有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100J12V (EDINETへの外部リンク)
双葉電子工業株式会社 研究開発活動 (2020年3月期)
当社グループ(当社および連結子会社)における研究開発費は、1,900百万円となりました。当社グループは、企業哲学である「本質之直視」を研究開発活動に展開し、物事を原理まで突き詰めることを常に意識しながら、各事業センターならびに国内外の子会社が一体となり研究開発を推進しています。研究開発体制については、新事業の創出と既存事業の拡大・強化を目的とし、当社コア技術・製品の強みを更に発展させる研究開発を主体とするコア技術開発センター、および社外の新規技術を積極的に組込み融合することにより早期に製品開発を行い事業化することを目的としたメカトロ製品開発センターの2つの開発センター体制で取り組んでいます。各事業センターでは所管事業に関する新製品の開発を主体に、相互に連携をとりながら、研究開発活動を行っています。また、グループ全体の技術力向上と高付加価値製品の開発に寄与する知的財産の蓄積を図ると共に、大学・外部研究機関との共同研究にも積極的に取り組んでいます。
(1) 電子デバイス関連
電子デバイス関連については、蛍光表示管および有機ELディスプレイを中心とする電子ディスプレイ、投影型静電容量方式のタッチパネルおよびそのモジュール、各種のラジコン・UAV機器・アクチュエーターなどの製品をいち早く市場に投入すべく研究開発を行っています。
有機ELデバイスについては、蛍光表示管で培った小型ディスプレイ市場を有機ELディスプレイにて継承し、加えて有機ELプリントヘッドの用途展開により事業拡大していきます。当期は車載ディスプレイ製品の高輝度化(従来比50%向上)と、薄型・軽量で曲面配置に対応可能なフィルム製品の低コスト化(従来比50%低減)を実現し拡販を開始しました。市場価格低下に対応し販売を拡大していくため、車載製品やフィルム製品にも共通に適用可能な新技術開発により大幅な低コスト化を進めています。また有機ELプリントヘッドでは現在生産中の民生用途に加え、業務用途への展開に向けた技術開発と製品開発に取り組んでいます。
投影型静電容量方式タッチパネルについては、車載センターコンソール用表示の大型化や曲面化のニーズに対応すべく、フィルム方式のタッチセンサーと大型・曲面の加飾カバーガラスの開発を推進しました。さらに、これらを複合化した製品の開発も進め、タッチセンサー機能を内蔵したディスプレイでは実現できない領域にも、対応していきます。また、進化する未来志向の車載インテリアデザインや形状の多様化に対応したセンサー・スイッチのニーズに対し、3D形状のタッチセンサーの技術開発を開始しました。静電容量式センサー部品を中心に、当社のカスタム制御ICを使ったセンサー制御技術を組合せて、デバイスだけでなく、アプリケーションの提案も進め、お客様の多様なニーズに応えていきます。
サーボ関連については、小型高トルクブラシレスサーボを市場投入すると共に、非接触角度センサー、ブラシレスモーターを採用する事で、従来品よりも耐久性を向上させたUAV用の製品を市場投入し、標準ラインナップを拡充するため、防水(ⅠP67)、CANインターフェースに対応した開発を進めていきます。
UAV関連については、長距離飛行で求められる1台のドローンを2台の送信機(操縦者)で受け渡しを可能にするS.BUS切替えアダプターを市場投入し、顧客の多様なニーズに対応したドローンシステムの開発を行っていきます。
エンジン製品については、競技車用製品のOEM受注を推進する事でシェアNo.1を維持していきます。無人機用途への動力源として、電子制御燃料噴射と高効率出力安定化回路付き発電システムを装備した4サイクル2気筒エンジンの開発を進め、農業・搬送・空撮・計測・調査を主体とする国内外企業へ販売展開を進めています。
産業用ラジコン機器については、農業、物流、放送、インフラ市場に向け、免許不要な周波数帯を利用したテレコンおよび音声通信用無線機を市場投入し、拡大するIoT市場へ展開するため、システムインテグレーターと協業し、920MHz帯IoTゲートウェイと周辺端末の開発を進めていきます。画像伝送システムについては、5G Hz帯でFull-HDの画像を高画質のまま低遅延で伝送可能な屋外仕様の製品開発を行っています。
表示モジュールについては、多言語・可変フォント・簡易動画機能などを搭載したコマンド式TFT-LCDモジュールの標準ラインナップに加え、画面拡張やラズベリーパイ等に接続可能なものや、多種のインターフェースを搭載した製品開発を行っています。さらに、お客様の多様なニーズにお応え出来るよう製品開発を進めています。
ホビー用ラジコン機器については、車用ハイエンドクラスの7チャンネルプロポをマイナーチェンジし、車用ハイエンド用サーボなどを開発し市場投入しました。
以上を含め、当事業における研究開発費は、1,636百万円となりました。
(2) 生産器材
生産器材については、金型基礎器材から成形技術までのトータルサプライヤーとして、成形現場の支援につながるシステム開発や成形合理化製品および新製品の開発を進めました。
金型基礎器材では、お客様の器材調達を合理化する仕組みとして、フタバオーダーサイトをリニューアルいたしました。寸法指定プレートだけでなく、プレス金型用部品、モールド金型用部品、モールドマーシャリングシステム等、取扱い製品を大幅に追加しました。金型用部品につきましては、標準品だけでなく、追加加工にも対応いたしました。国内関連会社の株式会社カブクと連携し、更なる器材調達の合理化を図るべく、システム開発を進めています。
成形合理化製品では、成形サイクルタイム短縮や樹脂量削減につながるホットランナシステムにおいて、耐摩耗性・耐腐食性の向上を図り、高機能樹脂に対応しました。金型内の「見える化」を実現するモールドマーシャリングシステムにおいては、「MT法」を活用した成形異常判定機能を盛り込み機能アップした新商品を投入しました。さらに、プレス成形分野においては、二次電池用電極材切断金型や包材絞り金型を二次電池部材メーカー様に納入しています。
新製品開発では、モールドマーシャリングシステムで取得した情報をクラウドで一元管理するシステムや、工作機械の稼働状況をクラウドで一元管理する工作機械IoTモニタリングシステムの開発、および機能部品用の新素材として、炭素繊維複合強化プラスチック(CFRP)プレートの量産技術開発に取り組みました。いずれも、サービス体制を整え、市場投入への準備を進めています。
以上を含め、当事業における研究開発費は、264百万円となりました。
(1) 電子デバイス関連
電子デバイス関連については、蛍光表示管および有機ELディスプレイを中心とする電子ディスプレイ、投影型静電容量方式のタッチパネルおよびそのモジュール、各種のラジコン・UAV機器・アクチュエーターなどの製品をいち早く市場に投入すべく研究開発を行っています。
有機ELデバイスについては、蛍光表示管で培った小型ディスプレイ市場を有機ELディスプレイにて継承し、加えて有機ELプリントヘッドの用途展開により事業拡大していきます。当期は車載ディスプレイ製品の高輝度化(従来比50%向上)と、薄型・軽量で曲面配置に対応可能なフィルム製品の低コスト化(従来比50%低減)を実現し拡販を開始しました。市場価格低下に対応し販売を拡大していくため、車載製品やフィルム製品にも共通に適用可能な新技術開発により大幅な低コスト化を進めています。また有機ELプリントヘッドでは現在生産中の民生用途に加え、業務用途への展開に向けた技術開発と製品開発に取り組んでいます。
投影型静電容量方式タッチパネルについては、車載センターコンソール用表示の大型化や曲面化のニーズに対応すべく、フィルム方式のタッチセンサーと大型・曲面の加飾カバーガラスの開発を推進しました。さらに、これらを複合化した製品の開発も進め、タッチセンサー機能を内蔵したディスプレイでは実現できない領域にも、対応していきます。また、進化する未来志向の車載インテリアデザインや形状の多様化に対応したセンサー・スイッチのニーズに対し、3D形状のタッチセンサーの技術開発を開始しました。静電容量式センサー部品を中心に、当社のカスタム制御ICを使ったセンサー制御技術を組合せて、デバイスだけでなく、アプリケーションの提案も進め、お客様の多様なニーズに応えていきます。
サーボ関連については、小型高トルクブラシレスサーボを市場投入すると共に、非接触角度センサー、ブラシレスモーターを採用する事で、従来品よりも耐久性を向上させたUAV用の製品を市場投入し、標準ラインナップを拡充するため、防水(ⅠP67)、CANインターフェースに対応した開発を進めていきます。
UAV関連については、長距離飛行で求められる1台のドローンを2台の送信機(操縦者)で受け渡しを可能にするS.BUS切替えアダプターを市場投入し、顧客の多様なニーズに対応したドローンシステムの開発を行っていきます。
エンジン製品については、競技車用製品のOEM受注を推進する事でシェアNo.1を維持していきます。無人機用途への動力源として、電子制御燃料噴射と高効率出力安定化回路付き発電システムを装備した4サイクル2気筒エンジンの開発を進め、農業・搬送・空撮・計測・調査を主体とする国内外企業へ販売展開を進めています。
産業用ラジコン機器については、農業、物流、放送、インフラ市場に向け、免許不要な周波数帯を利用したテレコンおよび音声通信用無線機を市場投入し、拡大するIoT市場へ展開するため、システムインテグレーターと協業し、920MHz帯IoTゲートウェイと周辺端末の開発を進めていきます。画像伝送システムについては、5G Hz帯でFull-HDの画像を高画質のまま低遅延で伝送可能な屋外仕様の製品開発を行っています。
表示モジュールについては、多言語・可変フォント・簡易動画機能などを搭載したコマンド式TFT-LCDモジュールの標準ラインナップに加え、画面拡張やラズベリーパイ等に接続可能なものや、多種のインターフェースを搭載した製品開発を行っています。さらに、お客様の多様なニーズにお応え出来るよう製品開発を進めています。
ホビー用ラジコン機器については、車用ハイエンドクラスの7チャンネルプロポをマイナーチェンジし、車用ハイエンド用サーボなどを開発し市場投入しました。
以上を含め、当事業における研究開発費は、1,636百万円となりました。
(2) 生産器材
生産器材については、金型基礎器材から成形技術までのトータルサプライヤーとして、成形現場の支援につながるシステム開発や成形合理化製品および新製品の開発を進めました。
金型基礎器材では、お客様の器材調達を合理化する仕組みとして、フタバオーダーサイトをリニューアルいたしました。寸法指定プレートだけでなく、プレス金型用部品、モールド金型用部品、モールドマーシャリングシステム等、取扱い製品を大幅に追加しました。金型用部品につきましては、標準品だけでなく、追加加工にも対応いたしました。国内関連会社の株式会社カブクと連携し、更なる器材調達の合理化を図るべく、システム開発を進めています。
成形合理化製品では、成形サイクルタイム短縮や樹脂量削減につながるホットランナシステムにおいて、耐摩耗性・耐腐食性の向上を図り、高機能樹脂に対応しました。金型内の「見える化」を実現するモールドマーシャリングシステムにおいては、「MT法」を活用した成形異常判定機能を盛り込み機能アップした新商品を投入しました。さらに、プレス成形分野においては、二次電池用電極材切断金型や包材絞り金型を二次電池部材メーカー様に納入しています。
新製品開発では、モールドマーシャリングシステムで取得した情報をクラウドで一元管理するシステムや、工作機械の稼働状況をクラウドで一元管理する工作機械IoTモニタリングシステムの開発、および機能部品用の新素材として、炭素繊維複合強化プラスチック(CFRP)プレートの量産技術開発に取り組みました。いずれも、サービス体制を整え、市場投入への準備を進めています。
以上を含め、当事業における研究開発費は、264百万円となりました。
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01841] S100J12V)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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