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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100J0NG (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 三菱自動車工業株式会社 研究開発活動 (2020年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社は「モビリティの可能性を追求し、活力ある社会をつくります」という企業ビジョンの下、「強み」を持つ地域と商品に注力して社会に貢献する“Small but Beautiful”というコンセプトを掲げて、研究開発活動に取り組んでいます。
当連結会計年度における当社グループ全体の研究開発費(自動車事業)は1,309億円であります。
当社グループの研究開発体制、次世代技術の開発状況、及び、2019年4月から2020年3月にかけて発売した主な新商品は次のとおりであります。

(1)研究開発体制
日本では、「技術開発センター」および「EV技術センター」を中心に、デザイン・技術の先行技術開発・設計・試験を行っております。これらに加え、次世代のクルマづくりに必要なソフトウェア開発を強化するため「技術開発センター」のサテライトオフィスを都内に新設しました。海外では、北米・欧州・中国・タイに研究開発拠点を置き、地域ごとの市場特性を踏まえたグローバルな技術/商品開発を連携して行っております。また、ルノー・日産とのアライアンスを活用しながら、三菱自動車の特長をより明確にした技術/商品開発を進めております。

(2)次世代技術の開発状況
持続可能なクルマ社会の発展に貢献するために、低炭素化を実現する環境技術の開発と道路交通事故を削減する安全技術の開発、さらに当社の強みとするSUV技術と電動化技術を活かした三菱自動車らしい魅力ある商品を実現する技術開発を推進しています。

① 環境技術の開発
低炭素化を実現する次世代の電動車両やエンジンの開発、車体・コンポーネントの軽量化などの開発を推進しております。特に、電動車両技術に関しては、長距離走行と環境性能を両立させた、当社独自の「プラグインハイブリッドEVシステム[PHEV]」を搭載した『アウトランダーPHEV』がお客様から高い評価を得ており、引き続き電動車両技術のリーディングカンパニーを目指し開発に取り組んでいきます。

② 安全技術の開発
当社は、1.交通事故を未然に防止する技術(予防安全)、2.交通事故の被害を軽減する技術(衝突安全)、3.工業製品として想定される危険の回避(保安防災)という安全理念を共有し、お客様に安心してお乗りいただけるように、死亡事故ゼロに向けた安全技術の開発と普及に一体となって取り組んでいます。代表例として、先進予防安全技術「三菱e-Assist*1(イーアシスト)」や衝突安全技術「衝突安全強化ボディ RISE*2(ライズ)」があります。

③ SUV技術と電動化技術を活かした魅力ある商品の開発
当社の強みである四輪駆動の統合制御技術「S-AWC*3」の進化には継続して取り組んでおります。特に、モータードライブと「S-AWC」の融合を「e-EVOLUTION(イーエボリューション)」と位置付け、走る歓びと環境性能の両立を目指して開発を推進しております。この技術は、電動車両も含め、他の車種へも活用・展開していきます。
④ その他
快適な室内環境(乗り心地、静粛性、利便性向上など)を提供するための技術や車内でのスマートフォン等の情報機器との接続技術の開発にも取り組んでおります。また、自動運転やコネクティッドカーなどの将来技術は、アライアンスのメリットを十分活かしつつ、当社の商品力を向上するように効率的に取り組んでおります。

*1:e-Assist:以下の機能で構成され、ドライバーの安全な走りをアシストします。
・前方衝突予測警報 [PFCW:Predictive Forward Collision Warning]
2台前を走る車両をミリ波レーダーでモニターし、急な減速など自車からは見えない前方の状況変化を検知します。減速が必要と判断した場合には、警報ブザーとインフォメーション画面表示でドライバーに注意を促し、ブレーキの踏み遅れによる追突事故の回避をアシストします。
・ふらつき警報 [DAA:Driver Attention Alert]
走行中、ドライバーのハンドル操作から注意力が低下していると判断した場合には、インフォメーション画面表示と警報ブザーによりドライバーに休憩を促します。
・標識検知 [TSR:Traffic Sign Recognition]
車両進入禁止標識、最高速度標識、一時停止標識を検知し、警報ブザー(車両進入禁止標識のみ)とインフォメーション画面表示でドライバーに注意を促し、標識の見逃しを予防します。
・先行車発進通知 [LCDN:Leading Car Departure Notification]
信号待ちなどで停車中に、先行車が発進しても自車が停止し続けた場合、ブザーとインフォメーション画面表示で、ドライバーに先行車の発進を通知します。
・衝突被害軽減ブレーキシステム [FCM:Forward Collision Mitigation System]
先行車と衝突の危険がある場合、自動ブレーキによって衝突の回避、または被害の軽減をサポートします。
(歩行者検知機能はアウトランダー/同PHEVおよびエクリプス クロスに搭載)
・低車速域衝突被害軽減ブレーキシステム [FCM-City]
低速走行時(約5~約30km/h)先行車と衝突の危険がある場合、自動ブレーキによって衝突の回避、または被害の軽減をサポートします。
・車線逸脱警報システム [LDW:Lane Departure Warning System]
走行中の車線から逸脱しそうな場合に、ドライバーに警報で注意を促します。
・レーダークルーズコントロールシステム [ACC:Adaptive Cruise Control System]
渋滞での走行時でも、先行車との車間を維持しながらの走行を可能とします。
・後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能付)[BSW/LCA:Blind Spot Warning/Lane Change Assist]
死角になり易い斜め後方に車両がいた場合、ドアミラーインジケーターで告知します。その状態で車両のいる方向にウインカーを出すとブザー音とドアミラーインジケーターの点滅でより強く注意を促します。
・後退時車両検知警報システム [RCTA:Rear Cross Traffic Alert]
駐車場などでの後退時に接近車両を検知すると、ドアミラーインジケーター点滅とブザー音、メーター内の警告メッセージ表示で注意を促します。
・誤発進抑制機能(前進時)
前進時のシフトやペダルの操作ミスによる急発進を抑制します。
・誤発進抑制機能(前進&後退時)[UMS:Ultrasonic misacceleration Mitigation System]
前進時および後退時のシフトやペダルの操作ミスによる急発進を抑制します。
*2:RISE:Reinforced Impact Safety Evolution
*3:S-AWC:Super All Wheel Control

(3)2019年4月から2020年3月に発売した主な新商品
① 新型『パジェロスポーツ』
② 新型『エクスパンダー クロス』
③ 新型『eKクロス スペース』『eKスペース』
④ その他
各新商品の特徴は以下に記載

① ミッドサイズSUVの新型『パジェロスポーツ*4』を発売しました。「Elevate your Journey」をモデルチェンジのキーワードとし、力強さを高めながら洗練されたエクステリア、先進的な機能装備と上質かつ快適なインテリアを実現しています。本格SUV『パジェロ』で培ったオフロード性能と信頼性・耐久性に、乗用車並みの快適性・機能性を融合させた、ドライバーの冒険心や探求心に応えるミッドサイズSUVです。主な商品特長を以下に挙げます。
*4:一部地域では『モンテロスポーツ』として販売

(ⅰ) ワイド感を強調し、立体的で力強さを増したエクステリアデザイン
・「ダイナミックシールド」フロントデザインコンセプトを進化させ、フロントグリルから連続するヘッドライトと、バンパー左右コーナー部に配置したコンビネーションランプによりワイド感を強調しました。
・良好な視界を維持しつつ従来よりもボンネットを高くした厚みのあるフロントフェイス、立体的で力強さを増したメッキパーツなどにより、さらに洗練されたフロントデザインとしました。
(ⅱ) 先進的で便利な新コンポーネント
・視認性に優れる8インチカラー液晶メーターや、8インチのスマートフォン連携ディスプレイオーディオ[SDA]を採用しました。
・新たにハンズフリー機能付エレクトリックテールゲート(セーフティ機構付)を採用しました。
・スマートフォンでのエレクトリックテールゲート開閉機能や、ドアロック忘れなどを通知しスマートフォンから施錠できる降車リマインダーなど、多彩な便利機能を提供する三菱リモートコントロールを採用しました。Bluetooth*5により車両とスマートフォンを連携させます。
*5:Bluetoothは米国Bluetooth SIG Inc.の登録商標で、ライセンスにもとづき使用されています。
(ⅲ) 上質で快適な居住空間
・フロアコンソールとドアグリップの形状を変更し、ステッチ付きソフトパッドを追加。より快適な居住空間とするとともに質感を高めました。
・コンソール下部にはキーなどの小物類を収納でき、左右どちらからでも出し入れできるアンダートレイを新たに採用。フロアコンソール後端にはAC電源(150W)を新たに配置、従来のUSB端子とあわせて後席での使い勝手を向上させました。
(ⅳ) 充実した基本性能
・2.4L MIVECディーゼルターボエンジンと8速ATの組み合わせにより、高い環境性能と軽快な走りを両立しました。
・従来の先進安全装備にレーンチェンジアシスト[LCA]と後退時車両検知警報システム[RCTA]を加え、安全性能を強化しました。
・4WD車には、あらゆる路面状況で最適なトラクション性能と優れたハンドリング性能を両立するスーパーセレクト4WD-Ⅱを搭載しています。また、オフロードモードにより、エンジン・オートマチックトランスミッション・ブレーキを統合制御し、悪路での走破性を最大限に高めています。

② MPV『エクスパンダー』のシリーズ追加モデルとなる新型『エクスパンダー クロス』を発売しました。新型『エクスパンダー クロス』は、数々の賞*6を受賞した『エクスパンダー』を基盤にしたMPVならではの、使い勝手が良く広い室内空間を兼ね備え、SUVが強みの三菱自動車らしさを際立たせた新型クロスオーバーMPVです。主な商品特長を以下に挙げます。
*6:『エクスパンダー』は2018年3月にインドネシアで、カー・オブ・ザ・イヤー、ベスト・オブ・ザ・ベストMPV、ベスト・オブ・スモールMPVを受賞しました。

(ⅰ) SUVらしさを演出するダイナミックなエクステリア
・フロントデザインには、ダイナミズムと力強さをバランスさせた、最新の「ダイナミックシールド」フロントデザインコンセプトを採用。また、SUVらしい堅牢さを際立たせるため、バンパー下部には専用スキッドプレートを装着しました。
・リヤウインドウの下にグロスブラックのテールゲートフィニッシャーを配置、バンパー下部にはフロントデザインと同調する大型スキッドプレートを組み合わせ、SUVらしいタフなイメージを引き立てています。
・ボディサイドには、ブラックのホイールアーチモールディングを追加。これにより50mm広くなった全幅と、この前後モールディングを繋ぐようにドア下部へ追加したブラックのドアガーニッシュにより、SUVらしい堅牢性を演出しています。また、大径17インチタイヤと新デザインのアルミホイールを採用し、高められた車高と相まって、よりSUVらしさを強調しています。さらに、ルーフキャリアの装着を容易にするシルバーのルーフレールを追加しました。
・LEDヘッドライトやポジショニングランプの位置を変更し、高い視認性を確保しています。バンパーに組み込まれた大きなLEDフォグランプは、跳ね石や浸水からのダメージを極力受けないように配置しています。
・ボティカラーは、高級感あるグラファイトグレーメタリックと、『エクスパンダー クロス』専用色となる人目を引くサンライズオレンジメタリックという2つの新色を追加しました。インテリアカラーはブラックとブラウンを組み合わせたコンビネーションカラーとし、ブラウン基調のダッシュパネルにはシルバーメッシュ柄の加飾をあしらい、洗練された高級なイメージを演出しています。
(ⅱ) SUVらしい高い走破性能と快適な乗り心地
・ベースモデルの『エクスパンダー』に比べ20mm車高を高め、クラストップの最低地上高となる225mmを確保しました。これにより荒れた道路や浸水した道路での走破性を高めたほか、ドライバーの視認性を向上させました。
・パワートレインは、『エクスパンダー』と同様の4A91型 1.5Lガソリンエンジンを搭載し、トランスミッションは4速ATと5速MTを用意しています。このエンジンは既存の4A9シリーズを強化したもので、静粛性と燃料効率が向上しています。また、エンジンだけでなく、高性能の吸音材と防振材を使用することにより、高い静粛性を実現しています。
・これらの特徴により、優れた走破性に加え、ドライバーを含めた乗員全員にとって快適なドライブを実現できるクルマに仕上がっています。
(ⅲ) MPVの卓越した快適性
・クラストップレベルの広々とした室内空間を持ち、快適な7人乗りと、乗客が簡単に出入りできる室内レイアウトを実現しています。
・日本の「おもてなし」の考え方に基づき、ファミリーユースも視野に入れ、各列に配置したUSB端子など室内空間の快適性に細部にまでこだわった設計を施しています。
・2列目(60:40分割)および3列目(50:50分割)のシートバックは、荷物の大きさや形に合わせて使えるよう、簡単な操作で折りたためるようになっています。大きな荷物を積む場合には、2列目と3列目のシートを折りたたみ、段差や隙間のないフラットかつ広大な積載スペースを作ることができます。
・同クラスで唯一、2列目中央のシートバックを倒すとアームレストとして使用できるだけでなく、2列目両サイドに乗車スペースを確保すると同時に長尺物の積載を可能にしています。また、3列目を使用する7人乗りの状態でも、5ガロンボトル(19L)4本または、標準的なベビーカーを入れるのに十分な荷物スペースを確保しています。このほか、『エクスパンダー クロス』は快適性を担保する以下の装備を搭載しています。

・チルトとテレスコピックの調整が可能なステアリングホイール
・クルーズコントロール
・用途にあわせてヘッドライト/ポジションランプの点灯・自動オフなどをプログラムできるカミングホームライト/ウェルカムライト機能、ヘッドライトオートカット、コンフォートフラッシャー
・ハイコントラストメーター
・クラストップの高効率エアコンディショナー

③ 新型軽スーパーハイトワゴン『eKクロス スペース』『eKスペース』を発売しました。力強いSUVテイストの『eKクロス スペース』、スタイリッシュで親しみやすい『eKスペース』という個性的なデザインとともに、使い勝手が良く広々とした快適な室内空間、先進の運転支援技術・予防安全技術を主な特長とする三菱自動車らしさを追求した軽スーパーハイトワゴンです。主な商品特長を以下に挙げます。

(ⅰ) 三菱自動車らしさを表現した存在感のあるエクステリア

・フロントフェイスに三菱自動車のデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を採用。垂直に通したメッキバーと水平基調のグリルを組み合わせ、SUVらしい力強さと安定感を表現しました。
・サイドシルガーニッシュとホイールアーチをブラックとし、前後バンパー下部のスキッドプレート形状部をシルバーとすることで、SUVらしさを強調しました。
・ボディカラーは全13通りをラインナップしました。テーマカラーのオリーブグリーンメタリック/ホワイトソリッド等のSUVテイストをより一層引き立たせる6通りのツートーンカラーと、7通りのモノトーンカラーを設定しました。

・フロントフェイスはボディ同色のグリルとして親しみやすい表情とするとともに、しっかりと丁寧に作りこまれた品質の高さを表現しました。ヘッドライトからボディサイドへと連続するキャラクターラインにより、一体感があり伸びやかでスタイリッシュなデザインとしています。
・ボディカラーは全9通りとし、6通りのモノトーンカラーと、3通りのツートーンカラーで多様な要望に応えるラインナップとしました。
(ⅱ) 上質感と細部までこだわったインテリア

・インストルメントパネルは、水平基調のすっきりとした形状で良好な前方視界と開放感を確保しました。
・オートエアコンパネルは、上質感と高い視認性を実現したタッチパネル式(タイプ別装備 除くM類別)を採用し、風量調節スイッチと表示部をコンパクトに一体化することで、操作性を向上させるとともにシンプルでスマートなデザインとしました。
・各座席の使いやすさを考えた収納スペースや装備を数多く設け、ユーティリティにこだわった機能的なデザインとしました。
・マルチインフォメーションディスプレイは、アクセルペダルの踏み加減を表示する「エコペダルガイド」や、駐車時の前進/後退を繰り返す際にタイヤの向きや角度を表示する「タイヤアングルガイド」など、多様な情報をカラフルに表示します。
・インテリアカラーはブラックを基調とし、シート生地にはキルティングパターンを採用することでスタイリッシュかつ上質な空間としました。
・メーカーオプションでプレミアムインテリアパッケージ*7を設定。合成皮革とファブリックのコンビネーションとし、ブラウンを基調に、各所にオレンジのアクセントカラーを入れることで、上質感・高級感を演出しました。インストルメントパネル周りにはソフトパッドを配し、ワンランク上のプレミアムな空間としました。
*7:『eKクロス スペース』「G」「T」にパッケージメーカーオプションを設定。

・インテリアカラーはライトウォームグレーを基調とし、いつでもリラックスして過ごせる空間を追求しました。シンプルな柄で明るい配色を施すことでスペースの広さを強調しました。
(ⅲ) 広々とした快適な室内空間
・従来車からホイールベースを65mm延長することで、いっそう広々とした快適な居住空間を実現しました。
・小さなお子様のいるご家族での使用を想定して、リヤシートのスライド量をクラストップ*8とし、後席足元の空間を従来車より大幅に広げることで、後席の居住性を最大化させました。後席の足元空間は、前席を一番後ろに下げた状態でも余裕を持って座れるほどの空間を確保しています。
・メーカーオプションで前席セパレートシート*9を設定することで、室内での前後の移動がスムーズにでき、後席にお子様がいる場合のケアが容易になります。
・後席スライドドアは、開口幅を従来車より大幅に広げるとともに、ハンズフリーオートスライドドア*10を採用しました。お子様を抱きかかえていたり、たくさんの荷物で両手がふさがっていたりしても、キックセンサーでドアを開閉できるため、容易に乗降することを可能としました。
・室内の空気を循環させるリヤサーキュレーター(プラズマクラスター付*11)*12を設定し、後席での快適性を高めています。
・ラゲッジルームは床面長を従来車から拡大し、後席スライドを最前端の状態で48Lのスーツケースを4つ積むことが可能です。
*8:軽スーパーハイトワゴンクラス=全高1700㎜以上かつ、エンジンをボンネット内に配置した軽自動車。
2020年2月自社調べ。
*9:『eKクロス スペース』『eKスペース』「G」「T」にパッケージメーカーオプションを設定。
*10:『eKクロス スペース』『eKスペース』ともに、助手席側ハンズフリーオートスライドドアは「G」「T」に標準装備、運転席側ハンズフリーオートスライドドアは「G」「T」にメーカーオプションを設定。
*11:プラズマクラスターはシャープ株式会社の登録商標です。
*12:『eKスペース』「G」「T」に標準装備。『eKクロス スペース』「G」「T」にパッケージメーカーオプションを設定。
(ⅳ) 運転のしやすさと乗り心地の良さ
・HYBRIDシステムを採用する自然吸気エンジンとターボエンジンを設定し、CVTと組み合わせることで、力強く滑らかな加速性能と優れた燃費性能を両立しています。なお、ターボエンジン搭載車は、ステアリングホイールから手を離すことなく変速操作ができるパドルシフト*13を採用しています。
・ステアリングの操舵力とショックアブソーバーの減衰力を最適化することで、低速時はキビキビと軽快な、高速時はしっかりと安定したハンドリング性能を実現しました。
・日本国内では当社初となるヒルディセントコントロール*14を搭載しました。急な下り坂や滑りやすい路面を下る際、電子制御により低車速に抑えて安心して走行することができます。制御中の車速調整範囲を約4〜20km/h と広く設定することで、使い勝手を向上させました。
・従来車より着座位置を高くするとともに、左右の視界の角度を広げることにより、見晴らしが良く死角の少ない良好な視界を実現しました。
*13:『eKクロス スペース』『eKスペース』「T」に標準装備。
*14:『eKクロス スペース』のみ標準装備。
(ⅴ) 先進の運転支援技術と安全装備
・高速道路同一車線運転支援技術「マイパイロット(MI-PILOT)*15*16*17」を設定しました。高速道路において車両側がアクセル、ブレーキ、ステアリング操作を支援します。高速道路での渋滞走行や、長時間の巡航走行においてドライバーの負担を軽減し、軽自動車でのロングドライブを、もっと身近で気軽なものにします。
・「マイパイロット(MI-PILOT)」の性能を向上させました。ミリ波レーダーを追加することにより、追い越しの際ウインカーを出すと設定速度内で加速しスムーズな追い越しのアシストをします。またワイパー作動時の機能も向上しました。その他、エンジンオフ時も前回設定した車間を保持するなど、ドライバーの負担を更に軽減しました。
・予防安全技術「三菱e-Assist*18」を標準装備し、全車「サポカーSワイド*19」に該当しました。ドライバーの負担を軽減し、乗る人すべてに安心・安全を提供します。
・「三菱e-Assist」に新たな4つの新機能を加え安全性が更に向上しました。
・前方衝突予測警報 [PFCW]
・ふらつき警報 [DAA]
・標識検知 [TSR]
・先行車発進通知 [LCDN]
・メーカーオプションでアダプティブLED ヘッドライト[ALH*20](光軸自動調整機構付)*21を設定しました。ALHは対向車や先行車にハイビームを照射しないよう、自動的に照射範囲を制限することで、対向車や先行車を幻惑させることなく、視認性を確保します。
・ライトのスイッチからOFFポジションを廃止し、周囲の明るさに合わせて自動でヘッドライトを点灯・消灯するオートライトコントロールを常時作動させることで、ヘッドライトのつけ忘れを防止しました。
・運転席SRSニーエアバッグ*22を加えた7つのエアバッグを搭載し、衝突時の身体全体の保護効果を向上させました。
*15:Mitsubishi Intelligent-PILOT
*16:「MI-PILOT」に含まれる装備は下記の通りです。
・アダプティブクルーズコントロール[ACC] Adaptive Cruise Control
・車線維持支援機能[LKA] Lane Keep Assist
*17:『eKクロス スペース』『eKスペース』「G」「T」にメーカーオプションを設定。
*18:『eKクロス スペース』『eKスペース』の「三菱e-Assist」に含まれる装備は下記の通りです。
・衝突被害軽減ブレーキシステム [FCM]
・オートマチックハイビーム [AHB:Automatic High Beam]
・踏み間違い衝突防止アシスト
・車線逸脱警報システム [LDW]
・車線逸脱防止支援機能 [LDP] Lane Departure Prevention
・前方衝突予測警報 [PFCW]
・ふらつき警報 [DAA]
・標識検知 [TSR:Traffic Sign Recognition]
・先行車発進通知 [LCDN]
*19:サポカー(セーフティ・サポートカー)は安全運転をサポートする先進技術を搭載した車です。高齢運転者を含めたすべてのドライバーによる交通事故の発生防止・被害軽減対策の一環として、国が推奨する新しい自動車安全コンセプトです。搭載機能に応じて「サポカー」「サポカーS(ベーシック、ベーシック+、ワイド)」に区分されています。
*20:Adaptive LED Headlight
*21:『eKクロス スペース』「G」「T」にメーカーオプションを設定。
*22:『eKクロス スペース』は標準装備、『eKスペース』はパッケージメーカーオプションを設定。

④ 上記のほかに、安全・機能装備の充実や、内外装の差異化、環境性能向上を図った商品を一部機種に設定し発売しました。

事業等のリスク株式の総数等


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