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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100IXI7 (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 岩崎電気株式会社 研究開発活動 (2020年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループ(当社及び連結子会社)は、“新たな光で未来を照らす”をスローガンとし、光テクノロジーを通して豊かな社会と環境を創造するために、「環境負荷低減」「防災対応」「特殊環境対応」「照明制御」などの社会的要請にお応えする新技術や新材料の基礎研究を進めるとともに、「光」の機能と特性を活かした各種商品の研究開発を行っております。光の持つ潜在力を究め、照明事業ではLED照明とそれらの制御を柱とし、光・環境事業では殺菌・滅菌および環境試験、紫外線硬化ならびにフラットディスプレイ関連事業に注力して、省エネルギー・省力化推進と安全・安心の環境づくりに貢献するため積極的な研究開発に取り組んでおります。
研究開発体制は、まず新技術開発部において要素技術および応用技術を軸に、社外研究機関の協力を得つつ研究と開発に取りくみ、得られた成果によってはソフトとハードを融合した新たなサービス、商品を提案してまいりました。また、商品開発・設計を担当する事業部門では、照明事業と光・環境事業各々に開発(設計)部門を置いて商品開発やシステム開発に注力して参りました。
これら社内各部署の調査・研究や商品開発を取りまとめる企画・推進部門では、国内および海外のグループ各社との密接な連携と協力を図り、より効率的な研究開発を進めて参りました。
当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は、照明事業268百万円、光・環境事業279百万円の合計547百万円です。
なお、各セグメントにおける研究開発活動は以下のとおりです。


当期は、主力市場である「道路・トンネル市場向け商品」の拡充と共に、市場の新たなニーズに対応すべく、「防災向け商品」や「特殊環境向け商品」、「制御システムによる他社差別化商品」の開発を積極的に行いました。
また、水銀条約への対応として、2020年12月末に生産、仕入が中止となる水銀ランプの代替として、お客様がスムーズにLED化ができるよう水銀ランプ代替形LEDランプの開発、リニューアルを行いました。
防災市場においては、近年の大型台風や洪水によって各地で甚大な被害を受け、停電対策などのインフラ整備が大きな課題となりましたが、当社では屋外停電時にも安心して避難誘導が行えるLED停電補償装置「LEDioc ANSEEN(アンシーン)」や、照明だけでなく各種情報表示装置などに電力供給が可能な寒冷地対応「無停電装置(UPS)」の開発を開始しました。
工場などの施設向けにおいては、一般形の省エネ商品だけでなく、製鉄所など過酷な環境でご使用いただくお客様からのニーズにも対応すべく、高温環境やオイルミスト環境でも対応可能なLED高天井器具「LEDioc HIGH-BAY θ+(シータプラス)」を発売、既に全国の特殊環境施設にて稼働しています。
制御システムにおいては、DALIを主とした屋内施設向けだけではなく、屋外施設でも使用可能な無線制御システム「Wi-CONNECTY」の機能拡充を行い、商業施設や広場・駐車場への用途拡大を図ります。
また、投光器開発として、HID,LEDに続くレーザーを光源とするユニーク商品として、レーザー投光器「LAXIS(ラクシス)」を開発しました。探照灯の代替のみならず、これまでにないライトアップが実現できるだけでなく、各種の探査、洪水時の水位計の遠方監視など、用途を無限に広げ当社の事業分野の拡大に繋げてまいります。


光・環境事業では、殺菌・滅菌、環境試験、UV硬化、FPD関連分野などの展開に注力し、「光・環境カンパニー」として、省エネルギー推進と安全・安心の環境づくりに貢献するため、継続的に研究開発に取り組んでおります。
殺菌・滅菌分野では、安心・安全のニーズに応えるべく照射装置の提供だけではなく、紫外線と種々デバイスを併用して、菌の種類や被照射物の形状、処理速度に応じた適正照射条件の研究を引き続き進めました。
環境試験分野では、新たな耐候性試験のニーズや新規に制定される試験方法規格に対応した光源、光学系、装置の開発を行っております。
樹脂による軽量化技術、センサなどのデバイスによる自動運転技術などのトレンドの中、長期信頼性を確保するための耐候性試験機を開発・提供してまいります。
紫外線硬化分野では、印刷市場向けUV-LED照射装置の更なる進化と品種拡大として、弊社の特長である高密度チップ実装の光源モジュールを組み込んだ光学系を進化させ、短焦点の高照度化・高光量を特徴とする枚葉印刷用照射装置を開発しました。
これにより、枚葉印刷機の種類や設置位置を限定せず、高速印刷可能なオールUV-LEDの枚葉印刷硬化システムが実現しました。
また、UVランプを搭載した紫外線硬化装置も新製品開発の手を緩めず、インクジェット印刷機組込み用の海外戦略商品として、10kW級の瞬時立上り・多機能を搭載した電源装置、および高照度窒素パージ式照射器の開発を行い、インキ硬化性などのパフォーマンスに対して高い評価を得ました。
FPD/光学フィルム市場では、各種光学フィルムの機能膜コーティング硬化用などとして、小型・軽量化の紫外線照射装置の開発を行いました。
今後も各市場トレンドやニーズに合致し、紫外線から赤外線までの電磁波エネルギー、および電子線を利用したユニークな産業機器の研究・開発活動を行って参ります。


事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01886] S100IXI7)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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