全社(共通)に係る研究開発費は7,165百万円であります。
なお、セグメントごとの主な研究成果は、次のとおりであります。
(1) スマートライフ
Smart Appliances & Solutions事業においては、プラズマクラスター史上最高の脱臭性能でニオイの悩みに徹底対策した、エアコン業界で唯一空気清浄機を搭載し、室内の空気浄化と本体内部の清潔性を徹底追求、さらに気象予報を活用し、クラウドAIによる運転制御で睡眠中から日中まで快適さを実現する、食材を真空状態でかくはんすることで酸化を抑え、栄養成分を保持したヘルシーなスムージーが作れるなど、健やかで快適な生活環境づくりに貢献する商品を提案しました。また、独自の蓄冷材の応用として、氷点下2℃のおいしい新感覚飲料を楽しめるクーラーバッグを発売するとともに、トップアスリート向けに深部体温の上昇抑制効果が期待できるおよびを開発しました。カメラモジュール事業においては、8K画質5G対応のAQUOS R5Gに搭載したを開発しました。
エネルギーソリューション事業においては、世界最高水準の高効率化合物太陽電池セル(変換効率34%以上)を搭載した電動車の公道走行実証を開始、エネルギー・環境問題解決へのさらなる貢献に努めてまいります。
(2) 8Kエコシステム
ビジネスソリューション事業においては、8K画質の液晶で世界最大級となる、4台組み合わせることで120V型8K相当のマルチディスプレイを実現する、業界最小クラスの設置面積(幅560mm×奥行560mm)を実現し、デスクサイドにも設置可能なをそれぞれ発売。また、ショーウィンドウなどのシーンで新たな演出手法を提案するを開発しました。
TVシステム事業においては、業界初、地上デジタル放送などの2Kコンテンツも4K放送級の美しさで楽しめる5upコンバーターを搭載したを発売、ディスプレイデバイスカンパニーにおいては、カラーフィルターレス(RGB発光方式)で、表示部を巻き取りすっきりと収納できるローラブル(巻取型)、a-Si※1の約30倍の電子移動度を実現、よりなめらかな表示と低消費電力化を可能にしたを開発、モバイルから大型パネルサイズの幅広いラインアップを展開しました。
※1アモルファスシリコンの略。結晶のように規則正しい原子配列をしていない状態にあるシリコン材料。
研究開発事業においては、5Gを活用した8K映像伝送の実用化に向けて様々なシーンにおける世界初の実証実験を推進しており、バスケットボール国際試合のマルチアングルライブ伝送、軽種馬の育成支援を目的とするドローンから撮影した映像のリアルタイム伝送、高速走行中の新幹線への8K映像コンテンツ伝送などに成功しました。これらの技術を活かした新たなサービスの創出を目指してまいります。
また、研究開発活動を通じて、当社は通信技術の分野において世界50か国以上で合計6,000件以上の通信規格特許を保有しており、2019年9月にサムスン電子との間でLTEを含む無線通信規格特許のライセンス契約を締結するなど、ライセンス事業を強化しております。
(3) ICT
通信事業においては、5G対応で高速・大容量通信を実現、8Kワイドカメラを搭載したスマートフォン、タブレット端末やパソコンなど複数のモバイル機器を同時接続し、5Gによる超高速データ通信を複数の端末でシェアできる、4倍速の高速表示を実現した新開発有機ELディスプレイを搭載し、世界最軽量約141gに加え、2枚のSIMカードを使用できるDSDVにも対応したスマートフォンを発売しました。5G商用サービス開始に合わせた商品化を行い、ビジネスシーンにおける通信環境の革新に貢献しました。
株式会社AIoTクラウドにおいては、テレワークや教育現場など様々なコミュニケーションの革新をサポートするサービスとして、チャットとビデオ会議を融合させ、快適&セキュアなテレワークを実現するビジネスコミュニケーションサービスの提供を開始しました。Dynabook株式会社においては、ハイパフォーマンスを実現する「インテル® 6コアCPU」や「NVIDIA® GeForce® MX250」、フルHD高輝度・高色純度・広視野角・ノングレアIGZO液晶を搭載するなど、動画編集といったクリエイティブな作業やPCゲームなどもより快適に行える15.6型ニュースタンダードノートPCを発売しました。
また、15.6型4KディスプレイノートPCと本格的な映像編集に必要なグラフィックス性能を提供するGPU Boxおよび8K液晶モニターを組み合わせ、8K編集対応のAdobe Premiere Proを備えた
研究開発体制として、基礎・応用研究開発を担う研究開発事業本部、カンパニー/事業本部傘下の研究開発組織には目的別開発センター、具体的な製品設計を担当する事業部技術部を設置するとともに、全社横断的な技術・商品開発を推進するプロジェクト体制で推進しております。また、海外の優秀な人材の活用と海外現地のインフラやニーズに対応した開発を行う目的で、英国、米国、中国他に研究開発拠点を設けております。
当社が掲げる事業ビジョン「8KとAIoTで世界を変える」のもと、「8K+5G Ecosystem」
「AIoT World」などの実現を目指し、グローバルな開発体制でOne SHARPの密接な連携・協力関係により、コアとなる技術力を高め、卓越したサービス/ソリューションを創出し、お客様に提供する価値の最大化に取り組んでおります。
当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は100,591百万円であります。この内、スマートライフに係る研究開発費は22,768百万円、8Kエコシステムに係る研究開発費は49,713百万円、ICTに係る研究開発費は20,944百万円、全社(共通)に係る研究開発費は7,165百万円であります。
なお、セグメントごとの主な研究成果は、次のとおりであります。
(1) スマートライフ
Smart Appliances & Solutions事業においては、プラズマクラスター史上最高の脱臭性能でニオイの悩みに徹底対策した、エアコン業界で唯一空気清浄機を搭載し、室内の空気浄化と本体内部の清潔性を徹底追求、さらに気象予報を活用し、クラウドAIによる運転制御で睡眠中から日中まで快適さを実現する、食材を真空状態でかくはんすることで酸化を抑え、栄養成分を保持したヘルシーなスムージーが作れるなど、健やかで快適な生活環境づくりに貢献する商品を提案しました。また、独自の蓄冷材の応用として、氷点下2℃のおいしい新感覚飲料を楽しめるクーラーバッグを発売するとともに、トップアスリート向けに深部体温の上昇抑制効果が期待できるおよびを開発しました。カメラモジュール事業においては、8K画質5G対応のAQUOS R5Gに搭載したを開発しました。
エネルギーソリューション事業においては、世界最高水準の高効率化合物太陽電池セル(変換効率34%以上)を搭載した電動車の公道走行実証を開始、エネルギー・環境問題解決へのさらなる貢献に努めてまいります。
(2) 8Kエコシステム
ビジネスソリューション事業においては、8K画質の液晶で世界最大級となる、4台組み合わせることで120V型8K相当のマルチディスプレイを実現する、業界最小クラスの設置面積(幅560mm×奥行560mm)を実現し、デスクサイドにも設置可能なをそれぞれ発売。また、ショーウィンドウなどのシーンで新たな演出手法を提案するを開発しました。
TVシステム事業においては、業界初、地上デジタル放送などの2Kコンテンツも4K放送級の美しさで楽しめる5upコンバーターを搭載したを発売、ディスプレイデバイスカンパニーにおいては、カラーフィルターレス(RGB発光方式)で、表示部を巻き取りすっきりと収納できるローラブル(巻取型)、a-Si※1の約30倍の電子移動度を実現、よりなめらかな表示と低消費電力化を可能にしたを開発、モバイルから大型パネルサイズの幅広いラインアップを展開しました。
※1アモルファスシリコンの略。結晶のように規則正しい原子配列をしていない状態にあるシリコン材料。
研究開発事業においては、5Gを活用した8K映像伝送の実用化に向けて様々なシーンにおける世界初の実証実験を推進しており、バスケットボール国際試合のマルチアングルライブ伝送、軽種馬の育成支援を目的とするドローンから撮影した映像のリアルタイム伝送、高速走行中の新幹線への8K映像コンテンツ伝送などに成功しました。これらの技術を活かした新たなサービスの創出を目指してまいります。
また、研究開発活動を通じて、当社は通信技術の分野において世界50か国以上で合計6,000件以上の通信規格特許を保有しており、2019年9月にサムスン電子との間でLTEを含む無線通信規格特許のライセンス契約を締結するなど、ライセンス事業を強化しております。
(3) ICT
通信事業においては、5G対応で高速・大容量通信を実現、8Kワイドカメラを搭載したスマートフォン、タブレット端末やパソコンなど複数のモバイル機器を同時接続し、5Gによる超高速データ通信を複数の端末でシェアできる、4倍速の高速表示を実現した新開発有機ELディスプレイを搭載し、世界最軽量約141gに加え、2枚のSIMカードを使用できるDSDVにも対応したスマートフォンを発売しました。5G商用サービス開始に合わせた商品化を行い、ビジネスシーンにおける通信環境の革新に貢献しました。
株式会社AIoTクラウドにおいては、テレワークや教育現場など様々なコミュニケーションの革新をサポートするサービスとして、チャットとビデオ会議を融合させ、快適&セキュアなテレワークを実現するビジネスコミュニケーションサービスの提供を開始しました。Dynabook株式会社においては、ハイパフォーマンスを実現する「インテル® 6コアCPU」や「NVIDIA® GeForce® MX250」、フルHD高輝度・高色純度・広視野角・ノングレアIGZO液晶を搭載するなど、動画編集といったクリエイティブな作業やPCゲームなどもより快適に行える15.6型ニュースタンダードノートPCを発売しました。
また、15.6型4KディスプレイノートPCと本格的な映像編集に必要なグラフィックス性能を提供するGPU Boxおよび8K液晶モニターを組み合わせ、8K編集対応のAdobe Premiere Proを備えた
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01773] S100J4CM)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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