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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100ISZK (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 NOK株式会社 研究開発活動 (2020年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループは、当社技術本部及び連結子会社の各技術部門を中心に、相互連携を図りながら、担当分野に係る新技術・新製品等の開発活動を進めております。当連結会計年度の研究開発費の総額は、11,298百万円となっており、セグメント別の研究開発活動の状況は次のとおりであります。

(1) シール事業
「環境」、「安全」及び「自動運転」対応を重点として、継続的に技術・製品開発を進めております。
環境関連では、低摩擦損失による省エネルギー効果に寄与する製品、電気自動車(EV)・ハイブリッド(HEV)・燃料電池自動車(FCV)に対応するクリーンな製品の開発を進めております。
安全や自動運転対応では、自動車制動関連の製品や電子部品との複合等による高付加価値製品の開発に取り組んでおります。
オイルシールにおいては、Le-μ’s(商標)ブランドの低摩擦技術群による省エネルギーへの貢献と、耐ダスト性の向上による過酷環境への対応とを両立する製品の市場投入も始めております。また、更なる低摩擦化を目指したコーティングなどの開発を進めており、今後もLe-μ’sブランドのラインナップの拡充を図っていきます。自動車の技術動向への対応として、低粘度油対応シールやE-mobility関連シールの開発も進めております。
Oリングにおいては、環境対応エンジンに対する高圧用シール、組立性を向上させるコーティング、燃料電池関連シールを市場投入する一方で、E-mobility関連シールや低燃費に貢献できる各種機能を向上させるシールの開発を進めております。
自動車用自動変速機の回転軸用シールリングにおいては、しゅう動面にシール媒体である油を供給する形状を付与することにより、従来品対比で最大、約70~80%の低トルク化が可能な製品を市場投入しております。
新商品関連では、EV/HEV/FCVに代表されるエコカーのニーズに対し、従来のシール製品群に加え、電子機器や電動ユニット向けにFPC一体シール部品、および放熱をサポートする熱伝導性部品の販売を開始しました。さらに燃料電池の中核を成すスタック向けに低反力・省スペースのシール部品を開発し、一部顧客向けに量産しております。
また、自動運転に代表される先進運転支援システム(ADAS)の中では、ドライバモニタリング技術も必要とされており、我々の開発した生体信号を測定できるゴム電極は心電、筋電位、脳波等のモニタリングが可能であり、運転者の疲労や眠気の検知への利用が期待されています。
自動車以外の分野においては、「環境・エネルギー」「情報通信」「ライフサイエンス」市場に注目しており、ゴムや樹脂のモールド技術を用いて耐候性や耐衝撃性を向上させた物品管理用ICタグや、医療・バイオ分野に向けた解析評価用のデバイスなど、より付加価値の高い製品開発を進めております。
化学合成品関係では、環境負荷の低減に対応した素材の開発や、フッ素系機能性化合物製品の開発とそれらの新規製造法を検討するとともに、生産プロセス面からも資源・省エネルギーや環境に配慮した商品開発を推進しております。
なお、当事業に係る研究開発費は9,044百万円であります。


(2) 電子部品事業
スマートフォン/タブレットなどの小型携帯電子機器向けをはじめ、成長電子市場である車載向け(自動運転・EV・電子制御)、医療・ヘルスケア、ロボット等の分野に向けたフレキシブル配線板(FPC)の新商品開発を推進しております。開発概要は高信頼性/高精度/高機能、低伝送損失化、モジュール化を実現するコア技術の確立であります。
小型携帯電子機器に向けては、5G通信に対応した高速伝送FPCの商品化を推進しております。5G通信においては、6GHz以下の「SUB-6」にはMPI(モデファイドPI)を用いたFPCを、28GHz帯の「ミリ波帯」にはLPC(液晶ポリマー)を用いたFPC等、周波数に応じた商品を対応しております。また、今後予定されています50GHz以上の超高周波帯に向けては、フッ素系材料を適用したFPCの開発を推進してまいります。
車載向けには、急速に進むEV化には不可欠であるバッテリーの電圧監視システムをFPCで実現させました。この電圧監視用FPCモジュールの採用が拡大しております。FPCの特徴である低背化・軽量化・低コスト化を生かした、更なる商品価値の向上を図ってまいります。また、インバーター対応FPCについても開発を推進しております。
医療用装置においては、CTスキャナ・超音波診断装置の高画質化(動画・静止画)が進んでおり、同様にモニター画面も4K・8Kと進化し、高精度配線形成の要求が拡大しております。この対応として高精細配線形成に適したセミアディティブ法の技術確立を進めております。
医療・ヘルスケア分野に向けては、伸縮性のある基材と配線を組み合わせたストレッチャブルFPCの商品化が進んでおります。また、生体適合性評価であるISO10993をクリアしていることから、脳波測定・筋電測定などに適用範囲が拡大されています。
なお、当事業に係る研究開発費は、1,658百万円であります。

(3) ロール事業
事務機業界では、中国・ASEAN地区への生産二極化の進展、及び低価格分野向けを中心にローカル部品メーカーの参入などが顕著な動きとなってきています。
市場動向は、高機能機種の増加は有るものの、プリンター全体の需要は減少傾向にあります。
事務機の開発トレンドは、高機能機種の更なる高速化・高画質化・高耐久化・省エネ化を目指し機構変更やVE/VAを推進しています。
弊社は高機能部品に特化した製品群に焦点を絞り、新製品開発、顧客との協業開発に注力いたします。
併せて、品質向上、開発工期の短縮と共により安定した生産体制の構築に努めてまいります。
なお、当事業に係る研究開発費は406百万円であります。

(4) その他事業
潤滑剤関係では、自動車・産業機械分野での二酸化炭素排出量削減に貢献すべく、更なる低摩擦・長寿命を狙った製品開発を進めます。また、バイオマス由来あるいは生分解性の原料を用いた新製品・新技術の研究開発に取り組みます。
なお、当事業に係る研究開発費は189百万円であります。


事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02176] S100ISZK)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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