有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100J3MN (EDINETへの外部リンク)
長野計器株式会社 研究開発活動 (2020年3月期)
当社グループの研究開発活動には、新規事業を目指した技術開発及び製品開発と、既存分野における製品開発及び改良・改善業務があります。
当社の研究開発及び新規技術開発を伴う製品開発は開発センターと技術本部(技術一部 応用開発課)が担当し、新型圧力センサ素子、各種産業向圧力センサとその応用製品、圧力計、システム製品などの製品開発は、技術本部内の各部門(4部門)が担当しました。また、車載用圧力センサ開発は車載センサ技術部が担当しました。
子会社においては、圧力計、圧力センサ、圧力制御機器、計測制御機器の研究開発活動を推進しました。
当社グループにおける研究開発、技術スタッフは210名(内、子会社88名)で、当連結会計年度の研究開発費は1,335百万円となりました。
圧力計、圧力センサに続く第3の柱とする「新たな事業領域の拡大」として、
高付加価値サービスや、代替え困難な計測システムの提供を目標に、モニタリングシステムの実用化および極限環境での計測を可能とする計測システムの開発を進めてきました。モニタリング用途では、既に鉄道橋で設置実績があるスマートセンサを国道橋用に適応させ、国土交通省が主管するモニタリングシステムへの適応を受けました。船体構造モニタリング用途では、特殊船舶への適応研究で実用化に向けた調査・実証試験を進めました。また、極限環境計測用途では、水俣条約など非水銀化が市場趨勢となる中、水銀を全く使用しない光学式溶融樹脂圧力センサの開発を推進しました。
「既存事業の競争力拡大施策」として、
新型圧力センサ、圧力計に関する研究において、市場のニーズや成長分野の予測を基に、ロードマップを明確にして数種類のセンサ素子や通信方法の開発を推進しました。この内、高精度(高安定)ステンレス基板型薄膜センサ素子は実用化に目途をつけ、生産設備を準備する段階に至りました。
さらに、この応用製品として、社内製センサ素子を搭載した新型圧力トランスミッタを開発しました。今後、この圧力トランスミッタは一般産業用の主力製品としてファミリー化開発を推進します。
また、IoT(internet of things)を考慮したワイヤレス型圧力センサ・圧力計について市場調査を進めた上で複数の製品を開発しました。今後は顧客ニーズの更なる探索を進めて、機種拡充やシステム化開発を図っていきます。
産業計測分野では、食品、薬品、化粧品用途向けとして 圧力センサの仕様拡充(絶対圧力レンジ追加、耐薬液性の向上)を進め、圧力計測機器専業メーカーの強みを活かした製品ラインナップを充実させました。
また、将来を見据えて水素利用に係るセンサ応用製品、汎用機械用途の応用製品開発を推進しました。
並行して、半導体産業向け小型圧力トランスミッタの改良開発、仕様拡充を推進しました。
海外の石油・ガス田 用途では低温環境や過大圧力に耐える特殊圧力計の開発を進め、製品化しました。
この他、今後有望なロボット産業を視野にいれた開発として、回転、温度、トルクなどの状態量を計測できる新型センサの基礎開発を推進しました。
車載用途では、関係子会社と協業してトランスミッション用圧力センサの開発・改良を推進しました。
また、車載用途の数量拡大を目指して、自動車用大手電装メーカーと共同でガソリンエンジン用新型圧力センサの開発・量産化検討を推進しました。
建設機械用途では、当社独自の部品締結技術と製造技術による圧力センサの開発を推進し、関係子会社にも技術展開を図りました。
計測制御機器分野では、新型コロナウィルス対策に有用な殺菌装置用 深紫外線LED(UV-LED)の検査装置開発と水晶振動子の小型化(0.8mm×0.6mm)に対応した新たな漏れ検査装置の開発を推進しました。また、医薬包装用途として検査装置の開発・製品化を進めると共に、業界団体・学会・製薬会社等への技術PR、漏れの解析(理論式導出・実験)を致しました。
グローバル戦略の強化として、
圧力センサの地産地消を促進させるため、当社製センサ素子を利用した米国でのニーズを考慮した(多品種・少量を実現できる)新規圧力センサの開発を進めました。
また、中国の関係会社においても当社素子を用いた新規圧力センサの組立ライン構築準備を進めました。
ヨーロッパにおいては、「高効率なセンサ製造技術獲得」を考慮したドイツ国内での半製品・製品の量産を開始しています。
この期間の開発成果として、以下の新製品他を発売し出荷を開始しました。
(デジタル舌圧計「NS81ver2」)
高齢化社会を迎え、加齢による口腔内の機能低下に対する診断・予防のため、当社ではデジタル舌圧計を販売しています。今般、市場要求である現行機の使い勝手をそのままに、更なる普及・拡販を目的にデザインを一新した新タイプ舌圧計NS81を開発し発売しました。
(半導体ガスライン用圧力センサ「ZT11 KOSHA防爆取得品」)
ZT11は半導体製造装置でのガスライン圧計測用に開発し、世界各国で採用頂いています。半導体製造装置では特殊ガスを扱う為、防爆機器の要求が強く、国際的な防爆規格IECExをベースに、既に台湾防爆(TS)、中国防爆(NEPSI)を取得し実績も積んできています。今後、更なる市場確保を目的に韓国防爆(KOSHA)認証取得を行いました。半導体の生産で注目を浴びる台湾・中国・韓国市場での更なる拡販を進めていきます。
(サニタリー用途圧力センサ「SU7x」絶対圧レンジ)
食品・医薬・化粧品用途のSU75圧力センサは、汚染リスクのない 安心・安全な乾式計測で新たな市場を創出しています。特に測定温度の低い乳製品等では、乾式計測による結露の問題があり、これらを解決するために絶対圧センサの市場投入を行いました。SU75の強みである低圧計測を生かしたタンクレベル計測への拡充も進めます。
(薬液用途 サファイヤ接液仕様圧センサ「KL90」)
薬液計測の圧力用途では、接液部材質によって計測できる薬種が限定されていました。これを解決させるためダイアフラム材質をサファイヤとすることで、幅広い薬種に適用できる圧力センサを開発・製品化しました。
薬液供給設備のみならず、工場バックヤードでの使用用途への拡販も進めます。
(新型 本質安全防爆構造圧力センサ「EJ15,95」)
国際的な防爆規格IECExを取得し、今後、世界各国で期待される水素社会に貢献できる製品の投入を行いました。燃料電池自動車用水素充填装置をはじめとする水素貯蔵関連機器の用途として、高圧水素計測に対応した高性能で安全性を確保した本質安全防爆構造圧力センサを開発・製品化しました。
(ワイヤレス式圧力計「BR12」)
工場設備の日常点検などへの用途として,機械式圧力計に圧力センサとBluetoothⓇ通信モジュールを内蔵して圧力値をiPadで監視できる圧力計を開発して発売しました。
(「ER63」「ER90」を用いたワイヤレス微差圧監視システム)
工場のIoT化に対応する製品とすべく、クリーンルームの室圧監視、フィルタの目詰まり等の監視用として LPWA(通信距離が長く、低消費電力の920MHz帯特定小電力無線)を搭載したワイヤレス微差圧監視システムを開発・製品化しました。
最大200台の一括遠隔監視が可能で、医療施設における病室の陽圧または陰圧監視用としての利用も見込まれており、一般工業用途のみならず様々な分野への拡販も進めます。
(バッテリーレス圧力センサ「ER31」)
巡回監視の効率的な圧力計測用として、ワイヤレスで通信と給電を同時に行うRFID(NFC)を採用し、スマートフォンをタッチするだけで計測可能な電池交換不要のバッテリーレス圧力センサを開発・製品化しました。
(スマートセンサ「ER15」)
橋脚基礎の洗堀状態や傾きを常時監視することで安全管理指標を出力するセンサシステムを製品化しました。
このシステムはエッジコンピューティング端末側とクラウドサーバーにより構成されて、電源(太陽電池)、通信機能、データ保存機能などを一体化させた完全自立構成として、災害時にも確実に機能する堅牢性を備えています。
(ピロー包装全数漏れ検査装置「MSQ-2000」)
医薬品・食品などの防湿性を高めるためのピロー包装の全数漏れ検査装置を、大手製薬メーカーと協力して開発しました。
本装置発売により、ピロー包装の定量的で再現性のある全数検査が出来るようになりました。
(包装容器リークテスト装置 「MSP-0102」)
医薬包装におけるボトル、バイアル瓶、目薬、プレフィルドシリンジなどの包装容器用として開発した漏れ検査装置を発売しました。
(新型圧力トランスミッタ「E2G」/海外実施)
圧力レンジの拡大、コストダウン、使用温度の拡大を目的として、当社製センサ素子を利用した圧力センサの共通プラットフォームを開発し、一般産業用として新型圧力トランスミッタを発売しました。磁石を使ったゼロ/スパン調整機能を採用し、防水性を高めています。今後、本質安全、耐圧防爆を追加した仕様のリリースを予定し、デジタル表示、スイッチなどの機能を順次追加していきます。
(極低温用EN圧力計「T65」/海外実施)
油田/ガス田で求められる極低温で動作する圧力計を開発しました。現場では、冬季夜間に-40℃以下となるため、-70℃まで動作する仕様とし、ヨーロッパの圧力計規格EN837-1にも準拠している直径100mmと160mmを発売しました。
(高圧用EN圧力計「T65」/海外実施)
欧州中東アフリカ/アジア太平洋地区で求められるメトリックサイズの高圧用圧力計を開発しました。直径100mmと160mm のサイズで最大圧力は60,000 psi もしくは 400MPaです。ヨーロッパの圧力計規格EN837-1、ドイツのDIN 16001高圧用圧力計規格にも対応しています。
(リタード圧力計「T55」/海外実施)
石油/ガス市場において、過大圧力が発生する用途では、圧力計の故障を防ぐために高価な対策が盛り込まれてきました。本製品では圧力計内部でブルドン管の大きな動きを機械的に抑制する機構を取り付けて、過大圧に耐える圧力計としました。ヨーロッパの圧力計規格EN837-1に準拠した直径100mmとφ160mm のサイズを発売しました。
このような研究開発活動を進める一方、現製品の改良・改善業務に技術要員を割り当て、既存製品に対するユーザーからの要求に対応して、性能向上とコストの改良改善を進めております。
当社グループは以上のような開発体制を形成しており、生産技術を含む全技術スタッフは246名、全従業員の10.9%となっております。
当社の研究開発及び新規技術開発を伴う製品開発は開発センターと技術本部(技術一部 応用開発課)が担当し、新型圧力センサ素子、各種産業向圧力センサとその応用製品、圧力計、システム製品などの製品開発は、技術本部内の各部門(4部門)が担当しました。また、車載用圧力センサ開発は車載センサ技術部が担当しました。
子会社においては、圧力計、圧力センサ、圧力制御機器、計測制御機器の研究開発活動を推進しました。
当社グループにおける研究開発、技術スタッフは210名(内、子会社88名)で、当連結会計年度の研究開発費は1,335百万円となりました。
圧力計、圧力センサに続く第3の柱とする「新たな事業領域の拡大」として、
高付加価値サービスや、代替え困難な計測システムの提供を目標に、モニタリングシステムの実用化および極限環境での計測を可能とする計測システムの開発を進めてきました。モニタリング用途では、既に鉄道橋で設置実績があるスマートセンサを国道橋用に適応させ、国土交通省が主管するモニタリングシステムへの適応を受けました。船体構造モニタリング用途では、特殊船舶への適応研究で実用化に向けた調査・実証試験を進めました。また、極限環境計測用途では、水俣条約など非水銀化が市場趨勢となる中、水銀を全く使用しない光学式溶融樹脂圧力センサの開発を推進しました。
「既存事業の競争力拡大施策」として、
新型圧力センサ、圧力計に関する研究において、市場のニーズや成長分野の予測を基に、ロードマップを明確にして数種類のセンサ素子や通信方法の開発を推進しました。この内、高精度(高安定)ステンレス基板型薄膜センサ素子は実用化に目途をつけ、生産設備を準備する段階に至りました。
さらに、この応用製品として、社内製センサ素子を搭載した新型圧力トランスミッタを開発しました。今後、この圧力トランスミッタは一般産業用の主力製品としてファミリー化開発を推進します。
また、IoT(internet of things)を考慮したワイヤレス型圧力センサ・圧力計について市場調査を進めた上で複数の製品を開発しました。今後は顧客ニーズの更なる探索を進めて、機種拡充やシステム化開発を図っていきます。
産業計測分野では、食品、薬品、化粧品用途向けとして 圧力センサの仕様拡充(絶対圧力レンジ追加、耐薬液性の向上)を進め、圧力計測機器専業メーカーの強みを活かした製品ラインナップを充実させました。
また、将来を見据えて水素利用に係るセンサ応用製品、汎用機械用途の応用製品開発を推進しました。
並行して、半導体産業向け小型圧力トランスミッタの改良開発、仕様拡充を推進しました。
海外の石油・ガス田 用途では低温環境や過大圧力に耐える特殊圧力計の開発を進め、製品化しました。
この他、今後有望なロボット産業を視野にいれた開発として、回転、温度、トルクなどの状態量を計測できる新型センサの基礎開発を推進しました。
車載用途では、関係子会社と協業してトランスミッション用圧力センサの開発・改良を推進しました。
また、車載用途の数量拡大を目指して、自動車用大手電装メーカーと共同でガソリンエンジン用新型圧力センサの開発・量産化検討を推進しました。
建設機械用途では、当社独自の部品締結技術と製造技術による圧力センサの開発を推進し、関係子会社にも技術展開を図りました。
計測制御機器分野では、新型コロナウィルス対策に有用な殺菌装置用 深紫外線LED(UV-LED)の検査装置開発と水晶振動子の小型化(0.8mm×0.6mm)に対応した新たな漏れ検査装置の開発を推進しました。また、医薬包装用途として検査装置の開発・製品化を進めると共に、業界団体・学会・製薬会社等への技術PR、漏れの解析(理論式導出・実験)を致しました。
グローバル戦略の強化として、
圧力センサの地産地消を促進させるため、当社製センサ素子を利用した米国でのニーズを考慮した(多品種・少量を実現できる)新規圧力センサの開発を進めました。
また、中国の関係会社においても当社素子を用いた新規圧力センサの組立ライン構築準備を進めました。
ヨーロッパにおいては、「高効率なセンサ製造技術獲得」を考慮したドイツ国内での半製品・製品の量産を開始しています。
この期間の開発成果として、以下の新製品他を発売し出荷を開始しました。
(デジタル舌圧計「NS81ver2」)
高齢化社会を迎え、加齢による口腔内の機能低下に対する診断・予防のため、当社ではデジタル舌圧計を販売しています。今般、市場要求である現行機の使い勝手をそのままに、更なる普及・拡販を目的にデザインを一新した新タイプ舌圧計NS81を開発し発売しました。
(半導体ガスライン用圧力センサ「ZT11 KOSHA防爆取得品」)
ZT11は半導体製造装置でのガスライン圧計測用に開発し、世界各国で採用頂いています。半導体製造装置では特殊ガスを扱う為、防爆機器の要求が強く、国際的な防爆規格IECExをベースに、既に台湾防爆(TS)、中国防爆(NEPSI)を取得し実績も積んできています。今後、更なる市場確保を目的に韓国防爆(KOSHA)認証取得を行いました。半導体の生産で注目を浴びる台湾・中国・韓国市場での更なる拡販を進めていきます。
(サニタリー用途圧力センサ「SU7x」絶対圧レンジ)
食品・医薬・化粧品用途のSU75圧力センサは、汚染リスクのない 安心・安全な乾式計測で新たな市場を創出しています。特に測定温度の低い乳製品等では、乾式計測による結露の問題があり、これらを解決するために絶対圧センサの市場投入を行いました。SU75の強みである低圧計測を生かしたタンクレベル計測への拡充も進めます。
(薬液用途 サファイヤ接液仕様圧センサ「KL90」)
薬液計測の圧力用途では、接液部材質によって計測できる薬種が限定されていました。これを解決させるためダイアフラム材質をサファイヤとすることで、幅広い薬種に適用できる圧力センサを開発・製品化しました。
薬液供給設備のみならず、工場バックヤードでの使用用途への拡販も進めます。
(新型 本質安全防爆構造圧力センサ「EJ15,95」)
国際的な防爆規格IECExを取得し、今後、世界各国で期待される水素社会に貢献できる製品の投入を行いました。燃料電池自動車用水素充填装置をはじめとする水素貯蔵関連機器の用途として、高圧水素計測に対応した高性能で安全性を確保した本質安全防爆構造圧力センサを開発・製品化しました。
(ワイヤレス式圧力計「BR12」)
工場設備の日常点検などへの用途として,機械式圧力計に圧力センサとBluetoothⓇ通信モジュールを内蔵して圧力値をiPadで監視できる圧力計を開発して発売しました。
(「ER63」「ER90」を用いたワイヤレス微差圧監視システム)
工場のIoT化に対応する製品とすべく、クリーンルームの室圧監視、フィルタの目詰まり等の監視用として LPWA(通信距離が長く、低消費電力の920MHz帯特定小電力無線)を搭載したワイヤレス微差圧監視システムを開発・製品化しました。
最大200台の一括遠隔監視が可能で、医療施設における病室の陽圧または陰圧監視用としての利用も見込まれており、一般工業用途のみならず様々な分野への拡販も進めます。
(バッテリーレス圧力センサ「ER31」)
巡回監視の効率的な圧力計測用として、ワイヤレスで通信と給電を同時に行うRFID(NFC)を採用し、スマートフォンをタッチするだけで計測可能な電池交換不要のバッテリーレス圧力センサを開発・製品化しました。
(スマートセンサ「ER15」)
橋脚基礎の洗堀状態や傾きを常時監視することで安全管理指標を出力するセンサシステムを製品化しました。
このシステムはエッジコンピューティング端末側とクラウドサーバーにより構成されて、電源(太陽電池)、通信機能、データ保存機能などを一体化させた完全自立構成として、災害時にも確実に機能する堅牢性を備えています。
(ピロー包装全数漏れ検査装置「MSQ-2000」)
医薬品・食品などの防湿性を高めるためのピロー包装の全数漏れ検査装置を、大手製薬メーカーと協力して開発しました。
本装置発売により、ピロー包装の定量的で再現性のある全数検査が出来るようになりました。
(包装容器リークテスト装置 「MSP-0102」)
医薬包装におけるボトル、バイアル瓶、目薬、プレフィルドシリンジなどの包装容器用として開発した漏れ検査装置を発売しました。
(新型圧力トランスミッタ「E2G」/海外実施)
圧力レンジの拡大、コストダウン、使用温度の拡大を目的として、当社製センサ素子を利用した圧力センサの共通プラットフォームを開発し、一般産業用として新型圧力トランスミッタを発売しました。磁石を使ったゼロ/スパン調整機能を採用し、防水性を高めています。今後、本質安全、耐圧防爆を追加した仕様のリリースを予定し、デジタル表示、スイッチなどの機能を順次追加していきます。
(極低温用EN圧力計「T65」/海外実施)
油田/ガス田で求められる極低温で動作する圧力計を開発しました。現場では、冬季夜間に-40℃以下となるため、-70℃まで動作する仕様とし、ヨーロッパの圧力計規格EN837-1にも準拠している直径100mmと160mmを発売しました。
(高圧用EN圧力計「T65」/海外実施)
欧州中東アフリカ/アジア太平洋地区で求められるメトリックサイズの高圧用圧力計を開発しました。直径100mmと160mm のサイズで最大圧力は60,000 psi もしくは 400MPaです。ヨーロッパの圧力計規格EN837-1、ドイツのDIN 16001高圧用圧力計規格にも対応しています。
(リタード圧力計「T55」/海外実施)
石油/ガス市場において、過大圧力が発生する用途では、圧力計の故障を防ぐために高価な対策が盛り込まれてきました。本製品では圧力計内部でブルドン管の大きな動きを機械的に抑制する機構を取り付けて、過大圧に耐える圧力計としました。ヨーロッパの圧力計規格EN837-1に準拠した直径100mmとφ160mm のサイズを発売しました。
このような研究開発活動を進める一方、現製品の改良・改善業務に技術要員を割り当て、既存製品に対するユーザーからの要求に対応して、性能向上とコストの改良改善を進めております。
当社グループは以上のような開発体制を形成しており、生産技術を含む全技術スタッフは246名、全従業員の10.9%となっております。
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02329] S100J3MN)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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