有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100JBK8 (EDINETへの外部リンク)
日本電波工業株式会社 研究開発活動 (2020年3月期)
研究開発部門では中・長期展望における将来商品の基礎となる新技術の研究開発及び工法開発を行っております。水晶デバイスへのニーズに応えるべく、狭山事業所を中心に、研究開発体制を強化し、次世代の周波数制御・選択・検出デバイスの開発とともにその核となる設計技術及びプロセス技術に関する研究開発を行っております。
これら研究開発の主対象分野と当連結会計年度における活動成果は次のとおりであります。
(1) 水晶振動子、水晶発振器、SAWデバイス関連
5G、ADAS、IoTなどの社会ニーズに対応し、移動体通信や情報端末機器、固定通信の無線基地局や光ネットワーク通信による情報通信装置、産業用電子応用機器、高信頼性が要求される車載用機器等に使われる水晶振動子、水晶発振器、SAWデバイスの開発を行っております。世界的に危機管理の必要性が叫ばれている中、情報通信インフラの役割は益々重要度を増しています。近年のデータトラフィックの急増による通信市場の急速な技術進展に対応した水晶デバイスに求められるニーズは「小型化」、「高精度化」、「低位相雑音化」に集約されます。これらを踏まえた商品開発等を積極的に推進しております。
① AV/OA・短距離無線用の超小型・薄型の水晶振動子 NX1008AA 1.0×0.8×0.30mm typ.
② 携帯端末用チップセット向け温度センサ内蔵水晶振動子 NX1612SB 1.6×1.2×0.45mm typ.
③ ウェアラブル機器、携帯端末向け超小型・薄型のクロック用水晶発振器 NZ1612SH 1.6×1.2×0.6mm typ.
④ 車載安全用途向け2016サイズ水晶発振器 NZ2016SHA 2.0×1.6×0.7mm typ.
⑤ 業界最高レベル47fs(発振周波数156.25MHz、電源電圧3.3V、12kHz~20kHz)低位相ジッタ差動出力水晶発振器NP3225SAB/NP3225SBB 3.2×2.5×1.0mm typ.⑥ GNSS向け超小型TCXO NT1210AA 1.2×1.0×0.35mm typ.
⑦ 業界最高(2019年9月当社調べ)-168dBc/Hz@100kHz offset(発振周波数26MHz、温度+25℃)の低位相雑音を実現したTCXO NT1612AJA 1.6×1.2×0.45mm typ.
⑧ 業界最高-170dBc/Hz@100kHz offset(発振周波数26MHz、温度+25℃)の低位相雑音を実現したTCXO NT2016SJA 2.0×1.6×0.7mm typ.⑨ 振動の影響を受けにくい低加速度感度(Low g - Sensitivity) TCXO NT2016SA 2.0×1.6×0.7mm typ./NT3225SA 3.2×2.5×1.1mm typ.
⑩ ハイエンド・デジタルオーディオ向けマスタークロック用超低位相雑音のOCXO DuCULoN® NH47M47LA
⑪ 超低位相雑音10MHz OCXO NH40M40LA 40×40×24.5mm max. キャリア近傍ノイズ:-115dBc/Hz at 1Hz
⑫ 5G基地局向け+95℃高温対応の小型9x7サイズ OCXO NH9070WC/NH9070WD 9×7×4.1mm typ.
⑬ 宇宙用電子機器向け高信頼性水晶発振器(JAXA認定品) JAXA-QTS-2020/3001 15.8×15.8×3.5mm typ.⑭ リモートキーレスエントリー(RKE)システム用小型SAWフィルタ WFG63D0315CG 3.0×3.0×1.05mm typ.(315MHz)
⑮ 移動体端末(GPS)用ウエハレベルチップパッケージサイズ(WL-CSP)SAWフィルタ WFJ93E1584QE 0.8×0.6×0.35mm typ.(2) 水晶デバイス応用機器、超音波プローブ、光学製品関連、センサ機器
水晶の性質を生かして高付加価値の新分野における事業を目指し、高性能・高機能モジュールやそれらを使用した装置及び医療用超音波プローブの開発を推進しております。① 味覚計測用バイオセンサ及び計測システム NAPiCOS Auto TS
② 医療体外診断POCT(Point-Of-Care Testing)用バイオセンサ及び計測システム NAPiCOS Lite
③ 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同で、高精度ガス計測センサ及び計測システムを開発④ 腹部診断3次元画像用コンベックス型メカニカル3D超音波プローブ
⑤ 医療及びヘルスケア市場向け回路内蔵超音波プローブにタブレット端末を接続した携帯型超音波診断装置を開発
⑥ 車載レーダに使用されるミリ波帯信号を周波数変換するミリ波帯ダウンコンバータを開発
⑦ 高級一眼レフカメラ及び高画質動画撮影機器向け光学フィルタを開発なお、当連結会計年度における研究開発費は1,684百万円となりました。
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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