有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100J14R (EDINETへの外部リンク)
菊水ホールディングス株式会社 研究開発活動 (2020年3月期)
当社グループは、電気計測器等の製造、販売を行っているものであり、セグメントは単一であります。したがいまして、セグメントごとに研究開発活動の状況及び研究開発費の金額を示すことはしておりません。
また、当社グループにおける研究開発活動は、主に当社が行っております。
その当社における研究開発活動は、以下のとおりであります。
当連結会計年度の研究開発活動は、当社の経営計画の基本方針である「グローバル」「ソリューション」「事業領域拡大」に基づき取り組んでまいりました。グローバル化の推進といたしましては世界で戦える製品開発を、ソリューションビジネスの展開においては電源及び電池まわりの計測ソリューション提案及び次世代自動車用各種評価ソリューション提案を、事業領域拡大といたしましてはEV(電気自動車)インフラ市場、次世代エネルギー市場へ向けての製品開発を、それぞれ積極的に推進してまいりました。
なお、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況 a 経営成績」における営業品目の製品群別の研究開発活動は、次のとおりであります。
《電子計測器群》
汎用計測器といたしましては、モバイル電子機器やEVなど様々な用途へ拡大しているリチウムイオン電池(電池パック)で進む高電圧・大容量・低抵抗化に対応した、測定電圧1000VのバッテリインピーダンスメータBIM1000シリーズを開発し、販売いたしました。
《電源機器群》
直流電源装置では、ベンチトップ直流電源のフラッグシップモデルである小型・高性能・多機能ワイドレンジ直流電源PWR-01に、2kWモデルを追加して開発し、販売いたしました。
また、当社従来品であるPAN-Eシリーズに通信インターフェースとしてLAN/USB/RS232Cを標準装備し、PCからの直接リモートコントロール制御を可能にしたPAN-Eシリーズを開発し、販売いたしました。
電子負荷装置では、空冷型大容量電子負荷装置としては世界最高レベルの電力密度となる大容量高電圧電子負荷装置PLZ-5WHシリーズの負荷入力電圧を1000Vまで高めるとともに、従来の負荷入力電力12kW、20kWに加え、1kW、2kWおよび4kWモデルを追加したPLZ-5WH2を開発し、販売いたしました。
ソリューション事業への取り組みといたしましては、EV計測ソリューションに注力し、計測とパワーエレクトロニクスの複眼思考で既存技術・既存製品を応用した各種ソリューション提案をしてまいりました。具体的には、EV/PHEVに適用されるEMC試験要求であるR10規格に対応した各種試験装置、EVの充電評価を行うためのEVSEシミュレータ、EVの各種評価時に使用する可搬型急速充電器を、各顧客の要求に応じてカスタマイズを加えて開発、販売いたしました。
事業領域拡大の取り組みといたしましては、既存事業の隣接ドメインへ拡大するための各種先行技術開発に産学共同研究も含めて取り組んでまいりました。
これらの研究開発費の総額は、12億7千8百万円、売上高比率14.1%であります。
なお、電子計測器、電源機器等の研究開発活動において使用する研究開発用設備、研究開発用部品及び試作設計作業等に共通性が高いため、それぞれの製品群別に研究開発費を示すことはしておりません。
また、現在当社が所有する工業所有権の総数は、71件であります。
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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