有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100I9Y4 (EDINETへの外部リンク)
ヤマハ発動機株式会社 研究開発活動 (2019年12月期)
当社グループは、「感動創造企業」を企業目的とし、世界の人々に新たな感動と豊かな生活を提供することを目指しています。その実現のために、「新しく独創性ある発想・発信」「お客様の悦び・信頼感を得る技術」「洗練された躍動感を表現する魅力あるデザイン」「お客様と生涯にわたり結びつく力」を目指す「ヤマハ発動機らしいモノ創り」に挑戦し続け、人間の論理と感性を織り合わせる技術により、個性的かつ高品質な製品・サービスを提供します。
当社は、こうした「ヤマハ発動機らしさ」が「ヤマハ」ブランドとして様々なステークホルダーの皆様に認識され、生涯にわたって当社の製品・サービスを選んでいただけるよう、努力を続けることが当社の持続的な成長を実現するとともに中長期的な企業価値を高めるものと考えます。
当社は、2030年を見据えた長期ビジョンならびに2019年からの3ヵ年における中期経営計画において、持続的成長と企業価値向上を実現するための施策の取組みを行っています。
具体的には、ロボティクスを基盤技術として進化させながら(Advancing Robotics)、ヤマハらしい社会問題解決(Rethinking Solution)とモビリティの変革(Transforming Mobility)への取組み等に成長戦略投資を実行し、人々の可能性を拡げ、より良い生活と社会の実現(ART for Human Possibilities)に貢献してまいります。
当連結会計年度における当社グループ全体の研究開発費は、1,020億円となりました。各セグメントの主要な製品及びサービス、セグメントごとの研究開発費及び研究開発活動の成果は、次のとおりです。
主な成果は以下のとおりです。
(二輪車)
・「走りの楽しさ」と「燃費・環境性能」の両立を高次元で具現化する「BLUE CORE(ブルーコア)」エンジンを搭載し、快適な走りを支えるABS-1ch採用フロントブレーキなどを織り込んだインド市場向けスポーツモデル「FZ-FI」の開発。
・Gogoroエナジーネットワーク社により台湾国内1,500カ所以上に設置されたバッテリー交換ステーション「GoStation®」を利用できる「EC-05」の、Gogoro Inc.との共同開発。当製品は、2050年までに自社製品からのCO2排出量を2010年比で50%削減という課題を解決するための電動製品戦略に沿った、中期経営計画(2019年~2021年)における最初の製品。
(電動アシスト自転車)
・新アシスト制御を採用し、乗り心地(アシストフィーリング)や利便性を向上した電動アシスト自転車「PAS With(パス ウィズ)」シリーズ2020年モデルの開発。新アシスト制御では、走行中にスイッチ操作することなく状況に合わせて賢く制御する「スマートパワーモード」を搭載。
主な成果は以下のとおりです。
(船外機)
・卓越した始動性能を実現し、性能及び扱いやすさや操作性を向上させた上、環境対応の面でもクリーン排気を実現した、20馬力クラスの船外機「F20G」の開発。
(ボート)
・定められた規格の中で、剛性と慣性モーメントのバランスを最適化し、耐久性と操縦性を両立させた、レース用小型ヨット「YAMAHA 470 CPH」の開発と、より高いパフォーマンスを発揮するヨット及びボートを開発するための、IoTの活用による開発基盤の構築。
(漁船・和船)
・船首形状や壁面形状の見直しにより従来のシリーズ最大モデルに比べて約120%の有効デッキスペースを確保して最大50名の定員を実現し、水面から床の高さを確保して漁業や養殖業の作業船に求められる積載量を大幅に向上させた「W-43AF」の開発。
主な成果は以下のとおりです。
(産業用ロボット)
・今後ますます進む表面実装工程の無人化・自動化要求に応える為、自動プログラム切替やPSC(Print Stability Control)システムによる印刷安定制御といった機能に加え、新機能の「バックアップピン自動交換」「マスク自動交換」「ハンダ自動移載」を追加搭載することで、段取り替えの全自動化を実現できる「YSP10」の開発。
・高い性能と使い勝手の良さによりベストセラーとなった多軸ロボットコントローラ「RCX340」の2軸モデルで、「RCX340」の高度な機能性と柔軟な拡張性を継承し、予知保全情報のリアルタイム出力を新たに搭載したことで「止まらない生産ライン」の実現に貢献する「RCX320」の開発。
(産業用無人ヘリコプター)
・姿勢制御装置と速度制御装置が開発されたことで無人ヘリコプターの操縦安定性が高まり、初心者でも安心して散布作業ができるようになったことに対し、「2019年度(2019年度)科学技術分野における文部科学大臣表彰」の「科学技術賞(開発部門)」を受賞。
・スマート農業分野の取り組みとして、農業用マルチローター「YMR-08」や産業用無人ヘリコプターによる農薬散布・施肥作業のデータ管理や運行管理を簡単に行えるソフトウェア・サービス「Yamaha Motor Smart Agriculture Platform」を開発。農業分野の少人化・自動化へのニーズに応えることを目指す。
なお、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(企業結合等関係)」に記載のとおり、株式会社新川及びアピックヤマダ株式会社との事業統合を行っており、両社の研究開発部門は当社ロボティクスセグメントの研究開発部門の一部として、引き続き半導体製造装置に係る研究開発活動に取り組んでおります。
主な成果は以下のとおりです。
(細胞ハンドリング装置)
・新薬開発(創薬)や抗がん剤の効果を検査する際などに高速・高精度で細胞(塊)を取り扱う「CELL HANDLER(セルハンドラー)」に関して、より高度なイメージング解析を可能にする倍率10倍での細胞自動認識機能、波長(色)毎の蛍光検出最適化機能、解析により得られた種々の細胞パラメーターに基づく細胞選択を可能にするヒストグラムセレクション機能、より大きな細胞塊や接着細胞のピッキングを可能にする専用ノズルやスクラッチ機能などの、新機能の開発と搭載。
当社は、こうした「ヤマハ発動機らしさ」が「ヤマハ」ブランドとして様々なステークホルダーの皆様に認識され、生涯にわたって当社の製品・サービスを選んでいただけるよう、努力を続けることが当社の持続的な成長を実現するとともに中長期的な企業価値を高めるものと考えます。
当社は、2030年を見据えた長期ビジョンならびに2019年からの3ヵ年における中期経営計画において、持続的成長と企業価値向上を実現するための施策の取組みを行っています。
具体的には、ロボティクスを基盤技術として進化させながら(Advancing Robotics)、ヤマハらしい社会問題解決(Rethinking Solution)とモビリティの変革(Transforming Mobility)への取組み等に成長戦略投資を実行し、人々の可能性を拡げ、より良い生活と社会の実現(ART for Human Possibilities)に貢献してまいります。
当連結会計年度における当社グループ全体の研究開発費は、1,020億円となりました。各セグメントの主要な製品及びサービス、セグメントごとの研究開発費及び研究開発活動の成果は、次のとおりです。
ランドモビリティ | 二輪車、中間部品、海外生産用部品、四輪バギー、レクリエーショナル・オフハイウェイ・ ビークル、スノーモビル、電動アシスト自転車 |
当連結会計年度の研究開発費:742億円 |
主な成果は以下のとおりです。
(二輪車)
・「走りの楽しさ」と「燃費・環境性能」の両立を高次元で具現化する「BLUE CORE(ブルーコア)」エンジンを搭載し、快適な走りを支えるABS-1ch採用フロントブレーキなどを織り込んだインド市場向けスポーツモデル「FZ-FI」の開発。
・Gogoroエナジーネットワーク社により台湾国内1,500カ所以上に設置されたバッテリー交換ステーション「GoStation®」を利用できる「EC-05」の、Gogoro Inc.との共同開発。当製品は、2050年までに自社製品からのCO2排出量を2010年比で50%削減という課題を解決するための電動製品戦略に沿った、中期経営計画(2019年~2021年)における最初の製品。
(電動アシスト自転車)
・新アシスト制御を採用し、乗り心地(アシストフィーリング)や利便性を向上した電動アシスト自転車「PAS With(パス ウィズ)」シリーズ2020年モデルの開発。新アシスト制御では、走行中にスイッチ操作することなく状況に合わせて賢く制御する「スマートパワーモード」を搭載。
マリン | 船外機、ウォータービークル、ボート、プール、漁船・和船 |
当連結会計年度の研究開発費:141億円 |
主な成果は以下のとおりです。
(船外機)
・卓越した始動性能を実現し、性能及び扱いやすさや操作性を向上させた上、環境対応の面でもクリーン排気を実現した、20馬力クラスの船外機「F20G」の開発。
(ボート)
・定められた規格の中で、剛性と慣性モーメントのバランスを最適化し、耐久性と操縦性を両立させた、レース用小型ヨット「YAMAHA 470 CPH」の開発と、より高いパフォーマンスを発揮するヨット及びボートを開発するための、IoTの活用による開発基盤の構築。
(漁船・和船)
・船首形状や壁面形状の見直しにより従来のシリーズ最大モデルに比べて約120%の有効デッキスペースを確保して最大50名の定員を実現し、水面から床の高さを確保して漁業や養殖業の作業船に求められる積載量を大幅に向上させた「W-43AF」の開発。
ロボティクス | サーフェスマウンター、半導体製造装置、産業用ロボット、産業用無人ヘリコプター |
当連結会計年度の研究開発費:71億円 |
主な成果は以下のとおりです。
(産業用ロボット)
・今後ますます進む表面実装工程の無人化・自動化要求に応える為、自動プログラム切替やPSC(Print Stability Control)システムによる印刷安定制御といった機能に加え、新機能の「バックアップピン自動交換」「マスク自動交換」「ハンダ自動移載」を追加搭載することで、段取り替えの全自動化を実現できる「YSP10」の開発。
・高い性能と使い勝手の良さによりベストセラーとなった多軸ロボットコントローラ「RCX340」の2軸モデルで、「RCX340」の高度な機能性と柔軟な拡張性を継承し、予知保全情報のリアルタイム出力を新たに搭載したことで「止まらない生産ライン」の実現に貢献する「RCX320」の開発。
(産業用無人ヘリコプター)
・姿勢制御装置と速度制御装置が開発されたことで無人ヘリコプターの操縦安定性が高まり、初心者でも安心して散布作業ができるようになったことに対し、「2019年度(2019年度)科学技術分野における文部科学大臣表彰」の「科学技術賞(開発部門)」を受賞。
・スマート農業分野の取り組みとして、農業用マルチローター「YMR-08」や産業用無人ヘリコプターによる農薬散布・施肥作業のデータ管理や運行管理を簡単に行えるソフトウェア・サービス「Yamaha Motor Smart Agriculture Platform」を開発。農業分野の少人化・自動化へのニーズに応えることを目指す。
なお、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(企業結合等関係)」に記載のとおり、株式会社新川及びアピックヤマダ株式会社との事業統合を行っており、両社の研究開発部門は当社ロボティクスセグメントの研究開発部門の一部として、引き続き半導体製造装置に係る研究開発活動に取り組んでおります。
その他 | ゴルフカー、発電機、汎用エンジン、除雪機、自動車用エンジン、自動車用コンポーネント、電動車いす |
当連結会計年度の研究開発費:66億円 |
主な成果は以下のとおりです。
(細胞ハンドリング装置)
・新薬開発(創薬)や抗がん剤の効果を検査する際などに高速・高精度で細胞(塊)を取り扱う「CELL HANDLER(セルハンドラー)」に関して、より高度なイメージング解析を可能にする倍率10倍での細胞自動認識機能、波長(色)毎の蛍光検出最適化機能、解析により得られた種々の細胞パラメーターに基づく細胞選択を可能にするヒストグラムセレクション機能、より大きな細胞塊や接着細胞のピッキングを可能にする専用ノズルやスクラッチ機能などの、新機能の開発と搭載。
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02168] S100I9Y4)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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