有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100IWST (EDINETへの外部リンク)
株式会社SUBARU 研究開発活動 (2020年3月期)
当社グループは中期経営ビジョン「STEP」において、2025 年ビジョンとして次の3項目を掲げております。
1.個性を磨き上げ、お客様にとってDifferentな存在になる
2.お客様一人一人が主役の、心に響く事業活動を展開する
3.多様化する社会ニーズに貢献し、企業としての社会的責任を果たす
その実現のため、「会社の質の向上」「強固なブランドの構築」「集中戦略を軸とした持続的成長」の3つの取り組みに集中し、研究開発活動を進めております。当連結会計年度におけるグループ全体での研究開発支出は1,187億円です。セグメントごとの研究開発活動状況及び研究開発支出は次のとおりです。このうち、連結損益計算書の一般管理費に計上されている研究開発費は925億円であります。
(1) 自動車事業
自動車の研究開発では、中期経営ビジョン「STEP」で掲げる「安心と愉しさ」の提供を通じて、お客様から共感され、信頼していただける存在となることを目指し商品の開発を推進しております。2020年1月に報道関係者等を対象に「SUBARU技術ミーティング」を開催し、これからも人を中心とした開発を続け、人々が生きる地球の環境を考えたクルマづくり・自らの運転であらゆる場所へ移動できるよろこびを追求し続けることを報告しました。
① 「SUBARU技術ミーティング」抜粋 (https://www.subaru.co.jp/press/news/2020_01_20_8233/)
i. SUBARUが生み出してきたこと
「人を中心としたクルマづくり」により、クルマに新しい価値を提供し続けています。スバルグローバルプラットフォームにより「安心」「愉しさ」という価値を拡張し、「安全」という価値を各国から高く評価されています。
昨年のJNCAPでのASV+++獲得に続き、欧州では「フォレスター」が、欧州各国の交通関連当局等で構成された独立機関が実施している安全性能評価プログラム「ユーロNCAP」における2019年安全性能テストで、最高評価である「ファイブスター」を獲得しました。さらに評価を受けた全車のうち、各部門で最高得点を獲得したモデルに与えられる「ベスト・イン・クラス賞」をスモールオフロード/MPV部門において受賞しました。
米国では、2020年モデル「アウトバック」「レガシィ」「フォレスター」「クロストレック ハイブリッド」が、IIHS(道路安全保険協会)によって行われた2020年の安全性評価において、「トップセイフティピックプラス(TSP+)」を獲得しました。また、「アセント」「クロストレック」「インプレッサ(セダン、5ドア)」「WRX」は「トップセイフティピック(TSP)」を獲得しました。(アセント、クロストレック、インプレッサ(セダン、5ドア)はハイビームアシスト機能付きステアリング連動ヘッドライト、WRXはステアリング連動ヘッドライト装着車)
ⅱ.「SUBARUらしさ」を際立たせる技術「安心と愉しさ」
SUBARUは「人の命を守る」ことにこだわり、米国・日本で低い死亡交通事故率を実現しています。さらに、アイサイトの自動化技術進化+つながる安全・衝突安全との連携により、2030年「死亡交通事故ゼロ」を目指し、研究開発を進めております。アイサイトの事故回避機能・運転支援機能の進化、ステレオカメラとAIの融合、アイサイトとドライバーモニタリングシステムの連携、先進事故自動通報によるつながる安全と共に、ADASで防げない激しい衝突やもらい事故に備えた衝突安全の継続的な強化しております。動的質感として「あらゆる環境下で誰もがコントロールしやすく、意のままに操れる」ことを目指しております。自動運転の時代でも、安心で愉しい走りを知能化技術で磨いていきます。AWD技術を進化させ、車両応答の速さ・正確性、外乱に対する直進性の高さ等を実現すると共に、人体構造に着目し動的質感を磨いていきます。
ⅲ.「SUBARUらしさ」を際立たせる技術「環境技術」
ガソリンエンジン車では、走りの愉しさと環境性能を高次元で両立し、お客様の期待に応えるべく独自技術(水平対向エンジン+シンメトリカルAWD)を磨き、SUVカテゴリートップの燃費を実現しています。さらに、豊かなトルクと環境性能を両立する新時代水平対向エンジンの開発に取り組んでいます。
また、環境貢献のため電動化でCO2を削減しながら、環境時代も「SUBARUらしさ」を際立たせます。ハイブリッドシステムは、トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)とのアライアンスを活用し、独自技術にTHS(TOYOTA Hybrid System)を融合し、走りの愉しさと環境性能を高次元で両立します。電動システムを活かし、水平対向エンジンの強みを最大化することでCO2を削減し、独自のAWD技術を活用し安全性能・AWD性能・動的質感を高める取り組みを進めています。
お客様の期待に応えられる「SUBARUらしい」EVを市場に早期に投入すべく、中・大型乗用車向けのEV 専用プラットフォーム、及びCセグメントクラスのSUVモデルのEVをトヨタと共同で開発しています。
② 新商品開発状況
当連結会計年度において、「安心と愉しさ」でお客様の笑顔に応えるべく、下記商品を展開しました。
i. 2019年7月、当社の米国生産拠点で、新型「レガシィ」「アウトバック」の生産を開始しました。「レガシィ」「アウトバック」は、発売以来、SUBARUの北米での成長を支えてきた主力車種です。車体剛性を最適化するスバルグローバルプラットフォームの採用で、高い動的質感をさらに向上させるとともに、安全運転を支援するドライバーモニタリングシステムの採用で安心感を高める等、北米市場での持続的成長の牽引役となるフラッグシップ車として更なる進化を遂げています。
ⅱ. 2019年11月より「インプレッサ」大幅改良モデルを発売しました。今回の大幅改良では、ドライバーの運転負荷を軽減するアイサイト・ツーリングアシストを全車に標準装備するとともに、「アダプティブドライビングビーム」等の先進安全技術を採用し、総合安全性能をさらに進化させました。また、スバルグローバルプラットフォームの強みを引き出すサスペンションの改良により、乗り心地の良さとハンドリング性能を高い次元で両立。デザインは、フロントフェイスやアルミホイールなどを刷新し、走りの愉しさを予感させる躍動感を表現しました。さらに、「アクセスキー対応運転席シートポジションメモリー機能」をはじめ、日々の使用シーンで役立つ機能を拡充し、利便性を向上させました。
当事業に関わる研究開発支出は1,161億円であります。
(2) 航空宇宙事業
航空宇宙カンパニーは将来にわたる持続的成長に向け、新規事業開拓及び生産性向上を中心とした以下の研究開発を 行っております。回転翼機分野では、新中型ヘリコプターの生産性向上活動とともに、さらなる機能・性能向上に関する研究を継続しております。固定翼機分野では、構造の軽量化及び高機能化に加えて、コスト低減を狙った部品加工・組立プロセスの研究開発を行っております。その他、様々な飛行安全技術、自律化技術等、将来モビリティに向けた研究開発に取り組んでおります。さらに、炭素繊維強化複合材料や先進金属等の高効率加工技術、組立・塗装作業の自動化等、生産技術分野においても積極的に取り組み、コスト競争力を高める研究開発を行っております。
当事業に関わる研究開発支出は26億円であります。
(3) その他事業
株式会社スバルITクリエーションズにおける情報システム開発に係る研究開発費を中心とした、その他事業全体の研究開発支出は43百万円であります。
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02152] S100IWST)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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